tomnakaiさんのマイ★ベストレストラン 2011

tomnakaiの徒然食べ歩き

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

うなぎ亭 友栄 (風祭、入生田 / うなぎ、日本料理、すっぽん)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2011/02訪問 2011/11/15

今年のうなぎはここで始まりここで終わる。絶品うなぎを堪能! @ 友栄

9か月ぶりの再訪

箱根に続く風祭の山々は紅葉のピークに近づいているようだ。地形か距離なのかはわかないが、塩害の被害は少なそうだ。
相方と一緒にこの「友栄」に来たのは2月のまだ寒い時期であった。
その時の鮮烈なインパクトが忘れえずに再訪。予約なしで開店の一番乗りを画策してやって来た。

本日は、上うな重(肝吸い、お新香つき)¥2,835と青うなぎ割きたてのきも¥1,050を注文。

うなぎときも焼き・・・。何も言うことがありません。下記の前回レビューをそのまま、復唱するだけです。「絶品」
やはり、自分のうなぎのイメージをひっくり返したことを再確認できた。今年のNo.1は決まったな・・・ありがとうございました。ごちそうさま。
※写真もついでに更新
_____________________________

(2011年2月13日) 「絶妙!とろけるうなぎ@友栄 」

関東で小雪が舞った昨日とうって変わり、小春日和となったこの日、箱根登山電車の風祭に降りた。
目的はうなぎの「友栄」。風祭駅に隣接したかまぼこの「鈴廣」をぬけて1号線沿いに5分も歩くと、(う)小田原友栄の看板が見えてくる。
朝の10時過ぎだというのに、お店の前の駐車場は満車。開店を待っているようだ。昨日に予約を入れたが、「すでに開店から予約で埋まっている」「店内で受付をしてもらって待っていただくしかない」とのことだった。相当の繁盛店のようだ。

11時前に表玄関が開き、紫の暖簾がかかった。早速、店内に入り名前と携帯番号を告げて、近くのレストランで待機した。レストランでは友栄のパンフレットをながめ、料理長のこだわりを認識させてもらった。運よく、30分程度で店内に通され、玄関に近い和室で窓側に席を取ってもらった。和室の脇には水槽があって「大きなうなぎが泳いでいるのかな」と思ったら、稚魚であった。ウナギの稚魚を見ること自体がなかったので少し驚いた。

本日はコースを願いした。

○五種盛り:
わかさぎの甘露煮、なまこの辛み和え、真鯛と雲丹の和え物、イワナの魚卵、金柑の甘煮、川海老、自然薯といくら
 ※と、説明を受けたように記憶したが、うなぎのコースでこのようにきれいな五種盛りに面食らって、内容が定かじゃない(申し訳ありません)
○茶わん蒸し:
濃い黄色の茶わん蒸し。この後わかったのだが、使用されている玉子が特別なようだ。さすがにメッカだけに魚の風味がしっかりした蒲鉾。全体としては上品な薄味だけに具素材の良さが目立つ。
○うなぎのきも:
「これはなんでしょうか?こんなの食ったことがない!」と言ってしまった。なにせ、きもが大きい。まったりしていてフォアグラのようだ。それに、この濃い黄色の卵黄。箸を入れるとゆっくりながれる濃度。うなぎのきもをこのクリームチーズのような卵黄につけて食べる。この一品でわざわざこのお店に来て良かったこと、待ったのが報われる美味さだ。
○うな重:
いよいよ、メインディッシュ。肝吸いとお新香がついている。うなぎがデカい!分厚い!
うなぎを食べる。「これはなんでしょうか?こんなの食ったことがない!」とまた、言ってしまった。本当に食ったことない!なにせ、口の中でうなぎがとろけていく!?いろんなところでいろんなうなぎを食べたけど、とろけるうなぎがあったことを初めて知った。
○デザート:
ピーナッツで作った豆腐に黒糖蜜をかけたもの。弾力性があってほのかな甘さが優しかった。

