トカトントンガラシさんのマイ★ベストレストラン 2014

美味しい記憶

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

「THRASH ZONE」
 ヘヴィメタルの演奏。
 圧倒的なフレバー、強烈なホップ、高アルコールのビール。
 レビュー400のメモリアルリリース。

「グッドビアファウセッツ」
 ゆっくりと特別な一杯を楽しむための空間。
 モンスターCIPAは癒しの一杯となる。

「友栄」
 うなぎとビールを楽しんだ、冬の伊東・箱根温泉旅行。
 焼津直送の最高ランク「青うなぎ」を堪能。

「ラ・ピッチカ」
 トスカーナの家庭料理を中心に、
 イタリア全州の料理が楽しめることになる。
 トスカーナフェアではズッパティペッシェにアリスタにと♡♡♡

「 祢保希」
 鮎にたたきに超辛口純米「船中八策」と
 話は尽きない渋谷の夜。

「まとい」
 伊東の松川に架かるいでゆ橋と望楼が見える東海館。
 あっというまに過ぎいく幸せな時間。

                          byビート

マイ★ベストレストラン

1位

THRASH ZONE (横浜、神奈川、反町 / ビアバー、バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2014/01訪問 2015/01/29

EXTREME!

圧倒的なフレバー、強烈なホップ、高アルコール。
ヘヴィなビールである。

むきだしのコンクリート、壁に掛けられた画面から流れるのはヘヴィメタル。
タップ前のカウンター、腰高テーブルとチェアもあり。
黒板にチョークで書かれたメニューは、
オリジナルをはじめ、国内外のクラフトビールが計10種ほど。
サイドメニューはポテトのみ。

「THRASHZONE」の名を冠したビールをいただく。
グラスには「EXTREME BEER ONLY」の文字。
パイントグラスになみなみと注がれた一杯。
フレッシュな香り、口蓋いっぱいに広がる苦味、深い余韻。
ゆっくり味わいたいビールである。

≪2013年6月22日(土) 初訪≫
 THRASHZONE HOPSLAVE 9.0 Imperial/Duble I.P.A.
 THRASHZONE HOPS DEICIDE 8.2 Imperial/Duble I.P.A.

≪2014年1月3日(金) 再訪≫
 THRASHZONE SPEED KILLS I.P.A. 7.8  India Pale Ale
 THRASHZONE WORLD DOWNFALL STOUT 7.6  Stout

「厚木ビール」醸造の個性的でフルボディな逸品。
ネーミングはヘヴィメタルに因む。
寡黙なマスターがひとりビールを注ぐ。
ストイックな店である。

  • 2014/1/3 THRASHZONE WORLD DOWNFALL STOUT と THRASHZONE SPEED KILLS I.P.A.
  • 2013/6/22 THRASHZONE HOPS DEICIDE と THRASHZONE HOPSLAVE

もっと見る

2位

Goodbeer faucets (神泉、渋谷 / ビアバー、ハンバーガー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2014/10訪問 2014/11/20

癒しの一杯

渋谷駅からの喧騒が落ち着きを見せ始める東急本店
Bunkamura界隈。コンビニ横の階段を上がり、
ドアを押し中へ入ると、燦然と輝くサーバーに
目を奪われる。タップを囲むカウンター、ハイ
テーブルやローテーブルの席もあり、ゆっくりと
特別な一杯を楽しむための空間がそこにはある。

日本やアメリカをはじめとしたクラフトビールが約40種。
1/2PINT(236ml)、1PINT(473ml)、中には
PITCHER(1500ml)で提供されるものもあり。
1PINTが¥700~¥1,400。
ノーチャージ、ハッピーアワーの設定もうれしい。   *
料理は、ドライ・冷菜・温菜に、
期間限定のスペシャルメニューなど、
ビールにあうものが用意されている。

