レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2011/11訪問 2011/11/15
大学の後輩がケニアに赴任することになり、どこかで壮行会をすることになった。
先輩が「場所は任せとけ」と言うのでお任せしていると、上野公園の中にあるこのお店を予約してくれた。
霧雨の中、地図を見ながら探し、精養軒に上がっている手前でお店を発見する。
傘をたたみながら、入り口に向かうと作務衣を着た女性が傘を受け取る。
靴はそのままでとのことで、上がって、予約者の名前を告げるとライトアップされた庭越しに不忍池が見える。
しかし雨なので、庭より先はよく見えなくて残念。
テーブルでは2人の先輩が先に到着してビールを飲んでおり、ワシもビールの練習をしばらくしていると後輩ともう一人がやってきた。
ふたりとも雨で暗く、ここを見つけるのに苦労したようだ。
全員揃ったと言うことで、早速、料理(鶏すき焼きのコース)を始めて貰う。
メインは鶏スキとのことだが、まずは、小鉢の料理が色々と出される。
最初は、豆腐に味噌を載せたものと茶碗蒸し。
豆腐は豆の甘みがしっかりしており、おしゃれに少し盛られた味噌を付けて食べると、また、味がはっきりしてきて美味しい。
茶碗蒸しは、ダシが利いてあっさり、つるりとタマゴを頂ける。
先輩を見ると、もう酒はビールから、もう焼酎に変わっている。
さすが、我が先輩!ワシも焼酎をお湯割りで頂く。
水割りやロックなどと言った、先輩にぶっ飛ばされる。
次は椀ものは、生麩を味噌仕立てにしたもの。
生麩などは余り食べないが、これもクニッとした生麩に少し濃厚な味噌汁が絡んで、以外と美味しいものだと感心する。
そして、デブのお供、手羽焼きが出る。
よし、肉々じゃぁ、お~これは、鶏肉もジューシーだし胡椒がきいていて美味しいぞ。
そんなことを考え、骨までしゃぶっていると、ようやくすき焼き鍋に火が入り、「油が飛びますから」とのことで、紙製のエプロンが配られた。
すき焼き鍋で薄切りにした鶏肉を焼き、割り下をかけ、焼き(煮)あがったところで、各自がといて待っている器に取り分けてくれる。
甘い割り下と鶏のくせにしっとりと肉感のある鶏肉にタマゴを絡めて食べると、いや~これは美味い。
あとから、クレソン、湯葉、タマネギなども入れて食べるが、クレソンが意外とすき焼きに合うなぁ~驚き。
すき焼きを食べ終わると、あっさりとすき焼き鍋は下げられ、鶏のつみれ、ネギ、春雨、豆腐をだしで煮て食べる。
今後はすき焼きと違ってあっさりとしており、かなりお腹一杯なのに食べてしまう。
そして締めは、このだしを使った雑炊。
これも、何故だがお腹に収められる。
最後は牛皮饅頭。
甘さを抑えたあんこが入っており、これも結局食べてしまった。
窓から眺めるライトアップされた庭、落ち着いた室内、かいがいしいサービス、そして量も質も大満足の料理。
金沢の料亭をはしごしていた頃のように、久しぶりに食事を楽しんだという気持ちが湧いてきた。
ワシも、いつか、ここで誰かの壮行会を開いてやりたいな。
3位
1回
2010/12訪問 2010/12/29
ここ数年の我が家のクリスマスは、家族揃って食事を取る。
2週間前に電話を入れ、予約するが、クリスマスなのにあっさりとれた。
電話に出たシェフから、「生牡蠣は大丈夫ですか?」と確認されたが、他の家族は生牡蠣は苦手なので、ワシだけにして貰う。
25日の夜、ワシらは京成津田沼駅を目指し、暗くなった道をワイワイと進み、駅前口からはシャッター街化している商店街を2分程歩いて店に着いた。
19時からの予約で少し早く着いたが、先客もいるだろうと薄暗い階段を登り、店のドアを開ける。
中は四人掛けのテーブルが三つの小さなお店で他に誰もいない。
奥のキッチンに声を掛けると、優しそうなシェフが現れ、店の真ん中にあるテーブルに案内して、テーブルにあるスイッチを入れて立ち去った。
どうも、今夜はワシらだけしか予約が入っていないらしい。
店内の壁にはシャガールやミロのリトグラフが飾ってあり、他方でワインのボトルが無造作に固めておかれている。
『何か高そうなお店だけど、本当にワインが付いて4000円なの』と娘が心配そうに話しかけてくる。
店内を見渡していると、大きな鯛を持ってきたシェフは、「今日の鯛は大きいので、メインだけでなく、前菜にもお出ししますよ」と解説し、再びキッチンに戻った。
大学のこと、仕事のことなど話していると、何故か、足下が暖かだ!
「そうか!」テーブルは炬燵になっていて、スイッチはそれだったんだ。
食事の前から、シェフの人柄とサービスで心はほんわりと暖かな気分が広がってくる。
五分ほどして、現れたシェフはロウソクの立ったノエルを持ってきた。
「このノエルはデザートでお出ししますが、形があるうちにお見せしておきます」とテーブルに置いていった。一人で切り盛りしているのに、ワシらにディナーを提供したいという気持ちが伝わってくる。
さて、いよいよ、その後はコース料理の始まり、最初は、海鮮のサラダ(炙った鯛と生牡蠣のサラダ)。サラダと一緒に家族全員(四人)に白ワインが注がれ、「これはサービスです」と伝えられる。
鯛はバーナーであぶり、冷やした石に載せて熱を取っていて水にさらしておらず旨味が凝縮している。そして新鮮な生牡蠣とたっぷりの野菜とのコンビネーションは絶妙。
付け合わせのトーストしたフランスパンでサラダソースをつけて食べるとまた美味しい。
生牡蠣が苦手な家族は茹でたえびが変更されている。
次は、豆がたっぷりのミネストローネ。表面にはチーズを載せてローストしたフランスパンが浮かんでいる。
スープは魚介類で取ったダシが利いていて、大小取り混ぜた豆、そしてチーズトーストとの組み合わせは、あっさりとしているが、いろんな食感が味わえて中々美味い。
肉料理は、地鶏と鴨肉のテリーヌにデミグラソースを合わせたもの。
テリーヌは、ちょっとぱさついていたが、味の程はまずまず。それよりも、ワインが無くなっていると、また、シェフが注いでくれる。もう、1本以上開けたはずなのに・・・と心配になる。
魚料理は、最初に解説のあった真鯛のソテーと茸のホワイトソース添え。
「ワインはこれで終わりになります」と言いつつ、グラスにワインを注いでくれる。これで2本近くは飲んでいるはずなのに、セット料金に入っているとのこと、なんたるサービス!!
