かなきちぽんちゃんさんのマイ★ベストレストラン 2010

かなきちぽんちゃんのレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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 今年初めてこのベストレストランを選択しました。いままでは面白そうだなと思っていたのですが、いざ、選ぼうと思うと難しいものですね。
 食べログでは、やはり、おいしさとコストパフォーマンスが重要視されているのは周知の事実のようですが、こうしたものを選択しようとすると、みなさん結構、いいお店を選んだりしている傾向があるように思います。
 私としては、総合力での妥当性。おいしさとコストパフォーマンスも当然なのでしょうが、残念なサービスをするお店を選択することはありません。
従業員の方とのさりげないふれあいがあったり、優しさを感じたときにはそのお店の評価は高まると思います。逆に、そうでない残念なお店も高評価のお店にときどきあったりしますが、お客の立場で納得のできないサービスのお店はいけないと思います。
 また、高級なのだから高いんだというお店も選択肢にはのりません。決して安い必要はないのですが、価格妥当性に欠けるお店を選択することもありません。価格は指数乗数的にあがっても、美味しさは指数乗数的にはあがっていかないと感じるのです。500円と2000円の差と、5000円と20000円は前者の方が味の差は大きいはずです。また、20000円と40000円の差となると、仮に希少性はあったとしても、味としてはあまり違いがないのではないかと思います。
 さて、このベスト10を選択するにあたり、ある程度の客観性を保とうとは努力しましたが、最後は結局は自分の好みとなってしまったことをご容赦ください。
 決めるのは結局、そこに行かれたあなたなのですから。

※注釈といたしまして、今回の私の評価は基本的に夜の評価です。昼と夜ではあまりに土俵が違いすぎるので、昼の評価はまた別に考えるべきだと思うのです。また、いつも私のお気に入りの阿佐ヶ谷の2店は今回入れませんでした。ちょっと慣れすぎいてここの入るのが相応しいか客観性を疑われるような気がしたからです。

マイ★ベストレストラン

1位

なすび亭 (恵比寿、広尾 / 日本料理、鍋)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2010/05訪問 2010/05/30

恵比寿で大人気の会席店 美味しくてリーズナブル

<2010年5月>
恵比寿の人気会席のお店。こんなに奥まったところなのに、というのが恵比寿らしさかも。
冬に訪れたときは美味しかったので、そろそろ季節も変わったかなと再訪しました。予約して19:30ごろに入店しましたが、例によって満席です。

今回も5250円のコースをお願いしました。前回はサービススタッフがあまり印象に残らなかったのですが、今回よく見てみると若い方々が一生懸命やっていてとても好感が持てます。何故か前回と同じ席でした。カウンターが主体のようですので4人グループで来店するとこうなってしまうのでしょう。

お味はここ数ヶ月のなかでも最高レベルのうちに入ります。
この日のメニューは下記の通りでした。

◇本鮪と丸茄子のアボガド山葵和え

◇すっぽん真丈と九条葱
 熱々で青柚子の香りが引き立つ

◇お造り あおり烏賊と石鰈
 烏賊は柔らかく、鰈はコリコリと新鮮

◇帆立と水茄子の煮卸し

◇焼き物 鰆の炭火焼 大根・山芋・梅肉すり卸し
 プリプリ・ジューシーの焼き物

◇大目鱒の土鍋ご飯 & アラの味噌汁 香の物
 具が大きくてびっくり

◇デザート ブランマンジェの梅酒ゼリーがけ
 和食でこんなデザートが来たかとサプライズ

日本酒は全て純米です。1合が900円と1000円というのは安くはないですが、料理が安いので、大酒のみでなければ高くはつかないでしょう。日本酒の種類は多くありませんが、なかなか見ないものを取り揃えています。純米以外でないですか?と聞いたらメニューにない吟醸酒を出してくれました。