≪2014年2月19日(水) 初訪≫
 ニードビール モンスターCIPA \900→\700

≪2014年3月6日(木) 2回目≫
 ニードビール クリームエール \780→\580

≪2014年3月30日(日) 3回目≫
 ニードビール モンスターCIPA \900→\700
 ニードビール レッドネックアンバーエール \780→\580
 ニードビール スモークポンプスタウト(リアルエール) \900→\700
 Special Menuから
  NEW!自家製ハム3種盛り合わせ(鴨、豚、鶏) \1200
   それぞれの特性を活かした丁寧な仕上げ。
 通常メニューから
  ファラフェル イスラエル風ひよこ豆のクロケットwith白ゴマソース \850
   デリカッセンやスタンドで供されるイスラエル料理。
   ニンニクが効いた白ゴマソース(tahini)は、いかにもニューヨーク風。

≪2014年10月1日(水) 4回目≫
 ニードビール モンスターCIPA \900→\700

≪2014年10月2日(水) 5回目≫
 ニードビール エンドレスブラウン \750→\550

FAUCETSオリジナルビールのニードビールは、
ここでしか味わうことができないもの。

「モンスターCIPA」にすっかり魅了されている。
フレッシュなアロマ、じんわりと広がる苦みの奥には甘味の存在が。癒しの一杯。

* ハッピーアワー 月曜日~木曜日 17:00~20:00
          日曜日16:00~19:00
          ALL PINTS \200 off
全席禁煙。

  • 2014/10/2 ニードビール エンドレスブラウン
  • 2014/10/1 ニードビール モンスターCIPA
  • 2014/3/30 ニードビール モンスターCIPAとレッドネックアンバーエール 

もっと見る

3位

宝すし (小樽、南小樽 / 寿司、日本料理、海鮮)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2014/07訪問 2014/12/16

夏の思い出 小樽・宝寿司 

札幌から快速電車に乗ること約30分。
港と坂道、運河と倉庫、歴史と文化の街、小樽に到着する。
市場には水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が並び、
市内には130店を超える寿司店がある。
「寿司屋通り」と命名された通りから離れ、
商店街の脇を入ったスナックが並ぶ通りのはずれに
ひっそりと佇むのが、こちらのお店である。

モノトーンのスタイリッシュな構え。
ドアの向こうには細く短いアプローチ、
右に折れるとカウンターとテーブル席が2つほど。
開店と同時に数組の客が入るといっぱいになってしまった。
カウンター席に座り、ケースの中のネタを眺める。
ぴっちり整然と並ぶ様が美しい。
おしぼり皿や醤油差しは、小樽のガラス製品である。

宝握り(10カン)3,500円(税込)をいただく。
「醤油をつけずにお召し上がりください」
 黒い陶製のゲタの上に一貫ずつ出された。
 ふんわり広がる白身ならではの旨味、ヒラメ。
 しっとりと深い滋味、大間のまぐろ。
 柔らかく、上品な仕上がり、アワビ。
 食感も爽やか、夏の風味、ヤリイカ。
 桜色の、甘く優しい味わい、ほっき。
 しっとり、上質感、ズワイガニ。
 とろりとした甘味、ぼたんえび。
 磯の香り、とろける甘味とコク、ウニ。
 大粒、弾けるプチプチ感、イクラ。
 昆布のだしの旨味、自家製数の子。

ほんのりとした酢の香りのシャリはしっかり、ふっくら。海苔の味も濃い。
北海道の味覚を堪能。至福のひとときはあっという間に過ぎた・・・。

  • 2014/7 アワビ、ヤリイカ、ほっき
  • 2014/7 ズワイガニ、ぼたんえび
  • 2014/7 ウニ、イクラ、自家製数の子

もっと見る

4位

うなぎ亭 友栄 (風祭、入生田 / うなぎ、日本料理、すっぽん)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2014/02訪問 2014/05/10

冬の思い出 箱根五

「鈴廣かまぼこの里」でゆるりとすごした後に
国道一号線を箱根方面へ向かい歩くこと約10分。
道路脇に建つ店舗は、比較的新しく、一軒家風。

梅文様の藍色ののれん、壺に活けられた生花。
引き戸を開けると店内にはたくさんの客と
作務衣のスタッフで大賑わい。
左にテーブル席、右に籐マットが敷かれた座敷。
みっちりとした配席。土・日・祝日の予約は
夜の部(午後3時以降)のみということで
うかがったのは3時。
座敷に通され、分厚い木の丸い座卓に座り
急須で出された茶を飲みつつ待つこと約15分。
運ばれてきたのは「しら焼き」。でかっ!

