ぽちーぬさんのマイ★ベストレストラン 2016

ぽち~ぬの伊能忠敬的食地図作成日記

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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今年も多くのお店に行きました。
その中でも、印象に残った順にしてみました。
1位 たなかは、立ち呑みで料理もお酒もここまでできるのか、と感動しました。
2位 うりずんは、久しぶりに訪れ、やっぱり沖縄料理はここが良いな、と改めて思いました。
3位 レンゲは、居酒屋というものかくありき、という品質感とスタイルが気に入りました。
4位 海のしょうげつは、海を感じながら美味しい料理が頂ける、その経験ができました。
5位 山人は、何も無い山奥で、その土地ならではの地産地消感がとても素晴らしかったです。
6位 合歓のはなは、ここも何も無いことを感じられる空間と料理が素晴らしかったです。
7位 赤玉は、金沢おでんの出汁と旨みが今でも蘇ります。何回もリピートすることでしょう。
8位 あさ利は、青森の何気ないラーメン屋で、工夫と創意にあふれたラーメンを頂けるとは、ここもリピート必須です。
9位 ヘリオスパブは、内容もさることながら、お店のマスターとの交流がとても楽しかった。ありがとうマスター。
10位 根室花まるは、2時間近く待ちましたが、あれほど美味しい寿司を食べられたのは本当に感動的でした。

2017年度も良いお店とたくさん出会えますように。

マイ★ベストレストラン

1位

立ち呑み処 たなか屋 (山陽明石、明石、人丸前 / 立ち飲み、日本酒バー、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥3,000~¥3,999

2016/01訪問 2016/06/19

酒飲みの桃源郷、明石の愉悦空間現る

私はお酒が大好き。そんな私が探し求めていた桃源郷が明石にありました。

こちらのたなか屋さんは明石にある酒屋さんが営む立ち飲みです。
酒屋の横の狭い細道を通り過ぎると秘密の扉が現れます。
その扉を開くと狭く薄暗い空間の中に人々がギッシリと詰めあい立ち飲みしています。
しかしこちらはただの立ち飲みではありません。
その特徴を一言でいうと
お酒が豊富に揃い、
魅惑的な料理がカウンタに並び、
昼間から酒好きの人たちの満面の笑顔があふれる。
そんな夢のような場所です。
ある意味異次元空間に迷い込んだようです。

まずはお酒。
酒屋がやっているだけあって、ビール、日本酒、ワインがメインです。
まずはビール、地元明石の無濾過生ビールがあります。
このヴァイツェンが無濾過の酵母の重みと風味が実にバランス良くうまいです。
また特筆すべきは信州東御市のオラホビールが揃います。このオラホビール私大好きでふるさと納税してお礼でもらってます。
これはわかってます、というかお店の人に信州人がいるに違いない、と思いました。
日本酒は地元明石の地酒を中心に関西地方の名酒がたくさん揃います。なにせ酒屋ですから、日本酒は豊富にあるということです。
またお店の心得があり、お燗もできます。しかも温度指定もできます。もー酒飲みの心をわかりすぎ。(笑)
この明石の地酒が実に良いお酒が多いです。今回は来楽のしぼりたてが一番気に入りました。
ワインやスパークリングもありますが、こちらを飲んでいる人もちらほらと。好き好きに気分で楽しめるのが良いところです。

そしてお料理。
とにかくつまみが豊富です。15種類くらいの大皿料理がカウンタにずらりと並びます。このビジュアル感が酒飲み心を高揚させること半端無いです。
刺身もあります。これがまた新鮮。特に明石のたこ、たいは必須です。あなごなど焼きや蒸しも揃っています。
料理のこだわりですが、隠し味に明石のいかなごで作った魚醤を使っており味が引き立っています。
調味料も本物を使っています。
塩は沖縄や壱岐のものを、砂糖は種子島、ミリンは三河、醤油は小豆島や奥出雲のものです。
こういうこだわりが酒飲み心をワシ掴みです。
もちろんどの料理もお酒にピッタリ。
こちらの〆は大信州の酒粕で作る粕汁。これが秀逸です。酒を飲んだ後に酒粕汁で〆るというのはもう美学みたいなものですね。
和食の創作料理が多いのですが、これはスパークリングワインや白ワインに合います。
お店のカウンタにはワイングラスがぶら下がり、これだけ見るとイタリアンレストランのようでもあります。
こういう和洋折衷感が最高です。

そして接客。
お店の方のサービスも素晴らしいです。ホスピタリティがあふれています。
メニュー見えなかったりするので、その際は好みの注文を言うと応じてくれます。
おすすめをカウンタの向こうから言ってくれたりもします。

