レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2017/10訪問 2017/11/19
地方にはたまにとてつも無い名店がありますが、ここはまさにそういうところ。
なぜここにこんな良いお店が、という食と人との出会いがあるのが人生最高の愉しみです。
こちらはの澤和さんは囲炉裏を囲む炉端焼きのお店です。材料を自分で焼くスタイルです。
薄暗い店内の隠れ家のような玄関をくぐるといきなり囲炉裏が現れます。
囲炉裏は掘りごたつ形式なので、足をのばしてのんびり焼き物を自分で食べることができます。
ここは香川の丸亀なので海鮮がメインと思いますが、徳島牛や阿波尾鶏などのお肉も出てきます。
コースでお任せなので、何が出てくかはその時のお楽しみです。
今回出てきたものは、まずはふぐの皮、マグロのお刺身が突出しで、突出し的焼き物として徳島牛や阿波尾鶏をまずは焼きます。その間にじゃがいもなどの地物野菜も付け合せます。
焼いた後は醤油か塩につけて食べるという至ってシンプルなものです。でもこのシンプルさが素材の味を引き立てます。
これにミルで挽く黒胡椒が備えてあり、自分で胡椒を少しつけて食べることでまた味が引き立ちます。
当然ながらビールがぐいぐい進みます。ハイボールも焼き物にぴったり。
ひとしきり落ち着くと、その後に怒涛のごとく魚貝類が始まります。
まずは牡蠣とほたてとホンビノス貝です。いずれも大きくて身がぷりぷりしています。
囲炉裏の炭火で自分の火加減で焼きますが、ほんの少し火を通しただけで素材の味が引き立ちます。
その次は大きな海老と、これが本日の真打ちのアナゴです。
1人1匹焼いてタレをぬって食べます。これがもう最高の美味しさ。
料理はお任せですがお値段も安く、その割に新鮮でたくさんの焼き物が出てきて最高です。
そして〆には雑炊とかき氷のデザートもついてきますが、どれも美味です。
もう満足そのもの。
丸亀の郊外にあるので行きにくいのですが、送ってくれたタクシーの運転手さんも良い店であると絶賛していました。
そしてもう一つこちらのお店の名物、これはお店のご主人そのものです。
詳しいことはことはお楽しみなので書きませんが、あることの相当な達人で、その技を見せてくれます。
これは行った人のみ体験できる、ということで。
あと奥さんも親切で優しく、何ともくつろげます。
近くに住んでいないとなかなか行く機会がありませんが、このお店のために丸亀に行く、そんな価値があると思います。
ここは本当に素晴らしい良いお店でした。
2位
1回
2017/06訪問 2017/10/29
こちらは堺市の道沿いにある何気ない居酒屋風ですが、ここは居酒屋好きであれば大大大好きになるであろう名店です。
メニューは何でもありますが、やはり店名ともなっているいわしが名物で最大の売りです。
いわしと言えば今となっては高級魚です。美味しくて栄養たっぷりだけで今や新鮮で良いものはなかなか頂けません。
そんな中、こちらの水槽の中にいわしがわんさか泳いでいます。いわし料理は何でもあります。
メニュー写真のせましたが、とにかくすごいバラエティです。
酢の物だけで酢〆、ぬた、なんばん、ぶつがあります。
鍋は柳川、つみれ、ちり鍋などどれも魅惑的です。
造り一つとっても姿造り、あらい、背ごし、たたき、などなどあらゆる切り方で味わえます。
その他、揚げ物、煮物、焼き物など、あらゆる調理法で行けます。揚げ物もアーモンド揚げなどとっても魅力的。
ざっと見る限り、いわしだけで40種類のメニューがあります。
今回は、造りはまずは背ごしで頂きます。この背ごしという食べ方、骨を残したぶつ切りですが、何ともいわしを食べるのに合います。骨のゴリゴリ感を味わいながら、いわしの柔らかいところをいただきます。
とにかく今そこに泳いでいるものをすぐに刺身にするので新鮮そのもの。残りの骨は後で揚げてくれて骨せんべいで頂けます。
そして天ぷら、これははずせません。なぜいわしの天ぷらというのはここまで美味しいのでしょうか。
いわしは酢の物にも良く合います。
そして、焼きはやはり一匹まるまるそのままです。いわしの素朴な味は塩焼きにこそ現れます。
