タナさんさんが投稿したゆくい処 石だたみ(沖縄/安里)の口コミ詳細

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ゆくい処 石だたみ儀保、首里、市立病院前/沖縄料理、沖縄そば

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2012/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

実家で過ごすように、おばあの手料理をゆったりと味わう。

 首里城観光の後、夕食は首里城から石畳を下ったところにある、その名も「ゆくい処石畳」に行くことにし、
前日に19時からと予約を入れておいた。
 お店の情報を見ると、「雨の日は石畳が滑るので休み」と書いてあるが、幸いに予約した日は、快晴ではないが雨は降りそうにない。

 石畳から夕暮れを見た後、お店に行こうと予定していたが、5時過ぎに石畳に行くと、想像よりも急で滑り易く、
また、街灯も少ないことから暗くなってから、お伺いすることは無理そうだ。

 とにかく、明るいうちにお店の場所を確認し、「早く来るかもしれぬ」旨ひとこと言っておこうと探すが、
お店の看板らしいものは見つけられない。

 日没が遅い沖縄も6時が近づいてくると、周りも薄暗くなり、ますます心細くなってきたので、電話を入れ、場所を聞き、
予約を早めてお伺いすることにする。
 教えて頂いたのは、石畳に面した白い暖簾を下げたお店で、「ここかな」と思って何度か前を行き来した建物であった。

 今後、訪問する人のために、簡単に場所を説明すると大きなガジュマルの木がある石畳の中腹のお店である。

 6時少し過ぎにお店に到着し、優しい笑顔の年配の女主人に「予約している○○ですけど」と告げると、
『遠慮せずに、いつ入って来てもよかったのよ』と、入口付近のテーブルを通り抜け、奥の小上がりに案内された。

 小上がりには座卓が2卓あり、周りは泡盛の甕が並び、そして有名人、一般人の色紙がところ狭しと張られている。「有名店なのかな?」とも思うが、色紙に書かれた日付は、10年近く前のものがほとんどであり、2004年位から新しいものがない。
 後で聞いたところによると、最近は全く宣伝もしておらず、口コミで来るお客さんだけを対象にしていることが原因らしい。

 さて、泡盛飲み放題のお任せコース(3500円)を予約しておいたこともあり、女主人は6つある飲み放題の泡盛の甕を説明し、
『最初から泡盛にするかい?』と聞くので、汗もかいたことだしと、家内と二人、オリオンビールの生(別料金500円)をお願いし、料理を待つことにした。
 
 女主人、いや、面倒なので「おばあ」とここから書くことにするが、ビールを出した後、調理場に引っ込み、
ジュー、ジャーと美味しそうな音と香りを漂わせる。
 そして待つこと10分。
 最初の4皿が登場(これでお通しが終わったと勘違いしていたが、これは序章であった)
 内容は、
 ①切干大根の煮つけ
 ②ミミガーのミソ和え(ゼラチンが柔らかく甘い味噌とよく合う)
 ③青菜のおひたし
 ④もずく酢(ねっとりしたもずくに軽めのお酢)
 の4皿でいずれも薄味で素材の味を活かしておりおいしい。
 これをビールとともにテキパキと食べ終わった頃、小皿の第2群が到着。
 メンツは、
 ⑤ジーマミー豆腐・・・ゴマの風味でこってりしており、ほんのり甘い
 ⑥白和え(豆腐のうまみの身で食べさせる)
 ⑦パパイヤ炒め(パパイヤらしく、ほんのりフルーティな炒め物) 
 ⑧水前寺菜のおひたし・・独特の歯ごたえと粘りがある
で、ここで、ワシは泡盛に替え、水割りにしてチビチビ飲みつつ、料理を味わうが、もう、小皿軍団だけでお腹いっぱいである。
そして第三群は、
 ⑨ラフテー(皮付きの三枚肉の脂の美味さが堪らない)
 ⑩島ラッキョウの一夜漬け(かなり小ぶりな島ラッキョウ、塩味で醤油をかけなくても十分)
 ⑪田いものの煮もの(ねっとりとしていて、さっぱりとしただしの味)
 ⑫紅イモの煮もの(田いもを混ぜてあるようで、紅イモの独特の味わいでねっとり)
 と、ここまでで、既に12品である。

 1時間が経過し、もう、沖縄料理を味わい尽くしたような気がしている。

 しかし、小皿が終わると、引き続いて大皿(2人前をもったもの)に移行する。

 まずは、ゴーヤチャンプルとソーメンチャンプルの炒め物2品。
 ⑬ゴーヤチャンプル
  卵がたっぷりと入っており、豆腐ととともに、その甘さがゴーヤの苦みを抑え、とても食べやすい。
 ⑭ソーメンチャンプル
  ほとんど具材の入っていない素麺炒めは、そのままでは物足りないが、たっぷりかかった削り節と絡めると料理として完成し、
 淡白だが美味しい。

 ⑮刺身盛り合わせ
  マグロの赤身(生マグロと思われる)
  白身魚(小ぶりな魚だが、新鮮でこりこりしている)
  サーモン(地物ではないが彩のサービスの様)

 ⑯テビチー煮(あるいは沖縄おでんか?)
  とろとろのテビチーに、テビチーのスープとだし(トータルダシかもしれぬ)をしっかり吸った大根、ニンジン、昆布。
  いずれも美味しいのだが、お腹が言うことをきかなくなってきている。
 ⑰グルクンの唐揚げ
  レモンをかけてもかけなくても、生臭くなく、カラりと揚がるサクサク

 以上、17品をほぼ食べ尽して、美味しくて、腹一杯で幸せすぎて座敷でしばらく、ボーットしている。

 壁に貼られた色紙をよく見ると「今度こそ食べ尽してやる」といった言葉がかかれているものも多い。

 一品一品の分量は少ないが、やはり17皿も食べると見た目でもお腹一杯になっている。

 ワシらは酒は、それほど飲まないので、酒も飲む人なら、この3500円は脅威のCPであろう。

 暫く、席に座っておばあと話をし、増々、まったり、のんびりとして、タクシーを呼んでもらいホテルに帰った。

 沖縄で沖縄料理を食べ尽したいと思い、そして時間があるときには、是非、訪問して欲しい。

 沖縄料理の味、量、そしてCPの3拍子が全て揃っているとお勧めできる。

  • 店名のがない!!

  • ますは、オリオン生

  • 飲み放題の泡盛

  • そして脅威の料理が始まった、①切り干し

  • ②ミミガーの味噌和え、③青菜のおひたし

  • ④もずく酢

  • ⑤ジーマミ豆腐、⑥白和え、⑦パパイヤ炒め

  • ⑧水前寺菜(金時菜)の酢みそ和え

  • ⑨ラフテー

  • ⑩島らっきょうの塩漬け

  • ⑪タロイモ

  • ⑫紫芋(+タロイモ)

  • 泡盛のつぼ

  • ⑬刺身3点盛り

  • 生のマグロの赤身はうまい

  • ⑭ゴーヤチャンプル

  • ⑮ソーメンチャンプル

  • ⑯アシテビチーのおでん

  • ⑰グルクンの唐揚げ

2012/12/12 更新

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