レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2018/01訪問 2018/04/15
店主の素材を活かした鉄人創作料理 息つくひまなく押し寄せるその魅力に感動です
こちらのお店は大分県中津市というごく普通の地方都市にあるお店です。
中津駅から歩いて5分くらい、暗がりの中からこちらのお店が現れます。周りには何も無く1軒屋のお店です。
こここそが、味あら井、ここは料理を心の底から楽しみことができる最高の場所です。
今日はおまかせ料理をお願いしてあります。5席あるこじんまりした落ち着けるカウンタに相方と2席、座ったところでご主人が現れます。
まずは本日の食材を見せていただきます、。これも料理の一つの楽しみ。
大きな蟹、そしてハマグリ、まぐろ、牛肉など期待感が高まります。
そして何よりもこのカウンタが最高なのはご主人の料理を見ながらご主人の解説を聞きながら、そしてご主人と会話しながら料理とお酒を味わえること。カウンタ席好きな私のここが日本でも最高のカウンタの1つです。
目の前の大きなまな板の上で料理が始まります。
おまかせは、その日の食材を自由自在に扱い、素材の味から創作料理まで様々な料理が供されます。
今回はふぐのお刺身からスタートです。
弾力と旨みがストレートに伝わってくるスターターです。
最初はビールですが、ここの料理はやはり日本酒でしょう。
この段階でカウンタのお客さん5人全員揃い、かつ皆日本酒派なので、料理もお酒もカウンタの一体感ができあがります。
日本酒に関して言うと素晴らしい品ぞろえです。珍しいものも含めて20種類はあります。
日本酒もご主人に全てお任せで選んで頂きます。メニューに無い希少品も素晴らしい出来の日本酒揃いです。地元のお酒の超限定もあります。ご主人は日本酒も詳しく全国様々な貴重品を取り寄せています。
料理はすりながし、刺身、のどぐろの塩焼き、蟹、一口で頂くことで食材が口の中でハーモナイズする手巻き寿司、肉の焼き物など様々なバラエティででてきます。もうこれは説明できず写真で見てもらうしかありません。
全てが素材の味を活かしながらひと手間二ふた手間工夫を加えた素晴らしい逸品のオンパレードです。
中でも自家製のカラスミもありますが、これが実に良い出来です。塩辛さがなくシットリとねっとりと素材のうまさが伝わってきて、最高の味です。これがあちこちの料理にすこしづつ使ってあり、創作料理のハーモニー感を高めています。
これこそが日本酒のあてとして最高のものです。実に素晴らしいです。
このカラスミは炊き込みご飯の中にも入っていますが、そのためご飯は素晴らしいハーモニーになっています。
そしてこちらはお米自体も相当に美味しいです。米もこちらで栽培しているものです。米好きな私ですが明らかにこちらのお米は美味しいです。
途中でご主人と話をさせてもらいますが、楽しき明るく謙虚に料理されている姿は、何よりも料理を美味しくします。
素材の味を活かし、アイデアで創作料理を創り、日本酒の目利きができ、お客さんを会話で楽しませる、もはやこれは鉄人の領域です。
こちらの味あら井は、魚貝を中心とした素材と創作料理を味わうためにあえてここに来たい日本全国でも稀有なお店の1つです。この味あら井と同じ時代に居合わせることができて本当に幸せです。
2位
1回
2018/01訪問 2018/02/20
ここの存在は奇跡 ウイスキーの守護神が守るウイスキー遺産。よみがえるひと時をぜひ。
世の中にはいろいろなマニアがいて、ニッチなことが好きな人がたくさんいます。
でも好きということと、それに人生をかけるということはとても大きな違いがあると思います。
そう、ここのご主人は中学1年生においてウイスキーに目覚め、人生の大半をウイスキーに捧げているウイスキーの守護神です。
その守護神が守るもの、それがここ大分県日田市にある天領日田洋酒博物館であり、日本のウイスキー文化の歴史と遺産そのものです。
