3回
2018/04 訪問
食と農をつなぐ料理人・北沢正和さんのお店へ(`・ω・´)ゞ
2018年4月
3年11か月ぶりに再訪しました。
今回は佐久平駅で北陸新幹線を下車、駅近くでレンタカーを借りて向かうことにしました。
人生で初めてレンタカーを借りる手続をし、いざ向かいました。
自分の車があった頃には、何度も行ったことがあるのに、今やカーナビの案内に頼りっきりな自分に「こうやって人間は退化していくのだなぁ」と思うことしきり(苦笑)
車を30分くらい走らせ、全く変わらないエリアへ。
そこに『職人館』さんはありました。
駐車場には相変わらず、他府県ナンバーの車が駐車されており、こちらの人気が全国区なことを再確認(`・ω・´)ゞ
古民家の外観、店内、私の知るそれと変わらない良さを保っていました。
唯一、違うなと感じたもの、それは可愛らしいお嬢様方がキビキビと働いていらしたことでした(@_@。
なんでも町おこし事業の一環で、いらした若者とのことで、「日本の若者も捨てたものじゃないな」と思うとともに、「北沢さんの下で働けるなんて、すごいな」と感じました('◇')ゞ
なにせこちらのご主人・北沢正和さんは、良質な食材を作る生産者と一緒になって日本の第一次産業の活性化に貢献している料理人として『料理マスターズ』として農林水産省から顕彰されている方なのですから。
久しぶりの北沢さんと挨拶をすませ、まさかのお嬢様方の存在を知っていたかのような、女子ウケしそうな手土産をお渡しし、この日いただきましたのは、山にきけ膳6,500円で、その内容は、
①豆
いつもの定番中の定番、必ず最初にいただくお通し。
美味しくて、絶対身体によいことが分ります(*^-^*)
②村の豆とうふ
こちらも定番中の定番。
味がとても濃い豆腐を、これも濃い口の醤油で楽しみました(^^♪
⓷リンゴと無農薬野菜のサラダ
以前お邪魔した時、自分の目に見える範囲の食材しか使わないとおっしゃっていた北沢さんのサラダは、リンゴとそれぞれの野菜の持つ甘み、そして独特の苦味も楽しめるものでした(*´▽`*)
④村の豆と蕎麦とトマトの煮込み
1口いただいての感想としましては、北沢版ダルカレーみたいという言葉が浮かびました(笑)
味のベースは濃厚なトマトなのですが、ここにスパイスを加えたら美味なるカレーとして成立するのではと(*´ω`*)
そして豆の美味しさを再認識させられるのでありました。
⑤山うどと蕎麦のパスタ風
地元のアスパラガスとともに、うどと蕎麦をパスタ風にオリーブオイルとの相性の良さを堪能しました(*´▽`*)
この少し前に『SPICY CURRY 魯珈』さんで山うどのカレーをいただいたり、この後で宿泊した『かしわや本店』さんでも山うどの料理がでてきたりと、嬉しい期間でした(笑)
⑥桑を練り込んだパンとトマトのキッシュ
これも驚きの1皿(゚д゚)!
桑って口にする機会ないですよねぇ。
そのパンとトマト味のキッシュ、素晴らしい一言でした(●^o^●)
⑦そば粉の薄焼き 蕗の薹の焼き味噌のせ
こちらは北沢版のガレットとでも申しましょうか。
そば粉を香ばしく焼き上げ、そこに蕗の薹の苦味がナイスなハーモニー♪♪
添えられたラディシュなどの野菜たちがまた美味でありました(≧▽≦)
⑧山菜を練り込んだパスタ みゆき豚とともに
山菜を練りこんだ鮮やかなグリーンのパスタを、信州のブランド豚と野菜たちとともに楽しみました。
蕎麦だけでなくイタリアンやフレンチの要素も楽しめるのが北沢さんの料理の魅力ですね(^^)/
⑨アスパラガスと椎茸 鮎の白子
アスパラガス、肉厚の椎茸のグリルとともに供されましたのは、私は初めて口にする鮎の白子Σ(・ω・ノ)ノ!