その他、梅肉和えやカバ焼きなど、どれもこれもいわし料理が美味しすぎです。
こちらいわしがメインですが他のお魚もありとあらゆるものがあります。港町の食堂みたいに、たこやきす、いかなどもありますが、実はのどぐろやおこぜなど高級な魚も揃っています。なのでいわしだけでなくお魚料理も新鮮なものが頂けます。
いわしの合間にたこのから揚げなども箸休めになります。れんこんなど野菜も天ぷらで頂くのもおつです。
居酒屋好きであれば狂喜乱舞でしょう。
そしてこちらもびっくりですがお酒もの取り揃えがすごい。
日本酒も焼酎もありとあらゆるものがあり、銘酒居酒屋として楽しむことができます。とにかく品ぞろえがすごい。
こういう料理は日本酒も焼酎も何でも合います。
こちらのいわし舟さんは、いわし料理という難しいものを新鮮かつ多彩に味わうことができ、またそに限らず居酒屋好きならば、大好きになるであろう隠れた名店です。
3位
1回
2017/02訪問 2017/02/26
富山は隠れたレベルの高い居酒屋が多々存在する居酒屋美食県です。
なぜなら立山の水が流れ込む富山湾という素晴らしいお魚の産地だからです。野菜も美味しい。やはり水の良いところの料理はおいしいですね。富山は寿司も居酒屋もレベルの高いお店が多い。
全国の居酒屋を巡る私も大好きな県の1つです。
こちらの米清あら川さんは、あら川さんのご主人が新しい試みとして作られたお店です。
あら川も何度かおじゃましている好きな居酒屋ですが、こちらの雰囲気はモダンな感じです。
入口からカウンタからテーブルから、かなりのおしゃれ空間です。
こちらはオーソドックスな居酒屋メニューに加えて創作的な手が加えて工夫されたメニューもたくさんあります
まずは生ビールから。生ビールも自家製です。これが無濾過で濃くてフルーティでおいしいです。ビールまで自家製というところに新しいものを生み出そうとするこだわりを感じます。この生ビールは実に良いです。
料理のほうは実に種類豊富です。
まずはおばんざいですが、海鮮きんぴら、たこのやわらか煮、甘えび南蛮漬など実に魅力的。いずれもお魚のレベルが違います。そして富山と言えばバイ貝煮です。ここのは実に大きくて立派です。味も新鮮で実にうまい。
刺身は富山湾の魚が揃い、さすがの美味しさです。やはり冬はぶりのお刺身が脂がのりすごいです。そして富山と言えば昆布〆ですが、こちらも刺身の味を引き立てていて、これだけでも富山絶賛ものです。
そしてメイン一つは炭火焼です。テーブルの上のコンロで炭火で焼きます。
富山炙りセットは、のどぐろ、ほたるいかの干物、げんげがセットになっています。
軽くあぶった魚は魚本来の味が凝縮されて旨みが引き出されます。
もはやこうなると日本酒の出番です。
日本酒も富山の日本酒がたくさん揃っています。
富山の日本酒というのがこれまた実に良いお酒です。全国でもレベルの高い位置にいると思います。
お水を飲みながら頂きますが、これは富山の水道水とのこと。さすがに立山のふもと。水もうまいです。
自家製の燻製もあり、スモーク豆腐というのも秀逸。豆腐をスモークしてさいころ状にしたものですが、これが日本酒にぴったりで、お酒が進みます。
自家製珍味ではぶりのいなだもはずせません。ご主人がぶり一匹で作ったぶりのへしこのようなものです。少し塩辛ですがちびり口に含みながら日本酒のあてにします。
創作料理系ではバイ貝のにんにくバター焼きなんてものもあります。バイ貝の旨みとにんにく、バターが少し焦げた味が良く調和しています。
〆はへしこぶぶ漬けを頂きました。これはご飯にお湯をかけてへしこの塩分で頂くものです。このへしこの塩味がお米の味に良く合います。そう言えば富山は米もおいしい。
こちらの米清あら川さんは、お魚中心にお肉、創作料理など様々なメニューが揃う居酒屋です。
オーソドックスなお魚料理はレベルが高い上に、手をかけ工夫された料理の数々がどれも美味しい、という太田和彦さんだけでなくても居酒屋好きならば大好きになるお店と思います。
お店の女性のサービスも実素晴らしい。
富山に行った際にはリピート必至。居酒屋好きな方はぜひこの創作郷土料理居酒屋に行ってみて欲しいです。