季節を変えてまた来たいお店です。他のレビュアーさんのご意見で5250円で十分とありましたが、次回は7350円にもチャレンジしてみたいと思います。


<2010年1月>
恵比寿にある予約困難のミシュラン掲載店。この店はJR恵比寿駅から飲食店や住宅の混じったあまり広くない通りを歩くと7~8分で着きますが、店のファサードの主張があまりないので、何気に通りすぎてしまうところでした。写真にも撮りましたが、入口の「なすび亭」の額がとてもいい味を出しています。引戸をあけると店はあまり広くない和風モダンです。お店は結構カジュアルな造りですが、テーブルは贅沢にも天然木を使用した分厚いものでした。暗い店内をSPOT照明がテーブルの上を明るく照らしていました。

訪問前に食べログの評価はざっと見ていましたが、評価がそれほど高い気もしていませんでした。今回は友人が予約してくれたもので、ちょっと美味しい和食店に行くんだなあ、とは思っていたくらいで、それほどのお店とは全く思いませんでした。また、恥ずかしいことに訪問時にはミシュラン掲載店ともわかっていませんでした。

予約時に注文はしていたそうで、料理はすぐに始まりました。今回は5250円のコースをお願いしました。他にも7350円、9450円のコースや8400円の鍋コース(とらふぐ、すっぽん、アンコウ)とあるそうでしたが、一番安いコースをお願いしていました。(またすっぽんのコースで8400円とは随分頑張っている値段だと思いました)

コースの内容は五品+土鍋ご飯+赤だし+香の物+デザートです。他のレビュアーさんのコメントには「物足りなかった」との記述がありましたが、土鍋ご飯がつくので、お腹は充分いっぱいになりました。

いただいたお料理は京都の懐石に近い感じがしました。あとで調べて見ると正に伝統の関西料理を修行された方なのですね。「なすび亭」さんには「モダン和食」とか「創作和食」とかの説明文があったりしますが、私が感じたのは「伝統の懐石料理」でした。昔仕事の関係で京都の料亭でいただく機会があったのですが、久しぶりにちゃんとした懐石の味を体験できたなと思いました。

流石に土鍋を出していた料亭はなかったですが、その部分は「モダン」な考えなのかもしれませんし、この価格でお腹をいっぱいにしてもらおうという店主の心配りなのだなと思いました。

昨今の料理店ではありがちな既製食材を使わず、手作りにこだわったお料理は大変なご苦労があろうと思いました。また、こちらの立派なところは熱いものは、炎が感じられるようにちゃんと熱いこと。汁椀は火傷するように熱く、鰆は炭火がまだついているのではないかと熱く、またお造りはキリッとしていました。適度な温度で提供するのは味を引き立てます。

やはりびっくりするのは他所では15000円~20000円は取りそうなお料理をここではその半分から1/3以下の値段で出していること。予約が取れない人気店になるはずです。納得しました。

飲物はあまり多くないですが、充分にセレクトされたワイン、日本酒、焼酎があり、内容やその量から考えると高いとは言えないと思います。いつもは必ずと言っていいほど和食には日本酒をいただくのですが、この日いただいたのはカリフォルニアワインでした。考えられているワインリストを見ると、いいドリンクのアドバイザーがいらっしゃるような気がしました。

店主のほかは若い女性が二人、黒いTシャツを着て働いていました。そのあたりは伝統的な日本料理店とは違って、他のレビュアーさんには違和感に感じられたところがあったかもしれません。パーソナリティー的には控えめな感じがしたお二人でしたが、一生懸命仕事をしている様はホスピタリティーというよりも誠実感があってよかったと思います。その若い女性スタッフの方がタッパーから凍ったシャーベットをかき出す姿は微笑ましくも思えました。

また、これほどの予約困難店、また世界のミシュランに載った店だというのに、店主は一組一組のお客さんに挨拶をして、帰る際も寒い外で我々がいなくなるまで見送る様子を見ていると、その素晴らしいお人柄がしのばれました。

普通なら星5つ★★★★★をつけるとところですが、私としては最高点は4.5点と決めているので、この4.5点は最高点とお考えください。

また是非再訪したい店です。


因みに当日いただいたお料理はご覧の通りです。
お店のスタッフの方がおっしゃったのをメモ書きしたので、正確にはちがう部分もあるかもしれません。あくまでのご参考です。

