Y・Tパラディーソさんのマイ★ベストレストラン 2015

味のパラディーソ(楽園)を探す旅

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

山荘やまよし (上高地その他 / 料理旅館)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ~¥999

2015/08訪問 2015/08/11

人柄と誠意に感謝

大手の旅行宿泊予約サイトには登録していない民宿温泉旅館であっても、現地を歩き、一軒一軒訪ね
てみると、その地でコツコツと営業を続けておられる「いい宿」はあるものです。

ここが、その典型ではないかと実感できた機会がありました。

この夏、乗鞍高原一帯で若い衆とともに3泊4日のスケッチ合宿を行うにあたり、キャパシティと作
品講評会が可能な大広間を持っていること、スケッチエリアへのマイクロバス送迎が可能か、という
3条件に合致していたのが「山荘やまよし」さんだったのです。

比較的新しめの、清掃が行き届いた本館、露天を含めた白濁の硫黄泉、バスの侵入が可能な駐車場、
そして地元特有の郷土料理をあしらった食事。

接客してくれた宿のスタッフ=ご夫婦や家族が、柔和で誠実だったことが何よりも我々の活動をサポ
ートしてくれました。

初日の夕食の残し具合を見て、2日目には品数を増やし、最終3日目にはチーズフォンデュをメーン
に食べきれない程のおもてなしを受けました。

ほとんどの若い衆が、(好き嫌いを除いて)おかずを残さなかった事実だけを見てもわかります。

この宿は、決して高級旅館でもラグジュアリーホテルでもありません。

しかし、お客様を大切に思う≪もてなしの心≫に満ちていました。
若い衆の様々なアクシデント(体調不良や宿の設備を汚してしまったこと)にも、笑顔と余裕の表情で
対応してくださり、引率責任者として安心できたことは特筆に値します。

深夜に、溢れる温泉水の流れる音を聞きながら湯船に浸って星を見あげている時の至福感はプライスレス
に違いないのです。
宿泊価格を超える食事のクオリティも、リピートしたくなる要因でしょう。
個人としても、ここ乗鞍へ来るなら再度利用したいリーズナブルな宿です。

宿泊施設に、完璧な接客や設備の完成度、清潔感、十分なアメエニティ、トータルな高級感などを求める
方々には向きません。
が、宿泊者に心を込めたもてなしをしてくれるという観点を大切にする人には、きっと満足してもらえる
宿だろうと思います。

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2位

アニヴェルセルカフェ (みなとみらい、馬車道、桜木町 / カフェ、スイーツ、フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2015/05訪問 2015/05/26

デートで来いや;5月は居心地良すぎ

5月の土曜日の午後、みなとみらい小ホールにて、大輔とパラ子は合唱のコンサートを聴きに
行きました。
パラ子の母が所属する横浜市内のアマチュア合唱団が、数年ぶりに成果披露をやるというので、
若い夫婦は久しぶりにホールに応援に駆けつけたという訳です。

コンサートが終わった午後3時過ぎ、このまま帰るのも惜しいような気持ち良い風がふく晴れ
の日は、運河沿いに散歩しようと相成りました。

 大輔   「お母様達の合唱は素晴らしかったね。」
 パラ子  「うん、結構。根詰めて練習してたからね。それよかママ達の真っ赤なドレス!」
 大輔   「あー、ははは・・・。あれはあれで、ここ一番の晴れ姿ってことで・・・。」
 パラ子  「恥ずかしいやら、羨ましいやら。あの歳でもステージ映えするものね。」
 大輔   「でも歌はドラマティックな表現もできてたんじゃない。」
 パラ子  「伝えとく、ママきっと喜ぶわよ。」

今しがた、堪能したコンサートの感想など語り合ううちに、インターコンチを背に国際橋の下、
遊歩道が見えてきました。
意外にも少ない人影を眺めているうちに、運河沿いを歩きたくなり、どちらからともなく歩道
から階段を降りて煉瓦敷きに歩みを進めました。

 パラ子  「ここからの眺めって、何だか新鮮だワ。」
 大輔   「いいねぇ。」

観覧車をやり過ごすと、立派な洋館が現れます。
 パラ子  「ここって、アタシたちが最初に結婚式場の候補にしてたところだね。」
 大輔   「あぁ、でもベイエリアの『月』良かったじゃん。」
 パラ子  「パパの取引先の皆さんが来やすいようにって東京になっちゃったんだよね。」
 大輔   「おっ、カフェがある!」
 パラ子  「お茶しよっか?」
 大輔   「外の席がいいな。」

テラス席は、今さっき披露宴を終えて出て来た若者たちが、帰るのが名残惜しいいのか、二次
会待ちなのか、グループで喫茶しながら談笑しています。
カップルも何組か軽食やスウィーツを楽しんでいます。

車道から少し離れ、式場の建物がバックにあるここは、思いの外静かなのです。
フォーマルな衣装の、お兄さんが注文を訊きにきてくれました。

 大輔   「ちょっと小腹が空いたなぁ。」
 パラ子  「アタシはスイーツと紅茶がいい。」
 大輔   「今日のパスタは?」
 スタッフ 「しらすと茄子・トマトのアーリオオーリオですね。」
 大輔   「それ、いってみよう。あと、アップルタイザーね。」
 パラ子  「抹茶とチェリーのパンペルデュに、ダージリンをお願い。」
 スタッフ 「かしこまりました。」
 
 大輔   「ね、パンペルデュって何?」
 パラ子  「う~ん、何て言えばいいかな、写真見るとフレンチトーストにフルーツとか
       アイスとかソースがかかってたワ。美味しそうなんだもん。」
 大輔   「ふ~ん、フレンチトーストかぁ。流行ってるもんな。」

※注釈・・・失われたパンの意味=従って、時が経ち硬くなったパンを玉子と砂糖を絡めて
      フライパンやオーブンで加熱調理し、食べやすくしたおやつ的な食事。

さて、二人が座ったテラス席の目の前は遊歩道を挟んで運河と橋、右手にはランドマークや
クイーンズなどのビル群が見えます。
左手方向は、赤レンガ倉庫群と県庁を中心とした臨海地区の市街地や倉庫群が公園越しに見
えます。
横浜の眺めとしては「いかにも」なお洒落加減です。
そこに、爽やかな5月の風と薄い雲を通した柔らかな陽射しとくれば、絶好のデート日和に
3時のおやつタイムです。

 * しらすと茄子・水菜のアーリオオーリオ
     これは優秀な調理! 最初の一口から、美味しい。
     パスタは、アルデンテ(でも、芯なしで噛む食感は程よい硬さと弾力)
     塩加減は絶妙で、具のしらすとマッチしている。皮を剥かれた茄子は一口大にカット
     されて、一度茹でてその後ソースと一緒にソテーされ絡めていて、熱々。
     シンプルな塩味と思いきや、トマトの仄かな酸味としらすのコク・風味が味わいを
     豊かにしている。