そしてこのバーは博物館に併設され、博物館の展示物を飲める、という世界でもまれな博物館バーなのです。
ここの展示は国立博物館にしても良いような貴重でウイスキー遺産とでも言えるものが所狭しと並べられています。
本物のニッカのポットスチルがあり年代物のボトルやラベルが山ほどあり、懐かしい昭和のウイスキー文化が感動を持って伝わってきます。
もはやこれは行って見るしかありません。
ちなみにここのご主人はクッキングパパの中にも登場しています。
こちらのバーは博物館の展示物をガラス越しに眺めながら、年代物のウイスキーを頂けます。そうです、見方を変えれば博物館の展示物を飲めるということになります。
ウイスキーはサントリーのレッドなど、あえて高級品では無く大衆的なものです。しかしその貯蔵年数ゆえに、まろやかにかつ複雑さを増して官能的な味と香りを醸し出しています。
発売されてから20年以上経っているたくさんの懐かしいウイスキーが、色とりどりのネオンに囲まれ鎮座しています。
バーは夜からで、館長は夜はバーのマスタになるわけですが、お昼も少々飲みたい旨お願いすれば対応していただけます。夜はミュージシャンの演奏なども行われています。
ここを個人が運営しているなど、存在自体が奇跡です。お酒が好きで特にウイスキーに興味がある人は、一生に一度は訪れるべき聖地です。
この時空を超えた空間の中で、グラスをかたむければ、誰もの心の中によみがえるひと時が訪れることでしょう。
3位
1回
2018/09訪問 2019/03/02
こちらの新潟の関川村にある「鷹ノ巣温泉」にたたずむこじんまりとしたお宿です。
村上市内から車で1時間くらい行くと川沿いの駐車場に着き、そこから先は荒川にかかる吊り橋を歩いて渡ります。
この吊り橋はなかなかの趣です。
吊り橋の向こうの喜久屋さんの離れの部屋で山菜摘み草料理を頂きます。
これは「春菜懐石」というのですが、全編ここの近所の山菜と摘み草、「岩船港」の新鮮な魚、関川村の「朝日豚」、「岩船産コシヒカリ」などなど、とにかく地産地消にこだわっています。
特に山菜は自家栽培をしており、年中味わうことができます。
少量多品種で出てくる料理は、どれも手が込んでいて、特に山菜はシャキシャキ新鮮で醤油味や和食の調味料と相性がぴったりです。
魚のお刺身や豚肉も美味しいのですが、こちらのお刺身には鮭で造った魚醤で頂くことができます。この近くの村上市は鮭の町であり、そこの名物がこの鮭魚醤ですが、これが実に良いアクセントになっています。
種類も量も味付けも満足できる繊細ですがサービス精神があふれた本格的な料理となっています。
朝食も小箱に入った少量多品種の料理が出てきて、これが新潟産のお米とよく合います。土鍋で炊いた炊き立てのお米は最高です。夕食も朝食も質の高い本格的な本物の料理が堪能できます。
日本酒やワイン、焼酎も幅広く揃っています。お酒飲みにはこういう種類がたくさんあるのは嬉しい。
日本酒は地元村上市の酒蔵の大洋盛や北翔と一緒が良いです。
山菜料理で地元の日本酒を頂くなどというのは日本に生まれた幸せを感じる最高の時ですね。
ここの料理は日本酒に合いすぎます。
ここの温泉の湯も実に良い。全国津々浦々温泉に行きますが、湯が良いのがよくわかります。もちろん源泉かけ流しです。
全国に温泉宿は多々ありますが、その中でもこちらは山菜を主に地元産の食材を最大限に生かした料理を頂くことができます。新潟の山の幸、海の幸料理を地元の日本酒でやりたいタイプの人たちには、最大限におすすめです
4位
1回
2018/02訪問 2018/03/04
カニも魚も最高 浦富海岸の魚処は新鮮な魚が存分にいただけます
鳥取の浦富海岸は山陰の松島と言われるところです。
その海岸のすぐ前にこちらのたつみさんがあります。車が無いと来られないところ。周りには何もありません。
こちらは旬魚の名のとおり、旬の魚と冬には蟹が存分に頂けます。
今回は蟹のコースですが、これはフルコースすぎ。
刺身、焼き、鍋、しゃぶしゃぶ、全てが完全です。見るからに美味しそう。素晴らしい量が出てきます。