素晴らしかったです。献立からそれぞれの料理まで堪能しました。文句なしに今年の最良店でありました。
お店の皆様にも心温まるおもてなしを受けて感謝しております。「ごちそうさまでした」

大切な人をおもてなしをするのに最良のお店ですね。

  • 友栄●うな重
  • 友栄●うな重・拡大
  • 友栄●5種盛り

もっと見る

2位

中国旬菜 茶馬燕 (藤沢、石上 / 中華料理、汁なし担々麺)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2011/08訪問 2011/08/05

茶馬燕席をいただきました @ 中国旬 菜茶馬燕

本日はコースの「茶馬燕席」をいただきました。(再訪)

・五彩毎位盆  季節の五種前菜
・例湯  本日のスープ
・小龍包
・清炒対蝦  天然エビの天塩炒め
・糖醋太湖猪  ”幻の豚”太鼓豚の黒酢酢豚
・遊換口  お口直し(ゴーヤジュース)
・水煮魚  本日の白身の山椒オイル煮
・坦坦湯麺  坦々麺
・精美甜點  本日のデザート

茶馬燕は、
地場の旬の食材を使用して、少量で多様な料理を丹念に仕上げたものばかり。秀逸の中華料理


(2011年3月11日)
藤沢の茶馬燕にてスペシャルオーダー。
実のところ、知人と予約を入れコースをいただく予定であったが、知人の都合が悪くなり、挨拶を兼ねて一人で訪問した。
この日は、時間に余裕が無くなった為、単品アラカルトをお願いする。メニューを見ながらあれこれ考えようとしたが、時間が無かったことから、無理を承知でこんなお願いをした。
「すみません。飲み物は、ジンジャースプリントミント(ノンアルコール)。前菜を何点か少しづつと、本日の中からおすすめを。あと、ごはんをお願いします」と。
失礼なおまかせ(丸投げ)注文だ。
カウンターに席をとり、料理を待つ。カウンターの目の前には、酒の容器らしきものがズラリと並べられている。
よく見ると、「白酒(ぱいちゅう)」と書かれている。容器の形や材質が様々な中国の酒がこれだけ揃うと圧巻だ。さながら、白酒の専門店の様相だ。驚くのは、これらのコレクションは、馴染み客のお一人のものと言う。そのお客さんも凄いが、客のニーズでこれ程の白酒を集めてくるこのお店のネットワークも凄い‼

さて、料理が順次、出されて来た。
◯ 前菜は、三品で、棒々鶏と白菜の甘酢漬けに磯ツブ貝の煮物。
◯ 主菜は、相模湾のウマヅラハギの甘酢あんかけ。
ウマヅラハギはセロリ、ピーマン、とうがらしに加え、ごはんのおかずに食が進むようにと、漬物も入っているとのことであった。
限られた時間の中で、からだを温め栄養のあるものと考えていただいた気遣いがうれしかった。『気持ちは見えないけど、気遣いは料理となって見えた』
非礼をお詫びし、次回必ず来ることを告げると、店主がわざわざ、厨房から出て来て女将さんと一緒に見送ってくれた。

  • 茶馬燕・季節の五種前菜
  • 天然エビの天塩炒め
  • 茶馬燕・小龍包

もっと見る

3位

ザ・フジヤ (宮ノ下、小涌谷、彫刻の森 / レストラン、フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2011/04訪問 2013/05/15

こころ温まるおもてなし @ 富士屋ホテル

仕事仲間と箱根宮下の富士屋ホテルに行った。
箱根の新緑と山麓に点在する山桜を背景にした富士屋ホテルは、本館竣工120周年である。
日本屈指のクラシックリゾートホテルは、ものの見事に日本の四季に抱かれ、今でも輝き続けている。
この日も六組の挙式があり、たくさんの来客でにぎわっている。