 * アップルタイザー
     まあ、どこのマーケットにもある、炭酸リンゴジュースだけど爽やか。
     これを、通常はジュースグラスとか大き目のタンブラーで出すのかと思ったら、この
     店はワイングラスで提供してくれる。

 * 抹茶とチェリーのパンペルデュ
     温かなフレンチトーストの上に冷たい抹茶アイスクリームと抹茶テイストのホイップ、
     煮詰めたチェリーとソースがかかっている。
     口に含むと、複雑に甘さと酸味と苦味が混じり合うが、違和感がないどころか非常に
     幸せな豊かさを感じる。
     ただし、若干カロリーが高そうな一品ではある。

 * ダージリン
     美味しい。

 大輔   「このパスタ、めっちゃ旨い!」
 パラ子  「どれ。」
 大輔   「一口あげる。」
 パラ子  「・・・モグモグ。いいワァ、凄くいい。好きな味。」
 大輔   「イタリアンとしても上出来じゃない?・・・おや、まだ食うの?」
 パラ子  「もう一口、ゴメンね。」

しらす&茄子のアーリオオーリオは取り合いに近いことになりました。
茄子の柔らかく熱い食感は、快感に近い余韻を残して喉元をとおり過ぎます。

 パラ子  「このデザート、よくこの組み合わせでやろうと思ったわよね。」
 大輔   「何? ミスマッチなの? 抹茶とチェリーが・・・」
 パラ子  「そうじゃなく、複雑に微妙に絡んで攻めて来るんだわ。パンの温もりとアイス
       の冷たさの対比って言うのかな、それもねぇ。」
 大輔   「食レポやれるね、パラ子は。」

二人は、このカフェが提供するメニューに、期待以上の手応えを味わって満足しました。

 パラ子  「ねぇ、お園ちゃんさ、お父様に帰って来いって言われてるらしいのよ。」
 大輔   「ヘ、 そんじゃぁ、楽ちゃん先輩どうすんの?」
 パラ子  「さて、どうするんでしょう・・・。お園ちゃんメールで泣いてた。」
 大輔   「俺たちが先に結婚しちゃったもんなぁ。」
 パラ子  「農園の跡継ぎ問題よ。」
 大輔   「だとすると、応援のしようがないよな。」
 パラ子  「・・・。」

のどかで、晴れやかな5月のみなとみらいの居心地よさに酔いかけた意識は、この話題振りで
覚醒させられてしまいました。

 パラ子  「近々、楽ちゃんのお誕生パーティじゃん。そこで何か話聞けるかも。」
 大輔   「ふーん。・・・駆け落ち・・・。」
 パラ子  「するわけないじゃん。冷静な楽ちゃんが。」
 大輔   「いや、俺だったらの話。」
 パラ子  「うちの家族が反対してたら、ダイちゃんそうした?」
 大輔   「当たり前。命がけ。(毅然!)」
 パラ子  「えへ、・・・。」
 大輔   「マジ。」

明後日には、横浜で仲間を集めて飲み会の予定を組んでいました。
その時の二人の様子を見たいとパラ大ス・コンビは思ったのでした。

     ~~~~ つづく ~~~~

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3位

オー バカナル 赤坂 (六本木一丁目、溜池山王、赤坂 / カフェ、フレンチ、パン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/10訪問 2017/10/30

ゲルネによる『冬の旅』

2017,10,21
巨大台風が関東を直撃する直前の東京の夜。
折角のサントリーホールでのバリトン・リサイタルに、お客は半分以下の寂しい状況です。

ドイツの歌手マティアス・ゲルネの思い出は、もう15年近く前のこと、新進気鋭のバリトン歌手としてヨー
ロッパで注目され、活躍していた頃のことです。
日本では、一部のレコードファン以外に知名度が高くなかったのか、藤沢市民会館のような地方都市のホー
ルでシューベルトを歌ってくれたのでした。

当時、週末の当日券が少々残っていたので飛び込みで入り、聴きました。
開演前の昼にホールのレストランで、夫婦で食事とお茶していると、(後で分かったのですが)ゲルネ本人と
伴奏のピアニストが休憩中でした。
その姿は、私服のシャツに丸刈りの頭、ギョロ目のドイツのあんちゃんといった外見で、まるで日本を訪れた
バックパッカーのコンビのような風貌でした。
その彼が、1時間後にはタキシードでステージに立って歌っている!

若いにも係わらず、折り目正しい歌唱から滲む歌詞への深い解釈と感情表現に、ちょっと驚き感動した覚えが
ありました。
その彼のステージを再び赤坂の地で聴けるとなれば、万難を排し嵐を突いても駆けつけないではいられません。
土砂降りのアークヒルに車を滑り込ませ、2階に上がると、エントランス付近では開館を知らせるオルガンが
鳴り響きます。

「まだ40分もあるなぁ。」
「ちょっとお腹空いたし、お茶しよう。」

ホール正面のパリ風カフェ。
隣のブーランジェリーでフロマージュ・ジャンボンのサンドウィッチとエピなどを購入し、カフェカウンター
のお姉さんに珈琲をお願いします。

店内のお客さんの1/3は外国人。
カウンターのお姉さんは小柄で可愛らしい。
「今、落としたばかりの新しいのを淹れますね。(ニコ)」

期待感ではやる気分を熱い珈琲で押さえながら、雨に濡れたエントランス前のタイル張りの広場に反映する光
を眺めます。
機械仕込ですが、淹れたての珈琲は香りも良く美味しいのです。

この日予定していた伴奏者のクリストフ・エッシェンバッハは急病の為キャンセルで代役のパートナーが来日。
しかし、その影響は全くないばかりか、ゲルネの歌の意図に完全に寄り添っていました。

20年前より恰幅がよくなって髭を蓄えた貫禄ある体躯でステージに登場しました。
第1曲「おやすみ」の歌い出し、深々とした声が響き始めた時、ゲルネ氏の大きな芸術的成長を目の当たりに
できた喜びがこみ上げてきます。

彼の歌はドラマです。
彼の声は地の底から響くようであり、そしてまた、天から舞い降りる花びらのような軽やかさと優しさに満ち
た慈愛で語り掛けて来ます。
囁くように、時にオペラのアリアのように、また、遠く地平の彼方へ祈るように言葉を届けようと歌う姿に
視線を逸らすことができません。

全曲、休憩なしで「辻音楽師」まで歌い終わったとき、場内からジワジワと拍手が沸き起こったのでした。
数少ない観客は、2度目、3度目のカーテンコールでついに皆立ち上がって拍手を送っていました。

素晴らしいステージだった!
「冬の旅」をこれほど振幅の大きな表現で、どんな言葉も、細かなニュアンスも意味を込めて歌う演奏に出会
ったことはありませんでした。

ゲルネ氏は、今もっとも優れた歌の表現者に違いありません!
巨大台風にめげず、赤坂まで来た甲斐があったというものです。


2015,10,17 前回投稿
【ブラームスはお好き?】

サントリーホールにコンサートを聴きに来ました。
単独です。(ホントです!)