さて、料理だがホワイトソースには、南房総の菜の花が添えられている。
これが塩味で皮目をパリパリに焼いた脂ののった真鯛のソテーは、ちょっと苦みのある菜の花とホワイトソース!と最高の組合わせだ!!
う~ん、家庭料理と控えめに名乗っているがシェフの腕前に家族一同感動する。
そしてデザートは、最初に見せてくれたノエルとコーヒー。
お腹一杯でもう食べられない!と思っていたが、あっさりとした生地と甘みを抑えたノエルは、何故か、ぺろりと食べられる。
21時過ぎには食事も終わり、娘はクリスマスイブにチョコレートケーキを焼き、これが膨らまないという話しをしていると、シェフがやってきて「良いバターを使いすぎてもダメなんですよ。全体の組み合わせの中でスポンジを作りますから・・このノエルもバターは使っていませんからね」と、ニコッと笑う。
そんな話しを聞きながら、お代を支払い、店を出た。
来たときには薄暗いなぁと思った階段も、ヘタウマな看板も全てが好きになった。
心を優しさで満たしてくれる素敵な店だった。
4位
1回
2011/09訪問 2011/09/10
これまで食べていたパンはなんだったんだろうと、思い返すパン屋さん。
つくばに異動になってから、駅から職場まで約4kmの道のりを
自転車で通っている。
毎日、同じ道を通っているうちに変化がほしくなり、また、体力にも自信が出てきたので、
今日の昼ごはんは、万博記念公園駅から6kmのところにあるクーロンヌで買うことにした。
ちょっと、飛ばしたが、店まではナビに導かれ20分ちょいで到着した。
ケーヨーD2のママチャリにしては良く頑張った!!
7時30分、店外のテーブルでは、すでに3組5人の方々が思い思いにパンのモーニングを食べている。
「もうこの時間にこれだけいるということは・・・」と不安になり、足を速め店に入るが、
ワシ以外にお客さんはおらず、また、早く行かないとうりきれてしまうと脅されていたが、
見た感じ品切れになっているパンはない。
さて、ちょっとこころ落ち着かせ、汗を拭いて、店内を見渡し、
一番入口に近いところにあるマンモスバーガーに目が行く、お~何と巨大なハンバーグ!
350円という価格も大サービスじゃないか!と早速、トレイに乗せる。
これ以外にも、見ただけで興奮するようなパンばかりで、迷いに迷ったが、
昼からそんなに食べられる由もなく、カスクトール(280円)、ちびカレー(甘口、100円)、
そして、家族にお土産にとイカスミ明太フランス(150円)×2を購入する。
明るい表情と元気な声のカウンターのお嬢さんは、イカスミ明太はビニール袋に、
カレーパンは紙の袋に、ハンバーガーはアメリカンなプリントの包み紙にと、
それぞれパンの性格に合わせた包み紙に丁寧に入れている。
さすが、名店に手抜きなし。
さて、また、ナビに頼りつつ4kmほど走って、8時前に出社。
ランチタイムが待ち遠しくて仕方なく、臨時職員の女性や同僚に「クーロンヌでパンを買ったぞ!」と自慢するが、
皆さん、つくばに住んでいる方ばかりで『へ~え、朝からご苦労様』というパンとは無関係のそっけない反応で悲しい。
12時、待望のランチの時間。
まずは、マンモスバーガー・・・!
写真を撮ろうと包み紙を開け、左手にハンバーガー、右手にカメラを持ったところで、
つるりとハンバーガーが包み紙から外に転がり出た!!
下に落としてはならじと、思わず自分のワイシャツで受け止めてしまう(泣)
シャツの汚れは落とせども、落としたハンバーガーは食えず!と勝手に格言を作り、気を取り直して、かぶりつく。
あまりのハンバーグの大きさにあごが外れそうになるが、肉のうまみが利いた分厚いパテ、
あっさりとしたトマトソースと細かく刻んだピクルス、これを主張することなく包み込むふんわりとしたパン!
時間がかなり経っているというのに、この組み合わせの妙は素晴らしい。
つくりたてで我慢せずに食べればよかったなぁ。
かなりの大きさにもかかわらず、あっという間にぺこぺこのお腹に収まった。
お次は、触感を変えてカスクルート。
細めのバゲット(フィセル)は、しっかりとした歯ごたえで、久々に顎を使って噛み切らないといけない。
そこに、秘かに潜むスモークビーフとオニオンマリネ。
これも小麦粉の味の生きたパンとおとなしい味わいのスモークビーフ・オニオンのシンプルな組み合わせがいいね~
行列さんが絶賛するのがよくわかる。
そして最後は、カレーパン。
ご存知の通り(?)セイロン島で4年間過ごしたワシはカレーが大好き!
かなりお腹いっぱいになっているけど、これば別腹。
カレーも甘口となっていたが、子供に食べさせるのはもったいない。
ちょっぴりスパイシーで肉のうまみのきいたルーは普通に美味しい。
ランチに食べた3品は、どれをとっても、これまで食べたパンの中では一番おいしいと言えるものだった。
きっと、近いうちに再訪するか、次に職場から近いイイアスのお店に行ってしまいそうだ。
5位
1回
2010/12訪問 2012/04/14
震災以来、色々あってお伺いできておらず、久々にお昼に新橋に来たので、
開店とほぼ同時の11時35分に入店。
すでに3名の先客がおり、ワシは奥から2番目に座る。
メニューは焼き魚と煮魚があり、いずれを選んでも刺身がつくという初島スタイル。
しかも、焼き魚と煮魚を半分ずつにもできる。
ワシは、大好きな銀だらの煮付けと焼き魚は鯖をお願いする。
10分ほど待って、アラ汁、漬け物、ご飯と到着し、次に大将が作る刺身、奥で女将さんが
調理する煮魚と焼き魚が登場。
まず、アラ汁!これがあっさりとしているが、アラをしゃぶるのが楽しくて美味しい。
刺身は、ホタテ、ホタルイカ、マグロ、鯛。いずれも小ぶりだが、初島基準で新鮮。
昼なのに酒が欲しい~
焼き魚の鯖は、小さくてしっぽの方なので、脂ののりも悪くイマイチ。
そして、楽しみは銀だら、シャブリにしゃぶり、そして汁を飲み干したくなる欲望を抑え、
あっという間に完食。
丁度、隣の方も食事が終わったところなので、二人揃って食器をカウンターに上げて
代金を払う。
そのあとは、仲良く、狭いカウンター席の後ろを「すいませんねぇ~」と言いつつ、
外に出た。
やっぱり、初島は良いなぁ。
==========イカ、平成23年のレビュー===========
どうにも愚痴が多くなった部下とワシで仕事を早々に切り上げ、7時前に初島に
7時前に到着したが、金曜日というのに店内はカウンター奥に先客3人のみ。
店主によれば「忘年会シーズンで少し出足が遅いとのこと」
ワシら二人は、入り口近くのカウンターに陣取り、荷物を預け、まずは生ビールを注文。
「そこはメニューが見づらいですよ」と言われたが確かに見づらい。
生ビールが届いたところで、天然の寒ブリ、すみいか、しめ鯖の刺身をお願いする。
生ビールと一緒に奥からは、お通しの鯖の味噌煮がやってくる。
『今日は、鯖か!』鯖好きのワシは嬉しくてたまらない。
脂ののったハラミは最後に取っておき、厚めの身を箸で崩し、甘めの味噌に絡めて食べる。
う~ん、ご飯が欲しい・・・が、生ビールをグビリ、そして鯖、生ビール。
腹身の脂ののりは、甘さを増し、最高じゃ!!
