レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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2位
1回
2010/02訪問 2010/03/09
大阪のほんまさん、Mのランチさんなどで同時に紹介された、京橋のお寿司屋さんにkatuさんと行ってまいりました。
商店街を外れた、住宅地の一画にお店はありました。以前この場所は「いなせ」寿司だったそうです。
店内のカウンターもなるほど、「いなせ」や「菊水鮓」と似た感じです。明石のお寿司屋さんという感じですね。
15分ほど早くお店に到着したので店前で待っていると、お店の方が快く店内に案内して下さいました。
店内は新築のように綺麗で、器などもお洒落です。
店員の方々の接客も物腰がとても柔らかく、大将も笑顔が素敵ですっかり緊張もほぐれました。
まずは飲み物の注文です。
[瓶ビール]生ビールは置いていません。エビスビールとアサヒビールの中瓶になります。まずはエビスビールで乾杯しました。
[明石産ひらめの造り]先程まで生きていたかのような新鮮で肉厚の白身です。もちっとした食感がたまりません。ボリュームもあります。
[寒鰤]見た目にも美しい五島列島産の寒鰤です。見事なサシが入っており、まるで大トロのようです。まったく鰤臭くなく、新鮮さがよく分かります。お酒が進む美味しさです。
[アイルランド産本マグロ]美しい切り身です。赤身とトロが味わえます。この世の至福です。トロの繊細な脂がとろけます。
[天然明石蛸]満面の笑みと自信を持って、大将が蛸を見せて下さいました。大きくて見事な蛸です。蛸のワタがまるで白子のようにクリーミーです。歯応えも最高でした。お酒がどんどん進んでしまって困ります(笑)
[熱燗]大関の辛丹波。
[明石産アナゴ]香ばしく焼き上げたアナゴです。ワサビを乗せていただくと最高です。
[冷酒]熱燗よりしっかり風味があり、好みの味でした。香りはフルーティですが、口当たりはスッキリしています。お料理に合う種類を置いていらっしゃいますね。
[鱈の白子]大きくてぷりぷりのクリーミーな白子です。出汁が深い味わいです。美味しすぎて困ってしまいます(笑)
[煮蛸]柔らかく煮込んだ、旨味の染み込んだ蛸です。お酒も進む美味しさです。
素晴らしいお造りを堪能し、ここからにぎりのスタートです。
突然、大将に何かが乗り移ったように表情が変わります。しゃりをさっと取り、ネタを乗せる、その力加減でしょうか。漂う集中力に圧倒されてしまいました。
にぎりとは、こんなに真剣勝負なのですね。
そんな、大将の見事なにぎる姿を拝見したあとにいただくお寿司はこれまた格別です。
[熟成ひらめ]やや厚切りの身がもちっと舌にねっとり絡みつきます。お造りのひらめとまた違った食感と旨味です。しゃりは硬すぎず、柔らかすぎず、絶妙に炊き上がっています。口の中でほろりと崩れます。テレビや漫画で見る表現のほろリ感で感動しました。
[あぶらめ]淡白ながら、もちっとした食感と旨味はしっかりあります。
[天然かわはぎ]あっさりしたかわはぎに、肝を乗せることにより旨味を引き出しています。
[漬けまぐろ]刺身でいただいた赤身も美味しかったのですが、この漬けまぐろも素晴らしい美味しさでした。赤身の旨味を上手く引き出しています。
[熊本天草産こはだ]美しく光るこはだです。〆具合も良いですし、肉厚の身で食べ応えがあります。
[〆鯖]見事な〆鯖です。脂の乗り具合も最高ですし、白板昆布がまた美味しさを引き出しています。
[瀬戸内しらさ海老]ぷりっぷりっの肉厚の身が口の中でぷちぷちと弾けます!海老の甘味が口の中に広がります。
[しらさ海老の頭]丁寧に殻は取り除いてあります。香ばしく、ミソもたっぷり詰まっていて、お酒がまた進みます。
[冷酒]最初に飲んだ袋しぼりよりあっさり辛口ですが、香りは芳醇でお料理にも合います。つい、気分も盛り上がってしまいます。
[明石産ハリイカ]大将が「歯応えが変わっていて面白いでしょ」というだけあって、ハリがあり、噛む毎に弾けます。これまた絶品です。
[蝦夷あわび]大将が大きくて見事なあわびを捌いて下さいます。普段食べるあわびの食感と違い、柔らかい食感のアワビです。
[太刀魚]とてつもない肉厚の太刀魚です。さっと火を通すことで旨味を引き出しています。脂もしっかり乗っていて、驚くべき美味しさでした!今回いただいた中でも1、2を争うほどの逸品です。
[ねぎとろ]なんと、トロの切身を惜しげもなくネギと合わせ叩いてネギトロにしてしまいました。手際よく、くるんと海苔で巻いて包丁を入れると、サクッサクッという音が食欲を刺激し、他の皆さんもこのネギトロを注文していました(笑)
[煮あなご]やわらかく、濃厚にとろける穴子です。絶品です!
[ばふん雲丹]北海道の栄養たっぷりの昆布を食べて育った、高級雲丹です!凄いの一言です。もう、幸せの極致です。
[カステラでなくたまご]伊達巻の作り方で作ったたまごです。普段口にしているあの伊達巻のたまごと違い、きめ細かな食感とほのかな甘味と魚の旨味が調和しています。
[小茄子]あっさりだけど、ジューシーな小茄子のにぎりです。美味しいです。
[べったら]甘さもほどよく、コリコリの食感が絶妙です。いくらでも食べてしまいそうな食感です。
約3時間かけてこれだけいただきました。素晴らしいの一言しかありません。
こちらの大将の「おもてなし」の心は本物です。食材にも自信をもっておられます。
素敵な空間で、大将の技と、素晴らしい食材、そしてサービス、完璧だと思いました。
この日、予約無しで訪れて来られた方が何組も断られていました。でも、その断り方もとても丁寧で誠意がこもっています。全く関心させられてばかりでした。
次は予約が取りにくいお店になるかもしれませんが、その前にしっかりと味わうことができて良かったです。
本当に、美味しいお寿司をご馳走さまでした!
※写真撮影の許可済み。
3位
1回
2010/08訪問 2010/08/26
久しぶりに感動のお店に出会いました!
こちら、JR住吉駅近くにある「鶏一途 」です!
まず、お店のHPが凄い・・・!