最後に同士たる酒好きな人々。
今回は2時間でおいとましましたが、昼の3時を過ぎてもひっきりなしに人が来ます。
皆さん、顔つきが酒好きの相です。男性も女性も酒飲みは良い顔してますね。(笑)
ちょうどカウンタで隣に1人飲みの地元のおじさんがいて、その人に教えてもらいながら、おしゃべりしながら飲むお酒は楽しかったです。
おじさん、電機関係の仕事はリタイヤされてこちら通っているようですが、お店のことや会社のことなど話しながら一緒に飲んでくれてありがとう。
またいつかここでお会いしたです。
こういう付き合いができるところが酒場の酒場たるゆえんです。
まさに良い酒、良い人、良い肴、3拍子揃っていました。

こちらのたなか屋さんは、酒飲みのためのこだわり空間。まさに桃源郷と呼んで良い最高の立ち飲み屋さんです。

  • 看板です。
  • あなごです。
  • 明石のたことタイです。

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2位

うりずん (安里、牧志、おもろまち / 沖縄料理、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2016/10訪問 2016/11/13

もはや古典 沖縄料理と言えばうりずん

うりずん、過去に何回か訪れていましたが、何年ぶりかで久しぶりに訪れてみました。
結論から言いますと、昔から全く変わらず沖縄料理、沖縄の泡盛、沖縄の雰囲気全てを心から堪能できる素晴らしいお店のままでした。
カウンタには島バナナがぶら下がり、カウンタの奥には大きな泡盛の甕が置かれ、棚には泡盛の瓶が並びます。
薄暗い雰囲気の中に泡盛の古酒の香りが漂い、もう雰囲気満点、これだけで沖縄料理脳が全開になります。

今回頂きましたのは、
やはりドゥル天です。
これは、こちらうりずんさんのオリジナル名物。
沖縄の田芋に豚肉、かまぼこ、しいたけを混ぜてかまぼこ状にして揚げたものです。
田芋の食感と香りが他の食材と混じり合い、揚げた香ばしさと相まって、何とも言えない美味しさです。
もうこのあたりで、泡盛の出番です。
こちらのうりずんさんのもう一つのウリは、とにかく泡盛の種類が多いです。沖縄中、北部から南部のものまで全部あります。
今回は南部のまさひろを頂きました。
泡盛の黒麹の風味がドゥル天のような料理に良く合います。
たっぷりの氷を頂き、水割りで飲むのが沖縄流ですが、飲み方でもう一つおすすめはシークワーサー割です。
シークワーサー割の原液を頂けるので、これを少しだけ入れます。こうすると泡盛の黒麹感と果汁の味が交わりあい、沖縄感満載の飲み物となります。
ちなみにビールはもしろんオリオンビールの生ビールです。南国のビールそのものの味。アジアのビールですね。
こちらも沖縄料理に良く合います。

料理ですが、その他に頂いたのは、
「ミミガー」「島らっきょう」「島たこ刺身」「てびち」「イリブチー」「もずく」「麩ちゃんぷる」「ニガナの白和え」などなどです。
どの料理もうりずんさんは味が洗練されています。沖縄料理なのですが、丁寧かつ味付けも上品なタイプです。見映えにも気をつかっています。
「ミミガー」はコリコリ感が良いです。ピーナッツ味噌風味ですが、まさにスターター向き、泡盛に合う味です。
「島たこ刺身」は、濃厚な味のタコが特徴、このタコの味は本土にはありません。この濃厚な海の味がこれまた泡盛に合います。
「てびち」も丁寧に煮られており、ねっとりとして柔らかくなったお肉を骨までしゃぶるとはまさにこのこと。上品な味付けで本当に美味しいです。泡盛をちびりとやりながらがおすすめ。
「麩ちゃんぷる」は、今回一番の感動作。麩の中に出汁の味が染みわたり、かつ麩の炒めた食感が味わえます。これはうますぎ。泡盛が一気に進みます。
「ニガナの白和え」はお店の人に聞いたところニガナと言うのは薬草とのこと。薬草というだけあって相当苦いです。ビタミンやカルシウムが豊富なので健康食そのもの。豆腐と味噌とピーナツバターで和えてあり、苦味と甘味が交じり合った何とも沖縄らしい逸品です。これが超泡盛に合うことは言うまでもありません。
お店の人に島バナナを頂きデザートにしましたが、このバナナも濃くてうまい。
料理はその他にもたくさん種類があります。沖縄料理は全てあると言っても良いのではないでしょうか。

もはやうりずんさんは沖縄居酒屋の古典になったと思います。沖縄の雰囲気の中、沖縄料理と泡盛を楽しむ楽園です。
沖縄に行った際は、いつも訪れたい名店です。

  • お店風景です。
  • ドゥル天です。
  • ミミガーです。

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3位

れんげ料理店 (瓦町、栗林公園北口、栗林 / 居酒屋、日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2016/07訪問 2017/01/03