食事はメインダイニングルーム(ザ・フジヤ)で。
本日は、「富士屋ホテル本館竣工120周年記念ランチ・Excellent」をいただいた。

○ 箱根西麓野菜と富士山の湧水で育ったトラウトサーモンのスモーク

○ コンソメ

○ 牛胸肉の煮込み代々受け継がれてきたデミグラスソース

○ 開業当時から変わらぬ味の富士屋伝統のカレーライス

○ 皇族の方々に愛されたチョコレートナッツサンデー

○ 富士屋ホテル自慢のホームメイドパン

○ コーヒー

たくさんの人々に愛されコメントを寄せているコンソメやカレーライス、ホームメイドパンをはじめ、すべてを堪能させてもらった。

このホテルが歴史と伝統に彩られ、日本の美しい自然と調和した建築美はもちろんのこと、レストランからホテルのいたるところでのホスピタリティの質の高さには感歎であった。

また、このツアーを企画してくれた親愛なる仲間にも感謝したい。「素晴らしかったです」

  • 富士屋ホテル
  • 富士屋ホテル・Taittinger
  • 富士屋ホテル・箱根西麓野菜と富士山の湧水で育ったトラウトサーモンのスモーク

もっと見る

4位

焼肉 多牛 駅南店 (博多、東比恵 / 焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/07訪問 2011/07/21

博多のすき焼きは壱岐牛と佐賀牛が美味い! @ 焼き肉多牛

タクシーで焼き肉の多牛(たぎゅう)に乗り付けた。台風の影響も残っているのか小雨模様の中、入口の前では傘をさした待ち客が並んでいる。前日に、すき焼きを予約をしていてよかった。この店は1階が焼き肉、2階がすき焼きとなっている。1階の焼き肉の予約は出来ないので、焼き肉狙いは並ぶのを覚悟しないといけない。
2階に案内されるが、ここでも店内に待ち客が並んでいる。相当の人気店だ。

国産黒毛和牛のすき焼き¥2079を予約していた。
すでに、すき焼きの鉄鍋や野菜が用意されており、追って、肉が運ばれてきた。きれいな霜降りの肉で、壱岐牛の肩ロースと佐賀牛でA4級とのことだ。
「まずは壱岐牛から召し上がっていただきます。壱岐生まれの壱岐育ちです。」
熱せられた鉄鍋に脂身をのばしていき、その後、割り下が注がれた。
「ここのすき焼きは関東風なんですねえ」
「いいえ、多牛風です」
この多牛風の意味は、後になってわかった。

壱岐牛の肉を丁寧に一枚ずつ焼いていく。
「焼き加減はどうなさいますか?」
「レアでお願いします」
ほんのりと色が変わってきたものを、溶き卵に入れて食う。
言葉が出ないほど幸せを感じるうまさ。肉汁は甘く肉は半分とろけるくらいやわらかい。
この、一枚のうまさの余韻が残るうちに、野菜が種類ごとに鍋に入れられる。しいたけ、えのき、春菊、ネギ、焼き豆腐、糸こんにゃく、白菜、玉ねぎ、人参にごぼうが入る。ごぼうが入るのが博多ぽいが、そもそも、牛肉とごぼうの相性はばっちりだ。
野菜をてんこ盛りに並べ終えると、この上から、壱岐牛の大きな肉で覆いかぶせていく。
「この状態で、野菜を蒸し焼きにしていきます。お肉は、野菜に火が通ってきますと色が変ってきますので、召し上がってください」
『これが、多牛風なんだ』と理解。
この肉も美味い。直接鍋で焼かれていない分、柔らかさが強調されているみたいだ。
肉汁がしみ込んだ野菜も美味い。ごはんがグングン進む。
野菜を全部上げた後、さらにもう一度、佐賀牛を焼いていく。
2種類の肉を、焼いて蒸してまた焼く、これが多牛のパフォーマンスであった。