4位
1回
2017/12訪問 2017/12/17
この醸造所は修善寺駅からバスで10分行ったラフォーレ修善寺入口から歩いて5分くらいのところにあります。
日本のクラフトビール生産量第5位のベアードビールの醸造所です。
こちらは日本に醸造所数々あれどトップクラスの環境の良さです。
横には川が流れて、周りは山々が連なり、穏やかでのんびりしていて、水良し、空気良しの最高の場所です。
ここの地下水でベアードビールは造られています。
ここの屋上にブルワリーがあります。
20のタップが並び、できたてのビールがタップから流れてきます。
ビールの半分は定番ビールです。帝国IPAとか沼津タガーなど。どれも新鮮で美味しいです。
もう半分は限定ビールです。ここでしか飲めないものがあります。
今回は、限定ビールのほうをメインに頂きました、
この日はビールツアーに参加しましたが、年間70種類のビールを造っているとのこと、この種類数がすごいです。
このツアー、素晴らしいホスピタリティにあふれた超楽しいものですが、終わると無性にベアードビールが飲みたくなるのが困りもの。ツアー前後でパイント数にして2人で8杯、それでもまだ飲んでいないものがあるくらいタップの種類が多いです。
ビールを頂くのはオープンテラス。店内にもカウンタやテーブル席がありますがこちらのオープンテラスは本当に気持ち良い。
周りの景色や、川の流れる音、時々遠くに見える飛行機を見ながら頂くビールは別格です。
なお、こちらでは食べるもののメニューはありますが、外から持ち込みが可です。
というか自分の好きな食事をしながらベアードビールを飲む、ということができます。
修善寺駅でお寿司などを用意してくるのが良いです。
土日祝日は醸造所のツアーがあり、独特の造り方の説明がとてもおもしろいです。
このツアー行って話聞いたらますますベアードビールが飲みたくなります。
創業者のアメリカ人ベアードさんの個人オフィスを見ることもできます。
机の後ろの冷蔵庫にビールがありました。ビール飲みながらビールのレシピを発想するなど最高の仕事ですね。
ちなみにこの醸造所へのバスは駅から頻繁に出ているので行きやすいです。バスで行ってたっぷり飲むのが良いですね。
ベアードとは創業者のお名前ですが、奥さんは日本人のさゆりさん。
この2人のおかげでこんなに美味しい飲み物を味わえるということで本当に感謝感謝です。
こちらの醸造所はクラフトビールファンなら必須の聖地。
ここでタップから流れ出る新鮮なベアードビールをたっぷり飲むのが最高の幸せです。
5位
1回
2017/10訪問 2017/12/10
日本全国クラフトビールのお店にでかける私ですが、ここ高松の地でクラフトビールの鉄人に出会いました。
なぜ高松なのかは謎ですが、ここは鉄人が運営するビアバーです。
この鉄人、抱腹絶倒、好きなようにやっていて、ありえない経歴と話題の持ち主です。お店始まったばかりで少人数だったし、お店の外国人の店員の方々はお休みということで、直接ご主人とおしゃべりしましたが、もうこれは日経新聞の私の履歴書に出して良いレベルです。
では改めて鉄人たるゆえんは、
まずは、ギネス公認のサ-バーとして日本に2名しかいないうちの1人です。なのでこちらでは最高のギネスが飲めます。
そしてもう1つ、全国のクラフトビール醸造所で自分のレシピでビールを造り、それをこちらのビアバーでら出しています。
今回はベアードビールと伊勢角屋麦酒さんとの共同醸造のビールがあり、エールとIPAいずれも頂きましたが、香川の小麦を使っていたりして独自色を出しており、それらはクラックとお店の名を冠したオリジナルのクラフトビール、最高のお味です。
ベアードビールさんのツアーで、外からレシピを持ち込まれることがある、と言っていましたがこういうことなのですね。
そのような有名どころに、好きにやらせてもらえるとは、すごいことです。
そして、琴電のビール列車や高松築港駅ナカのビアバーなど数々のイベントもしています。ビール列車のチケットはあっという間に売り切れるそうで、まさに鉄人のための列車や企画と言っても過言ではありません。
