2回
2017/07 訪問
こだわりが形と味になる
お店へのアクセスはいいとは言えません。本当に隠れ家的なお店です。
しかも店舗前の道路は営業時間から見てもほぼ一方通行なのでナビで丁寧に検索してから訪問した方が良いです。
駐車場はちゃんとあります。
店のノボリがなければ民家と変わりません。事実、家を改装したそうです。
玄関を開けると普通の玄関になり間違ってよその家に入ってしまったかと大汗をかきました(笑)
奥から出てきたお店の方に案内された先は広い居間を改造したテーブル席。
広い座敷部屋もあります。
ランチセットのロースカツと上ロースカツのどちらをと迷った結果、ロースカツは150g、上ロースカツは200gと聞き、上ロースカツ定食を選択。残念ながら黒豚は売り切れでした。
胡麻アレルギーとか食べられないものがあるか、丁寧に聞き取られてサラダや味噌汁が準備されます。
10分程待っている間は部屋の装飾品をのんびりと眺めます。
味噌汁は煮干し等の動物性の出汁を使わず野菜から出る自然の出汁だけだそうで、とても口当たりのまろやかな味です。
日頃濃い味の味噌汁を好んでいる方は物足りないかもしれませんが、とんかつの口休めにもなりそうです。
キャベツにかけるドレッシングもお手製でさっぱりとしたものです。お酢もきつくなく醤油ベースです。
さて、とんかつ。かなり肉厚。
まだ断面にほんのりと赤みがあるとんかつです。火が通っているのかなとちょっと不安ですがお店の方からも大丈夫ですよと言われて一口食べてみると驚くほどの柔らかさ!
初めて食べると生肉かとビックリするかもしれません。ちゃんと噛み切れます。肉汁もしっかり出ます。
地元の海塩(楽塩というブランドだそうです)で食べるのが肉の旨味も感じられるかもしれません。
聞くと、余計な脂や徹底したスジ取りをするとこんなお肉になるそうです。鶏肉も同様に処理するので料理に使える肉の量は普通に比べるとかなり減るそう。いやぁ、真似できない。
衣のパン粉も手作りだそうです。とにかく手作り。既製品は一切なし。
お客には年配の方も多く、安心して噛み切れることから年配の方のリピーターも多いそうです。
ロース独特の歯ごたえが欲しい場合は気分で訪問するお店を使い分ける方法もあるかもしれません。
ご飯も含め、
材料は全て国内産、ほぼ、県内産。
他のメニューへのこだわりも相当なものです。
海老フライも天然モノで養殖モノは使っていないそうです。
他のメニューも食べてみたいものです。
2018/02/12 更新
2度目の来店です。
今度こそ黒豚とんかつをと狙ったのですが、またもや来店時間が遅めだったこともあり売り切れ。
そこで今回はヒレカツ定食に。
全般的にヒレカツはロースに比べてボリュームは減るものですが、出てきたのを見て正直足りるかな?と思ってしまいました。
でも、味はさすが。
柔らかいし、脂味もなく、でも、パサパサ感は全くなし。
塩で食べるとお肉の旨味がよくわかります。
このお店では丁寧な仕上げをするだけに時間がかかります。
14時の閉店間際の来店では食事を終えるのは15時前になってしまうかも。
特に複数人数で来店してそれぞれの注文がバラつく場合は要注意です。
13:30までの来店がおススメです。
食後のコーヒーは美味しいと評判の近所の自家焙煎の珈琲店の豆を使っているのですが、こちらはサーバーで保温しているものが提供されます。
せっかく美味しい豆なのでこちらもその都度淹れて入れて貰えると嬉しいんだけどなというのは私の我儘です。(笑)