ホール開場までしばらく時間がありますので、どうしようか周囲を見渡します。
湘南くんだりから、たまの休日ここに来ると、コンサートの開場時間まで珈琲など口にしたく
なるってものでございますよ。
国立新美術館の公募展見て、昼食抜きで歩いて来ましたから、小腹を埋めるパンを一片とともに
いただきたい。

見つけたのはダークブラウンの調度に囲まれた、オールドファッションなパリ風のカフェです。

「アン カフェ シルヴプレ」
スタッフ間で飛び交う、注文コールは全てフレンチであります。
良く見ると、日本人とヨーロッパ人が半々ぐらいの人数のスタッフがフロアを動き回っており、
テーブルや仕事を分担し合っています。
なんともお洒落なカフェではありますね。
東京に居ながら、パリのカフェの雰囲気そのまんまを味わえます。

この日は、新日本フィルハーモニーのサントリー定期。
曲目は、ブラームス・ヴァイオリン協奏曲二長調op,77とメーンに交響曲第1番ハ短調op,68。
ソリストは話題の新人、韓国系ドイツ人の若き女流ヴァイオリニスト、クララ=ジュミ・カン。
コンダクターは、ヨーロッパ中心でご活躍のベテラン=ヘルムート・ヘンヒェンさんです。

パラにとって、ブラームスは大好きな作曲家の一人です。
交響曲は勿論のこと、ピアノ協奏曲第2番とかヴァイオリン協奏曲二長調など、何種類のレコ
ードやCDがあるのか分からない程、我家には相当枚数コレクションがあります。

フランソワーズ・サガンの小説「さよならをもう一度」を米・仏合作で映画化した「ブラーム
スはお好き」の中で、主人公ポーラは愛人ロジェの大好きなワグナーのレコードの裏面にブラ
ームスのヴァイオリンコンチェルトがあるのを見つけて聴き入ります・・・。
この曲は、そもそもブラームスの屈折した恋愛感情をおめでたいほどに切々と旋律に昇華した
曲なのではないか?と、パラディーソは勝手に解釈しています。
第1楽章は、叶わぬ恋についての焦燥。
第2楽章は、告白して後、見つめ合う二人。
第3楽章は、舞踏会でのダンス、そして幸福な関係の継続。
・・・そんな、下衆な解釈ってあり得ないっスよね、スミマセン。
(それにしても、ワグナーのレコード裏面にブラコンをカップリングするか? これは、ポー
ラを挟む男二人のライバル関係の伏線だろ。)

韓国系ヴァイオリニストと言えば、かつてチョン・キョンファが情熱の滾りをぶつける超絶的な
演奏を聞かせてくれていたものです。(特に彼女のシベリウスは今も私にとってベスト盤です。)
この若きクララちゃんはどんな演奏を聞かせてくれるのでしょう、非常に楽しみです。

さて、お店の話。
先ず、パンコーナーでフィグのハーフをスライスしたもの5枚が入った袋を買い求め、次にカフェ
に移動し、喫煙可能なカウンターに腰かけます。

「エスプレッソ、シングルでいいや。」とカウンター内の美しいお姉さんにお願いします。

デミタスカップに半分以下の分量の濃いエキスが熱く泡立っております。
勿論、パラはこれには角砂糖を2個とも投入し、スプーンでぐるぐるかき回します。
(このニガニガはブラックで飲みたくない。甘い方が好き。)

そして、おもむろにビニル袋からフィグのスライスを取り出しで齧ります。
「食べてもいいよね?」とお姉さんに確認します。
「どうぞ、大丈夫ですよ。」とニッコリ (*^-^*)
「今日は、コンサートですか?」視線を真っすぐこちらに向けて話す態度は好感が持てます。
「うん、新日フィルの定期。」って言ってもこの子には分からないか・・・。
「日曜日はお昼なんですね。ここでお食事されて行くお客さん多いですよ。」
「しっかり食べちゃうと、演奏中に寝ちゃうから我慢するんだ。」
「なるほど。」・・・笑顔が綺麗。
「出演者やソリストも事前に来るでしょ。」
「ええ、来ます来ます。」・・・彼女ともうちょっと話したいけど、時間がなぁ。

このフィグが、しっかりした味のパン生地で美味しい。
そして甘苦いエキスとも良く合っているのです。
おまけに、カウンター内のお姉さん(バーテンダー兼ねてるのかな?)のフレンドリーな対応。

エスプレッソは、たったの200円です。
硬貨2枚をお姉さんに手渡しして、いざ会場へ・・・。

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4位

ストーリア (東池袋、都電雑司ケ谷、池袋 / イタリアン、バル、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2015/10訪問 2015/11/02