あっ、お通りだけで生ビールが無くなったではないか!?
急いでおかわりを注文すると、刺身がやってきた!
刺身と交換に空いたグラスと小鉢をカウンター越しに交換。この店は狭いのと人手がないので、こうした協力が重要だ。
さて、刺身であるが、
ブリは腹側と分厚い身と両方が盛られ、この時期のブリの脂ののりは凄い。
しめ鯖はいつものように、ほんの軽くしめられており、鯖の新鮮さを物語る。
すみいかは、当然のように分厚く、しかし、柔らかくて甘みが素晴らしい。
ふたりで仕事の憂さをはらしつつ、酒を大山(おおやま)に切り替える。
カウンターを見上げると、でかい、本当にでかい、子持ちのハタハタがゆらゆら揺れている!!
おっ、これは・・・と目で追うと、連れも、同じ気持ちか、ハタハタ行きますか?と聞いてくる。
他のお客さん2組(2人、1人)がやってきて、店も混み合い始めたので、
ハタハタと、作り置きが出来ていて、早い「銀だらと大根の煮付け」を注文する。
10分ほどで、銀だらが登場。
銀だらは毎度のことながら、脂がのり、また、その旨味は一緒に煮られた大根に移り、これも酒が進む。
少し遅れてきた、ハタハタは連れが頭、ワシが胸びれと柔らかい軟骨をかじりつく
そしてその後は、ブリッ子、いやいやブリ子。
連れは「資源管理のお手本で・・・」などと解説しているが、そんなことは関係ない。
ヌル、ブチブチ・・・・ハタハタは旨いなぁ~これで翌日は、お肌ツルツルだ!などと叫ぶ。
8時半近くになり、店内が許容範囲を超えた(お一人がビールのケースに座っている)ので、
この辺で次に行こう!ということで、店を出た。
一人4000円ちょっと。
刺身の質から言って、この値段なら大満足!
魚好きは是非、夜も行ってみて欲しいが、ますます、混雑するので微妙な気分だ。
============以下、平成22年11月===========================
グズグズ言っている後輩の愚痴を聞くことになり、何時も行かない店に行こうと言うことで、ランチの評判のいい初島に行くことになった。
水曜日の19時頃、店に到着し、年季の入った暖簾をあげて店の中をのぞくと、先客は二組4人。
店内は思いの外狭く、「鞄を預かりましょうか?」と声をかけてくださったが、それほどの大きさでもなく足下においた。
すぐに暖かいおしぼりが出され、顔を拭きつつ、ワシらは生ビールを注文。
そして、ご主人がホワイトボードに書いたメニューを解説してくれたので、「やっぱり、刺身だろ!」と、ワシが天然ブリ(1000円)、マグロぶつ(700円)、後輩が、しめ鯖(800円)を注文する。
ご主人によれば、『半分』という注文も可能だそうで、そうすることでいろんな種類の魚が食べられるよ!とのことだが、それぞれに好きな物を注文しているので、今回はそのままの量を盛り合わせて貰った。
ビールをご主人が注いでいる間に、奥様からお通しの「鯛のあら炊き」が手渡される。
この鯛のあら炊きは、もちろんのこと美味い。
皮のゼラチンを食べ、骨に付いた身をほじくり、そして最後に骨をしゃぶる。
お通しだけで、生ビールが空いてしまった。
その間、カウンターの中ではご主人が刺身を盛り合わせているので、次の飲み物を山形の「大山(おおやま)吟醸300ml」を注文(1200円)。
これが吟醸かいうほど、磨かれて美味しい大山をチビチビ飲みつつ、刺身を待つ。
刺身は、
天然ブリ:脂が乗って、醤油につけると油が浮かぶ。分厚くて歯ごたえもよく、美味すぎる。
しめ鯖:本当に軽くしめただけで、これも脂がよくのっており、お手本のようなしめ鯖。
マグロブツ:ブツとは名ばかりで、ブツではなく赤身、中おち、たぶんカマとろの三種類が盛り合わされ、いずれもトロッとして美味しい。
とどの刺身もクイクイ酒が進む一品ばかり。
刺身で酒を1本空け、酒のおかわりと共に、ワシの大好きな「銀だらの煮付け」(700円)と季節物の「牡蠣とマイタケのバター炒め」(600円)を注文する。
銀だらは、甘辛い味が一緒に炊き合わせた大根においしさが濃縮しており、脂ののった銀だらと共に、これは日本酒よりも、ご飯が欲しくなる。
そして「牡蠣とマイタケのバター炒め」は、小ぶりな牡蠣が1ダースほどと、マイタケ、ネギがバターで炒め合わされ、これは冷酒とよく合う。
愚痴も言い尽くし、店を出ようかと言うときには、店内は既に満席になっていた。
滞在時間、一時間半、生ビール2杯、冷酒2本、刺身三種、銀だら、牡蠣の炒め物で8300円だった。
それにしても、いずれのつまみも非常に新鮮で酒と共に最高であった。
新橋では通い詰めたくなるような店である。
6位
1回
2011/10訪問 2012/07/01
海外出張が続き、パンプルのブリオシュのクリームパンを食べたくなり、
自転車を走らせた。
一番乗り!!!と下に降りると・・・・・暫くお休みとの張り紙!
ホームページのアドレスも書いてあるが、アクセスできない!!
事情もあるのだろうが、その辺のサービスは、もう少し、しっかりして欲しいなぁ。
残念だけど、評価を下げます。
==========================================
パンプルの信者になった。
土曜日になると自転車で行きたくて仕方なくなる。
15km程を1時間かけて11時20分頃に到着。
今日は一番乗り。
レバーパテパンはなく、今回はタマゴとベーコンのパンのボックスタイプを買う。
(他にもホカッチャ、チーズインチーズ、クリームパンなど買ったが省略)
具材はベーコンとゆで卵。
ベーコンの風味がほのかにゆで卵に移り、そしていつもの律儀さでゆで卵が
ギッシリと入っている。
どうして、こんなに真面目にパンを作るのだろう!!!