居酒屋好き垂涎の的 高松の正統派居酒屋

「あなたに会えて本当に良かった♪」
テアトロンで海風にふかれて小田和正の歌を聞いた後は、やはり居酒屋で過ごしたくなります。
こちらのレンゲさんは、正当で真面目で質の高い居酒屋。店主の理想が行き渡り手抜きがありません。

まずは、店内の造りはカウンタとテーブルですが、人数に応じて形が違っていたりして、天井のほうには木造のタンス風の造りになっていたりして、全体が木造で自然な感じです。カウンタも木でできていてゆっくり落ち着けます。
またメニューは手書き。その日の料理が丁寧に書かれています。
料理ですが、まずは定番のお刺身。これが瀬戸内の新鮮な幸が満載です。かつおのたたき、たこ、ヒラメなど最高のお刺身が頂けます。
また炙ったサワラなどもあり、この炙り味が実に美味です。
量も申し分ありません。
一品料理も創作風の工夫があります。
ゴーヤにじゃこをのせたサラダや魚のなめろうを陶板焼きで蒸したものなど割烹料理と言っても過言が無いです。
どれも味付けは素材を活かし出汁をきかせた和食でレベルが高いです。

日本酒も揃っています。しかも嬉しいことにメニューに無い香川県のお酒も出てきます。
焼酎は鹿児島や宮崎のものです。
料理が美味しく、じっくりと日本酒を呑めます。
しかも嬉しいのは全席禁煙です。お酒や料理の味わいを損なうことなく安心してくつろげます。

全国様々な居酒屋を巡る私ですが、私がいつも求めているのはまさにこのレンゲさんのような居酒屋です。
まさに、「あなたに会えて本当に良かった」居酒屋に出会えた一夜でした。

  • 看板です。
  • かつおです。
  • なめろうの陶板煮です。

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4位

海のしょうげつ (内海 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥40,000~¥49,999 ¥40,000~¥49,999

2016/11訪問 2019/03/02

伊勢湾を眺め伊勢湾を味わう至上のお宿です

こちらの海のしょうげつは知多半島にあります。
名古屋駅から電車と送迎で1時間半程度で着くような距離ですが、そんな都会の近郊の山の上に、都心と隔絶された海の風景と幸を心から味わうお宿がこちらです。
お宿は山の上に立っていて、周りには何も無く、山の中にたたずむ一軒宿です。山上からの景色は抜群です。
伊勢湾が目の前に広がり、その向こうは伊勢志摩です。ずっと向こうには神島も見えます。
海には、船の行き来が見え、空には中部国際空港に発着する飛行機を眺めることができます。
一部の部屋からは夕方には伊勢湾に沈む夕陽が眺められます。

こちらのお食事ですが、地の魚に加えて野菜は自家農園で作られています。お肉は知多牛の他に飛騨牛を供しています。
夕食は別の場所で頂きます。この食事処がまた良きところです。窓の外は山の中なので木々が揺れています。
料理は、創作懐石です。
毎月内容が変わるようですが、今回は秋ということもあり錦秋というテーマでした。
前菜は、鮑のお浸し、青味大根のからすみまぶし、うずら柿玉子、イガイの田舎焼き、赤蒟蒻山椒、むかご、合鴨香味焼き、という実に凝ったお酒に合う品々です。見映えも、青味大根のからすみまぶしの黄色とか、赤蒟蒻山椒の赤とか、色が混ざり合い、それが全体丸い器に出てきて美しい。
味も抜群です。田舎焼きは八丁味噌の味であり、からすみは自家製で大根に合うし、で、これはいきなり白ワインとなりました。
凌ぎは焼きアナゴ、これも知多の名産です。
煮物椀は、銀杏玉子豆腐です。
そしてお刺身は、知多半島のお魚たち。ここの海は多様で新鮮なお魚が獲れるようです。どの刺身も新鮮そのもの。やはり魚は地のものが一番です。
そして嬉しいのはわさびを一本頂き、自分で擦る方式なこと。新鮮な刺身に新鮮なわさびのすりおろしは何よりです。
私わさび好きなので、これは残しておき、後で日本酒のあてにします。わさびは日本酒のあてに最高です。
メインは飛騨牛ロース焼きしゃぶです。
飛騨牛を鉄板で軽く焼き、3種類のタレで頂くもの。3種類のタレが絶妙です。特に秘伝のタレがお肉に合いすぎ。このタレを作れる料理人は相当のものです。そして残しておいたわさびもお肉には良く合います。
お次は鰈昆布〆五色和えです。これはずいきなど使い、酢でしめてあるさっぱりとした一品。
ご飯は鯛の炊き込みご飯です。鯛が上に載っていますが、何と言っても炊き込みの出汁が美味しい。これは素晴らしく良くできたご飯です。
最後のデザートはみかん丸ごと蜜煮で、知多産みかん酒ゼリー寄せです。フレッシュな逸品です。
総じて、地の新鮮な魚が味わえ、創意工夫があり、味も洗練されたとても素晴らしい夕食です。