鮎の白子がこんなに立派だとは、1年間しか生きられない鮎の生命力みたいなものを感じながら、ありがたくいただきましたm(__)m
⑩挽きぐるみそば
〆は黒っぽい、玄蕎麦のまま挽いた粉のそばでした(=゚ω゚)ノ
まずは何もつけずにそのまま、そばの風味を楽しみました。
続いて、卓上の"味の決め手塩"と"銀葉藻と塩"をかけていただきました。
その後、大根おろしと葱を入れたそばつゆに着けても楽しみましたが、最後は"味の決め手塩"に戻って味わいました。
塩が1番オススメです(^_-)-☆
蕎麦湯がたっぷりなのも嬉しいところでした。
⑪リンゴのクレープ 蜂蜜をかけて クルミとともに
夜の旅館の食事が食べられるのか不安になるくらい満腹でしたが、デザートは別腹ということで(笑)
長野の特産品を、美味しく味わえたデザートでした(*‘∀‘)
久しぶりの北沢さんの食材と料理、堪能させていただきましたm(__)m
私にってけっしてアクセスは行きやすいものではありませんが、またの再会を願って頑張ります(`・ω・´)ゞ
2018/04/22 更新
2014/05 訪問
私の中で4.7にする理由がなくなりましたヾ(*´∀`*)(☜あれっ、どっかで見たことあるフレーズ)
2014年5月再訪
この日は久しぶりの長野遠征。
長野(北陸)新幹線の佐久平駅で下車。
まず向かおうとしましたのは、約5年ぶりにお邪魔したいと思っていた『職人舘』さん。
ネックは交通の便。
以前お邪魔した時には車を保有していましたので問題はなかったのですが、その後車は手放してしまいました。
大好きなお店ではあるのですが、最寄りの駅というものが存在しない場所にあるのですσ(^◇^;)
ちなみにバスを乗り継いでも店の近くまで行けるか、それも難しいと思います。
レンタカーを借りるか、タクシーで行くかという選択肢になりました。
まずタクシー乗り場へ向かい、先頭の客待ちタクシーの運転手さんに質問しました。
「すいません、望月の職人館に行きたいんですけれど、どれくらいかかりますか?」と。
「そうねえ、7,000円は超えちゃうと思いますよ」と。
私「7,000円かぁ、キツイですね。レンタカーを借りた方がいいかな」
運転手さん「でもあなた道分かるの? かなり分かりづらいですよ」
私「いえ、何度も行ったことはあるので、行けることは行けると思います」
運転手さん「分かった。6,500円でいいですよ」
そこまで言われてしまって断りづらくなったのと、実際レンタカーの手続も面倒だなと思っていましたので、
お願いすることにして乗車。
40分くらい乗車しましたでしょうか、懐かしい"日本の原風景"と思えるが景色がひろがっています。
メーターは6,100円のところで運転手さんがとめてくださいました(・_・)(._.)
私「ありがとうございます」
運転手さん「あなた帰りはどうするの?」
私「この後は小諸の中棚荘に行く予定です。足はまた考えます」
運転手さん「アテがないなら、1時間くらい待ってますよ」
私「いえ、私も久しぶりに来たので蕎麦だけじゃなくて、コースを食べるつもりなんです。
1時間ではでてこないと思いますよ」
運転手さん「またタクシー呼ぶのも大変だから、いいですよ、1時間半でもお待ちしますよ」
私「じゃあ、すいませんけどお願いします」
と結局、駐車場で待機していただくこととしました。
まあ、6,100円とはいえ、東京から佐久平までの新幹線自由席料金より高いですけれどね( ̄∇ ̄)
駐車場には長野、松本ナンバーの車以外に多摩ナンバーの高級車も駐まっていました。
相変わらずの人気のようです。
ちなみに佐久平駅に着いた時点でお邪魔する旨の電話はしておきました。
懐かしい古民家の店内に入って、靴を脱ぎ座敷にあがると、
店主の北沢さんご夫妻、私のことを覚えていて下さいました(*⌒▽⌒*)
北沢さん「久しぶりだねぇ、元気だった?」、奥さん「懐かしいですねぇ」みたいな感じで。
変わらぬご夫妻のお姿に私も嬉しくなりました。
普段、そんなにお店の方と話をする方ではないですけれど、この日は饒舌になりました(*^ー゜)
お通しの豆とお茶をいただきつつ、この日いただきましたのは、
コースの山里の季節膳のうち、8,500円の山里の恵み膳です。