飲み物や、一品もの数品を注文し、¥3000/1名であった。
満足満腹。ひさしぶりにすき焼きを堪能した。予約必須のお店である。

  • 多牛・看板
  • 多牛・鉄板で脂を溶かす
  • 多牛・壱岐牛肩ロース

もっと見る

5位

丸五 (秋葉原、御茶ノ水、新御茶ノ水 / とんかつ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/08訪問 2011/08/04

評判通り!秋葉原のとんかつ @ 丸五(まるご)

店内は静かだ。カウンターの向こうで、黙々と仕込みをやっている匠達。

◯ 特ロースかつ¥1750とセットメニュー(ご飯、赤だし、新香)¥400を注文。

しばし、静寂な店内で出来上がりを待つ。頭上では振り子時計がカチカチと時を刻んでいる。見上げると、相当、年代物だ。よく見ると、金色の紋様と丸五の文字。いったい、いつからこの店はあるのだろうか、いつからこの時計はこの場所で時を刻んでいるのだろうか・・・。
赤だしに続き、お新香、メインの特ロース、ごはんにドレッシングが出され、カウンターのソースの容器の蓋を外して用意してくれた。

ロースの一切れを90度回転させて切り口を見た。分厚い。2cmは超えているな。限りなく白に近い薄桜色。ロースといっても脂が滲み出ているということではなかった。
「これが東京一と誉高い、かの特ロースか・・・」初対面の印象。
それに、ミル容器に入った岩塩をカリカリとふりかけて口に入れた。
「おっと・・・!」
柔らかさは当たり前なのだろうが、きめ細かな肉の繊維とその中に甘い脂が隠れていた。肉と脂でなく、渾然一体といったらいいんだろうか。これは今までにない食感だな。
この後、いつも通り、ソースをかけて食べたが、反省しきり。それはそれで美味かったが、あの岩塩カリカリ、パラパラとの相性までではなかった。

これ、ひっとしたら、日本酒の冷酒に合いそう。今度、試してみよう。特ロース&岩塩&冷酒。

(追記)
席に着くとおいしい日本茶を出してくれます。食べ終わるとすかさず、おいしいジャスミン茶を出してくれました。これには、(^J^)です。

  • 丸五・外観
  • 丸五・メニュー
  • 丸五・古時計~現役で動いています

もっと見る

6位

さきと (赤坂、天神、西鉄福岡(天神) / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2011/07訪問 2011/07/26

ものすごい酒に魚の種類! クジラがうまい! こりゃすごい! @ さきと

つき出しに手作りポテトコロッケが出て来た。これがうまい。ほっくり薄味で、普通、居酒屋では出ない家庭的な味。こういうのは好きだ。

さて、店内はすごいことになっている。細長いL字のカウンターの前にはずらりと、焼酎、日本酒にワインまでが品揃え。圧倒的な数だ。その数以上に多いのがお品書きの張り紙の数。和紙に綺麗に書かれたお品書き。書きも書いたり、貼りも貼ったり・・・。よくもこれだけ、酒飲みのあてを品揃えしたり。  目移りがする。

この店ながら、他ではありまり食べれないものを中心に選ぶ。

◯ 鯨刺身八品盛り合わせ・・・赤身、ベーコン、さえずり、胃袋、まめ、心臓、百ひろ、うね
  牛でいうところの赤身とホルモンだ。脂の旨みが濃厚だ。今まで食ったのは、赤身、ベーコン、オバケくらい。クジラにこんな食材の存在さえ知らなかった。余すことなく大切に食べる日本人の食材だな。この八品盛りとは別に、オバイケ(尾羽雪・九州の呼び名?)」と呼ぶ尻尾(尾羽)の皮を薄くスライスして燻製状にしたものを出してくれた。これも、脂が甘く濃厚、尾羽の硬さと脂身の柔らかさが入交った食感もいい。

◯ 魚盛り合わせ(大)・・・クエ、中とろ、天然鯛、地だこ、新サンマ、サバ、スズキ
  あれこれ考えず、盛り合わせはこの日の仕入れのベストなものを見繕ってくれるので安心だ。新鮮であることは当たり前だが、地のもの、天然ものの歯ごたえが違うな。こんな質の高いものを食うと、酒がすすむ。

