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マール ド ブルゴーニュ ロマネ コンティ
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クエルボ1800
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ボルフィディオ
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ブラックアダー ハイランドパーク
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ブラックアダー グレナリーロイヤル&グレンアルビン
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相方特注のフレッシュキウイのカクテル
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ブラックアダー 34年
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ヴェスパーマティーニ
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くるみのリキュールを使ったカクテル
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ブラックアダー(酷いピンボケ、、、)
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スピーカーと貴重なグラス
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お通し
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浅草で仲間内の忘年会の後で相方と訪問。
結構飲んでいたけどこーゆーBARに来るとピリッと引き締まる。
先ずは最近お気に入りのプレミアムテキーラから。
『クエルボ1800』、次にロバートデニーロが愛飲している事でも有名な『ポルフィディオ』。
どちらも凄く上品でまろやかな味わい。
鼻に抜ける余韻がたまらない。
この店のBGMは自慢の音響システムによるJAZZだが、この時ばかりはメロウなボサノヴァなんかを聴きたい気分。
この店にストックされてるプレミアムテキーラはこの2本だけだったので、次からスコッチに切り替えた。
この店には何種類かのブラックアダーが有るのは先刻承知。
ブラックアダーとはウィスキー専門のボトラーで、中でも「ロウカスク」シリーズは樽から出したほぼそのままの状態のウィスキーをボトリングした「樽出し原酒」。
なので一般のウィスキーよりもアルコール度数が高く、中には60度を超えるものもあるし、オリや木屑なども入っていて正しくピュアそのもののウィスキー。
その中から今回は『ハイランドパーク12年』『グレナリーロイヤル34年』『グレンアルビン30年』の3種類を順にもらった。
ハイランドパークは62,3度、よく飲むオフィシャルボトルとはかなり違うが、それでも元々のまろやかな性質は失われていないので高いアルコール度数ながら「スぅ〜」っと飲める。
何より香りが素晴らしい。
僕はこの3つのブラックアダーの中ではこれが一番好きだ。
テキーラを2ショット、ウィスキーを3ショット、いずれもストレートで楽しんだらかなり酔いが回ってきた。
そもそも、この店に来る前の忘年会で日本酒と焼酎を煽っていたんだから当然だ。
「サテ、じゃあそろそろ帰ろうか」となった時に、ボトル棚の隅に何処かで見たような形&書体のボトルを発見。
あの形はブルゴーニュワインのボトル、そしてラベルの書体はDRC(かの有名で恐ろしいロマネコンティ)にそっくりだ。
バーテンさんに尋ねたら、コレはやはりそのDRCのカス取りブランデーなんだとか。
ロマネコンティやラターシュと言った恐ろしいワインを作った際の搾りカスを蒸留させて作ったブランデー。
その名も『マール・ド・ブルゴーニュ・ロマネコンティ』。
この店での1杯の値段は7000円くらいだそうだ。
カスなのに1杯7000円!!!
二次利用なのにまだそんなに価値があるとは、流石はDRCの葡萄、アッパレとしか言いようがない。
いくら酔っていても「ヨシっ、飲んでみようぜっ」とは言えなかった。
高いからと言うよりも、こんなに酔っている時に飲んでは勿体無い。
折角なのでじっくり味わいたいから。
なのでコレは次回、キツい冬山を歩いた後のお祝い用にとっておこう。
良い酒が沢山あるこの店、浅草も捨てたモンじゃないと改めて思った夜だった。