評価を、また、上げることにする。
========以下、11月5日=============
パンプルの中毒になった。
前日、自転車で田んぼにおちたので、今度は家内と京成で。
土曜日、11時20分に到着するも、すでに3組が待っている。
今回は、レバーパテサンドサンドがなく、焼きたてのタマゴベーコン、
シチュー、そしてお馴染みのフォカッチャを購入。
そして、江戸川の河川敷で電車を見ながら、食べる。
たっぷり入ったマヨネーズ味のゆで卵とパリッとしたパンのコンビネーション。
そしてジャガイモがゴロゴロ入ったシチューパン。
何れも美味しい!!
お土産に買ったブリオッシュのクリームパンも前回のものと変わっていて、
家族にも大評判だった。
少し高いが、評価を4に上げよう。
===========以下、10月15日=============
休みになると自転車で出かけなきゃならない(個人的欲望)。
食べログのお仲間の皆さんが、遠くのお店に言っているのを見て、
今日は少し遠出をしようと張り切って、国府台のパンプルを目指す。
車の多い千葉街道を避け、裏道をワシ以上に迷うナビに導かれつつ、
約1時間かかり、11時過ぎに国府台にあるお店に到着。
「えっ、こんな狭い路地にあるの」と驚く。
お店は11時半からと言うことで、無料の駅の駐輪所に自転車を預け、
店の場所を確認し、真間川の周辺をブラブラして時間を潰す。
11時25分、ちょっと早いかなと店におりる階段に行くと、もう、三人の
女性がならんでいる!!
11時半過ぎにお店はオープンし、ぞろぞろと先達の皆さんについて店に
入っていく。
お店は狭く、4段ほどのガラスのないショーケースにパンが列んでおり、
店主に欲しい物を伝えて、購入する家庭的(?)なシステム。
おひとりでやりくりしており、売っているパンの量も少ないので、
この方が効率的なのだろう。
私の前の方々は、皆さん、ご近所の常連さんのようで、近況などを
話しつつ、楽しそうに購入して行かれる。
ワシは、順番を待つ間、ご迷惑をかけないようにと必死に、手書きの
説明とパンを眺め、注文する品定めをする。
5分ほどでワシの順番がやってきて、
・チキンパテのサンドイッチ(300円)
・白ソーセージ(300円)
・あんぱん(200円)×2
・クリームパン(250円)×2
・フォカッチャ(150円)
の計1650円を購入。
店を出るときには、既に三人の方が待っていた。
そして、はやる気持ちを抑え、また、違った裏道を1時間ほどかけて帰る。
さて、それぞれのパンであるが、
○パテのサンドイッチ
パテはレバーの味が濃厚。パンはもっちりと食べ応えがある。
パテ以外の具は千切りのニンジンのみとシンプルなパンだが、
食事として存在感がある。
○白ソーセージ
ソーセージは肉味がしっかりして美味しいが、少し塩辛かった。
マスタードがたっぷり塗られており、家内は食べなかった。
ソーセージをくるむ生地も薄いのにしっかりしている。
◎クリームパン
どっしりとしたクリームはタマゴがたくさん入っている!と
分かる一品。
しっとりもっちりのパン生地とも相性が良く、今回の中では
一番美味しかったが、クリームパンで250円はちょっとなぁ。
△あんぱん
生地にゴマが練り込まれ、これとアンとのコンビネーションを
楽しむようになっているようだ。
トポルのあんパンに飼い慣らされたワシには
イマイチであった。
◎フォカッチャ
ふんわりとしたものは初めて食べた。
オリーブオイルの風味と少し置かれた塩とのコンビネーションで
意外なほど(失礼)美味しい。
コストから言えば、これが今回のNo1かな?
ということで、一つ一つのパンは店主の、こだわりによって異なる
個性を持ち、調理パンであるのに、その生地はしっかり、そして、
また、違った味付けをしている。
ちょっと、遠いけど、時間が経つと、また、食べたくなるパンばかりであった。
7位
1回
2011/06訪問 2016/03/18
息子の就職の内定と母の日を兼ねて、土曜日の19時から夕食。
注文したものは、どれも美味しかったが、今回は、特に野菜を紹介する。
まず、前菜には、3種類の野菜スティックが入っている。
紫のアスパラガス、じゃがいも!、赤カブ。
糖度が7のカブは、野菜か?と驚くような甘さ。
そして、ジャガイモ!!サクサクとした歯ごたえで、いわゆる
ジャガイモ臭さがなく、新鮮な感覚!
アスパラガスは、茹でるよりアスパラの風味は抑えられているが、
やはり歯ごたえが楽しく、スパークリングワインが進む。
他の注文した料理にも野菜が使われているが、和牛ステーキ、サーモンなどに
添えられたブロッコリーは、火が通っているにもかかわらず、畑から採れたばかりのように、
野菜の味が良く活きている。
ピザに入っているアボガドもチーズの中なのにトロリと甘みが感じる。
全ての料理の野菜に、シェフのこだわりと、素材を取り扱う繊細さが感じられ、
食事にかけた3時間が楽しく、忘れられない刻となった。
=========== 以下、23年6月=============
息子の誕生日と父の日をかねて家族4人で土曜日の19時に予約し訪問。
狭い店内は既に満席で、娘が少し遅れてくるため、先にハートランドの生ビールで飲みながら待つことにすると、
お店の方が「今日は誕生日なので、お店からウエルカムドリンクはサービスです」とのこと。
いつものことながら、きもちの良い笑顔とサービス!
少し、遅れて娘も合流し、次の9品でを注文。
・バーニャカウダ:
トマト、カボチャ、トウモロコシなど色とりどりの千産千消野菜と濃厚なソースの組み合わせ、カボチャが特に気に行った
・気まぐれシェフの前菜の盛り合わせ:
新鮮なホタテ、タコのカルパッチョ、そしてイタリアンベーコンなどちょっとつまむ美味しいものだらけで満足
・千葉のモチ豚のロースト
タイムの風味で炒めただけだけの豚肉は、シンプルだがもっちりと柔らか。
・ジャガイモのガーリック炒め(?)