しかもお店の方が一番美味しい食べ時を指南してくれるので、最高のタイミングで頂けます。
新鮮さと旨さは蟹味噌にも。塩辛くない海の塩分の蟹味噌は真の旨みが伝わります。
これは明らかに美味しすぎです。
お魚はとにかく新鮮で味が違います。とにかく新鮮、味が違う。
郷土料理として、たらの身にたらの卵をつけて食べるものも供されます。煮つけなども最高に旨い。本当素材の良さが誰でもわかります。突出しなども実に味がいい。
こういう料理にはやはり日本酒。地酒は嬉しいことにこのお店から200mくらい先にある高田酒造場の瑞泉があります。
地魚に近所の地酒の熱燗なんて最高。
この周りに何も無いところで最高の料理が頂けるところも雰囲気抜群です。
聞いていたらさすがに明日も満席みたい。こちらへ来る時は予約必須です。
そして女将さんやお店の方のコミュニケーションが最高にいい。
蟹の食べ方、魚の解説、明るい雰囲気で料理が美味しくなる。こういうところも本当に良いお店です。
なお、こちらは鳥取市内からはバスで50分ほどです。
夜にここに来ると寝処が必要ですが、目の前にシーサイドホテルがあります。徒歩15歩くらい。
山陰の魚に舌つづみを打ち、しこたま鳥取の地酒を飲んで、オーベルジュしたい方にはこちらのホテルもおすすめです。
5位
1回
2018/09訪問 2018/10/28
こちらの山新さんは、越後湯沢駅から歩いて5分くらい。
シーズンオフの越後湯沢の夜は人通りも少なく明かりも暗く不安になりますが、日本酒好きであればそれを乗り越えても行くべき名店がこちら山新さんです。
こちらは酒屋一家が営んでいますが、新潟日本酒を知り、あてを楽しみ、最後は気に入った酒を買って帰るという、日本酒好きの日常を豊かにするためにあるようなお店です。
カウンターに座ると日本酒の冷蔵庫が前に現れ、そこに新潟の日本酒がたくさん鎮座しています。
同じ蔵のものでも何種類もあり、ここでしか飲めないものを楽しむのもここの過ごし方です。
日本酒は店主に好みを言って選んでもらいます。
今回は、魚沼猿倉山ビールのヴァイツェンを頂いた後に、「たかちよのおりがらみ」から始まり、「たかちよ」、「田友」、「泰然」、「上善如水」などを選んでもらいました。
冷蔵庫にずらりと並ぶ新潟銘酒を眺めながら飲む味は気分も上がります。こちら座敷もありますがやはりカウンターが良いですね。
料理のほうも実に多種で工夫されています。店主は家庭料理だと言いますが、どれもこれもレベル高いです。
日本酒好きには最高のメニューが揃います。
今回は、「アジのなめろう」「子持ち鮎の塩焼き」「越後もち豚の味噌粕漬焼き」「バイ貝煮付け」「味噌チーズ」などなどですが、どれもこれも実に美味しい。日本酒のあてにピッタリ。
新潟の日本酒はスッキリ目が多く濃い味の郷土料理によく合います。
そして最後は気に入った日本酒を買って帰れます。なんと言ってここは酒屋なので。
こちら山新さんは新潟の日本酒に特化してその良さを気軽に味わえる、日本酒好きには、こんなお店が欲しかった、と必ずなる名店です。
6位
2回
2018/09訪問 2018/10/21
こちらの喜の川さんは、一関にある見かけは普通の居酒屋です。
地元に根付き、大人数でも宴会できるので、地元の方々がいつも宴会をしています。カウンター席は10席くらい。ここが心地よいです。
こちらは料理、日本酒、居心地、すべてに最高の時間が過ごせる最高に好きな場所です。
料理は東北の海の幸、山の幸、を中心にその日のおすすめを頂ける黒板形式です。
こちらの特徴はお通しをカウンターの大皿から選ぶところ。4つあるうちから1つ選びますが、2人で行くと2種類選べます。
今回は、中華豚肉炒めとあら煮を頂きました。中華があるのが良いです。
黒板の料理は東北の幸がずらりと並びます。
今の季節はやかり秋刀魚の刺身。これが新鮮で最高。
手作りよせ豆腐、貝焼きやひらめの焼き魚など居酒屋メニューの味が最高です。実に美味しい。
秋なので岩手の郷土料理いものこ汁もあります。これが実に美味。