さて、いただいたもの。
しら焼御膳(きも吸・おしんこ付) 3,700円 +外税185円
上うな重(きも吸・おしんこ付)  3,600円 +外税180円

「しら焼御膳」
 本わさびと、山椒と味噌を混ぜ合わせたもの2種類の薬味でいただく。
 脂の乗った身と清涼感あふれるわさびが醸し出す絶妙なハーモニー。

「上うな重」
 あぶりだされたうなぎの脂とタレが混ざりあい、美しい照り。
 厚みのある身、ふわふわとした柔らかさ。
 (いつになく被写体に迫って撮っていましたね)

焼津直送の「青うなぎ」をその日にさばき、料理。
「青うなぎ」は、最良の水質で、最上級の餌を
与え育てた最高ランクのものであるとか。

昨日、一昨日と三日連続してうなぎをいただいたが、
お値段も違えば、店の立地や歴史、雰囲気、接客もまったく異なるので、
単純に比較はできないが、旅先でいただくうなぎは感興もひとしお。
まだまだいけますが、今日で旅はおしまい・・・。

(やっとアップした冬の旅でしたが、本日からは次の旅へ。しばしのご無沙汰となります。
 どうかみなさま、ゴールデンウィークをご健勝でおすごしくださいませ)

  • 2014/2 白焼き
  • 2014/2 本わさび
  • 2014/2 きも吸、おしんこ付き

もっと見る

5位

ラ・ピッチカ (桜木町、馬車道、関内 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥2,000~¥2,999

2014/12訪問 2015/04/13

閉店

「店長独立へ向けて卒業」というダイレクトメールはいただいたが、まさかの閉店。
気を取り直して、最後の訪問となってしまった昨年暮れのランチをレビューする。

≪2014年12月28日(日)10回目≫
ランチセット
 サラダ にんじんのドレッシング
 前菜5種 
  大麦と三浦野菜のサラダ
  野菜の煮込み
  パルマ産生ハム
  サラミ・フィノキオーナ
  自家製焼き豚バルサミコソース
 スパゲッティ
  魚介類とチェリートマト・バジリコ
  サラミと白インゲン豆・ひよこ豆
 ドルチェ
  赤ワインで煮た洋梨のコンポートのテリーヌ
  バニラアイス
 エスプレッソ

グラスワインは「キャンティ」と「ヴィオニエ"バウチ"2012」を。

たっぷり豪快に盛り付けられた前菜。
プチプチシャキシャキとした食感のサラダと
滋味深い味わいの煮込みという、仕上がりの異なる野菜2種を楽しむ。
生ハム・サラミ・焼き豚は、まろやかなキャンティと相まって、
噛み締めるほどに凝縮されていた旨味が広がっていく。
 
サラミと豆とがバランスよく絡む、熱々のスパゲッティは、
ねっとりとした澱粉質のソースが優しく、おかわりしたパンで最後まで味わいつくす。
白身魚の旨味が引き立つバジリコとにんにくのオイルソースのスパゲッティは、
スープを吸ったパスタも美味なら、トマトの甘みがアクセントになっている。

予期しない驚きのドルチェ。
赤ワインの酸味と洋梨の甘味が見事に昇華されており、
舌触りも心地よくいただく。

最後のエスプレッソに過ぎたひと時を名残り惜しむ。

ボナぺティート、好きな店がひとつなくなってしまった・・・。

♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡

バトンタッチ!

ダイレクト・メールが来た。
 3周年フェアのお知らせ
 シェフ、サービスマンバトンタッチ!
 9月22日(月)~26日(金)
 トスカーナフェア開催!

裏には手書きで
 事前予約された方カラフェワインサービス!