鶏肉についての拘り、お店の想いなどが綴られています。
お店に訪問される際は是非ともHPをご覧になっていただきたいです(^^
そうすれば、お食事の楽しみ方も2倍になると思います♪
鶏肉の入荷状況により、当日に予約を受け付けていることもあります。
この日も当日の予約受付でした。14時くらいに電話すると運良く予約を取ることができました(^^
電話時にお料理はゆっくりペースになることを言われますが、おいしいものをいただくのに時間がかかるのは当然だと思っていますので全く問題ありませんv
予め食べログの評価などを拝見していたので期待を膨らませつつ訪問。
お店はご夫婦で営んでおられます。
店内も良い雰囲気です。
私達は奥のテーブル席に案内されました。
初めてだったので、Cセット¥3500をお願いしました。
コースは以下のような構成になっております。
Cセット(鶏三昧)
1.刺身の盛り合わせ
2.前菜の盛り合わせ
3.地鶏のユッケ又は炙りたてタタキ
4.地鶏串焼き雌雄の食べ比べ2種(ねぎ身・皮)
5.地鶏串焼き5本
全コースにお口直しのお野菜又はデザートのフルーツがつきます。
地鶏のユッケ又は炙りたてタタキは、炙りたてタタキを選択。
飲み物はまず生ビールをお願いしました。
グラスはドイツ製の背が高い、薄めのガラスを使用したものです。
アサヒスーパードライですが、泡がプレミアムビールを思わせるクリーミーなもので泡がなかなか消えません。
口当たりよく、言葉が見つからないほど美味しいです。ビールの管理、注ぎ方でこんなに美味しいビールになるのですね(^^
続いて付き出しです。
鶏皮とシャキシャキの玉葱を和えたものです。
玉葱が辛くなく甘い~です(^^
続いて、前菜5種盛りが出てきました。
焼ききのこのオニオンマリネ
枝豆と豆腐白あえ風
長なすのマリネ
ゴーヤのねぎ塩煮
おくらのお浸し実山椒風味
お野菜が美味しい~!身体も喜んでいますよ!(^^
そして、楽しみにしていたお造りの盛り合わせです。
刺身のつけ塩は、宮古島の海塩(雪塩)とパキスタンの岩塩(ピンクソルト)と、薬味に山葵が出てきました。
なんと、醤油は出てきていません。
シンプルに素材の香り、味が分かるので、自信がないと塩では出せないですよね。
お造りですが、もう、美味しすぎて言葉が見つかりません。
とにかく、新鮮なので全く臭みがなく、舌に吸い付くような肉の食感、コクが素晴らしいです。
しっかり味わっていただきました!(^-^)
ここまでもうテンション上がりまくりで、お酒も進んでしまってフレッシュサワーをどんどん注文しちゃいました~。
西瓜サワーはこの日太陽西瓜の黄色西瓜でした。甘い~(^^
他にライムサワー、トマトサワー、グレープフルーツサワーを二人で飲みました。
なんと、注文を受けてからフレッシュなフルーツや野菜を使って作って下さいます。
美容にも良いフレッシュサワー、お勧めです☆
炙りたてタタキは身がレアです。食感がたまりません(^^
続いて、焼きものが出てきました。
まずは雌雄の食べ比べ2種(ねぎ身・皮)です。
楽しみにしていた雌雄の食べ比べにワクワク~♪(^^
ねぎ身(雌)脂が乗って、身は柔らかいです~。
ねぎ身(雄)筋肉が発達しているので、雌より身が引き締まっています。
噛むほどに旨味がじゅわ~!
どちらも味付けは塩。大きな身なので、食べ応えがあります。葱まで甘くてジューシーなんですよ(^^
私は断然雄の方が好みでした~v
続いて皮の雌雄食べ比べです。
こちらも大きな皮でボリュームがあります。
味付けは塩です。
こちらも表面はパリッ!ジューシーで美味しいです。やはり皮も雄の方が好みでした(^^
グラス白のテラノブレ・シャルドネ(チリ/辛口)を注文。シャルドネ好き☆
どんどん焼き物が出てきます。
手羽先、つくね、極上むね肉、食道、背肝などが出てきました。
美味しくって、ボリューム満点!
〆に追加で親子丼を注文しました。
玉子二個使ったものです。コクがあって、身も柔らか、美味しくいただきました(^^
グラス赤のフィンカソフェニア アルトスル(カベルネソーヴィニヨン/アルゼンチン/フルボディ)を注文。もう、飲みすぎですね~(^^
美味しくて楽しいと、お酒も進むんですv
あがりもお洒落なカップで出てきますv
デザートも手作り桃のコンポートで手が込んでいます(^-^)
食器も素敵だし、メニューに載っているもの全てがお勧めで、本当に素晴らしいお店です(^^
お会計を済ませてお店を出ると、お忙しいのにご夫妻が扉を開けて見送って下さいました。
もう、本当に感動です。
素晴らしい鶏料理と美味しいお酒、本当にご馳走さまでした!(*^-^*)
4位
1回
2010/07訪問 2010/07/10
憧れの多田へ、お連れのkatuさんのお誕生日のお祝いで行って参りました。
こちらのお店は紹介制なのですが、とある職人の方に紹介していただいて今回訪問が叶いました。
18時の予約で、5分前に到着。店内には既に先客がおられました。
席数はカウンター9席のみという、とてもこじんまりした造り。
大将の手がL字カウンターの隅々まで届くようになっています。
まずは大将から、「ようこそ、今日はお越しくださいましてありがとうございます。」と歓迎のお言葉をいただきました。
大将から「この度は○○さんからのご紹介ということで」と始まり、色々お話を交わしながら名刺交換へ。
お店は来年の5月で10周年になるとのことです。
人当たりの良い大将で、明るく好印象でした。
お料理の進め方も希望を聞いて下さいます。
念願の多田です。
もちろん、美味しいものは全て味わいつくせる「おまかせ」でお願いしました。
まずは生ビール乾杯!