これまで何度もお邪魔していますが、コースをいただくのは初めてでした。
コースの内容は、
①村の豆とうふ
シンプルですが、コクがあって美味しい豆腐です。
卓上には銀葉藻塩と味の決め手塩が供され、この後の料理にも好きにつけることができます。
②村の野菜のサラダ
一体、何種類の野菜と山菜が使われているのか、分かりません。
私など、見たこともないようなものがたくさんです。
この1皿を食べる為だけでも、こちらにお邪魔する価値があると思えるものです。
北沢さんは、基本的にこの"職人館"から見える範囲の畑や山からの恵みだけで、組み立てようとされています。
汚れた体内が浄化されていくように感じられる、嬉しい1品です(*⌒▽⌒*)
③フォカッチャ バジルソース
質の良い小麦のフォカッチャかと思います。
④チーズと川海苔のリゾット風
そばの実と無農薬米のリゾット。
チーズの風味に川海苔のアクセントが絶妙です(o゜▽゜)o
⑤朝採れのアスパラガス 豆腐とビーツのソース
この無農薬で育てられたアスパラガス、みずみずしくて絶品です。
生産者の方が体調を崩しているらしく、ピンチなのだとか。
なんとか残っていって欲しいものです(^∧^)、オ、ネ、ガ、イ。
⑥天然の岩魚
今まで岩魚は食べたことはありますが、もしかしたら天然物は初めてかもしれません。
この岩魚、エサの豊富な良い渓流の環境で育ったのでしょうね、見事なまでの肉厚でした(*⌒▽⌒*)
私がこれまで食した岩魚の中で、間違いなく1番の美味でしたヾ(*´∀`*)
⑦原木椎茸
この椎茸、1口噛むと凝縮した旨味がジュワーッと飛び出てきます(O_O)
これが"グアニル酸"の旨さなのでしょうかねヾ(≧∇≦)
⇒それは干し椎茸だけですかねσ(^◇^;)
⑧韃靼そばのパスタ風
見た目はまさにパスタです。
"ルチン"を多く含むという韃靼そば、これも嬉しい1品です(*´∀`*)
⑨御膳そばと十割そば
御膳そばは白くて、そばの実の芯の部分で打ったそばです。
力強さと繊細さといいましょうか、2種類のそばを食べ比べられて嬉しいですね(*^ー゜)
そして、こちらのそば湯も好みです。
⑩豆腐のムース ブラックベリーのソース
抹茶とともにいただくデザートもいいですねぇ。
北沢さんは東京の有名シェフにも親交が深い方が数多くいらっしゃり、この日の前日も都内へ出張されていたとのこと。
この日も荻窪に店を構えるイタリアンのシェフが来店されていました(*゜д゜*)
風情のある古民家の店内、そして窓からの景色はまさに日本の原風景という感じがします。
なかなかここまで"地産地消"を徹底しているお店というのは、貴重かと思います。
北沢さんには末永く、店を続けて欲しいなと思います。
また伺います、ご馳走様でした(・_・)(._.)
それから結局1時間半以上お待たせしてしまったタクシーの運転手さん、ありがとうございましたm(_ _)m
さて体内を浄化したので、この後は温泉で身体を癒やすことにいたしまょうヾ(*´∀`*)
以下は過去のレビュー
最後にお邪魔しましたのは、2009年4月だったかと思います。
それまでには、結構通っていました。
長野県佐久市、旧望月町にある風情のある古民家を利用したそば屋です。
交通の便は、かなり悪いです(苦笑)
田畑の横を通る、かなり分かりづらい場所にあります。
店のまわりは、正に日本の原風景のような所です。
いつも、駐車場には長野県外からの車が数多く駐まっていましたね。
ここは、知る人ぞ知る店だと思います。
店主の北沢さんは、元公務員。
今ではいろいろな書籍や雑誌(dancyuなど)にとりあげられている有名人です。
東京の有名レストランのシェフとも懇意にされている方が多いようです。
例えばレ・クレアション・ド・ナリサワの成澤シェフとか。
成澤シェフ関連の記事の中で、北沢さんとの出会いのことなど書かれているのを読んだことがあります。
私はこちらではそばをいただく前に、いつも地元でとれた野菜を塩やオリーブオイルで味付けしたシンプルな料理をいただいていました。
店からみえる範囲の畑で収穫された野菜や、北沢さんが山でとってきた山菜など、食べるだけで健康になれそうなものばかりです。
味噌や醤油も地元産のものを使っておられました。
