この口コミは、エリザベートヴィッテルスヴァッハさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.5
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
期待通りの安心感と 予期せぬ驚き。心のこもった一夜の夢でした。
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カリフラワーのムース
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阿寒湖のザリガニ
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フォアグラ
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アユ
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牛肉ポアレ ムタールソース
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食後酒の数々
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2011/08/05 更新
ジュリアス・スージー様ご推薦の恵比寿「アラジン」。ついに行ってまいりました。
明治通りから少し入ったところにある静かなたたずまい。
地味な作りのインテリアですが、
さりげなく、ラリックの「バーカントー」が飾ってあったりして、趣味の良いしつらえ。
これは、ある程度教養が無くては価値がわからないだろうな。
ちょっと素朴な男の子の他はスタッフもなく、シェフもときどきお顔を出すというアットホームなムード。
スマートではないが、サービスは滞りなく、葡萄酒をそそぐタイミングも良し。
さて待ちに待ったディナーの開幕。久々にお会いする友人とのディナーなので、会話も楽しみたい・・。
①カリフラワーのムース
…若草色のソースも美しく、カリフラワーのねっちり感を良く生かした冷たい前菜。
毎日でも食べたい。マノワールダスタンのトマトジュレと同じくらい完成されてました。
なんと、隠し味はカレー。これは大正解。
②阿寒湖ザリガニ アメリケーヌソース
…安心安心。期待通りのお味。会話も弾みます。
③フォアグラ
…ソーテルヌとともにいただきました。
イチジクじゃなくて葡萄が添えられていました。
ますます会話も弾みます。
④アユ (料理の名前忘れました・・・。バルセロナ風?)
…これ、すごかったです。やられました。
キモの苦みをソースの一部にしてしまうとはー!
こんなギリギリな冒険を、さりげなーくやってしまうなんて・・・。
なんとまあ繊細な大胆さ。
下手すると、オーベルジュオーミラドーの「アジのすり身のスープ」の苦エグさに
なってしまうのに・・・。
アユの美しい白い身とソースの絡みも絶品。
会話は中断。しばしこの一皿に話題は集中しました。
ボルテージは最高潮!
⑤牛肉
…シンプルなグリルのムタールソース。
またまた安心なムードへ・・。
程よい良い酔い心地に会話もさらに弾みますね。
照明が程良く、渋い色のインテリアをつややかに光らせ、
アラフォー世代としても肌の疲れを気にせず美食と会話を楽しむことができます。
⑥食後酒
…フロマージュとともに、益々良い気持ち・・・。
いやはや、振り返ってみると、細かい計算が行きとどいたコースであることがよくわかります。
素材を変にこねまわすことなく、安心感と安定感のある最高水準の料理法で提供しつつ、
あっと驚くような仕掛けをするとは・・・。
華やかさに欠ける部分もありますが、やけにヘルシー過ぎて味気なかったり、
皿ごとに工夫しすぎてわけわからなくなったりする、今日ビ流行りのレストランより、
ずっと楽しめました。
冷たい前菜の隠し味のカレーで暑い日の倦怠感もふっとび頭もしゃっきり。
安心感のある前菜で会話に没頭。
で、途中驚きの料理で盛り上がり・・・。
会話を盛り上げてくれるために考え抜かれたコースなんでしょうかね。
戦前の日本郵船の豪華客船の一等食堂のディナーもかくやと思わせる安定感だが、
そう言ってしまうには、ほどよくモダンで、間違いなく21世紀の味覚・・・。
なんともチャーミングなレストランでした。