辺りを見渡すと、カウンター9席のお店は既に満席になっていました。
客層は奥様グループ、会社関係の方など。
今回食べログ情報で撮影全面禁止とあったので写真は撮っていません。
[付き出し]津軽海峡産シャキシャキもずく、本鮪のスジと皮を煮たもの。
つまは、わかめとスライスした瓜です。
[ふっこ(鱸)]スズキになる手前のふっこです。スズキまで成長すると大味になってしまうので、刺身にするなら、このふっこが良いそうです。
ポンズ、醤油、塩などお好みでいただきます。大将お勧めは塩とポンズとのこと。もっちりと淡白で美味しいです。山葵醤油だと刺身が甘く、塩ポンズはさっぱりと。素材の味が一番よく分かる塩が一番好みでした。
生ビールが進みます。でも、冷酒も気になる~(笑)
[能登半島蝦蛄の造り]珍しい蝦蛄のお造りです。味わいはズワイガニの刺身の食感、牡丹海老の甘味です。間違いなく絶品です。
運ぶのも大変とのことで、泳がせながら届けてもらうそうです。
[能登半島子持ち蝦蛄]子があるものは湯がいて出てきます。一般ではなかなか美味しい蝦蛄を味わえないので貴重です。子は蟹の内子のような味、身も海老のように旨味があります。
[北海道産水蛸の味噌漬け]味噌漬けして焼いたもの。味噌の甘味とコクが蛸の食感と相まって美味しいです。
ここでちょっと大将から雑学が。
山葵を擦る時、砂糖をちょこっと付けるととっても辛くなるそうです。
なるほど~っと感心したのですが、あまり山葵を擦る事ってないな~(笑)
ここで、お勧めの辛口冷酒をお願いしました。
どういったものが好みか色々聞いて下さるのが良いですね。
[三千盛(岐阜)]香りもよく大吟醸のような口当たりの冷酒です。「からくちのかつ辛口を感じさせない「水口の酒」」とありますがよく分かりません(^^;辛口でなく大吟醸として飲むと美味しいです。
[お寿司屋さんの山かけぶっかけうどん]「よ~く混ぜてお召し上がり下さい。」とのこと。大将が立ちうどん屋さんで閃いたという一品。ブレンドした醤油を鰹出汁で延ばして、夏場のお野菜山芋、生姜、葱、胡麻、海苔をゲソと合えていただきます。うどんの代わりにゲソを使っているところがミソです。このゲソがまたコシがあるのです(笑)食欲低下の夏にピッタリの1品ですね。
[富山の白海老と小柱の雲丹焼き]これぞ、贅沢の極み(笑)大間のムラサキウニと礼文島のエゾバフン雲丹を贅沢にも包丁で叩き、富山の白海老と小柱と一緒に干し昆布に乗せて焼いたものです。味付けは軽く塩を一振りと香り付けに醤油を少し掛けただけ。濃厚すぎる雲丹の饗宴に言葉が見つかりません。
ここで大将に好みを伝え、冷酒を追加で選んでいただきました。
「夢酒(奈良)」キリっと辛口の冷酒です。お酒が進みに進みます(笑)
[鱧の肝]1人1匹分の肝が出てきました。ねっとりと濃厚で、鶏の肝にも似た食感です。天然の海のフォアグラです(笑)
[鱧のお椀]焼き鱧、鱧の皮、半田そうめんのお椀です。鱧の皮は小さく微塵切りにされており、海苔と一緒に半田そうめんに絡まりやすくなっています。
出汁は鱧の骨、昆布、玉葱などから取っており、味付けも塩のみとシンプル。玉葱の甘味、昆布と鱧の旨味が口の中に広がります。
アテはここで一旦終わりです。
「この後はどうなさいますか?」と聞いて下さるので、お寿司をお願いしました。
お腹も結構膨れていたので、良いものを5貫お願いしました。
お寿司の前にまた生ビールを追加です(笑)
良いものを食べるとお酒がいくらでも欲しくなります(笑)
[蒸し鮑]千葉 房総半島の大きくて立派な蒸し鮑です。お塩を軽く振っていただきいただきます。柔らかく美味しいです。
[由良雲丹]こんなに見事な由良雲丹は初めて見ました。舟に入っている由良雲丹一つ一つが大きく、反り返っています。
海苔は使いません。口の中に入れた瞬間、ほわっと良い香りがして、口どけがとても良く濃厚です。忘れられない逸品になりました。
[漬け鮪]まろやかな口当たりの漬け鮪です。美味しいです。
[穴子]2種類出てきました。塩味とタレ味です。ふわっとした食感、臭みも全くなく最高です。
[鯵の江戸前棒寿司風]大将が慣れた手つきで鯵の棒寿司を作る姿を皆じっと見つめます(笑)白板昆布を鯵の上に乗せ巻いているのですが、これが美味しそうで...^^
そう思っていると、目の前にきました!鯵の棒寿司です。酢がほどよく効いて、香りもよく絶品です。
[玉子]じっくり時間をかけて焼き上げたカステラのような玉子です。阪神タイガースの焼印で今年の優勝を願います(笑)私たちも今年は3回甲子園に応援に行っているので、是非とも優勝していただきたいです(笑)お連れのkatuさんは阪神の大ファンなので、大将と意気投合していました。
通常店内撮影禁止なのですが、この阪神の玉子だけは写真をどうぞとのことだったので、もちろん撮らせていただきましたv(^-^)
[山芋の梅漬け]最後に出てきました。しゃきしゃき感がたまりません。
お寿司は江戸前寿司なので、ご飯は人肌くらいに温かく、味も全て板前さんが付けて下さいます。酢飯はやや酢が効いています。
人を惹きつける大将のトーク、最高の食材と最高の大将の腕。
あらゆる面で飛び抜けて素晴らしいです。こんなに素晴らしいお店のお寿司を食べてしまったら次は何を食べれば良いのか・・・(笑)お土産の太巻きも本当に美味しくいただきました。
最高のアテとお寿司ご馳走さまでした!(^^)
5位
1回
2010/05訪問 2010/05/30
今回は私のお誕生日のお祝いということで、念願の「鮨 さえ喜」さんにkatuさんと行って参りました(^^
18時の予約時間に伺うと、既に1組の先客がおられました。
店内のBGMはまるで、お正月に流れていそうな琴の演奏です。
カウンターがL字型になっており、全て大将の手が届く範囲です。
大将は物腰の柔らかい、とても優しそうな方です。
もちろん、おつまみからお願いしました(^^
飲み物は生ビールです。このビールがまた美味しい!(^^
[イカウニソーメン]青森産(白ウニ)ムラサキウニ、剣先イカをソーメン出汁で。大きくて立派な雲丹です。新鮮なので身もしっかりしています。旨味が濃いです。
[水貝]水貝とは海水と同じ濃度の塩水に鮑の刺身を浮かべる、見た目にも涼しげで美しい鮑料理。鮑のお造りが3切れ入っています。大きくて立派な鮑をお造りにされていたので、刺身も大きいです。歯応えもコリコリで最高でした。
[アブラメ(アイナメ) とアマテガレイの薄造り]カレイの肝ポンズでいただきました。きゅっと締まった白身と肝の濃厚なポンズが何とも言えない美味しさです。
食べ比べることで、アイナメの美味しさを改めて実感しました。旨味の濃さが違います。
[蛍烏賊のしゃぶしゃぶ]生きている蛍烏賊を大将が見せて下さいました。艶やかで身もぷりぷりの蛍烏賊です。さっとしゃぶしゃぶにして出して下さいました。生姜醤油でいただきます。普段食べている蛍烏賊と全く食感が異なります。透明感のある身がピンとしています。トロリとしたワタの旨味が口の中に広がります。
[キスの箱寿司]しのぎに出てきました。梅締めのお寿司です。
[アオサノリとキンキとホワイトアスパラガスのお椀]鰹と昆布とホワイトアスパラガスからお出汁を取ったもので、味付けは塩のみ。何ともいえない良い香りがします。鹿児島のアオサノリは香り食感どちらもとても良く、キンキは脂がほどよく乗っており美味でした。ホワイトアスパラガスは歯応えよく、甘味がしっかりあります。
[熱燗]ほっこり熱燗もいただきます。お料理が美味しいのでお酒も進みます(^^いつの間にか2合も注文していました(笑)
[天草の海ウナギ]捌く前にウナギを見せて下さいました。黄色い筋の入った大きな海ウナギでした。見事な手捌きで捌かれたウナギは、身の本当に良いところだけ贅沢に出てきます。その味は泥臭さが全く無く、まるで焼き魚のような身、皮はパリっとしていてまさに絶品でした!ウナギが大好きなのでこのウナギには本当に感動しました(^^
あがりをいただいたのですが、こちらの湯のみが「こおげ」の湯のみと同じなのは何か意味があるのかな?(^^
ここからにぎりになります。酢飯には赤酢が使われているとのことで楽しみです(^^
[漬けまぐろ]和歌山勝浦の209キロの鮪を漬けにしたものです。女性には食べやすく半分に切って下さいます(^^熟成された身は何ともまろやか。シャリのホロリ感もあいまって素晴らしいです。