『ザ・ロング・アンド・ワインディング・労働』

 ~~~~~ 湘南パラダイス物語 最終楽章 序奏Ⅱ ~~~~~

ここの建物は、ビル全体がシアター施設で占められれているのか、夕刻ともなれば入口のそれ
ぞれに開場待ちのお客さんが列を作っています。

その複数の入り口に挟まれるように飲食店が2件ほど敷地に張り出すテラス席を抱えて開店して
おります。

この日、湘南ボーイの楽ちゃんの同級生の兄たちが主催する劇団が、小劇場で3年ぶりの公演を
行うにあたり、恋人のお園と池袋まで応援に駆け付けたというくだり。

『ザ・ロング・アンド・ワインディング・労働』と銘打った公演は、満席の客席に明るさと笑い
を提供して終演しました。
芝居がはけて、階下に降りたった二人は、上気した顔を見合わせ思わず微笑みを交わしました。

 お園    「お腹空いちゃったな。」
 楽ちゃん  「近場で済まして帰ろうか?」
 お園    「すぐ食べたいよぅ。」
 楽ちゃん  「OK、このビル1階にイタリアンぽい店があったじゃん。」

二人は、「Storia」の黒板に「今日のおすすめ」が書かれてあるのを見ながら相談しました。

 楽ちゃん  「骨付き鶏のグリルだって。『大山鶏』かぁ。」
 お園    「カポナータって何?」
 楽ちゃん  「『ラタトゥユ』と同じようなもんじゃないの?甘いか自然なトマトっぽい味か、
        茄子主体かズッキーニ主体かの違いかな。」
 お園    「詳しいんじゃね。どっちがどっちなの?」
 楽ちゃん  「忘れた。ラタトゥユはフランスだよきっと。美味しいからそれも頼もうよ。」
 お園    「ワイン飲めるみたいよ。」
 楽ちゃん  「頑張って働いたご褒美だね。」

10月、外の気温はまだ寒いという程ではなかったので、二人は店前の外テラス席に腰かけます。
フェンスに観葉植物の目隠しが巡らされ、感覚的には歩道から遮断されているのでした。

黒板にあった「おすすめ」を注文し、楽ちゃんはノンアルを、お園は白の辛口ワイン(銘柄忘れ)
をグラスでお願いしました。

 お園    「お芝居、可笑しかったね。」
 楽ちゃん  「まあな、展開早く如何にもオムニバスだけど大団円に収斂しきれてなかった。」
 お園    「大団円?」
 楽ちゃん  「うん、予定調和的な終末とでも言えばいいかなぁ。要するに観る者の腑に落ちる
        最終局面への必然性ってか説得力ある流れみたいな部分ね。」
 お園    「なるほど、レベル高い話。」
 楽ちゃん  「3年ぶりだから一生懸命やってたのは伝わってきたけどね。セットはシンプル
        だったな、思いっきり。」

カポナータとワイン、ノンアルコールビアが来ました。
二人で、乾杯です。

 お園    「あ~、美味しい。」
 楽ちゃん  「そりゃ良かった。カポナータも食べて。」

小皿に分けるのは楽ちゃんの役割りです。

 お園    「お野菜もこうしていただくのアリじゃね。」
 楽ちゃん  「旨いな、これ。 パンにのっけてみ。」
 お園    「こういうのなんて言ったっけ。」
 楽ちゃん  「んーと、これにニンニクを効かせるとブルスケッタかな。」

時間をおいて、大山鶏のハーフが丸々焼きあがりました。
これは大きい! 迫力のビジュアルです。優に2人前以上あります。

 楽ちゃん  「さてと、切り分けるか。お園はもも肉と胸肉どっちが好き?」
 お園    「どっちも!」
 楽ちゃん  「よしよし、両方切り分けよう。」
 お園    「ワ~イ・・・、パクッ、うわぁ、美味しい。」
 楽ちゃん  「すげぇジューシー。なんだろこの旨味は。」
 お園    「皮がパリッと焼けてるのに中は凄い柔らかい。」
 楽ちゃん  「鶏肉ってこんなに味わいあったっけ。上手に焼いてるなぁ。さすが一押し。」
 
これまで、若い二人が食べてきた鶏料理の中でも断トツの旨みを提供しているグリルでした。
お園は、別銘柄のワインをおかわりしてしまいました。

 楽ちゃん  「待った甲斐があったね。」
 お園    「これ、うちでもできるかな? やってみたい。」
 楽ちゃん  「大き目のオーブンがあればね。」

幸せな夕食でした。
薄暗がりでも、お園の頬がほんのり紅がさしたことが分かりました。
店内の照明からの光を瞳に受けて、パートナーを見あげる表情がいつもにも増して愛くるしい
と思える楽ちゃんなのでした。

 楽ちゃん  「お園。」
 お園    「なに?」
 楽ちゃん  「可愛いカモ。」
 お園    「カモ?」
 楽ちゃん  「あ、カモじゃねぇや。可愛い。」
 お園    「そ。(^-^)v」

傍目には「やってらんねぇ」二人なのでありました。

 ~~~~~ つづく ~~~~~

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5位

カフェ ル・コルドン・ブルー (代官山、中目黒、恵比寿 / カフェ、ケーキ、パン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/07訪問 2015/07/20

ここのパンを褒めちゃイカンか?

みんな辛口で評価するねぇ。

「ル・コルドン・ブルー」ってネームバリュで期待値が上がるからなのか、それとも逆に代官山
という土地で営業するお店群の味の平均値の高さに相対的な比較があるからなのか・・・。


20歳代半ばの頃、マドリッドから国境の町(イルンだった?)で夜行列車に乗り換えてフランス
を北上した時、朝方にパリの手前、オルレアンで降り立った駅中のカフェを思い出すのです。

早朝にも拘わらず、営業を開始したばかりの古びた店内で朝食のカフェオレとクロワッサンを食べ
た記憶がこの店のでっかいクロワッサンと被ってくるのでした。

「そうなんだよねぇ、日本の一般的なブーランジェリーとかパン屋で拵えてるクロワッサンって
何だか小さいけど、ここのは本チャンの膨らみ加減でパリパリ感もほぼ同じだ」と思ったのです。


この日、ギャラリー・スピーク・フォーでGデザイナーの西岡ペンシル氏の個展があり、デザイン系
志望の若い衆とちょいと見に行った折、ラ・ブティックのパンをチラ見して購入してしまったという
流れです。

西岡ペンシルって名前も変なんだけど、ギャラリーで椅子に腰かけて自作団扇で扇いで黙ってる浴衣
姿の彼は、まるで文士か哲学者然としておられました。

京都の友禅染の家が出自で、生来、和柄、和の色の伝統の中に居住するという環境で育ってから、
デザイナーとしての今に至る様々なワークが紹介されています。

シルクスクリーンの作品あり、印刷機を通した和紙に写真を焼き付けたものとの混合技法作品あり、
浴衣や作業着をプリントしたものまであり、と変化に富む展示物にしばし見とれてしまいました。
手ぬぐい(と言うかランチョンマット?)を2種類買ってしまいました。
それと、同じくプリントされた紙による便箋6枚組もチョイス。

人の作ったデザインなんて、まず買うことがないパラディーソでしたが、あまりに綺麗で、手頃価格
だったのでつい・・・。

さて、帰宅後、自宅ダイニングでドリンクと共にいただいたチョコクロワッサンの美味しいことっ
たらありません。
外皮に絡んだチョコレートクリームが乳脂もたっぷりなマイルドな味。
これを「でか過ぎる」とおっしゃる方もいますけど、これが本来の大きさなんじゃありませんか。
それから、ノアレザンの大きい方を割って食べますと、パン生地のコクと言うか旨みがはっきりして
おります。
外側が硬くて、中はモッチリとまで行かないけど適度な湿度で食べやすい。
レザンはお酒に漬けた白ブドウのレーズン?ですかね、柔らかめで甘くて美味しい。
これがクラッシュしたノアと絡むと、このパン生地が引き立て役になり、たまらなくイケます。

後で、別店でも同じ「ノアレザン」を購入したんですが、美味しさはこちらの勝ちでしたよ。

時間に酔給があれば、店外のテーブルで優雅にいただきたかったけど、この日は土曜日の午後という
おのぼりさんだらけの通りでは「空き」を待つだけでも嫌になるので諦めました。

今度行ったら、キッシュロレーヌとかお惣菜でランチしようかな、と思いました。
ただし、どなたか女性とご一緒がいいんですけど・・・。(オヨ、何、言ってんだ?!)