お店はバースタイルの部屋とテーブル部分の部屋があり、クラフトビール好きであればバーのほうでご主人とお話ししながら飲むのが楽しいです。タップは一般的なものからご主人醸造のものまでありますが、日本はおろか世界中のビールも瓶で揃っています。こちらの品ぞろえも素晴らしい。
食事も独自のスタイルです。フィッシュアンドチップスは地元のはまちで作ってあり、その独特のモチモチ感がビールと合います。衣のカラっと加減も良い感じ、タルタルとからめるとビールに良く合います。
実はこちらのご主人、生まれ育ちは東京で、ワインのインポーターをやっていたのですが、ベアードさんのビールを飲んで超感動してクラフトビールに目覚め、その後はビール道まっしぐらの人です。その情熱と才能たるやすごいものです。もうとにかく話がおもしろすぎ。ビールも最高でしたが、とてもおもしろいドラマが楽しめた一夜でした。
ビールとという飲み物を愛している方々には絶対にここはおすすめです。
6位
1回
2017/11訪問 2017/11/19
こちらは根室にある郷土料理炉端です。
根室と言えば納沙布岬、北方領土のすぐそばです。
今回訪れた晩秋は街は何となく寂しくもの悲しい、天気も悪くまさに最果ての地の雰囲気です。
大きくはない街の海のほうにこちらの炉ばたがあります。
民芸調の玄関を開けると、根室の郷土を彩る民俗的なものものが飾られています。
これは雰囲気抜群。まさに北海道、その中でも最果ての地に来た感じがありありであがります。
薄暗い店内にコの字型のカウンタ、そしてカウンタからは、炭火で焼く炉端のいろりを見ることができます。
そうです、ここはカウンタから、お店の方が炭火で焼く魚や野菜を見ながらお酒をいただく、まさに炉端です。
料理ですが、郷土料理のオンパレードです。
今回頂いたのは、まずはかすべ、これはさめの醤油煮つけなのですが、こういう料理が雰囲気に合います。
そして漬物もコンブ味が効いていてベタですがとても美味。
牡蠣はコンロで味噌焼きにして頂きます。
こうなるとお酒はやはり日本酒。こちら日本酒は1種類しかありません。いわずとしれた根室の地酒、北の勝(かつと読みます)です。根室の地酒には純米吟醸とかしゃれたものはありません。このベタな日本酒一本です。一升瓶が20本以上並んでいるのは圧巻です。ここはやはり熱燗でしょう。熱燗は熱燗でもかなり熱くしてチンチンで飲むと、この郷土炉端料理の味に合います。暖くもなるし、カウンタでお店の人が焼く焼き物を見ながらしっとりと時間が過ぎて行きます。
焼き物ですが、氷下魚ややなぎカレイなど地魚が美味しいです。
忘れていけないのはサンマのなれ寿司。これはお店の自家製でこれこそ熱燗のあてにぴったりです。
炭で焼いた魚は、中がしっとりしていて、さすがの焼き加減です。
これは焼き方上手すぎます。素晴らしい。
居酒屋が好きで根室で郷土料理がいただきたいときは雰囲気抜群のこちらの俺ん家がおすすです。
7位
1回
2017/09訪問 2017/12/24
ここ葉山近辺は、御用邸などあり、高級なところのイメージですが、食材的にいうとこちらは港町そのものです。
近所の魚市場では近海のお魚が一匹丸ごと売られています。新鮮なお魚がいつでも手に入る場所です。
こちらのレストランは今年40周年という老舗レストランです。
外観はおしゃれなので、そのような年月経っているとは見えませんが、中にある写真に創業当初の姿が映っています。
そういう意味では長きにわたり歴史を重ねてきたレストランです。
海辺にあり、雰囲気も素晴らしく、穏やかな湾を見ながら、葉山の新鮮なお魚を味わえます。
まさに地中海沿岸の国のレストランのようです。
お料理は肉も魚もありますが、今回はランチで、魚メイン、アラカルトにしてみました。
ここのうりは何と言っても魚がこの近海のものということです。実はこの近辺良質な魚介類が獲れます。蛸も名物です。
野菜のほうも専用のファームで造られたもので、新鮮、かつ土の香りがする素晴らしい素材です。
売りはブイヤベースですが、お魚はお店の中に並べられており、種類によって料理方法をリクエストできます。