[トロ]艶のある赤身に上品に入ったサシが美しいです。しっとりとした身と甘い脂が口の中に広がりまさに至福の一時です。
[こはだ]美しく光るこはだです。でもこのこはだだけ、少し水っぽさが気になりました(^^;酢の効き方など好みの問題かもしれませんね。
[とり貝]大きくて見事なとり貝です。普段食べているとり貝と全く違います。生に近い食感でぷりぷりでした。
[シャコ]子持ちのシャコです。なかなか美味しいシャコを口にすることができませんが、このシャコは美味しかったです。
[鯵]見事な手捌きで捌かれた鯵です。肉厚な身で美味しくいただきました。
[車海老]甘味がありプリプリした食感がたまりません。
[煮蛤]瑞々しい煮蛤です。柔らかくプリっとしていて絶品です。
[玉子]甘くてまるでデザートのような玉子です。美味しくいただきました。
[雲丹]追加で注文しました。ムラサキウニの軍艦です。最初に出てきた雲丹もお寿司でいただきました。大満足。もう、思い残すことはありません(笑)
憧れの「さえ喜」さんは、やはり素晴らしいお店でした。まだ開店して3年なのに、この人気は素晴らしいですね。お料理もさることながら、大将のお人柄の素晴らしさもあると思います。
本当に素敵な記念のお店になりました(^^
感動のお料理ご馳走さまでした!(^^
6位
1回
2010/09訪問 2010/09/22
山本通りの北側の石垣上にある白亜の洋館「グラシアニ」のディナーに行ってきました。
約100年前に建てられたというグラシアニ邸は異国情緒ある佇まい。
これからいただくディナーに期待が膨らみます。
私達が入り口に近づくと扉が開き、ウェイターが中へと迎え入れて下さいました。
店内はクラシックが流れており、照明はシックな電球色で落ち着いています。
右手にバー、左手にメインダイニング20席、2階には6席と8席の個室と16席まで対応できる個室が有ります。
私達は左側のメインダイニングへ通されました。
今回も私達が一番乗りです。
スタッフは見えているだけで5~6人います。
ほどよい緊張感が心地よいです。
メニューを手渡され、コースを選びます。
女性の方には金額は表示されておりません。
9月8日からKITANOコースが価格変更しており、¥8,500→¥10,000になりました。
MENU EMOTONコースは¥15,000で、要予約となっております。
記載されている料金は全て税込みです。別途サービス料金が10%かかります。
当日選べるのはキタノかグラシニアのコースなので、GRACIANIコース¥12,000をお願いしました。
選んだコースのメニュー表を記念にいただきました。
まずは、グラスシャンパンで乾杯!
●ブルーノ・パイヤール ブリュット・プルミエール・キュヴェ ¥1,800
ツヴィーゼルのシャンパングラスに注いで下さいました。ピノ・ノワール85%、シャルドネ15%辛口で花のようなレモンの香りと味わい。
○お食事前のお楽しみ
北海道産雲丹を洋風の茶碗蒸しのように柔らかく仕上げたもの。
生の雲丹を添え、上から甘味のある南瓜のスープを注いでいます。
バターとパンはワゴンに乗せて運ばれてきました。
木の箱に円筒を縦に切ったような形のバターが入っています。
発酵バターと九州の無縁バターを混ぜ合わせた作ったグラシアニ特製バターです。
マルドンソルトを添えて出して下さいます。
北海道の小麦とイースト菌を使って作った自家製パン。クラムはブラウンがかった色、もっちりした甘味のある食感。
○活けオマール海老のナヴェファルシ、その蕪のブランマンジェにのせてキャビアと蕪の緑・白のピュレ添えサフラン風味のトランスパラン仕立て
カナダのオマール海老、中は半生状態で仕上げたあります。茹でた蕪の中をくり抜き、そのくり抜いたものでソースを作っています。
○フランス産・フレッシュな鴨のフォワグラのポワレ茹でたて蕎麦粉のスペッツリと茸のポワレ山葵添え昆布のコンソメソース
様々なきのこを添えて ジロール茸、杏色のアンズタケ、マッシュルーム、エリンギ、真っ黒いキノコのトロンペット 山葵を添えて和のティストを出しています。
ここで白のグラスをお願いしました。
私はシャルドネ、お連れの方は辛口のワインが好みと伝えました。
●プイィ フュイッセ ヴィエイユ ヴィーニュ2008¥2,500
ブルゴーニュ/平均樹齢:60年シャルドネ100%Vieilles Vignes〈 ヴィエイユ・ヴィーニュ 〉 はぶどうの古木をあらわすフランス語です。しっかりした味、シャルドネのコク、香り、全て私好みです(^^シャルドネグラスがオサレ♪
●ジャン・クロード・シャトラン プイィ・フュメ¥2,000
ロワール/ソーヴィニヨンブランのエレガントな熟成香が鼻腔をくすぐります。爽やかですっきりした辛口のティスト。
○活け鮑のロティ秋トリュフのペリグーソース(+¥1,500×2)
半身をそのままローストしたものを使用。下に敷いているのは淡路産の玉葱 ソースは黒トリュフを使った濃厚なもの。
鮑には、よく切れるということでシャトーラギオールのカラトリーを用意して下さいました。
黒トリュフのスライスに惹かれてこのお料理をチョイスしたのですが、スライスしたトリュフは香りも味も感じられませんでした。
鮑は大きいものを使ってあるので食べ応えは十分あります。トリュフのソースも良かったです。
次の肉料理に合わせてグラスの赤をお願いしました。
私はフルボディを、お連れの方はライトボディが好みと伝えました。
●Chateau la Chandelliere 2006(シャンドリエール)¥2,500
ボルドー/カベルネ・ソーヴィニヨン57%メルロー40%カベルネ・フラン3%/フルボディ
私にはこちらのワインが出てきました。
新しいボトルを開けて下さったので状態も良いです。2006年ですが十分飲み頃ですね。酸素に触れるとどんどん味が深まっていきます。トリュフの香りとコク、ほどよいタンニン、私の最も好みの味です!丁寧に作ったワインだと伝わってきます。このレベルなら文句無しですね!今回ピカ1のワインです(^^
●ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ¥2,000
ピノ・ノワール/ミディアムボディ
上品な香りとコクのある味。こちらも良いワインです。
○オーストラリア産仔羊のココット焼き秋茄子のロティとピュレエシャロット風味のジュ
しっかりと肉厚があり、食欲をそそる絶妙な火入れ加減でロゼに仕上げてあります。
CRISTOBALのプレートがお料理をより引き立てます。
まずはそのまま一口いただいてみます。全く臭みやクセがありません。
それぞれ選んでいただいたワインと合わせていただきます。
シャンドリエールと仔羊、絶妙な一体感を生み出しており、まさにマリアージュ!至福の一時です(^^
○フランスより空輸の完熟フロマージュ
全種類をお願いしました。チーズ博覧会かと思わせるラインナップですv
これで残りの赤といただきますv
●Panna¥1,200
お水は自動的にミネラルウォーターになります。
○季節のアヴァン デセール
さっぱりとさわやかなお口直しです。
○グラシアニ特製ワゴンデセール お好きなデザートをお選び下さい。
クラシックスタイルの焼き菓子です。全種類お願いしました。
○カフェとミニャルディーズ
カフェはコーヒーをお願いしました。CRISTOBALのコーヒカップです。
ミニャルディーズはプティフールと同じ意味で、小焼き菓子です。マカロンなど手の込んだ御菓子もありました。
(ちなみにこのプティフールはテイクアウトできません。)
お会計を済ませると、ちゃんと明細をいただけます。
お料理はクラシックスタイルを守りながらも、所々和のティストが感じられました。
今回の客層はもちろんカップルのみでした。
記念日などに利用すると感動すること間違い無しですね。
最後に総料理長の森永正宏さんにご挨拶をして、握手もしていただきました。
フランスの三ツ星レストラン「ギー・サヴォワ」、「トロワグロ」、「ジラルデ」などで腕を腕を振るっておられた方です。
お見送りも最後まで素晴らしく、まさにグランメゾンの名前に相応しいですね。
素敵なディナーをご馳走さまでした!(*^-^*)
7位
1回
2010/10訪問 2010/11/13
200件目にご紹介するお店は、お箸でいただくビストロ「弘屋」です!