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6位

ラ ベスパ (逗子、新逗子 / イタリアン、ピザ、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2015/05訪問 2015/05/21

『こんな低い評価のイタリアンじゃなぃ』って思う。

JR逗子駅前商店街から路地を入ってすぐの場所に、その店はあります。
車で訪ねても、店前に有料パーキングがあり(残念ながら提携してないようです)、買い物
ついででも寄れる便利なエリア。
店前にはテラス席も用意されており、初夏の季節は屋外で食事というのもありでしょう。

~~~~湘南パラダイス物語 後半Ⅲ~~~~

お園の逗子のアパートから遠くないこの場所に、湘南ボーイの楽ちゃんを招いたのは5月も
下旬になろうという平日夜でした。
「相談ごと」という、お園の誘いにやや不安のよぎる面持ちで電車を降りた楽ちゃんは、改
札の外で笑顔で手を振る彼女を見て、取り敢えずホッと安堵の表情に…。

 お園    「前に2度、ランチしたイタリアンあんだよ。」
 楽ちゃん  「逗子はイタ飯屋が多いもんな。」
 お園    「トラットリア言う。」
 楽ちゃん  「お高くとまってない食堂ってことね。」

手を繋ぎ、弾むように歩みを進める二人。
今年の5月は、昼間が真夏みたいに蒸すのが早かったけど、夜は涼しく外でのディナーには
まだ時期尚早と思われました。

 スタッフ  「中で、空いてるお好きな席にどうぞ。」
 楽ちゃん  「おっ、お洒落な薪窯がある・・・ってことはピッツァいいねぇ。」
 お園    「メーンはお魚がいいか、お肉がいいか、どっち?」
 楽ちゃん  「この『相模豚の肩ロースをハーブでロースト』したやつ。」
 スタッフ  「はい。」
 お園    「おすすめのピッツァは何ですか?」
 スタッフ  「今日は、豚バラと新玉葱・トマトのピッツァですね。」
 楽ちゃん  「それ、いいじゃん。あとさ、黒板に書いてある『熊本産塩トマトと小さな
        モツァレラのカプレーゼ 極上オイルと鎌倉のバジル』ってのを前菜に。」
 スタッフ  「はい、ドリンクは如何いたしましょう?」
 お園    「楽ちゃんはビールだよね。ウチはデザートの時に紅茶を。」

今日の二人は、お肉系イタリアンです。

 楽ちゃん  「相談ごとって?」
 お園    「帰ってこい言う、父が。じさま弱って来たこんだぁ、本気みたい。」
 楽ちゃん  「ずっとか?」
 お園    「あっちゃ農場の跡継ぎばいねからぁ、婿取れて思ーとるっしょ。」
 楽ちゃん  「俺、就職したばっかだよ。」
 お園    「分かっとるて、伊達に来いた言わん。」

 * 小さなココットの器にチキンカチャトラの冷製(サービスです。)
       非常に美味しい。煮汁がゼリー状に優しく固まっている。鶏肉の味が逃てい
       ない上にスープのコクが豊か

 楽ちゃん  「うまっ!」
 お園    「冷やすのって初めて食べたぁ。」

 * 熊本産塩トマトとモッツァレラのカプレーゼ
       これは、定番。完熟で真っ赤なトマトは、バジル緑とモッツァレラ白の組み
       合わせで美しい。熊本トマトの味の甘さと濃さが見事。

 お園    「楽ちゃん、トマト好きだな。」
 楽ちゃん  「うん、この赤は凄い。・・・で?」
 お園    「今すぐじゃなくぅ、何時か。」
 楽ちゃん  「妹はどうしてんだっけ。」
 お園    「まンだ高校生だすぃ地味だべ・・・婿なんて遠い先。ばっちコ、自衛隊行くて。」
 楽ちゃん  「ってお父さんが考えてるんだ。俺が農場やるように見えたのかな。」

  * 豚バラ&新玉葱、トマトのピッツァ
       生地は分厚くないがモッチリの食感。トマトソースがたっぷりのせられ玉葱と
       豚肉が絶妙に絡む。

 楽ちゃん  「これは、久々に美味しいピッツァだな。トマトソースうま過ぎだよ。」
 お園    「この生地の薄さと食感が好きだな。玉葱も甘い。」
 楽ちゃん  「でもさ、お互い長男・長女ってネックだよな。」
 お園    「楽ちゃんは都会が似合う。港区とか千代田区でバリバリやってるイメージ。」
 楽ちゃん  「おいおい。」
 お園    「ウチ、田舎モン臭抜けん女っしょ。」
 楽ちゃん  「そこがイイんんじゃね?」

  * 相模豚の肩ロース ハーブロースト
       分厚い肉の表面を焼き、オーブンでじっくり中まで温めてミディアムなピンク
       の断面を見せる盛り付け。ポテトの重ね焼きをガルニにマスタードソースとバ
       ルサミコのシロップが飾られている。緑の葉野菜が肉を鮮やかに見せている。

 楽ちゃん  「都会的洗練なんざクソ喰らえだ。(パラ子みないなのは友だちで許すけど、
        とても彼女にはできないタイプ。)俺は、お園でなきゃやだ。」
 お園    「ありがと。・・・この豚っ子やっこい!」
 楽ちゃん  「ホント、どうやって焼けばこんな仕上がりになるのか聞いてみたいよ。」
 お園    「この茶色いのは?」
 楽ちゃん  「ペロッ・・・、はぁ~バルサミコだな。トロ味ついてる。」
 お園    「バルサ・・・?」
 楽ちゃん  「うん、ワイン原料のイタリア酢だよ。マスタードの辛味とバルサの甘酸っぱ
        さが一体になるように提供してるんだね。」
 お園    「よけい美味しくなるんじゃね。さすが考えてる。」

いつものように、食事の会話を盛り上げようとすればするほど気もそぞろ、自分たちの将来が
見えなくなりつつあることを痛切に感じていました。

 お園    「楽ちゃん、デザートは?」
 楽ちゃん  「アイスクリームでいいや。レモン味。」
 お園    「ネ、イチゴのタルトにしてみっせ。」
 楽ちゃん  「え~、腹いっぱいだぜ、もう。」
 お園    「半分ウチが食べる、ネ、ネ。」
 楽ちゃん  「まぁ、まいいけど。」 

さて、食事も終末に近づき、予告なく店内が暗転しました。
 楽ちゃん  「おや、小さな花火付?」
 お園    「ほぅだ、就職のお祝いまだだっしょ。来週は楽ちゃん誕生日だし。」
 楽ちゃん  「うひゃ、恥ずかし嬉しだよぅ。お園サプライズ仕組んだな。」
 お園    「あは、楽ちゃんおめでとございます、だよ。」

周囲の見知らぬお客たちからも、ささやかな拍手が沸き起こりました。
  * とちおとめイチゴのタルト
       有名店のいちごテンコ盛りのタルトに負けない。イチゴ片が角皿にあふれ出た
       ビジュアルでシュガーパウダーも少々散らしてあり、ミントの葉が効果的。
  * ヨーグルトと有機レモンのジェラート
       レモン果汁のおかげで、原材料の乳製品らしさを感じさせない清涼感がある。
  * コーヒー&紅茶
       コーヒーはマシンで淹れてある。深めの煎り。プラ容器のフレッシュは残念。

珍しく、楽ちゃんの顔が上気して赤く染まっているのがわかるほどになりました。
微笑みながらイチゴタルトとヨーグルトアイスを分け合う二人は、傍目にも幸せなカップル
に見えたことでしょう。

 お園    「今日は、ウチがご馳走だよ。」
 楽ちゃん  「そんなぁ、悪いよ。」
 お園    「次回は楽ちゃんネ。」

会計が終わって、駅に向かったものの、二人は目を合わせたまま離れることができません。
示し合わせたように駅をやり過ごし、踏切を渡り、小さなトンネルを抜けてしばらく歩くと、
お園の部屋が見えてきます。

 お園    「酔い覚まししてって。」
楽ちゃんは無言で頷き、お園の後に従ってアパートの階段を登りました。
お園のフレグランスが宵闇に、うっすら香るのを感じながら・・・。