行かねばならぬ。
 ディナータイム1,000 OFF!
のポイントも貯まっている・・・。

≪2014年9月23日(火) 9回目≫

てなわけで、今宵いただきしもの。

「トスカーナ風前菜の盛り合わせ」 ¥2,100
 ツナと白いんげん豆のクロスティーニ
 しいたけラグーのクロスティーニ
 フルーツトマトのクロスティーニ
 ハム類の薄切り盛り合わせ
 オリーブ
 ペスキオーレ(イタリア産小桃の酢漬け)
  様々のクロスティーニはトスカーナの
  食材の豊かさを知らしめる。
  ハムは舌触りよく、香り高くとろける。
  風味豊かなオリーブ。
  小桃にはカリカリした食感、爽やかな甘味と酸味。

「ホウボウのズッパティペッシェ」(魚スープ) ¥3,400
 ホウボウまるごと一尾に大きなアサリ。
 頭から、骨から、尾からの美味しいスープがいただける。
 しっかりした味がフォカッチャに浸み入る。

「アリスタ」(豚肩肉のロース) \2,800
「コントルノ 白いんげん豆」 ¥500
 セージ、ローズマリー、にんにくとワインを加えて焼いたもの。
 柔らかな脂身と香ばしく少し堅くなった部分との交わりが醸し出す
 味わいは素晴らしいもの。
 お皿の縁の細かくすりおろしたグラナ・パダーノ。
 心地よい塩気が肉の旨味を惹きたてる。
 一切れいただき、ワインを一口、また一切れ。
 数種あるコントルノ(付け合わせ)、お薦めはとの質問に
 すかさかず返ってきた、白いんげん豆。
 豆のほのかな甘みと素朴な味わいがベストフィットする。

コペルト \300
 グリッシーニとフォカッチャ。
 フォカッチャはスープが美味しいのでお替わり。

トスカーナを堪能しました。

≪2014年8月2日(土) 8回目≫

シェフとサービスの女性は7月12日に変わったとのこと。
トスカーナの家庭料理を中心に、イタリア全州の料理が
楽しめるそうである。

Aパスタランチ \1,000 パン・サラダ・ドリンク付き
 スパゲッティ
 「アスパラ・セミドライトマト アンチョビのソース」
  異なる食感の食材とシャキッとした麺がオイリーソースに
  よくからみ、意外にもアンチョビの塩分は控えめな仕上がり。 
 「パッパ アル ポモドーロ」
  硬くなったトスカーナパンを水で戻し、トマトソースで煮込んだ、
  オリーブオイルたっぷりのパン粥。それに、サルシッチャの煮込み。
  キリッと冷えた白ワインとの相性が素晴らしい。
  ドリンクはミニグラスワイン(白)をいただく。

食後にエスプレッソ\100をプラス。
                       
≪2014年7月19日(土) 7回目≫

トカさんが旅行で留守だ!
羽を伸ばしてランチにうかがう。
写真も撮らず、食べログも書かず、
気楽に、ゆっくりと楽しむぞ!!

Aパスタランチ \1,000
 自家製パン
 季節野菜のサラダ
 スパゲッティ
  シチリア産アンチョビと野菜のオイルソース
 ミニグラスワイン(白)

食後のエスプレッソ \100

ワインをお替わりしてメインとドルチェを追加したら、後でトカさんに(^_^;)
                                   byビート

♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡ ♥ ♡  

口説きのダンス

桜木町駅をみなとみらい方向に出て右手に進み、大岡川を渡り、
地ビール屋さんの向かいのビル1階、ウッドデッキにオレンジの日よけが目を惹く。
ペット連れもOKなら、子ども用のいすもあり、
こじんまりとした店内の壁には、木のラックにワインの空きボトル。
シェフと女性スタッフがふたりで切り盛りする、
南イタリアのプーリア州を中心とした料理とワインを提供する店である。