そして喜の川さんと言えば日本酒です。
東北を中心とした日本酒が揃います。お店のおちょこに並々とついで頂きます。
岩手県のあさ開のひやおろしが秋の料理によく合います。
一関の浜千鳥もあります。
ここ喜の川さんは、岩手の玄関口一関にありますが、このお店に来るためだけにいつも一泊しています。それほど素晴らしい居酒屋です。
喜の川さんは一ノ関の駅前にあります。
地元の方でいつも繁盛しています。
酒肴庵と書いてあるのれんをくぐると、左に日本酒の冷蔵庫があり、そちらに一升瓶の日本酒がたくさん入っています。
メニューにもたくさんの日本酒が。しかもこれが岩手を中心とした東北の日本酒なのが良いですね。
私が好きなのはカウンタの前に置いてある4つの大皿料理の中から1つ突出しを選ぶことができるシステムです。
2人でいけば2つの異なるお料理が選べます。
今回選んだにしんの煮物もすごく美味しかった。
料理のメニューは豊富です。どれも美味しい。お刺身は新鮮、バクライなどの珍味もあり、たこの唐揚げ、にんにく丸揚げのような居酒屋メニューもどれもレベルが高いです。
特にお魚系料理は刺身、揚げ物、焼き物どれもとても美味しいです。
またお豆腐が美味しい。おぼろでも湯豆腐でも大豆の味がしっかりするお豆腐です。
黒板のメニューが季節ごとに変わります。居酒屋のこういう黒板メニュー好きです。
そして何といっても、たくさんある中から日本酒を選ぶのが楽しみです。
やはりここは岩手地酒が良いです。関山や浜千鳥などがあります。
岩手県は南部美人などもあり日本酒の銘柄は豊富です。
また気分を変えて秋田の日本酒などもたまには飲んでみますと、お隣の県なのに日本酒のテーストが全然違います。
同じ純米系でも秋田の雪の茅舎などはほんのり甘くてスッキリしていますが、岩手のお酒は米の味が濃くぬる燗あたりが良い感じです。
こういう飲み比べができるのが楽しいです。
もうひとつ。何が良いかと言いますと、おちょこもとっくりも喜の川さん特製の真っ白なオリジナルなもので呑むところです。
お店独特のおちょこで飲む日本酒は何かカッコ良いです。
お店の方も気さくで感じが良く、本当に居心地が良いです。とても親切な人たち。
そしてお客さんも。カウンタで隣りの方に日本酒をご馳走になってしまったこともありました。一関の人は優しい。
のれんには「酒肴庵」とありますが、何とも良い響きです。
まさにお酒、肴、そして人と三拍子揃った東北一関にあるお酒好きのための庵です。
近くに来たら必ず行きたいお店です。
7位
2回
2018/11訪問 2018/11/25
工夫された美味しい料理がたくさん 日本酒のあてが最高な名居酒屋
札幌という街の夜は、どこへ行ったら良いのか迷うほどに良き名店がたくさんあります。
その中でも私の好きな居酒屋は、ここ魚菜さんです。
こじんまりとした店内、豊富で魅力的な居酒屋メニュー、新鮮な北海道の刺身、一品料理の品質の高さ、北海道日本酒の品揃え、適切でホスピタルな店員さんたちのサービス、何をとっても好きなところばかり。
今回は、というかいつもですが、やはりポテサラ、これは逸品、隣に座ったアメリカ人も大好きと言っていました。料理好きな私も何が入っているかわらない味付けの絶妙さ、これは素晴らしいです。
にしんの切込み、ほやの塩辛などの珍味も最高の味付け。
北海道の日本酒でコピリンコとやれば良き居酒屋で飲む居心地の良さがしみます。さんまの飯寿司も最高の出来です。こちらも日本酒にぴったり。
日本酒は北海道のものもたくさんそろっています。
チェーサー代わりのサッポロクラシックも実に合います。
魚菜さんは札幌でははずせない、料理、居心地の良さ、良きお酒と揃いも揃った名居酒屋です。
札幌の狸小路にあります。
少しわかりにくいですが、この
居酒屋を探す期待と不安の
入り混じったわくわく感が好きです。
お店の中はいかにも居酒屋風情。
カウンタと4人がけの座敷が3席。
このこじんまり感と店の雰囲気が
名店を予感させます。
そしてメニューを見た瞬間、
やりました、当たりました!!