きたあかりと赤土ジャガイモのホクホクコンビ
・ぐるぐるチョリソー:ピリ辛のソーセージはジューシーで酒が進む
・砂肝とキノコのアルポモドーロ:煮込んだ後のソースも飲み干したい
・キノコの ピィツァ
・スカンピのフェットチーネ
・豆乳仕立てのカルボナーラ
9品を生ビールとスパークリングワインで食べ尽くし、本日のメイン、注文していた誕生ケーキをお願いする。
事前に注文すると1800円からで作ってくれるのだ。
ロウソクを24歳にもなる息子が吹き消し、一端キッチンに持ち帰られたケーキは、カットされ、
フルーツと生クリームで化粧して再登場した。
たっぷりの生クリームはあっさりとしており、フレッシュな果物、少し甘めの生地とよく合う。
「もう来年は働いてくれ~」とか言いつつ、2時間半に及ぶ楽しい誕生会は終わった。
こんなに食べて、4人で16000円弱。
料理も全て美味しく、サービスも気持ちよい距離感で、また、この店が好きになった。
=========以下、1月==================
ワシも震災対策から復帰し、家族にも迷惑をかけたので、
一つのしきりということで、家族4人で夕食に訪問した。
席の予約だけで、料理はお店の方と相談して決める。
前菜の盛り合わせを注文すると嫌いなものないか?優しく聞いてくれる。
飲み物は最初はハートランドビールの生ビールで乾杯。
注文した料理と寸評は次の通り。
◎ 前菜盛り合わせ:パンチェッタも良いけど、イタリアンサラミは生ビールによく合う
○ バーニャカウダ :野菜の味が濃くて美味しい、でもソースはもっと欲しいなぁ。
○ ぐるぐるチョリソー:イメージ通りのチョリソー、ピリ辛で酒にはもってこい
○ チリビーンズオムレツ:名前の通りの組み合わせで辛くないので家内が食べまくる
○ アボガドとシーフードのピッツァ:あっさりとしたピッツァ。ランチにも出して欲しい。
◎ ワタリガニのリングイネ:ワタリガニのみが別に詰められており、これを混ぜると絶品
◎ イチゴのジェラート:イチゴのフレッシュさとミルクの濃厚さが抜群
どの料理もシェフの細かな気遣いが伝わり、近所にこの店があって良かったと、家族みんなが
思った。
これだけの料理と、スパークリングワインを一本(3000円)を飲んで、4人で15000円であった。
『また、何かの記念日に来たいね!』と家族で話しながら帰った。
===========以下、2011年1月のランチ======================
船橋駅周辺で家内とサタデーランチ。
最初はタベルナ カディスを目指すが、家内が「量が多いし、荷物を置きにくいから嫌だ」と言いだし、
同じ通りの手前にあるこの店に。
11時半ちょうどと言うこともあって、先客もおらず、(いや、出るまで誰も来なかったが)一番奥の4人掛けの席に案内される。
お水を出して頂き、今日のパスタ(豆乳仕立てのホワイトソース)とリゾット(雑穀のトマト味)の説明を受けたので、
せっかくなので、それを注文する。
まずは、サラダが登場。
色々な葉物野菜が入っていて、中にはぴりっと辛いものもある。
これが、少し酸味の強いドレッシングとよく合う。
それから10分ほどしてパスタとリゾットが登場。
ここで写真撮影のご許可を頂くと、「ご紹介下さるんですか?どうぞどうぞ」とニッコリされる。
さて、雑穀のリゾットは玄米やひよこ豆などがたっぷり入っていて、これがトマトソースとよくあって、見た目よりも量があり、満足度が高い。
それよりも家内のホワイトソースのパスタ。
豆乳を使っているのであっさりしていて、そうかといってコクもあり、豆乳臭さはない。
そうそう、前回食べたカルボナーラも豆乳臭さが無く、いや、本当に豆乳なのかと自分の舌を疑うようなコクとあっさりさがあった!!
これは絶品だ!!
そして、デザートは紫芋のスイートポテトに生クリームを添えたもの。
これは甘さ抑えめで、生クリームをつけて食べると、これも美味しい。
スイートポテト、苦みのあるコーヒーの組合わせも素晴らしい。
これで980円!!
船橋近辺のイタリアンでは我が家の一番のお気に入りだが、何故が人がいない。
サービスがのんびりし過ぎているかな??
そこも、この店のご主人とホールの女性の人柄を表していて良いところなんだけどなぁ~
津田沼のビストロ・タブナードのようにならなければいいのだが・・・
===============以下、2010年12月===================
2週前の土曜日にお伺いしたが満席のために入れず、今回は開店の前にお邪魔し、11時半に来る旨を伝え、開店と同時の時間に訪問。
店内は4つしかテーブルが無く、既に窓際の2人掛けのテーブルは女性の先客がいらっしゃる。一体いつの間に??と謎は広がるが、まあ、いいかとワシらは奥のテーブルに案内される。
ランチは、すべてサラダ、デザート、飲み物が付いているとのことで、日替わりランチにはパスタとリゾットがあり、980円。
これ以外にパスタやリゾットも各種あるが、お二人で切り盛りしているため、ピザは夜しか出せないとのこと。
家内は、日替わりのパスタ(焼きパスタ(980円))、ワシは2週前に でいやな目にあった「カルボナーラ(1280円)」の復讐戦。ここのカルボナーラは「豆乳仕上げ」と書いてある。
すぐにサラダが運ばれてくる。
ここで、お店の方に写真を撮って良いかと聞くと「ありがとうございます。」とお礼を言われる。
さて、レタス、貝割れなどのサラダは、ドレッシングが甘くなく、さっぱりしており、美味しい。
先客に焼きパスタが運ばれ、しばらくして家内の焼きパスタがやってきた。
興味津々、家内の食べるの見ていると、表面にあぶって焼き目の付いたチーズが載っており、その奥にはミートソース、そしてパスタはホワイトソースにつかっている。
ワシのカルボナーラはまだ来そうにないので、我慢できず家内に分けて貰うと、焼けたチーズとトマトの酸味の利いたミートソースが、スープの多いホワイトソースに漬かったパスタに絡んで複雑な味わいになっている。
う~ん、これは中々文字で説明できないが、とにかく、食べたことのない、そして、いける味。
行儀悪く家内の皿に手を出していると、ワシのカルボナーラもやってきた。
豆乳仕立てと書いてあるので、少し豆臭いかなと心配したが、卵とチーズの風味がよく利いており、生クリームを使っていない(?)ために、カルボナーラにしては軽い味わい。
パスタは当然のこと、フォークに巻き付けてもブチブチ切れることもない。
パスタを、ソースに絡めて水菜とベーコンを刺して食べると、水菜のシャキシャキ、そして卵ソースをまとって甘く深い味わいのパスタ、最後に柔らかくて豚肉の味の詰まった柔らかいベーコンの風味がやってきて、カルボナーラ!!万歳と叫びたくなる。
余りに美味しいので、家内に「おい、これも食べてみろ」と無理矢理勧め、ふたりで、顔を見合わせう、美味いとうなずき合う。
さて、パスタを食べ終わると、コーヒーと本日のデザートが運ばれてきた。
デザートは、カボチャの豆乳プリン。
えっ、豆乳!と思うが、これもカルボナーラで味わったのと同じように、全く豆乳臭さを感じさせず、円やかで、その一方、軽い味わい。素材を活かして、かつ、健康的な料理を作っている。
ワシのように小太りのシェフ、その体は伊達ではないな!