大阪のほんまさんがブログで紹介されているのを拝見してから、ずっと行ってみたいと思っていたお店のひとつです。
駄目もとで当日に電話予約をしたのですが、すんなりと予約を取ることができました(^^
電話時の応対も優しく丁寧なので緊張もほぐれ期待も高まりますv
開店時間にお店に到着。既に先客がおられ、賑やかな様子でした。
店内は他の方のレビューにもあるとおり、こじんまりしており席と席の間隔は狭いです。
スタッフはシェフの菅沼恒さんともう一人若い男性が一人、ワインとドリンク担当の女性スタッフの3名です。
予約時にコースについてお伺いしたのですが、8,000円くらいからあるようです。
お店にはアラカルトメニュー(お値段の表示有り)があり、コースを頼んでいてもメニューの中からこれは入れて欲しい、これは苦手などの要望も聞いて下さいます。
お願いしたコースに入れて欲しいメニュー
・島らっきょのヴルーテ 生の縞海老とオシェトラキャビア¥2,500
・バーニャカウダ 季節の野菜で¥1,800
・栗のコンポート フォアグラのポアレとブルーチーズ添え¥2,200
・百合根と黒キャベツのロースト 秋トリュフのスライス¥2,200
・香茸と熊本産馬肉のミートソース タリオリーニ¥2,200
以上をお願いしました。全てシェアをした状態で出てきます。
メニューは目安として載せております。季節や入荷状況で変わることがあるかもしれませんが悪しからず。
お料理のボリューム具合もちゃんと伝えて下さるので、頼みすぎてしまって食べきれない!ということは無いのでいいですね(^^
今回ドリンクメニューの有無は確認しておりませんが、こちらのお店では一通りお酒の種類は揃っていますし、ワインにも拘っていらっしゃるので好みを伝えればお勧めのものが出てきます(^^
まずは乾杯用グラスシャンパンをお願いしました。
登場しましたのは、マグナムボトルの「アンリオ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット」「シャルトーニュ・タイエ キュヴェ・サンタンヌ・ブリュット」いずれも未開栓の状態で出てきました(^^マグナムボトルのシャンパンなんてあまり見かけないので驚きです(^-^)
一杯づつお願いしました(^^足の長い木村硝子の素敵なシャンパングラスに注いで下さいます。泡立ちもよく、美しいです(*^ ^*)
●アンリオ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット/シャルドネ種100%
コクもキレもあり、好みの味です(^^素敵なグラスでいただくと気分も盛り上がりますね♪
●シャルトーニュ・タイエ キュヴェ・サンタンヌ・ブリュット
シャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ10%
こちらはうっすらピンクがかった色をしています。柔らかい、女性的なシャンパンです(^^
○グージェール
まずはアミューズです。チーズの風味がシャンパンと合います。ロイヤルコペンハーゲンのお皿がお洒落です(^^
○Boulangerie P&Bのバケット
焼きたてのように温かなバケットです。外側はカリっと香ばしく、クラムもしっとりもっちりとしていて美味しいです(^^
○島らっきょのヴルーテ 生の縞海老とオシェトラキャビア
島らっきょのヴルーテの中央に生の縞海老とオシェトラキャビアが彩られています。この組み合わせ、面白いですね(^^縞海老甘~いですv
何といってもこのオシェトラキャビアの存在感!風味とこのコクがたまりませんv(^^)
○バーニャカウダ 季節の野菜で
ラディッシュ、パプリカ、コリンキー、はじかみ、ビート、サラダ水菜、セロリなどを、銀杏の入ったバーニヤカウダに付けていただきます。特に気に入ったのはサラダ南瓜のコリンキー!柔らかくて美味しい~♪
●サントリープレミアムモルツ
小サイズもあります。グラスは薄はりグラスです。泡が見事!バーニャカウダーと合います(笑)
○北海道昆布森の生牡蠣 香菜とみょうがのサラダ 生野菜のジュレ(アラカルト2名価格¥2,000)
こちらはシェフお勧めの食材ですね。生牡蠣クリーミーです。香菜(パクチー)は生牡蠣の臭みを消す上でも組み合わせが良いかもしれませんね(^^貝類が苦手な人にも合うかもしれません。
次のファグラ料理用のカトラリーCutipol(キュテポル)が用意されます。
○栗のコンポート フォアグラのポアレとブルーチーズ添え
こちらのお店に来たらを食べてみたい!と思っていたフォアグラのご登場です。このお料理に合うグラス白をお願いしました(^^スタッグスリープ シャルドネ カリア[2007]グラスはシュピゲラウ(Spiegelau) この力強さのある白と、表面をキャラメルリゼしたフォアグラとブルーチーズが驚くほど合う!フォアグラの火入れが素晴らしく、口の中でとろけます!いやはや素晴らしいの一言に尽きます(^^
●スタッグスリープ シャルドネ カリア[2007]
カリフォルニア/シャルドネ種100%
○百合根と黒キャベツのロースト 秋トリュフのスライス
オーブンで焼いたホクホクの百合根とカリカリチーズ、そして秋の味覚秋トリュフ。香りは少し控えめでしたが、スライスされたトリュフがたっぷり!十分贅沢ですね(^^
このお料理に合う赤もお願いしました。出てきましたのはドメーヌ・カスタニエ ブルゴーニュ・パストゥ・グランです。ピノノワールとガメイのブレンドというあまり飲んだことのないワインです(^^ジュースのように飲みやすく、クセがありません。
●ドメーヌ・カスタニエ ブルゴーニュ・パストゥ・グラン
ピノノワール60%・ガメ40%
○金目鯛のヴァプール 冷たい島らっきょのソース マドラスミックススパイ¥2,300
ロイヤルコペンハーゲン ブルーパルメッテのお皿にお料理が上品に彩られています。この金目鯛は蒸しているそうですが、しっとりととても上品に蒸しあがっています!