朝食もこの地方ならではのものです。
自家農園で野菜を作っているので、野菜の味が美味しい。
そして朝食のうりは知多のお魚の干物を七輪で焼いて食べることができること。この干物が旨み凝縮で美味しくできています。思わず朝からビールに手が出ます。七輪で焼くので焼き加減も自分で調整できます。
また知多の豚肉をしゃぶしゃぶ風にして頂けます。
朝からビールが進みます。
魚の煮つけなど種類もたくさんです。
そしてお米は土鍋で炊いてあり、米つぶが立っています。こういうお米は実に美味しい。

こちらのお宿は、接客サービスも素晴らしく、名古屋からも近く行きやすいです。
景色や雰囲気、お料理、全てが揃った良い宿です。

  • 看板です。
  • 前菜です。
  • お刺身です。

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5位

山人 (ほっとゆだ、ゆだ高原 / 料理旅館)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2016/03訪問 2016/04/29

地の素材を味わい尽くせる山奥のモダン湯宿

こちらの山人さんは、岩手県に属しますが秋田県との県境にある山深い場所にある宿です。
岩手県側よりも秋田空港のほうが行きやすいです。
今回は久しぶりの休暇ということで、明日のドリカムワンダーランド秋田ライブの前に、相方と2人で泊まれるこちらの温泉宿に来てみました。

こちらの宿の素晴らしさは、とにかく部屋の中からの景色です。
今回は桂という部屋ですが部屋の前に川が流れており、その向こうは山です。それしか見えません。自然に囲まれているという表現そのままです。
テラスがあり椅子が置いてあるので、川の流れを見ながら岩手の銀河高原ビールなど飲んでいますと時の流れを忘れます。
カウンタで借りたスウェーデンジャズの音色と、川の流れる音のフュージョンが風情を引き立てます。
温泉も部屋についていますが、この湯質がまた最高です。もちろん源泉かけ流し。温まることこの上無し。
宿自体は黒をテーストとしたシックでおしゃれな空間です。
館内に置いてある数々の小物などが日本的ではありますがヨーロッピアンテーストな雰囲気も醸し出しています。

さて夕食ですが、食事処で頂きます。この食事処がまた素敵です。
春ですが、山深いので雪が融けていません。
その雪でカマクラを作り、その中にキャンドルを置いて照明にしています。
内装もシックで落ち着いたイメージです。とても素敵です。こういう工夫をするホスピタリティが料理の味を期待させます。

食事全般ですが、一言で言うと、山の素材を生かした地の料理です。
フランス料理のように手は加えず、素材の味をどう引き出すか、それを考え簡単でも奥が深い施しがされています。
私、常々思っていますが、その土地に行ったらその土地の食材で、その土地の料理が頂きたいです。
山奥では山の料理が頂きたいです。
こちらは、そういう思いを満たしてくれます。地の料理しか出てきません。
そういう地の味を最大限味わえる、シンプルながら最小限の手を加えた品々が供されます。

今回の夕食ですが、
まずは「地野菜バーニャカウダ」です。
地の生野菜をバーニャカウダで頂くだけの品です。
まずは野菜だけ頂きますが野菜の味が濃い。
そしてこのバーニャカウダソースがあっさりしていて野菜の味を引き立てます。
バーニャカウダをおかわりしてしまいました。

次は、「前菜三種盛合せ」です。
一品目は、水槽に泳いでいるかじかを揚げて南蛮漬け風にしてあります。
二品目は、いるかの保存食です。いるかと聞いて、え、と思いましたが、この地方では保存食とのこと。こういう料理が食べたかったんです。
三品目は、鶏と春山菜のあえものです、この鶏も自前で育てたものなので、肉の健康さがわかるくらい味がしっかりしています。

次は、「岩魚と地野菜の鍋」です。
こちらの地方では岩魚を良く頂くようで、やはり保存食としての岩魚の干物などを料理に使っています。朝食にも出てきました。
岩魚の身から出た出汁が野菜にしみ込んで何とも言えない滋味あふれるスープとなっています。
あまり手を加えていない、素材だけの味を調和させた逸品です。

このあたりで、お酒はワインにします。
こちらの宿の特徴は何と言ってもお酒のメニューの豊富さ。
日本酒、焼酎、ワイン、梅酒、カクテル、なんでも揃っています。
とのかくお酒の品ぞろえがすごい。
しかも岩手か秋田のものが多く、お酒も地産地消の精神です。
こういうところの徹底さが素晴らしいです。
お値段も手ごろです。宿に良くあるお酒でお金を取ろうということは、ここにはありません。
お酒好きな人はこちらの宿はおすすめです。