今回は最初にバターナッツかぼちゃをサービスでいただきました。茹でただけすがこれが濃厚でおいしい。
その後「とりあえず小魚の丸ごとフライ」「秋刀魚と地蛸のマリネ柚子胡椒風味」「鰹の戻りカルパッチョカリカリ食感の香味野菜ソース」などを頂きました。
お魚がどれもこれも美味しい。この中ではやはり地蛸のうまみが柚子胡椒に良く合います。
もうこの辺で白ワインが欲しくなります。
ワインリストにはかなり多くのワインがありますが、店員の方にお願いするとリストに無いものも出していただけます。
テーストと予算を伝えれば大丈夫です。今回の白ワインも料理にピッタリ合う素晴らしいものでした。
これに限らず店員さんのサービスやホスピタリティも素晴らしいお店です。
メインは本日のお魚を直接見て紹介して頂き、オーブンで焼いてクリームベースの特別ソースをかけていただきました。
外はかりっとしていますが、中はしっとりとした魚にソースが良く合います。微妙な火の通しで魚の新鮮さもわかります。
そしてこちらの一番の名物、ブイヤベースはオマールエビとホタテで頂きます。
魚とエビから出るスープの深みが素晴らしいです。ここのブイヤベースはもはや歴史となっている感じです。
最後はリゾットで頂きます。アルデンテの米にしみ込んだ魚介ス-プが何とも言えぬ旨みを凝縮しています。
店内は白が基調で清潔で落ち着いた雰囲気です。
1Fには外に席もあり、暖かい日は海を見ながら外で食べることもできます。
ラ・マーレは葉山の穏やかな海を見ながら、新鮮な地魚を頂ける歴史ある素晴らしきレストランです。
8位
1回
2017/11訪問 2017/12/03
久留米と言えば焼鳥の街。ここへ来ると焼鳥が食べたくなります。
昨日飲んだ博多の屋台でも地元の方とその話になり、いろいろ紹介していただきました。
そして本日はここ赤垣屋さんです。
こちらダルムの名店ということです。
ダルムとは何か。早速ウィキさんに聞きますと、ドイツ語で大腸のことだそうですね。
正体は豚のシロですが、そういえばハツはドイツ語のハルツが心臓ですし肉の部位とドイツ語は関係ありますね。
こちらのお店でまず聞かれるのはダルムは何本にしますか、というご質問です。
後で行ったバーで聞くと、こちらのダルムは早めに無くなってしまうそうで、確かに早めの注文が肝心なようです。
かくいう私どもも、最初2本頼み、あまりに美味しいので次は4本、また食べたくなり次も4本、という感じでダルムループにはまり込んでしまいました。ちなみに隣の方は1人で20本一気に頼んでいました。
丁寧に処理した腸を絶妙なタイミングで焼いており、カリカリ感と柔らかさが同居する不思議な食感と香りが何とも言えません。
他の焼鳥も実に美味です。砂ズリ、ナンコツ、つくね、とり皮(ここれは2種類あります)、手羽先などなどどれも七味たっぷりで頂くと実にビールに合います。
他で秀逸なのは。モツ煮です。不思議なソース味ですが、モツの旨みとウスターソース味が良くマッチしています。
うずら卵や厚揚げなどのサイドメニューもとにかく焼きの具合が何とも最適です。
ちょうどこの日は、焼鳥デーのようなもので、どこもお店が満員の中、入れてくれた店の女将さんも実にフレンドリーかつ気持ち良い接客です。この接客もこのお店の魅力です。
久留米のダルムと言えば赤垣屋さん、焼鳥も美味しい、人も優しい良いお店です。
9位
1回
2017/11訪問 2017/12/24
こちらは釧路にある洋食屋です。何と言ってもこちらの名物はスパカツです。
スパカツとはスパゲッティの上に大きなカツが乗っているもの。釧路のB級グルメ代表格です。
そういえば最近バナナマンも来て食べていました。
スパカツの味はミートソースの味、これがカツにも合うしスパゲッティにも合います。
カツとパスタとミートソースが実に良く調和していて熱々の鉄板の上でジュウジュウと音を立てています。この音も何とも食欲を誘います。
カツとミートソースともちもちスパ麺を一緒に頂きますが、このミートソース何とも言えない旨みがあり、これは出汁をきちんととっている感じ。味に奥行きがあります。単なるB級グルメではありません。味も美味しい。