◇聖護院大根と雲子の炊き物、白菜餡
  雲子が美味

◇九条葱と鱸の吸い物
 上品な漆器の椀で熱々で提供 高級料亭の味

◇お造り 鰤、メジ鮪と太刀魚の焼き霜
 鰤の色が良かった。焼き霜が味を引き立てます

◇牡蠣と海老芋の揚げ煮
 ジュウジュウと焼く音が響き提供。少々味は濃いが美味しい

◇焼き物 鰆の炭火焼
 大振りの鰆を美味しく炭火で焼き上げたもの白身がホクホクする味わい
 カボスと大根おろしでいただく

◇つぶ貝の炊き込みご飯
 大きな土鍋で炊くご飯 色は薄いがしっかりと出汁の味が染みる

◇あらの赤だし

◇香の物 蕪

◇デザート 苺の手作りシャーベット
 苺の味が濃く、生の苺を贅沢に使った感じが漂う

  • なすび亭の看板の「額」
  • 日本酒
  • 本鮪と丸茄子のアボガド山葵和え

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2位

カラペティ・バトゥバ (麻布十番、赤羽橋、六本木 / ビストロ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2010/04訪問 2010/05/02

麻布十番にある料理の温度に繊細にこだわるカウンターフレンチ

麻布十番駅から徒歩4分ほどの雑居ビルの2Fにあります。2Fに上がる階段が二つあるので迷いそうですが、駅から遠いいほうの階段を上がります。階段を上がるとガラス張りで壁はコンクリート打ち付けに白のペンキ、木の質感を生かしたボードがあり、カウンターは北海道産のタモ材のナチュラルな雰囲気です。まるでお洒落者な美容室のような感じです。長いカウンターが途中で折れ曲がっているのがメインで、テーブル席は窓際に2席ほどあります。

食べログで都内1万円以下のフレンチで検索すると必ずといっていいほどベスト5以内に入る人気店。実は3月の下旬に予約をしようととしたら、なかなか空いている日がなくて、1ヶ月先の4月下旬になってしまいました。麻布十番でこの内容ですから人気があるのもうなずけるお店です。

この日は会社の同僚のお祝い事で行ったのですが、周りをみると、「決めのデート」で来た様なカップルが多くて、違和感バリバリでした。すみませんでした。二人きりのデートだから横に仲良く座るカウンターなんですね。

お料理は6300円のおまかせコースでした。あとで入口の見たらアラカルトもあるようでしたが、値段を見るとコースの方が断然お得でした。

この日のコースは、アミューズブッシェに「冷製のキャベツのスープに熱いオリーブオイル」がかかっているもの。マネージャーさんには一気に飲んでくださいといわれます。冷製のスープと熱いオイルが混ざってなんともいえない食感です。堅いものと柔らかいものの食感を楽しむ料理はありますが、温度の違うものを一気に飲むというのも面白いものです。

前菜1品目は「鯵とルッコラとパルメザンチーズのクルスティンサラダ」です。新鮮な鯵のフレッシュな味わいがルッコラと味の濃厚なパルメザンチーズといただくいのですが、良いですね。

前菜の2品目は「竹の子のオーブン焼き豚足のエクラゼ添え」です。レギオールのナイフが添えられます。最近のお洒落なお店ではよく出てきますね。竹の子はあつあつで美味しかったですね。豚足は柔らかくにていて、フレンチというよりも中華風みたいな感じでした。

お魚は「ひげ鱈のむし焼きナージュ仕立て コリアンダーの香り」、ひげ鱈の丁度良い温度がなんとも言えません。こちらはかなり温度にこだわっている感じがします。

お肉は「イベリコ豚のフィレステーキ」です。ステーキというましたが、ローストという感じです。イベリコ豚は茶色で豚肉というよりも、柔らかいビーフをいただく感じです。

最後のデザートはチョイスが可能です。この日は3択からで、私はフルーツトマトを甘くオリーブオリルで煮たもの、連れは温かいショコラの上に乗った冷たい苺のソルベでした。熱々の皿に熱々のショコラが乗り、その上に冷たい苺のソルベが乗ります。最初のアミューズと同様に熱さと冷たさのコンビネーションがなんとも言えません。