まずは、白ワインです。岩手のシャルドネにしました。

お料理ですが、次は「南部かしわのしお手羽」です。
こちらが鶏の手羽を揚げて塩で頂くシンプルなものですが、これが鶏肉がシコシコとジューシーで素晴らしい。
鶏がここまで美味しいのは久しぶりです。

その次の「凍みダイコンのみかん煮」
こちらも郷土料理の凍みだいこんをみかんで煮た、みかんの味とだいこんの干した味がマッチする郷土料理の創作料理です。
こういう創作感もいいですね。

次は、「白金豚のカシスデミグラスソース」です。
岩手の白金豚を、この近所でできるカシスを効かせたデミグラスソースで頂きます。
豚の味もまた素朴で旨みがある上に、このソースが逸品です。
甘く無くカシスの味が豚肉の味と調和するようにできていて、素朴ながら深みのある味を引き出しています。

この料理は赤ワインが良いので、ここからは岩手の赤ワインです。
メルローとキャンベルを合わせた、ミディアムボディのものです。
日本のワインも質が高い良いものがあり、本当にありがたいです。
ここでも地産地消の満足感に浸れました。

最後のご飯は、「春野菜と旬の魚介の小丼」です。
これは野菜とお魚をご飯にのせるのですが、美味しいのは出汁をかけて食べる茶漬け風になることです。
うるいのような春野菜とこの出汁が実に良く合う感じでした。

デザートは「田舎味噌のショコラケーキとえごまのスコッティ」です。
これもまた、地元の食材で作ったものです。
甘く無くほんのり味噌の味がするケーキが赤ワインに良く合いました。

夜はお部屋も戻りますが、お夜食でピザを頂けます。
このピザがビールと合いますので、川を見ながら、流れの音を聞きながらおつまみにさせて頂きました。

朝ごはんも地元産素材のオンパレードです。
パンはカンパーニュですが自家製でとても美味しいです。焼き立てで好きなだけ頂けます。
豆腐も大豆から絞って作り立てを頂けます。
卵も地鶏のもので黄味が立っています。その卵で作ったスクランブルエッグも美味しすぎ。パンと一緒に頂くとより引き立ちます。
牛乳も地元の湯田牛乳、新鮮そのもの。
そして私の一番のお気に入りは搾りたてのフレッシュジュースです。
これは素晴らしい。野菜や果物の粗挽き感がたまらずゴクゴクゴクゴクと飲んでしまいました。
その他、野菜のタジン鍋や、岩魚の干物焼きは一匹丸々、煮物や納豆、漬物など、すべて作り立てを頂けます。種類がとにかく豊富な朝食です。
もしろんお米も地元のものです。お米好きな私が狂喜乱舞するほど米の味が素晴らしいです。
お米もパンも牛乳もジュースもおかわり自由で、とても堪能できました。

料理についての全体感ですが、牛肉などの食材は無くフランス料理のように凝ったものを期待される方にはあまり受けないとは思いますが、地の食材のみを使い、シンプルで素材の味を頂きたい方にはとても良いと思います。
あとはお酒が好きな方も、種類豊富な地元のお酒を飲みながらのひと時は、とても満足できるとい思います。

日本全国いろいろな宿がありますが、こちらの山人さんは小さな宿です。
目立たない場所にあり、行くのも不便ですが、ひとたび宿の中に入ると、そこは自然の風景や空気、そして地の食材を堪能できる、日本の山奥ならではの心地よさと癒しが味わえる、穏便な空間です。
山人さんは日本の東北の山奥を感じることのできる、そして山の味を楽しめるとても稀有な存在です。

  • 入口です。
  • 野菜のバーニャカウダです。
  • 前菜三種盛合せです。

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6位

合歓のはな (北郷 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 ¥30,000~¥39,999

2016/08訪問 2019/03/02

自然に溶け込み自然を味わうお宿

こちらの合歓のはなさんは、宮崎の北郷という地区から山の中に入り、何もなくなったところに現れます。
宿の方のお話では近所に民家はほとんど無く、宿の前は宿所有の山なので、ほとんどこの宿の宿泊の人でこの自然を独り占めする感じです。
宿は10室ですが1室づつそれぞれ趣があり、部屋の前には川が流れて、自然の中に溶け込む感じです。
部屋には温泉と普通のバスがあり、温泉は源泉かけ流し、という何とも贅沢なつくりです。
聞こえるのは虫と鳥の声ばかり、という自然の中で、蚊取り線香をたきながらビールでも飲みながらゆっくりできます。