◯ 萬膳(まんぜん)黒
◯ 園乃露35℃

このほか、一品もの数品を注文して、@5,000円未満/一人であった。このお店も当然、BMですね。

  • さきと・入口
  • きさと・これが名物クジラの盛り合わせ
  • きさと・まずはビール

もっと見る

7位

水たき 長野 (中洲川端、呉服町、天神 / 水炊き、郷土料理、鳥料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/05訪問 2011/05/26

やはり美味しくお値打ちの水炊き @ 博多「水たき 長野(ながの)」

「運転手さん、水炊きの長野に行ってください」とタクシーに乗り込んだ。
「お客さん、長野には予約入れていますか?」
「入れていませんが、この時間だったら大丈夫でしょう?」と時計を見ると6時15分。
「どうだかねえ。結構、長野は混んでいますよ」と言う運転手の気遣いに、少々、不安にもなるが、長野に到着。

何度か来たことがあったが、ずいぶんと久しぶりである。『こんなきれいなお店だったかなぁ・・・』
木戸を開けると、受付カウンターだ。
「予約をしていませんが、大丈夫ですか?」
受付の女史は、予約表を確認しながら、「大丈夫です。奥の座敷が空いています。お客様は、骨付き鶏の水たきにされますか?それともつみれのスープ炊きにされますか?半々でも出来ますよ」と。
「それでは半々でお願いします」

竹の囲いの中に多数の花がいけられた中庭を横目に、奥の座敷に通された。この時点で座敷の半数は客で埋まっている。
なんと、7時には満席であった。

席で飲み物を注文しながら、メニューに目を通した。

◆水たき、スープ炊き 各2,500円
◇手羽煮込み、から揚げ、スモークチキン  各400円

ご飯やおじやを別にすると、メニューはこれだけ。「これだけのメニュー」で「これだけの客を呼べる」お店ということだ。
白濁スープが入った鍋が運ばれて、火がつけられる。
「出来上がりまですべてやりますので、少しお待ちください」と我々のテーブルを担当のおかあさんがおっしゃる。そして、出汁の酢醤油をおわんに注ぎ、「薬味はねぎともみじがありますので、お好みでどうぞ」
スープがぐつぐつしだすと、白濁系アツアツのスープを円筒形のおちょこのような器に入れて勧めてくれる。このスープが、じっくり鶏を煮込んであり、エキスが濃厚、滋味深く美味しい。
そうこうするうちに、骨付き肉も煮込み上がる。
鶏肉はぷりぷりで、骨から肉を外す時に、出汁と鶏肉と骨の髄の旨みが混在になるようだ。やはり、博多の水たきはこの瞬間が最もおいしく感じる。
この後が、スープ炊きで、これもお店の方が出来上がりまでフォローしてくれる。このスープ炊きは、楕円形に平たく伸ばされた鶏のミンチを、ミニボール状に小分けて押し出しながら鍋に入れていく。このつみれに鶏のレバーと砂肝がついている。
これも、骨付き鶏肉と違った風合いとなり美味い。
さらにこの後、キャベツに長葱、菊菜、しらたき、麩に豆腐が入る。これはあまり煮込まずに、キャベツやネギがしゃきっとしている状態で食する。
当初は、『仕上げにおじやを注文しよう』と思っていたが、この時点で満腹。「おあいそ」とした。

これだけを食べ飲み、しめて一人当たり\3,250也。

雰囲気のいい店内で、目の前で鍋を作っていただいて、満足満腹である。「ひさしぶりに長野に来て良かったなあ」と、しみじみ・・・。

  • 水たき長野・雑炊
  • 水たき 長野・若鶏の水たき
  • 水たき 長野・水たきの薬味

もっと見る

8位

ダバ インディア (京橋、銀座一丁目、宝町 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2011/11訪問 2011/11/02