もう、本当に絶品~(^0^)もちろん、このお料理に合う白をお願いしました♪出てきましたのは、アルザス・リースリング・グラン・クリュ・シュロスベルグ2007!リースリングは好きなので嬉しい♪しかも良いワインです。お料理との相性も言うまでもなくマリアージュです(^^)幸せ~♪
●アルザス・リースリング・グラン・クリュ・シュロスベルグ2007/リースリング種100%
香りはグレープフルーツや黄色のリンゴのコンポートに白い花の香り、ミネラル香、ほのかに白いスパイスや土の香りなどが調和。テロワールを表現しており、味わいはまろやかで広がりのある果実味から、酸味もしっかりとしており、余韻に長く持続します。
いよいよ最後のお料理です。
○香茸と熊本産馬肉のミートソース タリオリーニ
自家製タリオリーニもレベル高いです~!パスタの食感、小麦の旨味、完璧ですね(^0^)馬肉のミートソースも全然臭みがないです。ボリュームも結構ありました。
そして、もちろんこのお料理に合う赤ワインをお願いしました♪出てきましたのは、シャトー・ド・ラ・ガルディーヌ!すっごいフルボディです!うわぁ・・・超好み・・・(*^ ^*)最後の方だったので、少しオリがありましたが気になるほどではありませんでした。ミートソースとしっかり合います!
●シャトー・ド・ラ・ガルディーヌ シャトーヌフ・デュ・パプ
南部ローヌ/グルナッシュを中心とし、シラー、ムールヴェードル、サンソー
「法王の新しい城」という意味を持つシャトーヌフ・デュ・パプは、ローヌで最も知られたワインの一つ。
いやぁ・・・もう、堪能しました・・・幸せです(*^ ^*)世界3大珍味までいただいてしまって・・・♪
美味しいお料理と、そのお料理に合うワイン、これほどの幸せはないですね~
この日は先客のグループが先に帰られたので、私達だけになったからかもしれませんが、ゆっくりシェフとお話ができました(^^
まだ30代とお若いうえに、とても勉強家でもあります。まだまだ上を目指して進化していきそうな勢いですね。
この日いただいたグラスのワインは全て1杯づつです。品質の良いワインを置いていらっしゃいます(^^
また、特にワインを無理に進めてこられませんので、好きなドリンクも注文しやすいです(^^
とにかく、シェフが気さくで話しやすい♪
最近は予約も取りやすいそうなので、気になっていらっしゃる方は今が狙い目かもしれません(^^
美味しいお料理とワインご馳走様でした!(*^ ^*)
8位
1回
2010/06訪問 2010/06/19
関西のモード系スパニッシュといえば、神戸は「Ca sento」大阪は「Fujiya1935」そしてここ、奈良では「akordu」と言われています。
シェフの川島 宙さんは、世界ベストレストランのひとつである、バスク地方のレストラン「ムガリツ」で修行された後、この場所を気に入ってお店を開いたそうです。
しかし、この場所を見つけるまでに3年も掛かったとか。お店の建物は大正時代に建てられた近鉄電車の変電施設だったそうです。
大正浪漫漂う外観、店内は広々と開放感があります。天井も高く、テーブルの間隔も広くとられています。
奥に増設したという団体用のテーブル席もあり、そちらでは庭が見える様になっています。
2階に見える部屋が気になってお尋ねすると、ウエディング用の控え室とのことです。レストランウエディングもされているなんて素敵ですね。
更に今回驚きましたのは、「本日ご予約で満席」の貼り紙があったのにも関わらず、空いたテーブル席がいくつもあるので何故なのかマダムにお尋ねすると、今日は団体の予約が入っており、十分なサービスを行き届くように予約を締め切ったそうです。
本当にゲストを大切にしているお店なのだと感心させられました。
今回いただいたお料理には、独特のチーズや香草など使われており、私自身クセがあるものが少し苦手でしたので、クセが強かったものを★の数で表しております。
さて、今回予約時お願いしましたのは「クロロフィリア¥9,000(税込)」前菜からデザートまで約10品程の構成となっております。
乾杯用の飲み物は、お連れの方はシェリー(フィノ)私はスパークリングワイン(スペイン カヴァ)をお願いしました。フィノはまさにティオペペの紹興酒に似たあの風味。ガヴァはしっかりめのスパークリングでした。
[生まれたてのミルク 深紅のベールに包まれた39℃のボッコンチーニ トリュフの泡]牛の体温と同じ39℃に温めた水牛のモッツアレラチーズ。その上を赤蕪のベールで覆っています。上にトリュフの泡、ソレルという少し酸味のあるハーブを乗せています。★★
パンは黒いバケットが出てきました。固めのパンです。
続いて、オリーブオイルが出てきました。
写真、手前から、バターとオリーブオイルを合えたもの。その後ろの、背の高い方がスペイン産でフルーティなオリーブオイル。低い方がイタリア産でスパイシーなオリーブオイル。一番奥がヒラヤマの赤塩です。
[焼き野菜と生野菜、新芽と葉、花、天然ものと栽培もの 焦がしバターのドレッシングとエメンタールチーズフォン]akorduのお庭で採取したハーブやハーブのお花、生野菜、温野菜など百種類近いサラダ。エメンタールチーズフォンと焦がしバターの温かいスープ。お好みでどうぞと、マルドンソルトも出して下さいました。
[フォアグラのテリーヌ 赤いリボンと酢漬けのサラダ]赤キャベツの酢漬け、胡瓜と赤蕪のリボン、若布のゼラチンが添えてあります。バターのように滑らかなフォアグラのテリーヌ。ソテーより、テリーヌの方が好きなので嬉しいです(^^ただ、少し筋があったのが気になりました。この赤キャベツとフォアグラのテリーヌを一緒にいただくとこれまた食感が変わって美味しいです。甘口の白ワインといただくと最高でしょうね。
次のお料理に合わせて、「スペイン北部ガリシア地方バルミニョール アルバリーノ」をお願いしました。フルーティであっさり、クセもなく飲みやすい白です。
[浅利、エスパラゴス・シルベストレ、豆 しっとりとした新緑の景色、海の出汁と大和茶のほろ苦いインフシオン]しっとりとした雨模様の初夏をイメージした、シラサ海老と浅利、オシムギ、スナックエンドウ、アスパラソバージュという野生のアスパラ。浅利のお出汁に胡麻のエッセンスを加えたもの
[胡瓜のグリル ウニとウイキョウ 海藻のジュレ 海の旨味のエムルション]雪が溶けないうちにどうぞ。とのこと。泡は雲丹の旨味を泡立てたもの。
[マイワシのコンフィタード 燻したポレンタと酢漬けのネギ]上には酢漬にした生のネギ、下には燻製したポレンタ(トウモロコシの粉を使ったもの)
グリーンのソースは、ピーマンとほうれん草クロロフィル。スペインでは、イワシとピーマンは定番でよく出てくるとのこと。
[春のえぐみのカペリーニとパスタに見立てた烏賊 燻した香りのマスのキャビア]和歌山県産やまなか農園の甘くて良いトマトが入ったそうで、メニューを変更されたそうです。「トマトの冷たいカペリーニ」中にグレープフルーツが入っており、上にはたたみいわしのフライと刻んだ大葉が添えてあります。グレープフルーツとたたみいわし2つの苦味を愉しんで下さいとのこと。★