お会計はテーブルでと言うことで、満足感に浸りつつ、支払いを済ませ、店内を見渡すと、残りのテーブル1つはすでに埋まり、もうひとつはリザーブドとなっている。
お二人で切り回しているので、食事には少し時間の余裕が必要だが、予約してでも、また、お伺いしたい店である。
8位
1回
2011/03訪問 2011/03/06
【再々訪】日曜日のコースは5000円から、ジビエも美味いぞ。
地方に転出する後輩を連れて、土曜日の18時に訪問。
土日のコースは、5000円からと言うことで、それを4人分注文。
18時前に到着すると、店内はカウンター以外は満席。
厨房には、ひとり見習いのひとが増えている。
今回のコースは、
◎ 前菜:ピータン豆腐、よだれ鳥、鮟肝、ひつじのソーセージと自家製ベーコン
→ピータン豆腐とよだれ鳥は当然のことながら、鮟肝のねっとり感は和食、そして中華ソーセージも生ビールが進む。
○ 冷菜:蒸し豚
→ピリリと辛いソースとキュウリ、蒸し豚は中々良いが、折りたたんでおり、開いて食べるのかまよう。
☆ 揚げ物:甘鯛の揚げ物
→ふんわりとした甘みのある甘鯛と胡椒八角などを混ぜた、調味料の組み合わせは絶品
○ 主菜1:鴨のロースト
→肉厚で脂ののった鴨の炙ったもので、中華と言うよりフレンチ?味はシンプルでワシ的には中華っぽい味付けが欲しい。
◎ 主菜2:えびと黄ニラの炒め物
→巨大でプリプリしたえびとシンプルに塩味で炒めたシャキッとした黄ニラの組み合わせは最高
○ 追加:後輩があんまり食べるので「ハムユイ炒飯(1200円)」を追加
→塩魚より、えびの味が利いていて、塩辛い(当たり前)ことからつまみにもなる
◎ 麺:汁なし担々麺
→美味しいけど、なんだか量が減った気がする
☆ デザート:マンゴプリン
→マンゴの果実がたっぷり入っていて、プリンの口当たりも最高
以上の料理に、生ビール6杯、紹興酒1本、烏龍茶×2ポットで28500円、滞在時間2時間半。
料理は、一人増えたせいか、少し早く出てくる気がするが、ホールは以前として奥様一人のため
てんてこ舞いで、かなり、可哀想な気がする。
支払いをカウンターでしようとしたが、テーブルにもって見えて、「28500円です。」とはっきり言ったのは
ちょっと驚いた。
後輩の送別会でもあり、ここは黙ってレシートを渡すなりの気遣いが欲しい。
それだけ、忙しすぎて気が回らないのかも知れないが、この点は減点させて貰う。
=========以下、平成22年11月====================
さて、今回はお世話になっている同僚2人へのお礼がてら、ディナーにお伺いした。
今回は汁なし担々麺と麻婆豆腐をコースに入れるようお願いし、あとはお任せの4000円コース。
コースの内容は、
◎ 前菜:ピータン豆腐、ジャガイモとベーコンの炒め物、チャーシュー、砂肝
→豆腐にごまだれ、刻んだピータンの載ったピータン豆腐は最高。砂肝も丁寧に処理され驚くほど柔らかい。
○ 冷菜:よだれ鳥
→いつものことながら、絶妙な火の通りの鶏のジューシーなこと!そして、香菜を載せて食べると骨をしゃぶってしまう
◎ スープ:豚バラのスープ
→ほろほろに煮込まれた豚バラと白菜の入った、スープは箸休めに、そして寒い季節によく合う
◎ 主菜:えびとキノコの塩炒め
→えびぞり返ったえびのプリプリなこと、塩炒めと言うが、その方が素材の味が良く活きていて、複雑なおいしさ
○ 主菜:麻婆豆腐
→いつもの辛いのに甘みのある一品。辛い物が苦手の女性はちょっと苦しかったよう。ワシともう一人はご飯が欲しい!と叫ぶ。
◎ 麺 :汁なし担々麺
→いつものとおり、もっちりとした麺に絡みつく肉味噌は絶品。三人で奪い合うように食べる。
○ デザート:杏仁豆腐
→ゼリーでもない、寒天でもない、フワフワの食感に固められた杏仁豆腐は、ほのかな甘さと杏仁の風味で美味しい。
ということで、三人とも大満足の食卓だった。
金曜日の19:30分に入店し、お店のおふたりのゆったりと提供される料理を食べ、たわいもない会話を楽しみ、生ビール2盃ずつ、そして紹興酒を1本開けて、店を出るときには10時になっていた。
いつお伺いしても、高い満足感が得られるお店だが、 気の急く人にはお勧めできないかな。
そうそう、表に夜は担々麺がありませんとの張り紙がされ、コース予約で担々麺を食べるのは、周囲から注目されるぞ。
=============以下は、10月のレビュ-======================
昼が良かったので、今回は後輩を連れて夜にお邪魔した。
担々麺はコース料理なら、組み込めると言うことで、4000円のお任せコースを予約し、他にヨダレ鳥と麻婆豆腐もいれてもらうことに
金曜日の19:30に訪問したが、すでに店内は満席で、予約したワシらが最後のテーブルを占めた。
満席であることと、昼と同じようにおふたりで切り盛りしているため、飲み物のオーダーまでに5分、それが出されるまでに、もう、10分位かかった。
まあ、時間の余裕を持って訪問しなければ、この店は厳しいかもしれない。
飲み物は、ハートランドの生ビール。
のどごしも軽く、うまい!!が、お客さんが多く、前菜がでるタイミングはかなり悪い。
前菜の4点盛りが、マーラーのいずれかが利いており、四川の前菜らしい。
そして、さつま若鶏のよだれ鶏。その鳥の蒸し具合、ラー油のソースと香菜をまぶして食べると鶏の旨味がギュッと凝縮され、あとからソースのピリ辛、そして香菜のかおりが広がる。
う~ん、これは名品。
次は、ホタテとネギ、きのこ、ぎんなんの炒め物。
これはネギはシャキシャキ、ホタテは絶妙な炒め具合でふんわりとしており、よくホタテの味が活きている。
次は、ユーチーリン(油鶏林)。
これはお任せとはいえ、また鶏か?とちょっとがっかりしましたが、料理としてはよだれ鶏より、ソースの組み合わせが美味しいかも。
二人で奪い合うように食べる。
この辺りですでに1時間半が過ぎ、ワシらは飲み物を5年物の紹興酒(1本2800円)をロックで飲む。
そして次は、麻婆豆腐登場!!
ラー油まみれの豆腐は、辛いのに甘みがあり、じんわりと汗をかきつつ、食べる。
山椒は余り利いていないが、そのくらいの方がワシは好き。
そして、お待ちかねの汁無し担々麺が登場!!