 ~~~~ つづく ~~~~

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7位

マダムルージュ (藤沢、石上 / パン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/08訪問 2015/08/18

ノアレザン対決Ⅰ

 ~~~~~ 湘南パラダイス物語 後半そのⅡⅩⅠ ~~~~~

 お園   「どして、今日は北口?」
 楽ちゃん 「家に帰る前にランチと明朝用のパン買っておきたいから。」
 お園   「美味しい店ある?」
 楽ちゃん 「そ、…。」

楽ちゃんは、3年越しの恋人お園を正式に自分の家族に紹介すべく藤沢駅で待ち合わせました。
妹のマドカだけは、お園の事をいち早く知っていて、兄の結婚相手になることも予測して好意的に友情
を結んでいたのでした。

彼の家は南口から徒歩の方が近いのですが、この日は「マダムルージュ」さんともう一軒のパン屋に
寄るために(ジュンク堂)書店内で待ち合わせたのでした。
エレベータで階下に降りて、外に出ると残暑で蒸せかえった空気が二人を襲います。

 お園   「ここって、お洒落な店構えじゃね。」
 楽ちゃん 「ちょっとヨーロピアンレトロでしょ。パリっぽいって言うか。」

店内に入るや、楽ちゃんは迷うことなくハード系のパンを2つ見繕ってトレーに載せました。

 楽ちゃん 「ノアレザン2個とバゲット1本ね。」

会計を済ませて表に出ると、楽ちゃんは袋から紙包みを一つ開けてパンを千切り、お園に手渡しました。
それを、疑いもせずに歩きながら齧ったお園は、目を見開き楽ちゃんを見あげます。

 お園   「凄い!」
 楽ちゃん 「でしょ。」

これまで味わった、どの胡桃レーズンのパンにも負けない風味と旨みがジワリと口内に広がります。
決して大きいとは言えない砲弾型のパンの表面はバシッと硬く、中はややモッチリの食感です。
そして、ここのパン生地の特有の旨みは東京に店を構える有名店に引けを取らない味わいです。
おそらくは、天然酵母のなせる技なのでしょうか。

 楽ちゃん 「ただいま~。」
 マドカ  「お帰りなさい。もうお昼の準備できてるし。」

直後にお園の顔を見たマドカは、「あぁ~っ、」と歓声を上げるや両の腕を広げてお園の華奢な肩を
抱きすくめました。

 お園   「マドカちゃん! 久しぶりじゃぁ。」
 マドカ  「お兄のフィアンセ来たよ~!」

二人は、リビングダイニングに通されてすぐ、ランチと相成りました。
テーブルには、出前でとった江戸前寿司と楽ちゃんのお手製のサラダ&ラタトゥイユ、そして今しがた
「マダムルージュ」で買ったばかりのバゲットの輪切りを炙ったものが皿に揃えて出されました。

 楽ちゃん 「今日のラタトゥイユはエリンギのザク切も入ってるんだ。茄子が溶け気味だけど。」
 マドカ  「お兄のこれをバゲットに載せて食べると旨いんだヨー。」
 お園   「合うわ~。」
 楽ちゃん 「このバゲットさ、塩加減がいいね。トマトの甘味が…。」
 楽母   「引き立つって言いたい?」
 楽父   「ウーム、確かに。」
 お園   「いつも日曜日はこんな風に家族でお昼いただくですか?」
 楽ちゃん 「んな訳ないよ。今日だけ特別なの。」
 マドカ  「だって可愛いお園ちゃまが我が家に来るんだもん、パパなんてすることないのに・・・。」
 楽母   「もう、落ち着かないったらありゃしない。」
 楽父   「…ん、ふふん。」

ランチの後、お茶の時間になり、家族は二人の将来についてイメージできる程度の会話を重ねて当面の
生活のあり方に一応の賛同を表明したのでした。

 マドカ  「お兄、よかったじゃん。」
 楽ちゃん 「まぁ、」
 お園   「温かくお迎えくださりありがとうございます。」

と言いながら、早くも瞳が仄かに潤んできたお園でした。

 楽父   「しかし、入籍までにはまだ時間がかかるだろ。お前は修行せにゃならんし。」
 楽ちゃん 「わかってるよ。見通し立ててるから。」
 楽母   「ん~、でもでもお園ちゃんの婚礼姿を想像すると胸がトキメク。自分じゃないのに。」
 マドカ  「きっと、すんごい綺麗だよ。洋式でも和式でもさ。お兄ちょっと走って身体絞ったら?」
 楽ちゃん 「エエイ!うるさいゾ、小娘。」www

お園の家族への顔見せランチは恙なく終了し、夕暮れの湘南海岸方面に出かける二人なのでした。


 ~~~~~ つづく ~~~~~

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8位

J.J.Monks (逗子、逗子・葉山 / ダイニングバー、洋食)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/07訪問 2015/07/24