食事のほうですが、別棟の個室で頂けます。
こちら、何が良いかと言うと食事時間を決めなくても良いこと。時間の範囲内であれば何時に行ってもいいです。こういうことって大事。
夜は素材の味を生かした創作和食料理です。食材は全部地元のものです。
今回の一品目は日南産の南京豆腐です。お豆腐に夏みかんの餡をかけて食べる感じです。宮崎のフルーツテーストがさっぱりです。
二品目は、夏の回想録という名の前菜です。お蕎麦と卵巻き、海老など凝ったお料理です。こちらも地の食材です。
お造りは南郷町目井津漁港の朝獲れのお魚です。ちなみに目井津漁港はこの辺ではお魚の最も美味しいところ。さすがにどの刺身も新鮮です。
旬のものは、桃太郎トマトの向日葵見立てです。トマトに餡をかけて向日葵っぽく見せてそれにアスパラを添えているもの。絵になっています。トマトの味もフルーティで餡の味と良く合います。

ところでこちら宮崎では自分の家で漬けたお漬物をふるまう習慣があるそうです。
こちらのお宿でも、料理人の方が漬けたお漬物を出して頂きましたが、これがまた超美味しい。宮崎の焼酎にぴったりです。
何度もおかわりしましたが、快く持って来て頂けました。

その次は吸物で、日向灘の鰯をだんごにして吸物にしています。もう焼酎を飲んでいるので、こういう吸物が途中で出てくるのは、実に胃に優しいです。
焼物は真打ち、宮崎牛の石焼きです。火山の溶岩を熱々に熱して、その上で自分で焼いて頂きます。実に旨いお肉です。これも宮崎焼酎にぴったり。
酢の物は、ずいきの胡麻酢あえということで、ずいきのような素朴な食材がほっとします。
最後もこれまた真打ち、宮崎と言えば冷汁です。宮崎の新米にかけて頂きます。
冷汁というもの普段は食べないですが、これが実に美味しい逸品。こんな美味しいもの普段から食べたい。
最後のデザートはスイカのゼリーです。アイスクリームがのせられています。これも実にさっぱり。
夕食は地の食材で少量多品種、懐石料理というよりは郷土料理を創作風にアレンジしたもの。
まだまだ荒削りなところがあるとは思いますが、料理される方の真剣さが伝わってきます、こういうのって伝わりますね。

ちなみにお酒ですが、たくさん揃っています。焼酎は宮崎の霧島酒造の良品が揃っています、
地の食材で地のお酒を味わうという私の好みにぴったり。地元霧島の焼酎のうち特別品を頂きました、霧島最高ですね、大好きです。
ワインも宮崎で作られたものが揃っています。地産地消が徹底されています。
地のものではないですが、ワインやシャンパンなど外国産のものも揃っています。お酒大好き人間にはいいと思います。
部屋は個室で頂きますが、部屋の外は川と自然の風景が広がります。自然感は最高ですね。

さてお次はお楽しみバーです。
バーは、都会のオーセンティックバーの装いです。なにが違うかと言うと後ろの風景が木々のこと。
これは絵になります。木々にライトがあてられて、前面の明るい部分から、奥のほうの漆黒の雰囲気が漂う一体感が伝わってきます。
暗い山中に浮かび上がる木々を見ながらのビールやウイスキーを頂くのは本当にいいですね。
ただしバーテンダーがいるわけではなく、店の方にやって頂くテンポラリーバーなのですが、それはそれで良しです。

朝ごはんも同じように別棟で頂きます。
こちらも和食と洋食がありますが、和食はやはり米が旨い。
なんでこんなに田舎の米って旨いんでしょうか。米の美味しさ、最高です。
私、一回の米喰いは2合くらい食べてますが、ここでは3合コースです。
米に合う副菜も地元宮崎の様々な食材です。納豆も手作り、川魚は素朴、豆腐も手作り、煮物もベタだけど素朴で美味しい。
奇をてらったもは無いですが、何とも自然感満載の朝ごはんです。
洋食もパンは自家製。これがまた種類があり美味しい、車で来ていなかったら確実にワインコースです。

こちらのお宿は周りに本当に何もない自然の中にたたずむ一軒宿です。
木々と川に囲まれた部屋でくつろぎ、夜は照らされた木々をもながらバーを楽しみ、自然の恵みを頂ける癒し処です。
料理の味も地元の素材の味を生かし丁寧に作られたものです。
合歓のはなさんは自然の中の一軒宿。あたかも日本の田舎にある無形文化財のようです。

  • 入口エンブレムです。
  • 桃太郎トマトの向日葵見立てです。
  • 宮崎名物冷汁です。

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7位

赤玉 金劇パシオン店 (野町 / おでん、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 2.6
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2016/03訪問 2016/04/03

老舗の金沢おでんの出汁は天下一品

金沢香林坊の夜は活気ありすぎ。夜の活気はハシゴ飲みを誘います。
居酒屋の後の二軒目は金沢おでんのお店へ。
こちらの赤玉さんは創業昭和2年の老舗です。
入口の看板も昭和の雰囲気が漂っています。