麺とタレとミンチ肉を混ぜ合わせ、皿にとりわけ、ずるずるっと食べる。
麺は太めだが、少しモチッとしており、タレとよく絡む。タレは、辛いがどこか甘みがあり、汁ありより、ワシにはもっと好み。
二人ともお腹いっぱいはずなの、おかわりが欲しい位食べまくる。
そして、デザートは、柔らかい杏仁豆腐。杏仁の味はほのかで、ミルクの優しい甘さのみで、ワシにも幾らでも食べられる。
非常に満足し、食事の提供時間は、ゆったりとした時間と前向きに考え、代金は二人で13000円。
また、おいしいものが分かる人をつれてきたい
================以下、6月のランチ利用==========================
今日は、馬喰町の洋服街にバーゲンを見に行く。
Tシャツなどを家内と購入し、11時になったのでそろそろ昼食をということになった。
梅雨の合間の日差しとはいえ、すっかり夏めいた暑さの中では、やはり辛いものが食べたい。
そこで、担々麺で評判の虎穴に向かうことに。
地図を見ながら探すが似たような通りがいくつかあり、少し迷って開店5分前に到着。
ワシらが一番乗りのよう、しばらくして別のカップルがお見えになり、のれんが掛かる同時に入店。
女性の従業員の方に二人掛けのテーブルにとおされる。
店内は思ったより、席数は少なく、他方でテーブルの間隔が広いのでゆったり座れる。
とくに、片方だけ肘掛けのある重量感のある椅子は確かに引きずらなくてもよくて便利。
ランチメニューは4種類
担々麺 800円
汁なし担々麺 800円
麻棘麺 800円
ワンタン麺 850円
ワシは担々麺とおにぎり1個(50円)を辛いものが苦手な家内はワンタン麺を注文。
待つこと10分ほどで担々麺がまず登場。
写真撮影の許可をいただき、紙製のエプロンを掛けて麺を食べる。麺は中太の縮れ麺で、すすると言うよりもかぶりつく感じ。
これがスープとラー油そしてミンチ肉によく絡む。
スープはそれほど辛さを感じないが、食べ進むうちにじんわりと汗ばむからさ。
妙に四川ぽさを出そうとして、山椒を利かせるところが多い中、全体としてのバランスを考えた、日本人のための担々麺という味。
辛いものの苦手な家内も、ワシからお裾分けを貰い、「これは美味しい!」と喜んで食べる。
少し、遅れて家内のワンタン麺が登場。
麺は細麺で、スープはあっさりと澄んでいるがえびのだしが利いている。
ワンタンにもえびが入っていて、プリプリとしていてこんなに美味しいワンタンは食べたことがない。
麺に少しパンチがないが、余りスープを飲まない家内がスープを飲みきってしまった。
そして会計。
会計伺ったところ、カウンター席の方が荷物をレジに置いており、「うっ」と息をのんだが、こちらが千円札を2枚出すことを見越してか、すでに300円を準備しておられた。
その両方の客に気を遣わせない心遣いにも感じ入った。
今度は夜にも来ようねと家内と話し、店を後にした。
全ての面においてレベルの高い店だと感じた。
9位
1回
2011/09訪問 2011/09/30
三連休も初日、体力も気力もあり、そして秋らしい気候に誘われたワシは、
予てから行きたかった船橋日大前にあるブランジェリークーに自転車で向かった。
成田街道では3回位、トラックにひかれそうになり、長い坂道ではくじけそうになりつつ、
8kmの道のりを20分で走破(そんなに大したものか?!)、7時15分にはブランジェリークーに到着
・・・・といっても余りに普通のお店に、一瞬、通り過ぎてしまい、徒歩で捜した。
店頭ではお店の方が芝生の手入れに余念がなく、そんなに暇なのか?と疑念を抱きつつ、
店の扉を開けると・・・もう、そこにはパンを選んでいる老若男女が6人。
狭い店内は、もう、一歩も前に進めないほど満員である。
入り口の菓子パンゾーンから、クリームパン(150円)とチョココルネ(150円)を取り、
じわりじわりと会計を待つ列の後ろを通って店の奥に進むと、
もう、美味しそうなパンが百花繚乱!所狭しとならんでいる!!
狂ったようにワシは、カツサンド(390円)、ハムタマゴサンド(250円)、
ツナサラダチャパタサンド(360円)、ミックスサンド(330円)と家族の朝食をプレートに取る。
そして、皆さん、お勧めの日替わりのブルーベリーのベーグル(190円)、
これにハード系からバケット(260円)、ワシのおやつ用に赤ワインとナッツのパン(360円)を選ぶ。
レジの直前で「焼きたてですよ~」の声に誘われて、「照り焼きチキン」の載ったパン(190円)までも
プレートに載せてしまい、ここで我に返った。
「こんなに沢山、自転車で持って帰れないぞ・・・」
さて、狭い店内でのお会計は、2人で対応しているがかなり要領が悪く、ちょっとイラッとすが、
それよりも早く持って帰って食べたくて仕方がない。
焼きたてパンは、柔らかいので別の袋に入れてくれ、「メニューも入れておきますね」とメニューも貰い、
2600円余りと朝食用としてはかなりの金額を払い、しかし、かなりご機嫌で店をでた。
また来た道を20分かけて帰り、家族で・・・といっても起きているのは家内だけで、
二人でいくつかのパンを食べる。
カツサンド・・・カツはとんかつ専門店で出してもいいようなカツ。
そしてシンプルにキャベツだけの具ともよくあっており、まい泉の牙城も崩しそうだ。
ハムタマゴサンド・・・キッチンポテトのサンドとは別次元の具と食パン!これに家内は「高級ホテルのサンドウィッチ」と名付けた。
照り焼きチキン・・・キチンは大ぶりでしっかり味がついており、しかも柔らか。マヨネーズも美味しくパンとのコンビネーションも抜群。
ブルーベリーのベーグル・・・しっとり、しっかりしたベーグルはほのかにブルーベリーの甘みと酸味が味わえ、
どっしりし過ぎて半分食べたところでギブアップ。
一部のパン、しかも調理パンを中心にしか食べていないが、その具材のクオリティとパンとの相性も素晴らしい。
ベーグルもこれまで食べた中では秀逸である。
残念なのは狭い店内と、それをカバーしきれない店員さんの裁きの悪さだろうか?