≪2013年11月21日(木) 6回目≫

人影の少なくなった界隈、遅いランチにうかがう。
「ヴァカンツァランチ」 (13時以降限定ランチ)
 自家製パン
 季節野菜のサラダ
 前菜5種
  さばのコンフィ、かぼちゃのアグロドルチェ
  生ハム、水牛のモッツァレッラ、焼きなすとしらすのマリネ
 パスタ
  スパゲッティ ヤリイカと白菜のオイルソース
  リゾット カツオとワサビ菜
 魚料理または肉料理
  イトヨリのアクアパッツァ
  岩手産いわい鶏のグリル
 自家製デザート
  柿のグラニエ
  栗のジェラート
   ミニグラスワイン白、赤

甘酢煮のかぼちゃ、弾力ある食感のモッツァレッラ、香ばしいなす。
食材も味の仕上がりもさまざまな前菜たち。
ふっくら火入れのカツオと爽やかな風味のワサビ菜、 
やわらかく炊きあがったリゾットは、塩が強め。
魚介類と香辛料とオリーブオイルとワインとが生み出した旨みのアクアパッツア。
アサリには包丁が入り、貝殻と身が離れ、食べやすかった。
臭みが少なく、甘めの肉質のいわい鶏。
旨味がじゃがいもにも浸みこむ。
果実感のある穏やかな甘めの赤ワインで楽しむ。
ドルチェは旬の果物を使った品々。
清冽なグラニエと風味豊かなジェラート。
エスプレッソとカプチーノを追加。
ブラームスの3番が想い浮かぶ、晩秋の晴れた日だった。

≪2013年9月7日(土) 5回目≫

約1年ぶりの訪問。
メニュー構成にも変化はないと思いつついただいたが、
シェフが変わったことを後で知った。
Aパスタランチ
 自家製パン
 季節野菜のサラダ
 パスタ
  スパゲッティ ヤリイカと白菜のオイルソース
  スパゲッティ 鎌倉野菜のトマトソース リコッタチーズ添え
 食後のアメリカーノ

≪2012年6月15日(金) 4回目≫

暑くもなく寒くもない、吹き抜ける風が心地よい日、
デッキでいただくことにした。
オレンジのギンガムチェックのクロス、
アイビーやマリーゴールドの鉢植え、
やや遅めのランチタイム。
車や人の往来も少なく、
聞こえてくるのは近くのビルの工事の音と、
ときおり通過する根岸線の音。
 
メニューの構成はほぼ定番化した模様。
ドリンクにミニグラスワイン(赤・白)を発見!
この日いただいたのは、
Aのパスタランチ¥1,000 4種類の中から
「鎌倉野菜とトマトソースのパスタ」(かぶと小松菜)
 鎌倉野菜とうたったサラダが、サニーレタスと水菜の2種類だったのはちょっと寂しい。
 お替りは?と来てもらえなかった、放っておかれ感があったデッキ席。
 パスタソースがやや塩が多め、シェフもお疲れ気味か。
 タンクトップで頑張っておられましたね~
 
≪2012年4月7日(土) 3回目≫
 
今週いっぱいブーリア州フェアということで、
Taralli(タラッリ)というリング状のパンが出された。
クラッカーに近い感じで、サックリ・ぽろぽろと崩れる食感が
なんとも心地よく、思わず手が出てしまう。
「鎌倉野菜とトマトソースのパスタ」(かぶと高菜)
「いかのオリーブオイルソース」
デザート「いちごとマスカルポーネのムースのミルフィーユ仕立て」
エスプレッソ、カプチーノ
デザートもラテアートもうれしい。

≪2011年12月25日(日) 2回目≫

日曜日は定休日だが、クリスマスのためにつき営業したとのこと。
パスタランチA¥1,300から
「スパゲティーニ ちりめんきゃべつアサリのオイルソース」
 煮込まれて甘味もアップしたちりめんきゃべつ。
 貝が身が殻からはずしてあり、食べやすかった。
 パスタランチA¥1,300プラス¥200
「自家製オレキエッテ アンチョビブロッコリーオイルソース」
 ブーツ形をしたイタリア半島のかかとのところにあたるプーリア州。
 伝統的なパスタであるオレキエッテは、
 オレッキ、耳という意味からという、円形のくぼんだ形をしている。
 ブロッコリーを食感を残さずにペースト状のソースとして仕上げ、
 アンチョビの塩分もほどよいアクセントとなり、パスタとよく絡んでいた。
 カフェの選択肢が多く、カプチーノをオーダー。
 愛らしいアートがブラボー!