日本酒の種類が豊富、そして料理は
北海道の食材を使った肴系料理の
オンパレード。
さっそく迷いに迷って注文。
「お刺身盛合せ」
「かれいの煮つけ」
(積丹ってのががうれしい)
「ほやの塩辛」
「八角焼き」
(日高ってのががうれしい)
等々北海道の海山の幸を
たくさん食させて頂きました。
日本酒も利き酒セットで
まずは味わい、その後は、
1合づつ注文。
おいしい、こぴりんこ、
おいしい、こぴりんこ
の名居酒屋サイクルに
入ってしまいました。
良きお店でした。
郷土料理居酒屋が好きな方に
大変お勧めです。
8位
1回
2018/04訪問 2018/04/22
こちらに来るために富山空港には早めに到着したい。本格的な鮨と魚介が味わえます
空港の中では食事をできる店が多々ありますが、たいていはお値段高めで画一的なお店が多いですが、ここは違います。
ここは富山空港にある超素晴らしい鮨屋です。
一応廻転とありますが、酒の肴や一品料理が多々あり、回転寿司でなく本格的な鮨割烹のほうがイメージに合います。
板前さんとお話ししましたが、材料はほぼ北陸産、一品料理も凝りに凝っています。
ますは富山の日本酒のあてに、たこの頭の煮物、ほたるいかの黒造り、ばい貝の肝煮を頂きました。
たこの頭は程よい煮方で柔らかさと旨みが素晴らしいものでした。ご主人にお聞きしましたが、たこの頭は料理が難しいそうです。煮方によっては生臭くなるのだとか。
ほたるいかもばい貝も素晴らしい味付。日本酒の肴にぴったりです。何というかどれもレベルが高すぎ。
そして秀逸なのはブリのハムです。これはまさにハムの風味と食感そのものです。ブリの魚としての良さも最大限生かしています。これ塩だけで作っているそうです。
お鮨は、氷見の桜マスと蟹味噌を握って頂きましたが、どれも食材が本物です。
ご主人からも解説頂きましたが桜マスも蟹味噌も全て本物。味が違う。とにかく本物というのがすごい。
ちなみにお酒のほうはと言うと、これが超超充実であります。メニュー見たら狂喜乱舞です。
富山の日本酒がほぼほぼ揃う上に、富山の地焼酎があります。珍しいものでは里芋の焼酎があります。
また北陸唯一のウイスキー蒸留所の三郎丸のウイスキーもあります。
これらのお酒で富山の肴、鮨をやれば半端でない満足度が得られます。
こんな良いお店が地方空港にあるとは信じられません。
全国の空港のお店の中でも最もレベルの高いお店の1つです。
富山空港から出発する時は、かなり時間早めに来て、ここで舌鼓を打ち、北陸富山の味を堪能してから帰路につくのがおすすめです。
9位
1回
2018/07訪問 2018/08/19
東松山といえばやきとんの街。そしてこちらのひびきさんがその一番の中心。
お店の名前はやきとりとなっていますし、鶏も確かにありますが、やはりここは豚、トンです。
そして東松山といえばもう一つの名物は辛味噌です。
この辛味噌につけて食べるやきとんがまさに東松山の文化です。
みそだれやきとりと称されていますが、メニューは
特選かしら串
特上やきとん串
黒豚やきとん串
黒豚バラ串
豚タン串
をメインに鶏の串もあり、これを辛味噌で頂きます。
ちなみにサイドメニューも結構あります。
トンのほうは旨味たっぷりで焼き加減も柔らかく最高の出来栄え。
これをこちらの辛味噌で頂くのが最高。
辛味噌は壺に入ってできてきます。
この辛味噌、唐辛子に加えて、にんにく、ショウガなど入っていますが、どうしてこんな辛味がありコクのある美味しい味になるのかわからない秘伝の味です。