次のお料理にお勧めだという「アバディア・レテュエルタ2006(スペイン)」をお願いしました。テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロのブレンド。タンニンのしっかりあるフルボディ。
[穏やかな仔羊 ローズマリー風味のミルク いつか見た草原の香り]仔羊の低温ロースト。添えてあるのは、玉葱のロースト、ヘーゼルナッツ、ソレル、ソースはセリとソレルのクロロフィル(ローズマリー風味のミルクが用意できなかったとのことで変更)仔羊の火入れも丁度良く、しっとりとした赤身の食感が最高でした。玉葱も驚くほど甘いです。
[スペイン 羊たちのチーズ]スペインのバスク地方イディアサバルの羊乳チーズと、赤いものはマルメロというカリン系のジャム、クルミと一緒にどうぞ。残りの赤ワインと一緒にいただきました。(クセが強くて私は全部食べ切れませんでした・・・)★★★
[ピスタチオクリーム マスカットワインとニワトコのネクタールゼラチン]ピスタチオクリームを使ったクアハーダ。上にはマスカットワインとニワトコというハーブの花のエッセンスのネクタールゼラチン。クアハーダはしっかりめの舌触り。ピスタチオクリームが濃くて美味しいです。
[カカオ・スターアニス・メントール]寄せる波、岩場と砂。潮の香りと波の音 普遍的で永遠のもの
「ムガリツ」と同じレシピのデザート。シェフの思い出の一品。静かな海をイメージしたデザートなので、波の音をイメージしながらどうぞとのことです。
注いでいただくスターアニスは海、フィナンシェとマシュマロの岩の上にミントのジェラート、爽やかなデザートでした。
[エスプレッソ]コクのあるエスプレッソです。
素材の魂を感じるような、スピリチュアル的な、哲学、美術、そういったお料理です。
独創的なお料理はスペイン料理の枠を超えていて、独自のスタイルを確立されていると思います。
川島シェフのお料理の世界観に圧倒されました。
最後にシェフと少しお話をさせていただきました。穏やかで、優しそうな方でした。
素敵な一時をありがとうございました。
9位
1回
2010/05訪問 2010/06/04
今回はお連れの方の「そろそろ天ぷらが食べたい」の一言でこちらのお店を思い出し、予約を入れて訪問しました。
お店は駅から離れた住宅街にあります。駐車場もあり、数台止められます。
こちらのお店はミシュラン1ツ星取得だけあって、高級感もあり落ち着いた雰囲気。接待に最適ですね。
内装も新しく、適度な緊張感が漂っています。
今回も一番乗りです。カウンター席に案内されました。
店内のBGMはクラシックが流れています。ワインセラーもあってお洒落ですね。
飲み物は生ビールをお願いして乾杯です。のど越しスッキリ、泡もクリーミーで美味しいです。
今回のコースは「旬コース¥5000」をお願いしました。こちらのコースでは季節の野菜中心のコースになります。
[付き出し](湯葉・海老・オクラ)湯葉がとろりとして舌触りよく美味しいです。オクラも食感がよく海老もプリプリです(^^
[すさみケンケンかつおのお造り]新鮮な鰹と細工された付け合せのお野菜が美味しいです。山葵もおろしたてですね。
[前菜3種盛り]①上ガラスの器(春若芽、温泉卵の黄身、うすいエンドウに柚子の香りの付いたお出汁のジュレを掛けたもの)涼しげで良い一品ですね。②左魚の形の器(菜の花のお浸しにカラスミを削って掛けたもの)カラスミが良いアクセントになっています。あっさりといただきました。③焼穴子の棒寿司 もちろん、美味しくいただきましたv
ここで、シャブリ(フランス)ハーフボトルをお願いしました。グラスはリーデルです。高級感があって、良いですね(^^やや辛口、すっきりとした後味で美味しいです。
いよいよ天ぷらを揚げていただきます。天ぷらはお店の大将が揚げて下さいます。
お塩の説明をしていただきました。
写真右から、赤い塩がモンゴルの紅塩(すっきりした味) 茶色い塩が長崎県対馬昆布塩(昆布の旨味の詰まった味) 白い塩が沖縄ぬちまーす(塩本来の強い味)
お塩はお好みで使います。
[海老]とっても軽い天ぷらです(^^衣がサクサク!海老はぷりぷり!お塩が合いますv
[とうもろこし]甘くてぷちぷち美味しいとうもろこしです!どうやって一列に並べているんだろう~不思議です(^^
[蛍烏賊]旬の蛍烏賊です。プリっとした身とワタが濃厚です(^^
[タラの芽]瑞々しいタラの芽をサクサクといただきます。旬の野菜はやっぱり最強ですねv
[岡山のイタヤ貝]帆立より旨味が濃いですねv
[琵琶湖の稚鮎]大好きな鮎です!まるで泳いでいるように揚がっています(^^
ここでグラスの赤ワインをいただきました。シャトーモンタロン(ボルドー)ワインと天ぷらに気分も上々です(^-^)
[信州のアスパラ]瑞々しいアスパラです。サクサクといただきます(^^
[白魚]ちょこちょこいただきながら白ワインを。うーん、ワインが進む、進む(^^美味しい~!
[胡麻豆腐]回りに付いているのはあられです。サクサク中はもっちり。
[貝柱]ミディアムレアに揚がった貝柱です。美味しくないわけがありません。
[海老]またしても海老です(^^大好きな海老の再登場に大感激!
[鳴門金時]女性なら好きな人が多いハズ・・・!この鳴門金時が甘~くてホクホクで、もうスイーツのようです(^^
[酢の物]お口直しの酢の物です。お洒落な器に入って出てきました(^^沖縄産新もずく、近江の赤い蒟蒻、蕗。上に大葉とミョウガを刻んだもの。
さっぱり美味しくいただきました。
[お食事]こちらも全く手抜きがありません!きちんとしたお食事の内容ですね。北海道産の焼き魚が美味しい~赤出汁に山椒をちょっと入れていただきました。
[デザート]苺などの果物とブランマンジェです。
カウンター席だと揚げたての天ぷらをいただけるのはもちろん、大将との会話も楽しめます(^^
とても素敵な時間を過ごすことができました。
美味しい天ぷらとお酒、ご馳走さまでした!(^^)
10位
1回
2010/04訪問 2010/07/27
再訪です。どうしても群青のラーメンが食べてみたくて、また行列に並びました(^^;
待つ事1時間。
ラーメンは2種類あります。
魚介系清湯醤油味(ぎょかいけいちんたんしょうゆあじ) 中華そば
魚介系白湯醤油味(ぎょかいけいぱいたんしょうゆあじ) 中華そば
普通(150g)¥630 大盛り(225g)¥680
となっています。
今回は魚介系清湯醤油味にしました。
1時間も待って普通量では物足りないので大盛りでお願いしました(笑)
待ちに待った群青ラーメン。見るからに美味しそうなラーメンです。
スープをまず一口。濃厚タイプのスープで鰹出汁が前面に出ており、豚骨系の旨味を醤油が引き立てています。このバランスは素晴らしいとしかいいようがありません。
麺は自家製麺のストレート中太麺で、最近では珍しく硬めに茹でられていました。
アルデンテ好きの私には嬉しい硬さです(^^
具も味付け玉子、チャーシュー、メンマ、ネギが入っており、今時このお値段でこのボリュームはなかなか無いですね。
次回は「魚介系白湯醤油味」をいただきたいと思います(^-^)
ご馳走さまでした!