おしゃれで美味しい東京のカレー @ ダバインディア

東京の京橋駅の近くに、

南インド料理店のダバインディアがある。お昼時には、近くのオフィスパーソンで賑わっている。

★ランチメニュー
A.本日のカレー¥800
B.三色カレー¥1000
C.ランチミールス¥1200
D.ドーサランチ¥1200
本日のカレーは、
(辛)南インドのマトンカレー
(中辛)チキンひき肉と卵
(マイルド)トウガン・ブロッコリー・パニール

店内は、白と紫紺のコントラストで仕上げられており美しい。
むかし、インドの南端にあるマドラスというところに二度訪問したことがある。その街の中にスパイスマーケットと言う市場があり、赤、オレンジ、黄色、ワインといった暖色系の色が中心の野菜、果物、香辛料が山積みになって売られていたのを鮮明に覚えている。これらの色使いが、あのインド独特の民族衣装にも影響を与えているんだろうと思う。
それからすると、この店のマリンカラーはインド料理店では新鮮に映る。

もう一つ特徴的なのが、お店のスタッフの皆さんの連携が素晴らしい。回転の良い人気店だけに、空席は作れない。入口から、次の客の数が常に店内に伝えられ、ジグソーパズルを動かすように、テーブルが2〜6席に組み替えられる。周りの既存客に嫌がられることのないこの機動力は、さすが!スゴイと思う。

○三色カレーにし、ライス&揚げパンをチョイス。
本日のカレー三種類(辛、中辛、マイルド)が一度に楽しめる。揚げパンは、出来たてのあっち〜を持って来てくれるので、少し、間を置かないと触れない。
まずは、マイルドから、トウガン・ブロッコリー・パニールのカレー。香菜の香りが食欲を引き立てる。すごく美味い。
南インドのマトンカレーは肉の旨味が溶け込み濃厚で、後からジンワリと辛さが追って来る感じだ。この辺でやっと、揚げパンの出番。ちぎってはカレーにつけ・・・を繰り返す。
最後に、チキンひき肉と卵。一見、グリーンカレーのようだが、淡白であっさり目。はじめての感覚だ。

東京のど真ん中で、おしゃれな店でとっても美味しいカレーに感謝。

  • Dhaba India・外観
  • Dhaba India・三色カレー
  • Dhaba India・トウガン・ブロッコリー・パニール

もっと見る

9位

うどん 丸香 (神保町、新御茶ノ水、御茶ノ水 / うどん)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/05訪問 2011/05/30

人生初⁉二杯のうどん @ 神保町「丸香」

靖国通りは、昨日からの台風(途中から温帯低気圧に)からうって変わり、並木の緑が眩しい。
東京No.1との呼び声が高いうどんの丸香(まるか)にやって来た。

「今日は、美味いうどんをがっつり食おう!」

お店の前まで来ると、約25人の列!
大崎にあった六厘舎の長蛇の列はすごかったが、うどん店でこれだけ客が並ぶ店は初めての経験だ。
ただし、お店の皆さんの連携よろしく、すこぶる回転がいい。入口前までに注文をとり、すぐに厨房へ伝達される。
10分もせずに店内へ通され、席に着いて3分程で注文品が運ばれてくる。アイドルタイムがほとんど無いのである。

注文は、
◯ 肉うどん(温)¥650
◯ かけうどん(冷)¥380
◯ ちくわ¥150

席に着く前に、出す順番と組み合わせを聞かれる。
「に・に・肉うどんとちくわを先にお願いします。あとで、かけうどんをお願いします」
完全に、今日は二杯食うぞ!モードでテンションが上がってしまっていた。本当はうどんそのものを味わうためには、かけうどんを先行した方が良かったのかもしれない。