≪2011年12月19日(月) 初訪≫
 
A.パスタランチ    1,000円
  パスタ(4種から)、自家製パン、季節の鎌倉野菜のサラダ、アメリカーノまたは紅茶
B.ピッチカランチ   1,500円
  前菜5種、パスタ(4種から)、自家製パン、季節の鎌倉野菜のサラダ、アメリカーノまたは紅茶
デザートセットプラス300円
本日の自家製デザート
カフェ
 エスプッレッソ、アメリカーノ、カフェラテ、カプチーノ
 紅茶、フレーバーティー、黒ブドウのリーフティー

Aから「スパゲティーニ   鎌倉野菜のトマトソース」をオーダー。 
 トマトの淡い仕上がりに、たっぷりかけられたパルミジャーノ・レッジャーノがコクを添えている。
 しっとり緻密な肉質のあやめかぶと味の濃いほうれんそう。旬の根菜と葉菜のコラボレーション。
 オープン記念として女性にはデザートが付くとのこと。アイスクリームをいただいた。
特製冷たいハーブティー(カモミール&ミント)、自家製パン、季節の鎌倉野菜のサラダ
はお替わり自由。エスプレッソには、ナポリで愛されてきたというIZZO社のものを使用。

「ピッチカ」とはブーリア地方の伝統的な踊りとのこと。
男性が気になる女性を口説くために畑の中でしたという説もあり。

  • 2014/12/28 サラダ
  • 2014/12/28 グラスワイン
  • 2014/12/28 前菜5種

もっと見る

6位

祢保希 渋谷店 (渋谷、神泉、表参道 / 日本料理、鍋、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/07訪問 2015/12/24

季節をいただく -土佐の天然鮎-

ひぃ~さんから届いたメール。

 「此の所、少し忙しい」という朋輩を、
 何とか呼び出しての一献。
 店の選択にも少しは気を遣う。
 八寸に登場させる、季節の食材を求めて、季語を探す。
 今はちょうど梅雨も明けたばかり。
 やはり鮎ですかね。

 真っ先に、京都は嵯峨野の果て、
 愛宕の鮎茶屋平野を思い出したが、
 忙しい人を、まさか新幹線に乗せるわけにもいかない。
 那須・伊豆などと鮎場をいろいろ想い巡らしている時に、
 ふと、四国は四万十川の清流が浮かんできて、
 この土佐料理の老舗にたどり着いた。

 普段は「とりあえずのビール乾杯」はせずに、
 いきなり酒にするシキタリなのだが、
 梅雨明けの真夏日の夕刻、
 ここは流石に、キンキンに冷えたビールでしょう。

 熱々のお絞りを使った後に、運ばれてきましたよ。
 いわゆる「とりあえずの乾杯ビール」。
 よく冷えたやつを、ぐっと一息に流し込む。
 ぷわっと、口についた泡を吹き飛ばして、
 アーっと、ため息も飛ばす。
 
 「やあやあ」とつもる話を始める。

 ところが、出てきた突き出しと先付を見て、
 これに合わせようと、早々と冷酒を所望。
 「船中八策」だと。上品に作られていて、
 いわゆる「フルーティ」なお味。
 土佐の荒々しい酒も飲みたくなった。

 そこに、真打ちの土佐天然鮎が登場だ。
 お給仕のお嬢さんが、皿を差し出すはなから
 もう、香ばしく、さわやかな香りが立ち込めている。
 置かれた皿に顔を近づけて、もう一度、香りをいただく。
 腹の下には温めた黒石が隠してあった。
 香りを演出する黒子ですね。

 鮎は香魚とも書き表すのも納得。
 四万十の清冽なせせらぎも目に浮かんできた。

 この魚を肴に、会話は、
 相方の旅の土産話を皮切りに、
 政治や経済や悪口や愚痴の話は封じ込めて、
 今、昔、さらには文化と芸術におよび
 将来の夢までと上り詰める。
 いい時間が流れる。