金沢おでんとはどのような特徴があるのかよく知らなかったですが、結論を言う出汁の味がとても素晴らしいです。
一口すすっただけで、薄味の出汁の風味と複雑な香りが口の中に漂います。
関西風で昆布ベースですが、杉の香りのような複雑さが感じられ、今まで味わったことの無い柔らかくも力強い出汁です。
醤油は金沢の大野醤油を使用しているとのことです。

お店はカウンタに座敷があります。
やはりおでんはおでんネタを眺めながら頂くのが良いのでカウンタへ。
それにしても大人気。次々に人が出入りして常に満員です。地元民にとても愛されています。

おでんですが、とにかくタネの種類が多い。
今回は、げそ、さざえ、うずら、じゃがいも、ふきなど頂きましたが、どの素材も出汁に引き立てられてとにかく美味しいです。
こんな美味しいおでんは久しぶりに頂きました。
金沢おでん恐るべし。これまで知らなかったのが後悔されるくらいうまいです。
今後金沢では1軒目からおでんを食べに行きたいですね。
最初に大きなお皿を頂き、そこにおでんを入れます。出汁が足りなくなれば足してくれます。こういうところも気がきいています。

おでんには日本酒が良く合います。
こちらの日本酒は、石川県のもの、白山や能登のものが用意されています。
やはり金沢おでんには地酒が合いますね。

実はこちらのお店、おでんだけでなく、刺身や揚げ物、一品もののメニューがものすごくたくさんあります。
その中で赤玉名物は、牛すじ、湯豆腐、茶めしです。
実はこの3つ、おでんの出汁を使って頂くので、出汁の香りがからまりとても良い出来になっています。

観光客の皆さんは金沢の魚介類が目当ての方が多いと思いますが、こちらの金沢おでんは日本のどこにも無い金沢でしか頂けない、庶民の大好物。
きっと日本人誰もが好きになると思います。

  • 入口です。
  • 牛すじです。
  • おでんです。げそとさざえと麩です。

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8位

あさ利 (東青森 / ラーメン、中華料理)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 2.6
    • | 雰囲気 2.6
    • | CP 2.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/02訪問 2016/03/21

辛味がくせになる独創的ラーメン

こちらのあさ利さんは、中華料理屋ですが、何といってもネギラーメンが名物です。
辛さが選べるということで、5から1までですが、1が一番辛いという仕組みです。
辛いものは得意かつ大好きなので3と4にしてみました。5段階の辛いほうから3番目と4番目です。
お店の方に大丈夫ですか、と聞かれて少しびびりましたが、そこは経験してみたいので、初志貫徹しました。

一言で言いますとこちらのネギラーメンですが相当にうまいと思います。すっかりはまりました。
特徴ですが、
 ①辛い味は唐辛子に加えて山椒を使っており、そのバランスが実に絶妙。
 ②辛いと同時に相当な甘みがあるが、その甘みがくどくなく、辛味と交じり合って何とも言えない旨みをかもし出している。
 ③お肉は塊をぶつ切りにしたような形であるが、これがまた食べごたえと美味しい肉で辛味スープに良くマッチしている。
 ④ネギのスライスにスープがまとわりつき、甘辛スープとネギの辛味が良くマッチする。
 ⑤麺は軟らかいちぢれ麺であるが、これにスープが良くからみ、ラーメンとして良くまとまっている。
辛さですが、4(辛さ4番目)は少し辛めですが、旨みのあるさわやかな辛味で、これくらいは普通の辛さと言えると思います。
3(辛さ3番目)は明らかに4とはレベルの違う辛さです。一気に倍くらい辛くなりました。
でもすごく辛いが不思議とその辛さがクセになります。
私、全国いろいろなラーメンを食べていますが、これは全国どこにも無い独創的かつ味も一流のすごいラーメンでした。
この甘辛い唐辛子山椒ラーメンというテーストを考え出した人は天才かと思いました。青森の気候と食の嗜好が生んだ傑作ですね。

こちらの唯一の欠点はとにかく待つことです。
地元の方々で常に行列ができている様子です。皆さん家族や職場仲間で来店しています。辛いので食べるスピ-ドも皆さん遅いので回転が悪いです。土曜日に行くと1時間以上待つことになりそうです。

それにしてもくせになる味です。青森市に行った際は必ず行きたい独創的なラーメンです。

  • ネギラーメンの文字があります。
  • ネギラーメンです。
  • お肉です。

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9位

バッカスの胃袋 (美栄橋、県庁前、牧志 / ビアホール、ビアバー)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2016/10訪問 2016/11/20

沖縄らしいクラフトビールを満喫できるパブ

国際通りの松尾のあるこちらのパブは泡盛のヘリオス酒造の運営するビアバーです。
ビールはもちろん沖縄のクラフトビール、ヘリオスビールです。直営店です。
沖縄と言えばオリオンと言いますが、こちらのヘリオスもなかなかのものです。