先ずは肉うどん。
出汁は憧れの薄口醤油で透けている。煮干しの風味も感じる。肉も甘く煮込まれているが、大阪よりも薄めだな。この肉、青ネギ、カツオ、おろし生姜のコンビネーションがすこぶる美味い。「これは東京ではなかなか会えないな・・・」
うどんの麺は、もっちりツルツル。程よい弾力。
高松では、街中、郊外、喫茶店までうどんが置かれている。訪問者はどこで食っても美味いと思っていたが、この丸香のうどんはそれらより美味いと思う。「これは東京ではなかなか会えないな・・・」

あとにもう一杯出てくることを忘れて、ぐいぐい、ずるずる食べる。出汁もずんずん飲める。
この店の回転が良いのは、店の段取りもあるが、客がうどんに箸をつけたら、無口となり一気に食べれる旨さそのものにもあるな。

ちくわ。これは日替わりで替わるそうだ。本日はねぎちく。これも美味い。
魚のすり身で出来ていることは分かるが、なんせ、ぷりっぷりで甘い。それにネギの風味が上乗せされたという感じだ。

時間差でかけうどん(冷)が出て来た時には、すでに肉うどん完食。
かけうどんは、うどんがぐるっと巻かれて、真ん中に青ネギが盛られている。シンプルなだけに美しさも感じる。
肉うどんが男だったら、かけうどんは女かもしれないな。

かけうどんの麺は、水でしめられてコシがある。麺も光っているし麺の外面は透けている。

温かな麺と冷たい麺の比較を楽しみながら、一気に2杯完食!うどんで2杯完食は記憶がない。
美味かった。また来ます。

  • 丸香暖簾はシンプル!「うどん」
  • 丸香・肉うどん&ちくわ
  • これが丸香のうどん・白く輝いています

もっと見る

10位

まるう商店 (高島町、新高島、横浜 / 居酒屋、海鮮、寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 2.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2012/02訪問 2012/02/25

同じような店が増えて来ましたが、やはり、どっさり盛りは群を抜きん出ている! @ まるう商店

(再訪2012年2月24日)
いつもの仲間と飲みに行く。
「今日は何処に行こうか」
「久しぶりにまるうに行くか」と、決めて東海道線で一路横浜へ。
三寒四温の雨前で寒さも緩んでいる。
「今日は給料日の金曜日だから、いっぱいだろうな。店外の席ぐらい空いているだろうか・・・」
店に着くとやはり満席だ。
馴染みのスタッフが出て来た。
「まいど。あそこの席は空いてるの?」
「ダメなんです。今、空いてる席は全部予約が入ってまして・・・すみません。席が空いたら電話しますよ」
他所の店で軽く飲んでいると、電話をくれた。すぐに、まるうに引き返して入店。
「どっさり盛り」
ここはこれが売りで、外すことが出来ない。地場の魚が11品盛られ¥1980。
「今日は何が入っているの?」
「え~っと、今日はですね・・・」
「ちょっと待って。何か紙に書いて。いつも覚えきれない ^^;」
馴染みのスタッフは紙切れにどっさり盛りをみながら、魚の名前を言いながらすらすら書いている。横から見ると、盛り付けのレイアウト通りに魚の名前を書いている。
「おっ、やるね、さすが !」(笑)
今日の魚は、
ホウボウ、カサゴ、
カンパチ、オナガ、マコガレイ、
サワラ、イサキ、ハマチ、メジナ、キンメ、メダイ
なかなか、ホウボウやカサゴの姿づくりは見れないね。
今日は二人なのでこのどっさり盛りだけで十分だ。これは四人ぐらいで食うのが適度だと思う。

今日もまるう商店でどっさり盛りに満足。よかったよかった (笑)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
(2011年11月18日)
「逸品料理を二倍三倍楽しむ @ 横浜漁酒場まるう商店」
半年ぶりの再訪。
店の外のテーブル席であっても、まだ苦にならないぐらいの気温。本日は仲間4名での飲み会。自分以外は初訪問なので僭越ながらオーダーの仕切りを担当。
「すみません。スズキの白子入っていますか?」
「お客さん、何で知っているんですか?今年初めて今日、入ったんです」
「そう~か~!それはラッキーだな。昨年のこの時期にいただいてね。すごく美味かったから、ずっと、覚えていたんだよ。じゃあ、まずはそれね。それから、今日の煮物のおすすめは?」
「カワハギあります」
「大きいの?」
「そんなに大きくはありません」
「じゃあ、だめだ。大きいのは?何がある?」
「じゃあ、どんこですね。きもがパンパンですよ」
「いいねぇ~。それお願い。あとごはんセットね。どっさり盛りは最後の一人が来てからお願いします」