こんなランチ出したらファミレスは青ざめる

 ~~~~~ 湘南パラダイス物語 後半そのⅩⅧ ~~~~~

結局のところ、週末は逗子のアパートで一晩過ごしてしまった楽ちゃんとお園は、ノロノロ起き
出して、紅茶を沸かします。
熱い一杯を飲みながら、部屋に広がるベルモット系の香りを楽しんだ後、逗子の街に繰り出して
買い物とランチをすることにしました。

久木の踏切を渡ってすぐの所に、食材などが庶民的価格で提供されているマーケットがあります。
ここで、お園は一週間分の買い物に楽ちゃんを付きあわせて申し訳ながったのでした。

 楽ちゃん  「いいよ。気にすんなよ。こうして厚かましく泊めてもらってるのは俺の方だ。」
 お園    「ホント眠れた? 楽ちゃんちのベッドたぁ違っぺな。」
 楽ちゃん  「寝心地なんざどーでもいいの。お園と一緒に居られたことが嬉しい。」
 お園    「そんなふに言ってもらうな嬉しくもある。」
 楽ちゃん  「お園のおすすめの店行こうよ。今日は、俺が出すから。」
 お園    「いいて、割りカン!」

やがて、駅に近づく手前の路地を入って駐車場が見えてくると、この広場のようなパーキングを
囲むように何軒かの店が並んでいます。

お園は、楽ちゃんの手を引いて小さなビルの2階に上がりました。

 お園    「いつか楽ちゃんとここでランチしたかった。」
 楽ちゃん  「じぇいじぇいもんくす・・・、こちら、何屋さん?」

打ちっ放しのコンクリ壁面、クールな椅子とテーブル、店奥には背の高いカウンター、オープンな
キッチン、そして暗めの照明は、いわゆるファミリアなレストランでないことが分かります。

 お園    「なんじゃろ。お酒もいっぱいあるし、ダイニングバーたら言う。」
 楽ちゃん  「ランチもやってるんだ。」

予約なしでも笑顔で迎えられた二人は、テーブル席ではなく奥のカウンターに案内されました。
因みに、この店の昼間の女性スタッフの皆さんはベテラン級な方ばかりとお見受けしました。

背の低いお園が、このカウンターの椅子に腰かけるには介助が必要なほどです。
楽ちゃんが腕と腰を支えて座らせました。

 お園    「よっこいしょ(ーいち)。」
 楽ちゃん  「古!」
 お園    「ウチのとうさんがよく言ってた。」

黒板に10種ぐらい記載されたランチメニューから二人は、それぞれ魚系と肉系を選びました。

 楽ちゃん ・・・ * 和風ハンバーグ
          * ライス
       大皿にたっぷりの生野菜と、手榴弾状の、優に200gはあろうかという手ごね
       ハンバーグ(これは念入りに練られ、掌でしっかり形成されている
       大根おろしに醤油とみりん、ヴィネガーか柑橘系の酸味を加えたようなソース。
       荒ごしのマッシュポテト。
       ライスは、小盛だが丁度良い炊き加減。

 お園  ・・・・ * 真鯛のクリームソース
          * パン
       ボール状の器にグリルした鯛の切り身、これに絡むやや濃厚なクリームソース。
       下敷きには茹でキャベツ、添えられたガルニにエリンギやシメジなどの茸類、
       パプリカ、いんげん等々、ふんだんに盛られている。
       驚くべきは、ほうれん草のキッシュまでが載せられて、これにもソースが絡んで
       いる。
       パンはバゲット? 残念ながら温められていないものの、自家製と思しきチャツネ
       状の甘く煮たオニオンピュレが添えられている。
       
 楽ちゃん  「うわっ、旨い。これライスと合うわ。」
 お園    「こっちはお野菜いっぱいだよ。お魚にたどり着くまで大変。」
 楽ちゃん  「ね、これ本当にこの値段なの? どっちも凄いね。」
 お園    「噂にゃ聞いてたけど、これなら楽ちゃんもだいじょぶな量だよね。」
 楽ちゃん  「大丈夫どころか、メチャ満足でしょ。」
 お園    「えがったぁ。」

その後、出されたデザートは塩バニラアイスクリーム(ミントの葉添え)。
そしてマシーン仕立てのコーヒーでした。

店内のテーブル席に座っている地元民らしきマダム達の嬌声が、コンクリ壁に反射して耳障りな程
喧(カマビス)しく響き渡るのが玉に瑕ではあります。
しかし、これだけ満足度の高いランチをいただければ、マイナスなことは言いたくありません。

 楽ちゃん  「この店、優秀だねぇ。」
 お園    「どしてそう思う?」
 楽ちゃん  「カウンターから見える調理の様子でも、手ぇ抜いてないし。サーブは的確なタイミ
        ングだし。」
 お園    「ウチが逗子来る前は、鎌倉の七里ヶ浜あたりにあったって。」 
 楽ちゃん  「ああ、『ダブルドアーズ』の場所でしょ。ガキの頃にはあったよ。」

お園は、楽ちゃんが満足してくれたことが本当に嬉しかったようです。
これでまた、デートや食事に行くべき候補店が増えたのですから・・・。

 ~~~~~ つづく ~~~~~


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9位

ビストロ ジェ ファン (京急久里浜、久里浜 / ビストロ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2015/06訪問 2016/06/25

優秀ビストロ♪

【2016,6 再訪】
また、この店で、小グループのお食事会&飲みの会合をもちました。
9人です。

¥3,000でシェフお任せ料理。
飲み物は出ただけというプランです。

店の奥のテーブルをつないで、壁際と椅子席を用意してもらいました。
パラ以外の多くのメンバーはハートランドの生ビールを注文しています。(これで乾杯)
途中から、スプマンテだったり、赤ワインだったり、皆、思い思いのお酒を飲みました。

 *青魚のフリット(エスカベッシュ)
       (プロヴァンス風というか南蛮漬け風だった。パプリカのピクルスみたいなのが
        添えられてて旨い。)
 *白身魚のカルパッチョ・サラダ仕立て
       (鯛かなぁ? 丁寧な仕事でとてもうまかった、野菜はシャキシャキ。)
 *ブラッドオレンジとリコッタチーズのサラダ
       (オレンジは、甘味強く、リコッタもサラダと違和感なく調和していた。)
 *パテ・ドゥ・カンパーニュ
       (ポーションは、満足、付け合わせ野菜とマスタードと一緒にいただく。)
 *自家製キッシュ
       (焼きたて熱々で優しい味付け。美味しい。)
 *温野菜のチーズのセ゚
       (ブロッコリー、カリフラワー、紫人参、インゲン、ズッキーニ、蕪、白人参?
        その他・・・野菜本来の味と食感を殺さぬように調理している。)
 *パン
       (フォッカチャ。オリーブオイルがかかっている。オーブンで熱々。)
 *トリッパのトマト煮込み
       (アラビアータっぽくピリッとアクセント付き。パンにのせて食べた。)
 *蛸とキノコのガーリックバター焼き
       (アヒージョ風というかジェノベーゼっぽくパセリ、バジル等ふんだんにかけて
        熱々でともされる。女性のメンバーはフォークが止まらない現象。)
 *鴨のロースト(赤ワイン?ソース)
       (ポテトのグラタン風が添えられて、肉が人数分よりたっぷり多く感じる。
        ソースにはバルサミコも混ざっているんだろうか?甘味と酸味が鴨とよく
        合っている。)
(デセール)
 *フォンダンショコラアイスクリーム添え
 *アイスクリーム盛合せ
 *紅茶のクレームブリュレ