2010年4月訪問(総合評価☆☆☆☆)「美味しくって、ボリューム満点!」
やっと行くことができました!群青へ(^^
12時に訪問したので、行列に並ぶことに・・・
待つこと1時間(^^;
特製つけそば¥720を注文しました。
麺は3玉まで無料です。私はガッツリ2玉注文しました。
つけ麺大好きな私。麺では「大吾郎商店」、スープでは「時屋」が今の所マイベストです。
さて、そんな好みの私ですが、群青さんは麺もスープもどちらも美味しいと思いました。
麺は大好きな太麺のつるつるもちっとした食感、スープは魚介系どろっと濃厚でマイルドなお味。
チャーシューもごろごろ入っています。柔らかいチャーシューです。
半熟煮玉子も絶品。
スープは最初は熱々濃くて美味しいのですが、食べ進めるうちに冷めて薄くなってきます。
これは仕方ないことですが...(^^;A
麺は2玉でお腹が苦しくなるくらいありました!ご馳走さまです(^^
しかし、毎回1時間並んでいただくわけにはいかないので、次回訪問が難しいのが残念です。
10月、11月と行って参りました(^^
ミシュラン星獲得後の直心さんは、以前にも増してお料理に力が入っていました!
お料理の詳細は私の日記にて紹介しております!(^^
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9月の初めに行ってきました。
日によってお店は、予約が集中する時と比較的暇な時があるそうです。
そういえば、8月に予約電話した時は生憎満席でした。
お気に入りのお店は数あれど、感動したお店でさえ1度で満足してしまうのに、
こちらのお店にはまた行きたい!と思わせる魅力があります(^^
まずはいつもの様に生ビールで乾杯!
今回も前回と同じく、旬を味わいつくせる「1万円コース」です(^^
○エゾバフンウニ
直心のトップ写真で拝見してから、ずっと食べてみたかった殻付きの蝦夷のバフン雲丹です。今が旬とのこと。お味は濃厚、感激です(^^
○毛蟹 カニ酢
蟹身の上には蟹味噌が。しっとりジューシーな身と、濃厚な蟹味噌に思わず唸ってしまいます。
○熊本産 新銀杏
パチパチと油で揚げた新銀杏。ぷっくりした鮮やかな緑色の実、ほのかに甘みと苦味があります。こんなに美味しい銀杏は初めてですv
●明石 純米吟醸山田錦 生原酒1合¥1,200
冷酒でちびちびいきますw結構アルコール感のキツイお酒ですw
○牡丹海老と牡丹海老の子・剣先烏賊
大きな牡丹海老を手際よく剥いて出して下さいました。翡翠のような色の子は、プチプチと口の中ではじけます。
牡丹海老は驚くほど甘い!烏賊も新鮮です!
○金目鯛と松茸のお椀
秋といえば、やっぱりコレ・・・!松茸ですよね~♪♪もちろん国産ではありませんが、香りも食感もとても良く秋を感じます(^^金目鯛も脂が乗っていて、旨味が濃い~!
○淡路の炙り鱧
国産はこれから旬の鱧です。淡路の鱧は秋からが美味しくなると大将は言います。
炙った外側は香ばしく、中はレア、最高です。
○北海道産秋刀魚の造り
秋といえば秋刀魚・・・ですが、今年は不漁で高いですね。
青光りが美しいですね。生姜醤油でいただきます。脂が乗っていて美味い。
○青森産ノドグロ
大将が焼く前の大きくて立派なノドグロの頭を見せて下さいました。
織部の片口の鉢がよりお料理を引き立てます。脂の乗った身は最高に美味しいです!
○淡路の煮蛸
これは毎回出る煮蛸です。辛しはお好みで付けていただきます。
相変わらず柔らかい~!
○イクラの醤油漬け
ぷちぷち弾けます!とろける美味しさo(^-^)o
○焼き茄子
茄子もジューシー!
使っている鰹節も血合い抜きなので、上品な味わいです。
○煮鮑と肝、中に山椒を挟んだ鯛の昆布〆
鮑もちゃんと出るのが嬉しいですv肝も苦味とコクが大人の味(^^
この昆布〆に山椒が挟んであるのがナイス!です(^0^)
○天婦羅3種(坊ちゃん南瓜、本しめじ、アブラメ)
アブラメの天婦羅は初めて。アブラメ大好き♪本しめじも大きいです~椎茸かと思いました(笑)旨味が濃い!
坊ちゃん南京はホクホク~!甘い♪
○しめじの土鍋炊き込みご飯
もちろんおこげもいただきます!
○巨峰のゼリー寄せ
季節のゼリー寄せです。巨峰が甘い~!(^-^)
今回も本当に色んな旬のお料理を味わうことができました!
大将、「ワインは絶対置きません!分かりませんから持ってきて下さい(笑)」って・・・ww
写真やレビューに書いていませんが、日本酒は他にも色々飲んでます(笑)最後は飲みすぎてしまって、ハイテンションになってしまいましたが・・・(^^;
写真の投稿が今回100枚になってしまって、撮ったもの全てアップできませんでした(笑)次回から新しい写真は残念ながらアップできません(^^;A
次は冬のお魚が楽しみです!次こそワインを持ち込んでみたいですv
いつも美味しいお料理とお酒をご馳走さまです!(*^-^*)
6月訪問(総合評価☆☆☆☆.5)「再訪して、より素晴らしさを再確認! 」※文字数制限のため、口コミ文は写真に移動しております。
今回も前回と同じく、旬を味わいつくせる「1万円コース」です(^^
カウンター席に着いて隣を見ると、シャンパンが2本、シャンパンクーラーに入っていました。どうやら、持ち込みのシャンパンのようです。私も和食にワインを合わせるならシャンパンが合うと思うので、今度持込んでみたいと思いました(^^
4月訪問(総合評価☆☆☆☆.5)「旬のご馳走 直心」文字数制限のため、口コミ文は写真に移動しております。
お店は開店して今年5年目になったとか。大将の職歴も、神戸吉兆、中ノ島ロイヤル、神戸そごうなど経て独立されたそうです。一流のお店ばかりですね。
本当に、旬のご馳走を味わうことができました。
素晴らしい日本料理をご馳走さまでした!(^^)