○ スズキの白子の天ぷら  
タラの白子でなくスズキの白子なのだ。この店以外で食ったことがない。しかも期間限定。熱々の天ぷらに焙り塩と八角をを振りかけて食わすのだ。これが感激的に絶品!さっくり衣と八角の香りの後に間髪入れずに白子がミルクのように口の中に広がる。至福だ。

○ どんこ
これは冬の魚かなあ。濃いめの醤油出汁でじっくり煮込まれている。腹の方からきもがはちきれんばかりに膨らんでいる。皮の下の脂がゼラチン状態になって美味い。煮付けにベストマッチの魚だな。

○ ごはんセット 
何種類もの魚のアラと身を味噌仕立てに仕上げた汁だ。これもこの店では絶対にはずせない。これにテンコ盛りのごはんとお新香がついている。これだけでも幸せな気分になれる。

この、スズキの白子の天ぷらと、どんこの煮つけ、ごはんセットを使ってさらに美味しくする簡単な加工をやる。

ごはんの頂点にピンポン玉くらいの穴をあける。
そこに、どんこの身ときもを乗せ、煮汁を上から降りかける。あとは、一気にガツガツと野性的に食う。これが最高にうまい。これが美味い煮魚の“香港スタイル”の食べ方だ。くどいが・・・最高だ!

次に、スズキの白子の天ぷらをどんこの煮汁につけてから、またごはんに乗せる。スズキの白子の天丼の誕生だ!こんなのどこにもない!まさしく天の恵みか?

頑張ったかいがあったな。こうして仲間と楽しく美味しくメシが食べれることに感謝・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

(2010年12月22日)
「圧巻!さかなラッシュ!@横浜漁酒場まるう商店」

灯台もと暮らし。

横浜にこんな「さかなや」があったのを知らなかった。
横浜駅みなみ東口を高島町方面に、とぼとぼ歩いて5〜6分、根岸線沿いの横浜第一病院の近くに「まるう商店」がある。繁華街でなく、ビル、倉庫が立ち並ぶ中にぽつんとある。
ビニールカーテンの入口?を入ると、ぎっしりの客入り。お客さんの雰囲気に活気がある。一人客はまずおらず、みんな明るく楽しそうに会話している。客が元気な店は必ず良い店だ。

まず、おすすめの「どっさり盛り」。
これはすごい! 「不当表示」ならず「正当以上表示」。「お値段以上」ならず「お値打ち以上」。
どっさり盛りの内訳は、黒ムツ、メジナ、メバル、フツコ、ハマチ、金目鯛、カンパチ、目鯛、オコゼ、イナダ。10品盛り。
これらのネタが三浦、松輪から届くと言う。鮮度と量は上の写真でご確認あれ。

カワハギの煮付け。少々小ぶりだけれど身がしまってうまい。肝はとろとろふわふふわ、口の中でとけていく。

鱸(すずき)の白子揚げ。いままで食ったことがない。あつあつとろとろ、クリーミー。淡白なだけに実山椒と八角の入った焙り塩とよく合う。これは絶品!

それぞれを口にするたびに、「うまい」乱発連呼。

師走も半ばとなったが、いい店に出会った。何より、横浜にあることがうれしい。気の合う仲間との飲み会と宴会におすすめ。

  • まるう商店・どっさり盛り2012年2月24日
  • まるう商店・本日のどっさり盛りの魚を書いてもらった2012年2月24日
  • まるう商店・お通し

もっと見る

ページの先頭へ