その点が改善されれば、先に高得点を付けたつくばのクーロンヌと同じ評価とするだろう。
ただ、ワシは、これからも成田街道の危険を顧みず、再訪することは間違いない。
10位
1回
2011/01訪問 2011/01/22
4年間使ってきた一眼レフを買い換えることになり、毎度、お馴染みの荻窪のカメラのさくらやへ。
土曜日と言うこともあって家内も付いてきたので、ランチ位はワシが奢ることになった。
家内はイタリアンが好きなので、食べログ事前に調べたルミネ5Fにあるこの店に
土曜日の12時前、店外には既に入店待ちの椅子に10人(=5組)が待っている。
ワシらも席に着くと、ほどなく、メニューを持って店員さんが人数を確認に来た。
10分ほど、椅子に座って、メニューを分析し、店内に案内される。
店内は4人掛けのテーブルが大多数で、2人のお客さんも1つの1テーブルを占めている。
ワシらは、ピザ釜の真ん前の4人掛けの席に案内された。
テーブルには、紙製のランチョンマット、紙ナプキン、皿、お手ふき、フォークとナイフがセットされている。
案内してくれた従業員の方に、予め店外で考えていた「欲望のサラダ2人前(1,160円)」、「ピザ・マルゲリータ(1,150円)」、「カルボナーラ(1,090円)」を注文する。
そのあと、ドリンク無料のチケットを見せ、「ホットコーヒー二つ」とお願いすると『ありがとうございます。もっと色々見て注文頂いて良いんですよ~』とドリンクメニューを見せてくれる。
それなら・・・・と関西人魂を爆発させたワシらは「カプチーノ」ふたつを食後に注文する。
すぐにお冷やが来て、5分ほどして「欲望のサラダ」がやってきた。
ちぎったレタスなどの葉物野菜に、トマト、赤と黄色のミニトマト、そして、多分トビッコが散りばめられている。 写真撮影の許可を頂き、家内と分けて食べる。
トマトはこの時期なのに甘みが強く、ドレッシングの酸味とよく合う。そして秀逸なのはトビッコ!
これが野菜、ドレッシングを合わせると旨味が増して、ワシの欲望が満たされていく。
そして完食すると店員さんが現れ、お皿を下げて、ピザ用の皿を持ってくる。
もう5分ほどして、「マルゲリータ」が登場。
なんと巨大なこと!!
『切りましょうか?』とのことで、これだけ大きいピザは上手に切り分ける自信もなく、お願いする。
薄いミラノ風の生地はカリカリで、これを折りたたんでかぶりつくと、それほど分厚くチーズやトマトソースが載っている訳ではないのにコクがある。縁のカリカリの部分は少し焦げており、これがまた火の味がしていい。
凄い量だと思ったが、あっと言う間に食べてしまった。
また、食べ終わった頃、店員さんが現れ、使用した皿を下げ、「パスタ用のボールを置いておきますね~」と風邪のように去っていく。
それから5分ほどして、「カルボナーラ」登場。
ボールに取り分け、早速、フォークに巻き付け、食べる。 濃厚なチーズと卵黄の味。
2週前に船橋で食べた豆乳のパスタに比べると、全く対極にある濃厚な味で、パスタの茹で方も見事なアルデンテで、これこそカルボナーラだ。
これもあっという間に食べてしまい、残ったソースをすくうスプーンも、付けて食べるパンもないのが惜しい!!
食べ終わると、また、どこからともなく店員さんが皿を下げにやってきて、『ドリンクをお持ちしてよろしいでしょうか?』と聞き、水を足して、素早く立ち去る。
なんたる効率性の良さ!
そしてすぐにカプチーノを持ってきた。
これも本格的でホッとする。
13時近くなっても、店内は以前として満席で外には行列があるようなので、お会計を済ませて店を出た。
いや~、サービスのスピード感と本格的な料理!ランチとしての満足度は満点に近い。
午後から世界貿易センタービルで開催されるセミナーに参加するため、今日は浜松町駅周辺でランチをとることにした。
目指すは、毎週、船橋中央卸売市場へ行くほど魚好きなワシにとってかねてから行きたかった「鯛めし」を食べられる本濱である。
11時半過ぎ、店周辺に到着するが、看板を見つけられず、ブロックを一周する。
2週目に入ったところで、ひっそりと置かれた「鯛めし 1200円」の黒板を発見。
開けにくそうなドアを恐る恐る開けると先客は1組3名のみ。
和風の店内かと思いきや、洋風の喫茶店の様な重厚なテーブルセットが
「ひとりです」と告げると、2人がけのテーブルに着くよう案内された。
もともと、ランチはメニューが一種類しかないことから、お茶を運んできた若い衆は、
「いま作っていますから、少々お待ちください」とだけ言い残して立ち去る。
持ってきた「エアーズ家の没落」を読みながら待つこと10分、お盆に載せた鯛めし、
いや、鯛めしとその取り巻き軍団がやってきた。
取り巻き軍団の面々は次のとおり。
・鯛のアラ炊き
・刺身盛り合わせ(鯛、カツオ、たこ、アジ、カンパチ?)
・いわしのつみれ汁(アオサ入り)
・小鉢(バイ貝)
・香の物
鯛めしは、ほのかに鯛の香りが移ったご飯に鯛の切り身一切れと焼き海苔が乗っている。
鯛の切り身が味がないと他の方が書いているが、鯛めしを作ったことがあれば分かると思うが、
ごはんにうまみを奪われた後の鯛はこんなものである。
鯛めしは上品な薄味だが、よく味わうと鯛のうまみがしっかりとしみこんでおり、いや~これは旨い!
昼から味わうには、なんと贅沢な。
それよりも、感動したのは、取り巻き軍団である。
刺身は、すべて二切れずつで、山盛りに重ねてあり、ほんの少し酢のはいって醤油がかけられている。
どの刺身も新鮮でぷりぷりであり、鯛はもちろんのこと、一番下から出てきたアジの刺身の旨さには息を呑んだ。
あ~、日本酒がほしい!!と心の中で叫び刺身をつまむ。
そして、鯛のアラ炊き。
かなり大振りな腹骨周辺のアラが3切れほど入っており、これが思ったより大きく、元々の鯛はどれほど大きいのか!?
しかも、たっぷりと身がついており、アラ炊きではなく、切り身となっていないが、ワシ的には鯛の煮物といわれても、全く違和感はない。
少し甘めだが淡白な煮汁は、人目さえなければ、鉢ごと飲んでしまいたいくらいだ。
アラ炊きには、大根が一切れと、大きくてたんぱくな魚の血合いの部分を、ほんのりとカレー風味で揚げたものが入っている。
大根はうまみを吸って旨いのは当然のこと、あげたカレー味の切り身もこれが意外なほど甘い煮汁に良くあっている。
いわしのつみれ汁もあっさりと仕上げられており、どこまで旨いものをそろえるのか!
つみれも自家製のようで、ふんわりとした食感が楽しめる。
もちろん、バイ貝も肝まで美味い。
いや~、この鯛めしのランチは、ワシ的には満点だなぁ~と感動しつつ、
ふと外を見ると、ひとりのお客さんと3人組のお客さんが待っている。
あっ、そうか!
狭い店内なのに、相席を強いることなく、1テーブルには1組と決めてランチを提供しているようだ。
寒空に待っている人を見て、急いで席をたち、1200円を支払った。
出掛けに入り口付近で待っている人を見ると、足元に電気ストーブが置いてあった。
料理もサービスも、これまでで最高のランチであった。
店内の様子など、少し満点は付けられないが、ワシ的は初めての5点を付ける。