塩は北沢さんのこだわりで新潟で作っているオリジナルの藻塩がありました。
これだけなめても美味しいです。これらの調味料は買ってかえることも出来ます。
そばは十割そばなども良いのですが、たくさんの野菜を使ったそばサラダがお勧めです。
他にはそばの実のリゾット風などのメニューがあります。
日頃の野菜不足を解消できるまさに地産地消の店です。
久しぶりに行ってみたくなって、アップしてみました。
2014/07/06 更新
2022年11月再訪
Instagram、https://www.instagram.com/xiaoshan7910/?hl=jaも宜しくお願い致します<(_ _)>
4年7か月ぶりに再訪しました。
今回も佐久平駅で北陸新幹線を下車、お連れ様と駅近くでレンタカーを借りて向かうことにしました。
分の車があった頃には、何度も行ったことがあるのに、今やカーナビの案内に頼りっきりな自分に「こうやって人間は退化していくのだなぁ」と思うことしきり(苦笑)
車を40分くらい走らせ、全く変わらないエリアへ。
そこに変わらず『職人館』さんはありました。
この日の駐車場にも、他府県ナンバーの車が駐車されており、こちらの人気が全国区なことを再確認(`・ω・´)ゞ
古民家の外観、店内、私の知るそれと変わらない良さを保っていました。
電話予約の上で伺い、のどかな景色も御馳走な、窓際のテーブル席へ案内いただきました。
こちらのご主人・北沢正和さんは、良質な食材を作る生産者と一緒になって日本の第一次産業の活性化に貢献している料理人として『料理マスターズ』として農林水産省から顕彰されている方、この日は久しぶりの再会に上機嫌と思いきや、関心はお連れ様に対するものでした( ´艸`)
この日いただきましたのは、山里にきけ膳4,800円で、その内容は、
①村の豆とうふ
こちらは定番中の定番。
味がとても濃い豆腐をそのまま楽しみ、"味の決め手塩"と"銀葉藻塩"、濃い口の醤油とともに楽しみました(^^♪
②黒豆
箸休めにかなと思いつつ、箸がとまらなくなるお豆さんでした(〃´∪`〃)ゞ
③紅玉と無農薬野菜のサラダ
地元の紅玉と無農薬野菜たちのサラダ、こういうのが食べたくてきたんですよε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
こんな美味しいサラダ、他に食べられるところ、私は存じ上げませんo(*≧∇≦)ノ
③玄米と古代米のリゾット シナノゴールド
ここでリゾットが供されました。
まあ、スプーンが用意された時点で予想してましたがね( ̄ー ̄)ニヤリ
えのきだけのパウダーが振ってあり、北沢流の和風リゾット、やさしい味わいで絶品でございました(*・∀・*)ノ
④ビーツの煮込みとヨーグルト 五穀パン
ここでもスプーンが用意されていましたが、この1品は全く予想できませんでした(苦笑)
ビーツの色味が美しい煮込みとヨーグルトをあわせ、五穀パンにのせて楽しませていただきました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
⑤そば味噌 支那青大根
そば味噌は支那青大根にのせていただきますと、もう、車じゃなかったらお酒が飲みたくなっとゃいますよね(*゚∀゚)ノ€[酒]
⑥御前そばと挽きぐるみそば
〆のそばは2種盛り合わせ。
白い御前そばはそばの実の芯の部分で打ったそば、黒い挽きぐるみそばはそばの実の全粒粉で打ったそばです。
まずは何もつけずにそのまま、そばの風味を楽しみました。
続いて、卓上の"味の決め手塩"と"銀葉藻塩"をかけていただきました。
夜にフルコースをいただく予定でしたので自重しましたが、おかわりしたくなる美味しさでございました(*>∇<)ノ
そば湯がたっぷりなのも嬉しいところでした。
⑦さつま芋のお餅 リコッタチーズ 鬼灯
デザートは別腹で楽しませていただきました(o^―^o)
⑧なつめの薬膳茶
おおっ、クセも美味しいお茶でございました(●´ω`●)
久しぶりの北沢さんの食材と料理、堪能させていただきましたm(__)m
私にとってけっしてアクセスは行きやすいものではありませんが、またの再会を願って頑張ります(`・ω・´)ゞ