モンドセレクションの賞もとっています。
ちなみに瓶で売っていてお持ち帰りもできます。
こちらは酒のメニューも豊富です。
でも必飲はこの店名物のやきとんビ~ルです。黒いマスコットのトンちゃんが可愛いボトルデザインです。
外見が可愛いだけでなく、味も濃く実にやきとんによく合います。
日本酒も焼酎も種類豊富で居酒屋としても素晴らしいです。
ここは昼からやっているので、休日の昼やきとんもできます。
この辛味噌やきとんを味わうためだけにここ東松山に来たい。
やきとんはそれほど欲求をかき立てる逸品です。
10位
1回
2018/03訪問 2018/04/01
こちらは星野リゾート青森屋中にある宿泊者専用のバイキングレストランです。
私ども星野リゾートというものに初めて参りました。今回は夜も朝もこちらのレストランでバイキングです。
私はバイキングは好みではないのでほとんどいかないですが、日本全国郷土料理が大好きなので、今回は郷土料理バイキングと銘打ったこちらにおじゃましました。
結論から言いますとここは良い。
もちろん一般的なカレーなどもありますが、基本的に郷土料理のオンパレード。青森郷土料理を全て腹いっぱい楽しめます。
まず夜からですが、ここはお酒のあてとしての郷土料理が必要な私です。
それに応えて三升漬、帆立のわさび漬け、ニシンの切り込みなど酒のあてがばっちりあります。
揚げ物ですといかめんちも美味しい。これも郷土料理。
汁ものではせんべい汁やそばかっけなどもあります。
たこの様々な部位を使った道具鍋も名物です。
青森と言えば帆立貝の醤油焼きも名物。ここが良いのは焼いてすぐ出してくれるところ。熱々をほうばります。
天ぷらは、青森のりんご、姫にんにく、海老です。こちらも揚げたて。
牛肉はりんごを食べて育った牛。これも焼き立てをにんにく風味でいただけます。
新鮮な刺身やホタテご飯などもあります。
その他子供用メニューやデザートも相当に充実しています。
お酒も種類豊富。青森の日本酒や焼酎が揃っています。ただしお値段は相当にお高め。これは仕方ないですね。
朝ごはんは何と言ってもけの汁、帆立の味噌汁がまずは売りです。
青森の郷土味噌汁と言えばけの汁ですが、こちらは具たくさん、あおさを入れると香りがたちます。
ご飯にはネバネバのおくらやめかぶなどかけて食べるとおいしい。
朝も郷土料理がたくさんあります。生姜味噌おでんも青森料理でした。
ホテルのバイキングレストランと言うと、山国で蟹が出てきたりしますが、ここは違います。
青森郷土料理の名のもと、地産地消で青森の食材、青森の料理、青森の酒が存分に楽しめる良きレストランです。
今年はあまり出歩きませんでしたが、やはり和食と居酒屋が好きなのを再認識しました。
①味あら井 ここの料理は素晴らしい。何年かに一度は訪れたいです。
②kt,s Museum Bar こちらは奇跡のバー。博物館の名にふさわしいです。
③喜久屋 この宿の料理は地産地消の山の幸が中心。良き料理です。
④たつみ 行くのは大変ですが蟹料理はじめ海の幸を心行くまで味わえます。
⑤山新 今年の一番の収穫はこちら。日本酒好きにはたまりません。
⑥喜の川 やはりここは落ち着けます。典型的な良き居酒屋です。
⑦魚菜 こちらも同じく良き居酒屋。料理も美味しい良いお店です。
⑧とやま鮨 地方空港の料理店では日本一と思います。
⑨やきとりひびき 東松山の豚はやはり辛味噌で。
⑩のれそれ食堂 番外編ですが、青森の郷土料理が心行くまで食べられます。