 その間献立は進んで、
 鱧、ナス、かぼちゃ、きびなごと
 梅雨明けを待っていた「旬」たちが出てきた。
 ここの名物の鰹も登場した。
 料理を出す間合いも落ちついていて、大変よろしい。

 今日はいい香りが旨い。
 あおさ海苔の天麩羅、
 そうめんに載せた刻みの海苔
 デザートの柑橘
 しめのお茶も上手に淹れてくれた。

 話は尽きないが、お開きの時間。
 品のよい給仕のお嬢さんに、
 外まで見送っていただいて、
 渋谷の街へと歩き出た。

ひぃ~さんといただきしもの。
 「足摺会席」
   土佐旬菜三種盛り合わせ
    どろめ、酒盗、くじらの皮の酢味噌
   旬の造り二種盛り合わせ
    たまめ、いさき
   土佐の天然鮎 塩焼
   炭火焼 鰹のたたき
   四万十鶏と南瓜の揚煮
   鱧とあおさ海苔の天ぷら
   茄子ときびなごの酢浸し
   鯛出汁そうめん
   デザート

 司牡丹酒造「船中八策」
  超辛口純米酒

楽しい時間を過ごすことができました。

  • 2014/7/23 土佐の天然鮎 塩焼
  • 2014/7/23 ビール、突き出し
  • 2014/7/23 土佐旬菜三種盛り合わせ

もっと見る

7位

うなぎのまとい (伊東 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2014/02訪問 2014/03/18

冬の思い出 伊東一

横浜駅から東海道線に揺られること約1時間。
熱海乗り換え、伊豆急の車両で伊東へと向かう。
トンネルの連続。合間に見えるのは、のどかな海の風景。
国道135号線と平走するようになると、
中高層の建物が現れ始め、伊東の町も近い。
伊東に行くならハトヤ、電話はヨイフロ♪
ハトヤって今もあるのかな~と思ったら、
目に飛び込んできた、ハトヤサンホテル!

伊東駅前のロータリーから湯の花商店街へと入る。
飲食店が点在する通りの傍らには湯が湧き、
「お湯かけ七福神」が祭られている。
続いて、全天候型開閉式というアーケードの
キネマ通りへと入っていくが、こちらは、
八百屋、パン屋、薬局、洋品店などが並び、
日常感いっぱいである。

交差点へと出ると松川に架かるいでゆ橋、
左手には東海館の特徴的な望楼が見える。
かつて宿泊したこともある東海館であるが、
今は閉業して、市の文化財となっている。
大正末期に建てられたという木造家屋は
温泉情緒たっぷり。

この歴史的建造物と向き合って店を構えているのが、
こちらのお店である。あたりに漂う、い~い香り。
店前の設えにも心惹かれる。引き戸を開け、中へ。
こざっぱりとした店内には、厨房前に小さなカウンター、
木のテーブルといす、全部で20人ほどか。

メニューは
 うな丼   (お吸物・お新香付) 並・上
 うな重   (肝吸・お新香付)  並・上・特上
 まぶし丼  (お吸物・お新香付)
 蒲焼定食  (肝吸・お新香付)  並・上
 白焼定食  (肝吸・お新香付)  並・上
 柳川定食  (お新香付)
の6種であり、枚数によって値段が上がる仕組みである。

うな重  並 2700円
白焼定食 並 2800円 をいただく。

待つことしばし。20分くらいか。
テレビがお昼のニュースを流していた。
蒸しから焼きへの行程が実に静かである。

うな重。たれ少なめさっぱり。ごはんシャキッ。
ふんわりやわらかく香ばしいうなぎ。ホロホロといけてしまう。
ゆずの香りがアクセントになった肝吸は素麺入り。
きゅうり、にんじん、大根、キャベツの浅漬け。

