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珈琲アロー花畑町、熊本城・市役所前、通町筋/喫茶店
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昼の点数:5.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.5
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|雰囲気 5.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.5
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| 雰囲気5.0
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク- ]
本物のコーヒーと、プロフェッショナルとの出会い
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琥珀色の珈琲
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熊本日報の掲載記事
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お店の外観
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2017/02/28 更新
「琥珀色をしたコーヒー」という表現を聞いたことはないでしょうか?
昔の小説なんかでも良く見かけるし、コーヒールンバという歌でも、
「アラブの偉いお坊さんが、恋を忘れたあわれな男に、しびれるような香いっぱいの、琥珀色した飲み物を教えてあげました…」
と表現していたりします。
しかし、コーヒーは黒い飲み物のはず。
琥珀色は珈琲にはそぐわないなと、常々思っていたのですが・・・
出張中の熊本で、琥珀色の本物の(あえて言う)珈琲に出会いました。
扉をくぐると、カウンター11席の小さな店内で、常連のお客様ひとりと、マスターがいらっしゃいました。
静かな空間に、マスターの自慢話?が始まります。
「初めてですよね。うちは、いろんな方が遠くからいらっしゃるんですよ~」
と。
まぁ、話を聞くのは嫌いではないので、そのままいろいろ話を聞きながら、ひとつしかないメニューの珈琲をお願いしました。
出てきた珈琲の色が・・・琥珀色でした。
これは?薄いのか? と思い、香りをかいでみると、
豆の強烈な香りが鼻孔をくすぐります。
今までの珈琲の香りとは、全く異なる香りに、クラクラきながら、口に含んでみると・・・
更に強烈な胸を空くような香りと、豆の甘味が舌全体を包みます。
普通の珈琲より薄いか?と二口め、三口目と口に含むごとにだんだんと味が濃くなってくるような気がします。
思わず、「お代わり」と二杯目を注文してしまいました。
マスターの話はまだまだ続きます。
「焙煎をしすぎた珈琲は味も、体にも悪い」
「豆は何度も使わない。一度使って、役目は終わり」
と、珈琲の味のお話しから、
「後50年は続ける」
「死んだ時にお店は休み」
など、お店に立ち続ける強い意志まで、ニコニコと語って頂きました。
現時点で、創業52年。50年後って、いくつになるんだろうと。
また、創業以来、奥さんが亡くなった時など、どうしようもない時以外は休業されておらず、たった18日間しか休んだことはないんだそうな。Σ(゚Д゚)
ここに珈琲バカと言っても過言でない、本物のプロフェッショナルをみたのでした。
全国各地から、ここの珈琲を飲みに、お客さんがくるとおっしゃっていましたが、その気持ち私も同感です。
これは、大事な人と一緒に飲みに来たいなぁ。
三杯目を注文し、味に慣れてきたのか、豆の甘味をさらに強烈に感じます。
どんどんと唾液が出てきて、食欲が刺激されてきました。
前日の暴飲で、二日酔い気味だったのですが、なんだかお腹も活動してきたぞと。
「この珈琲はねぇ、飲むとお腹が減るんですよ」
とマスター。
めっちゃ不思議な体験と、これ、普通の珈琲、飲めなくなるぞ。
また来よう。
今度は、もうすぐ中二の息子を誘って。