ビールは、常時6種類にその時々でいくつか特別なビールがあります。
「ゴーヤードライ」「バイツェン」「酵母入りラガー」「ペールエール」「ポーター」「シークヮーサーホワイトエール」が常時のビール、ですが今回は他にマンゴーエールがありました。
「ゴーヤードライ」は確かにゴーヤーの苦味を感じる沖縄らしいビールです。ホップの苦味よりももっと苦い味がビールの味を引き立てます。
「バイツェン」は一般のホワイトビールよりも味が濃いめ。沖縄
「酵母入りラガー」は無濾過な感じがフルーティです。ラガーのすっきりさと無濾過な濃さが良いハーモニーです。
「ペールエール」はイギリス系のオーソドックスな味。
「ポーター」は苦味がそれほど無く飲みやすい味です。こういうポーターはゴクゴク行けます。
「シークヮーサーホワイトエール」はまさにシークヮーサーの味が漂います。沖縄のビールそのものです。

こちらのすごいのは何と言ってもジョッキのサイズとお値段です。
サイズは、レギュラー、トール、マースの3種類ですが真ん中のトールでも普通のパイントサイズよりもずっと大きくてそれで700円です。
これコスパが良すぎ。こんな値段設定のクラフトビールは見たことありません。
一番上のサイズのマースも見せて頂きましたが、もうすごい大きさ。
ヘリオスビールを心行くまで味わえます。

食事メニューも豊富で美味しいです。
洋食がメインですが、パンひとつとってもとても美味しく、料理のレベルは高いです。
あぐーのロースステーキやほんぶ牛のステーキなど肉料理は沖縄の名産です。
ムール貝のビール蒸しやカマンベールのオーブン焼きなどビールに合うメニューも工夫されています。
レストランとしてもレベルの高いお店です。

お店は、通りと面するオープンスペースとなっており、開放感満点です。
さすが沖縄、地元民、観光客、外国人が昼からビールを楽しんでいます。
8席くらいのカウンタがあり、その中にタップがありますが、ここの店主がまたおもしろいおじさんです。
カウンタで飲んでいると話かけてきます。
もとバーテンダーのようでカクテルに詳しく、頼むとビールカクテルを作ってくれます。解説付きで。

こちらのヘリオスパブ、沖縄に来て昼から何をするか考えたらまずは向かうべき場所です。
このパブでヘリオスビールを飲んで沖縄を味わうとより気分が高まります。
クラフトビールが好きな人が沖縄に来たらまずはこちらがおすすめです。

  • 看板です。
  • ビールです。
  • バイツェンとポーターです。

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10位

根室花まる JRタワーステラプレイス店 (札幌(JR)、さっぽろ(札幌市営)、北12条 / 回転寿司)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 2.6
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 2.6 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2016/07訪問 2016/07/31

超絶人気の回転寿司はさすがのお味です

こちらの回転寿司はJRのビルの中にありますが、とにかく超絶人気です。
土曜日のお昼に伺いましたが、11:30の時点で30席の店内に80番目の順番待ちです。
こちらの良いのは札を取って、順番が来たらお店へ行く方式なので、その間はそのへんをぶらぶらしてくれば良いです。
また最新式で順番が近づいてくると携帯に連絡を頂けます。
ですがですが、商業ビルの中を全部回ってきても、全然順番が訪れません。
1時間半強待ってやっとで来店。もう1時過ぎです。

しかし待ったかいあり。
とにかくネタの種類がすごい。そして新鮮、美味しい、これは行列も当然でしょう、
北海道の回転寿司はとにかくレベルが高いですが、ここはトリトンと双璧をなしているのではないでしょうか。
前は千歳空港の中にあったので、そちらに行けば良かったですが、別の店に替わってしまい。今はこちらに行くしかないです。

こちらの素晴らしいのは北海道中のお魚があり、メニューにそれがきちんと書いてあること。
「羅臼産時しらず」「小樽産ひらめの昆布〆」「根室産あぶらかれい」「余市産釜揚げ小女子」「函館産真いか山わさび握り」などなど魅力ありすぎ。
当然全部頂きましたです。
「味わいたらこ握り」「炙りとろサーモン焦がし醤油握り」「炙りさんま焦がし醤油握り」
などこちらのお店で開発した寿司メニューも豊富です。
昼間から生ビールをしこたま飲みながら、こういうお寿司を頂くほど幸せなことはありませんね。
あっと言う間に皿を積み上げてしまいましたが、でもお値段はそれほど高くありません。

こちらのお店、とにかく待ちますが、待った後の幸福感は素晴らしいです。
こちらの根室花まる、北海道に行った際は必ず行きたい場所です。

  • 看板です。
  • ほっき貝です。
  • 真いか山わさび握りです。

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