このスパカツ、後で地元の方と話した時には、相当量があったでしょう、と言われましたが、そこまでのビッグサイズではありません。ほどよくボリュームがある感じです。ちなみに大盛りサイズもあります。
こちらのもう一つのおすすめは泉屋風スパゲッティです。お店の名前がついたメニューなので何かあるはずです。
こちらは塩味のシンプルな味ですが、何ともベタでよい味を出しています。
あっさいりした麺に、炒めやき野菜やソーセージなどがからみ、素朴でよい味です。
スパカツもそうですがこちらの特徴は熱々の鉄板の底でいっぱいの油にスパゲッティが炒められていてカリカリになっていること。スパゲッティのこの揚がった部分が実にカリカリしていて美味しいものです。
軟らかい麺の部分で食べるときとカリカリの部分で食べる食感の違いが食べ比べのようでおもしろいです。
釧路のB級グルメであるスパカツはさすがでしたが、泉屋風スパゲッティも同じくらい気に入りました。
10位
1回
2017/03訪問 2017/03/26
こちらのぐっさんは浜田のお魚センターの近くにある水産仲買売場の2Fにあります。
外の階段から2Fに上ると小学校の廊下のような雰囲気となり、その一番角にこちらのお店があります。
お店の中は至って普通の食堂です。カレーライスや定食など様々な食堂メニューがあります。
こちらのウリは何と言っても浜田の海鮮が頂けることです
浜田と言えば何と言ってものどぐろです。そののどぐろを丼で頂けます。
こののどぐろ丼、必食の逸品です。
のどぐろを炙り、その結果脂がうまい具合に融け出し、そして炙りの焦し味が実に良くマッチしています。
いわゆる炙りの丼はあちこちで頂きますが、こちらは飛び抜けています。
絶対おすすめなのは、のどぐろで取った出汁を頂き、それで丼をお茶漬けにすることです。
この出汁が、ただ者で無い旨さです。一口すするとその旨みと深さにビックリです。
のどぐろの炙りの香りと骨から出た濃厚な白濁したスープはえにも言われない味です。
これだけで何杯も頂けるすぐれものです。
もう一つの浜田のは海鮮丼です。
こちらも浜田産の海鮮がズラリと入っています。どれも新鮮そのもの。
魚の甘味と旨みが素晴らしい。浜田の魚はレベルが高い。
こちらでは50円を足すとご飯が酢飯にできます。
海鮮丼を頂く時は酢飯がおすすめです。酢飯と新鮮なお刺身が実に良いハーモニーです。
それにしても、ここの刺身はとにかく新鮮、活きが良いです。
その他に、朝定食などもあり、こちらもおかず2品と焼魚などがつく超お得なメニューです。
浜田はふるさと納税でも大活躍する海産物の町です。
隣りのお魚センターも新鮮な魚が並んでいます。全国の魚市場に行きますがここの市場は種類も鮮度もす
浜田本が置いてあり、それを読むと、ここでは漁師さんたちが朝出漁し夕方帰ることができるので良い職場環境で漁師さんが恵まれている様子です。そういうところも海のものが美味しくなる要因なんでしょうね。
こちらは、浜田の名物、のどぐろを気軽に最高のお味で頂ける食堂です。
のどぐろ丼は素晴らしい出汁と一緒に食したい逸品です。
地方の隠れた居酒屋や郷土料理、B級グルメが好きです。
2017年も全国あちこち行きましたが、良いお店との出会いや再会がたくさんありました。
①澤和・・ここは本当にすごい。囲炉裏でのんびり焼く料理、そして主人が最高。
②いわし舟・・いわし料理の種類がすごい。酒の種類も多く、居酒屋としても秀逸。
③米清あら川・・富山に行く際は必ず寄るお店。なんとも落ち着く郷土料理居酒屋。
④ベアード・ブルワリー修善寺・・広い空を見て飲むベアードビールが新鮮。
⑤アイリッシュパブ ザ クラック・・ご主人のビール愛と人生遍歴が抱腹絶倒。
⑥郷土料理 炉ばた 俺ん家・・これぞ最果ての地の炉ばた、雰囲気と味は抜群。
⑦ラ・マーレ・・海辺の老舗レストラン、新鮮な魚料理と白ワインが最高。
⑧赤垣屋・・久留米の焼鳥屋の中でもダルムであればココ。
⑨レストラン泉屋本店・・今年のB級グルメは釧路のスパカツで決定。熱いうまいの傑作。
⑩ぐっさん・・ここのノドグロは日本一。茶漬け用のスープは至宝の味。
2018年も良い店、良い人、良い酒に出会えますように。