白焼。パリッとした皮目。
わさび醤油でうなぎ本来の味を楽しむ。
これもいい・・・。

幸せな時間はあっというまに過ぎていく。
美味しうございました。

  • 2014/2/20 白焼定食 並
  • 2014/2/20 うな重 並
  • 2014/2/20 ランチタイム

もっと見る

8位

浅田 (松本 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/08訪問 2014/12/24

夏の思い出 松本・浅田

「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の
『兵士の物語』を観劇するために松本を訪ねた。

駅前にある「アリオ松本」のビルを左手に見て、
どこまでもまっすぐ行くと深志神社へ突き当たる。
車はもちろん、行き交う人も少ない静かな道である。
神社の向こうが『兵士の物語』上演会場の
「まつもと市民芸術館」。さらにその向こう、
民家の建ち並ぶ一角にこちらの店がある。
白壁、瓦屋根、のれんに「そば処浅田」の文字。
引き戸を開けると、開店してまもなくというのにすでに満席。
タクシーで乗り付けた客もおり、しばしの間待つことになった。
フローリングの床、松本民芸家具のテーブルといすは、重厚感
もありながら温かみもある。窓から差し込む光で店内は明るい。
4人掛けふたつと8人掛け、小上がりの畳は8人掛け、相席。

お品書き(税込)
 ざるそば          900円
 十割ざるそば       1100円
 きのこそば(温かいそば) 1300円 (7月8月は休み)

つまり本日は「ざる」と「十割」のふたつということになる。
注文の際に、お水かお茶かと聞かれたが、空調も効いており、
たとえ真夏でもお茶を飲みたい者にとってはうれしい。
“大根は激辛なので注意してください”
盆に載って届いた「十割ざるそば」一式。
そばは半透明の薄緑色、細くてシャキッ。
つゆは甘味少なく、すっきり濃いめ。
薬味は辛味大根、わさび、ねぎを少しずつ。
そば湯がとろりと濃厚で、旨みもたっぷり。

レジの後ろに、かぶよりも二まわりほど大きい辛味大根が置かれていた。
さて、松本駅の電光掲示板によると、気温37℃。
夜の公演時間まで、ゆっくりすごすことにしよう。

  • 2014/8 十割ざるそば
  • 2014/8 そば湯
  • 2014/8 お茶
  • 2014/8 ランチタイム

もっと見る

9位

開運堂 本店 (松本、西松本、北松本 / 和菓子、洋菓子、ソフトクリーム)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/08訪問 2014/12/25

夏の思い出 松本・開運堂本店

松本城の大手門から真南におよそ三百間
(約540m)にある本町は、
善光寺道と野麦街道の分岐点にあたり、
交通の要衝として繁栄。
江戸時代には有力な町人たちが軒を
つらねていたという。
黒壁の土蔵づくりや洋館が点在する
レトロモダンな通りのほぼ中央、
西側に入った一角に偉容を誇るのがこちらの店。
1998年に新築され、2000年には松本市の
「都市景観賞」や「中部建築賞」を受賞したという建物の
コンセプトは「シンプルで個性的、いつまでも斬新」。
江戸時代には呉服商を営み、明治になってから
菓子業に代わったという老舗である。
広い店内のショーケースには、和菓子のほか洋菓子も並ぶ。
バリエーション豊かな品揃えの中から
「信州を代表する銘菓」という二品を購入した。

「真味糖」 6本入り 810円
 裏千家淡々斎宗匠の命名によるお茶席菓子。
 鬼胡桃と蜂蜜などを用いた和風タッフィー。
 しっとりと甘く、胡桃も香ばしい。

「開智」 12枚入り 788円
 重要文化財「開智学校」の天にそびえる八角の高楼を表現した、
 浮焼き(ふやき)菓子。
 ふんわり、さっくり、繊細な品。
 箱には「軽く浮き上ったものほど上等な出来です。12枚入り風袋共およそ65gです」
 包装紙には「軽いですが空ではありません」という表示もあった。

「京にも江戸にも影響されず、信州の風土と人情に育まれた地域色豊かな味わい」という和菓子。
「シンプルで個性的、いつまでも斬新」という建物のコンセプトに相通じるものがあった。

  • 2014/8 真味糖
  • 2014/8 開智

もっと見る

ページの先頭へ