 *コーヒー

デザートは別とは言え、これが本当にたったの3000円シェフお任せ料理なのですか?と訊いて
しまいましたよ。
説明をよく聞いていなかったから、個々に記述した料理は不正確ですが。
でも、半端なく食べさせてもらいました。

量的にも、種類としても、調理の質的にも文句のつけようがないサービスでした。
宴会の最終段階では、お腹がパンパンになってしまいました。

この久里浜にあって、ここだけ都心部のお洒落系イタリアンあるいはフレンチみたいな雰囲気
を演出していますが、価格は完全に地方価格。
だけど、かなり美味しいというお得なイタリアンでした。

食べログの投稿が少なすぎる・・・。

【初回投稿】

鎌倉のビストロ「オシノ」の星野シェフが久里浜に新しいビストロを開いたそうです。
京急久里浜駅のから商店街の一本裏の路地を入ると、赤く愛らしい「bistro Jai Faim」と書かれ
た丸い看板が目印になります。
フランス語で『お腹すいた』という意味だそうです。

お兄さんと妹さんで切り盛りしており、料理はお兄さん、デザートは妹さんの担当らしいです。

『ストレートワークス』の勝野明正氏が設計したインテリア。
タイルや壁紙の「白」と、什器、建具、テーブルの脚などの「黒」、それに、カウンターやテー
ブル、天上のルーバーなどの「茶」の三色が程良く配置されていて、非常にスタイリッシュです。

大きなカウンターは、奥行き60cm、総長さ4m50cm、厚みが5cmもあり、ビーチ(ブナ)材
を使用していて、これは非常に堅くて重い素材。
テーブルはビーチ材。
メイン材料は、赤味のある暖かい感じの木にしたいので、この材にしたそうです。
テーブルには、ワトコオイルのミディアムウォ―ルナットを塗って古びた感じに仕上げてあります。
=以上、関連のHPから引用です。

仕事仲間5人で食事会を開きました。

前菜がいろいろ美味しい。メインは魚料理、肉料理とも珍しさはないが、堅実に調理されている。
気持ちの良いサービスとは、付かず離れずの程よい距離感と食事や会話のタイミングを見計らう
サーブ、あるいは食器の引き下げがあげられるでしょう。

笑顔とやり取りの言葉が少ないものの、客側にあまり入り込まない距離感は嫌ではないです。

 【前菜】
  * パテ・ド・カンパーニュ
  * しこいわしのエスカベッシュ
  * 自家製キッシュ
  * 温野菜のサラダ
  * サーモンのマリネサラダ仕立て
  * 天使の海老と槍烏賊ゲソ セモリナ粉フリット

どれも、美味しい。
一皿のポーションが大きいので、不足感がないどころか、このままメーンまで空腹感を持ち続け
ることができるのか、と要らぬ予想までしてしまいます。

 【ワイン】
  * ムスカデを抜いてグラスワインで提供してもらいました。辛口で香り爽やかですが風味
    は結構強めです。お魚向きのワインですね。

 【魚料理】
  * アクアパッツァ(この日はホウボウじゃなくて甘鯛かイトヨリみたいな上品な魚だった)

魚は勿論だが、それ以外の具に浅蜊、夏野菜も豊富。そして、スープが抜群にウマイ!

 【肉料理】
  * タスマニア産骨付仔羊のロースをローストしたもの

羊特有の臭みが全くない。下拵えがきちんとされている。
焼き加減もgoodで柔らかだった。

 【デザート】
  * クラシックショコラ
  * パイナップルのタルトとココナッツのシャーベット

ほとんどお腹いっぱいだったけど、これらは別腹ってことで、ペロリと食べてしまいました。
真面目に作ってるなぁという印象です。
タルトも甘さを抑えて良い感じでしたし、ショコラはグッと濃くて苦味が大人の味。
シャーベットがお口の中を爽やかにしてくれました。

さて、この久里浜の街にあっては、非常にハイセンスかつCPの良いビストロという評価が
できますね。

個人的にも、再度訪問してランチなどいただきたく思いました。

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10位

ルメルシエ (県立大学 / パン)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/04訪問 2015/05/08

今日はクルミ祭りジャ~!

「何を買っても、外れがない」という評判はブーランジェリーにとって最大級の褒め言葉
かも知れません。
そのように言いたくなるレベルのパン屋は、三浦半島内でそう多くないと思うのですが、
ここは、ハイランドのZACROや葉山の「ブレドール」と並ぶ、美味しいパンを作ってく
れるお店です。

そりゃ、もっとお金を出せば「最高級の厳選小麦だ」、やれ「エシレバターだ」、「○○窯
で焼いた」だの高度な味の彩りを述べてくれる向きもあろうかと思いますけど。
普段使いで、ちょっと寄ってランチ用に2~3個買ったり、サンド用にバタール1本抱え
て来るぐらいの街角パン屋としては、優秀この上ない存在です。

ルメルシエさん、そうですねぇ、かれこれ3年ぐらい、断続的に買い物に来ていますかね。
主に休日出勤で外食じゃなくて買い弁かパンか迷ったら、ここに来ている場合が多いです。

丁度、5月の連休で、どこのレストラン・食堂も普段以上の込み具合だったことから、足を
伸ばして平成町まで車を回し、この店にたどり着いたという場面。

まだ、昼前だと言うのに人気のパンはけっこう売り切れていまして、種類も少なくなりつつ
あるという状態でのチョイスでしたが、以下のように選択いたしました。

 *くるみゴルゴン
    丸いハード系の噴火口から溶け出したゴルゴンゾーラチーズが覗く。
    噛みごたえもしっかりな味わい深い逸品。

 *クランベリーノア(まだ2個残っていた!!
    この店の一押し。密度の高い生地にクランベリーと胡桃がたっぷり入っていて
    ズッシリ来る食感。生地の味わいがベリーと胡桃を引き立てる。
    「できればスライスせずに、手で千切って食べたい」と、きっと思うでしょう。

 *ボロネーズ・トマト
    いわゆる、おかずパンとしては贅沢な組み合わせ。だけど価格は抑えられている。
    スライスされたボロニアソーセージの上に、トマトのジューシーさとチーズの絡み
    が幸せ感を高めてくれる。

 *ガレットクルミ
    クッキー生地がヌガーと胡桃をギッシリ挟み込んで迫ってくる。濃いめのコーヒー
    あるいは紅茶とのマッチングが良いでしょう。

これだけ買っても、合計で¥1,000ちょっとです。

横須賀的庶民価格で、ワンランク上の工夫された作りのパンをいただけちゃう。
得した気分ですねぇ。

お買い物カードも作ってくれて、期限なしで500円ごとにスタンプを押してくれますから、
集めたいと思いますよ。

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