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浅草No,1のBARです。(と、勝手に決めました)
オーセンティックと言う言葉をそのまま「本物の」「正統的な」と訳すなら、正にこーゆーBARを指すのではないでしょうかね〜。
ワタシは浅草を根城にしているのでこの店にも過去に1~2度来たことがあります。でも、こーゆーのって興味を持つか持たぬかで印象ってガラっと変わりますね。その頃は特にBARに興味が無かったので特に感じるものは無かったのですが、BAR放浪記を始めた今となってはこの店の良さがビシビシ入ってきました。
快適な店内、落ち着いた雰囲気、美味しい酒、美しく口当たりの良いグラス、心地良いBGM、適切な優しさと緊張感が一体となったサービス、全てがワタシ的にとても気に入りました。
この店、以前はJAZZ喫茶でした。その名残というワケではないでしょうが店の奥にオーディオルームがあって沢山のJAZZのLPが並んでます。それをカウンター内の棚の上に設えてある大きな木製のスピーカーで流しているのですが、なんとも優しく柔らかい音色にうっとりします。BGMもオーセンティックです。
シェイカーを振るのはベテランのバーテンダー、それを若いバーテンダーがサーブしてくれました。
注文したのは最近お気に入りの『ヴェスパーマティーニ』です。
オリーブが3つ、カクテルとは別に添えられて出されました。行き届いてますね〜。
オリーブの塩気でカクテルの味が変わることを好む人もいれば嫌う人もいる。好む人でもオリーブ1つと言う人もいれば3つ欲しい人もいる。こーゆー提供の仕方が最適なんでしょうね。
とっても美味しいマティーニでした。
「秋田のBARにはまだキナリレがあるらしいよ」と若いバーテンダーに言うと、「ええっ!うわ、行ってみたいな〜、でも秋田ですか〜、遠いから行けないかな〜」と言ってました。
相方は「軽めのロングカクテルを」と注文、すると出されたカクテルは『ノチェロ』というクルミのリキュールを使ったカクテルでした。そーゆーリキュールもあるんですね〜。確かにクルミの風味です。アーモンドやヘーゼルナッツってカンジですね。ソーダで割ったロングカクテルでこーゆー風味ってとても新鮮でしたし、何より女性が「軽めのロングカクテル」って注文した場合、たいてい柑橘系のものが出されますが、一発目からこーゆーカクテルを出すあたりがニクいです。
さらに驚くことに、氷が長方形の一本物でした。徹底した拘りがここにも伺えます。表面が鏡のような綺麗な立体長方形の氷、こーゆー氷ってきっと難しいし手間かかるんじゃないかな〜。気泡が一切無い氷を仕入れてカットして磨いて、丸い氷よりよっぽど大変でしょうに、カンドーです。
さて、2杯目は何を飲もうかと思っていたら、ボトルが並んでる棚に見慣れないスコッチを発見。
ワタシは酒が好きですし今までも沢山飲んできましたが、日本酒にしろ焼酎にしろウィスキーにしろ、特に銘柄に拘った事って無かった。なのでクラブやラウンジやバーや空港の免税店なんかで良く目にする酒しか知りませんが、そのボトルが発するオーラに何故か魅せられてしまい、「その酒は何?」と若いバーテンダーに聞いてみました。
そのスコッチは『ブラックアダー』というシングルモルトウィスキーです。
ラベルの「1973 34YEARS OLD」という文字と「47,4%Vol」という文字に惹かれました。
「34年物〜?しかもアルコール度数47%〜?、凄いウィスキーだね〜」と言うと、「そうなんです。ブラックアダーとはウィスキーメーカーではなくボトラーのブランドなんです。普通のスコッチは濾過により酒を綺麗にして加水してアルコール度数を40%前後に落とすのですが、これはそういった行程を無くして原酒のままボトリングするんです。樽から出てきた原酒そのものです。ピュアなシングルモルトをそのまま楽しんで貰いたいという思いなんです。だから、瓶の底には澱や木屑なんかが沈んでるんですよ。」との事でした。
そんな話を聞かされたんじゃ飲まずにいられないので1杯貰いました。もちろんロックや水割りではなくストレートです。
兎に角、香りが素晴らしい。
芳醇、豊潤、正にそんな香りです。
ここまで香りが良いウィスキーって初めてです。コレ、香りだけ嗅いでいても良いな〜。
味も良いですね〜。アルコール度数が高いので確かにガツンときますが、その後鼻に抜ける香りはより鮮烈でとても豊かです。
ナルホド〜、よく「ウィスキーはスコッチのシングルモルトに限る」なんていう人がいますが、この事を言っていたのですね〜。
コレなら分かる。コレは素晴らしい酒です。
しかし、後で写真を見たら、グラスの写真はボケちゃってるし、ボトルの写真はカンジンなメーカー名が見切れちゃってる。
コレではダメですね〜。
近く再調査に行かねばなりません。
ブラックアダーはまだ他にも違うメーカーの物が数本あったので飲み比べしなければなりません。