この日いただいた飲物は食前のスパークリングワインは「シャトードラベル クレマンドブルゴーニュ」、白はサンセールとボジョレービラージュブラン(珍しかった)、それからグラスでアルザスのロゼをいただきました。グラスワインも700円から一番高いのがヴォーヌロマネの2100円でした。ボトルは5800円のものをいただきましたが、そんなに高いものはなく、リーズナブルなワインをそろえているのも好感が持てました。

全体に料理は現代的なフレンチという感じです。サービスもスタッフのみなさんとも優しくて気取らない感じで好感が持てました。気をつかってくれながらも気取らないサービスは爽やかな印象です。

  • ひげ鱈のむし焼きナージュ仕立て コリアンダーの香りアップ
  • 北海道タモ材のカウンター
  • 入口のアラカルトメニュー

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3位

アトリエドアイ (広尾、白金台 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2010/04訪問 2010/05/02

白金のミシュランひとつ星のフレンチ 伝統的フレンチに現代的な感覚が光る

港区白金のあるミシュラン掲載店。他のレビュアーさんに記述にある通り、どの駅からも遠いお店です。三田線の白金高輪から歩き、JR恵比寿駅までも歩きましたが、15分くらいかかります。とぼとぼ歩いていると田町-恵比寿間の都営バスが追い越していきますが、路線バスで来るようなお店ではありませんね。日比谷線の広尾駅からだと10分くらいみたいです。またお店のひとに聞くとタクシーで恵比寿駅までワンメーターですと答えられました。

もっと評価が高くても不思議はないお店です。パイ包みやクレープ包みなど、素材の味を凝縮させたお料理や濃厚なソースををふんだんに使ったお料理などクラシックな部分と、山梨産野菜の盛り合わせ(これはミシュランの掲載ページにどーんとでっかく出ています。)や数々のお料理のデコレーション、プレゼンテーションに現代的な部分も光っています。でも今のひとにはクラシックの要素が強すぎるのかもしれません。私は好きですが。

さて、お料理は夜が5780円のプリフィックスコースのみ、昼も2890円のコースのみです。アミューズブッシェが「生うにの貴婦人風」、オードブル1品目が7種類からのチョイス、オードブル2品目が「山梨産野菜28-30種の盛り合わせ」、メインは魚と肉(ジビエ)で4-6種からのチョイス。昼のチョイスは種類が少なくなるそうです。

お店は白を基調とした、シンプルモダン系、現代的な感じに見えますが、ホールはオーソドックスなフレンチディナーレストランの雰囲気。こう書くとインテリアが料理を暗示しているみたいですね。
サービスは2人、調理は4人ほど、接客の2人はホテル風のサービスをするベテランです。調理場はオープンキッチンで外からとホールからも見えます。

アミューズブーシェはうにが殻のまま出ます。味は濃厚ないかにもフレンチという感じで期待感を盛り上げます。最初の1品が名物というのも面白い展開です。味はクラシックですが、出方が現代的な感じです。

2品目はいろいろ選らべますが、やはり春なのでついついホワイトアスパラガスを選んでしまいました。パイ包みにしてあって、素材の味が凝縮してとても美味しい逸品でした。連れの選んだ北海道阿寒湖の公魚は聞いたら普通の味に聞こえたのですが、実際に来て見るとこれが、熱々でとても、とても美味しいのです。単純な料理なだけに素材の良さと手際の良い調理がいいのですね。

山梨産野菜の盛り合わせは、透明な四角い更にきらきらと宝石を綺麗に並べたように見えます。洋のもの、和のものがいろいろとあり見た目にも味にも良いものです。温かいものと冷たいものが入り混じっているので、作るのに手間がかかるのがわかります。だって全部冷たかったら、あらかじめつくっておいて冷蔵庫に入れておけばいいんですらかね。そうしたことをしないことがこのお店の真心なんでしょう。

本日のスープはかぼちゃです。量が少なくて、煮詰めて凝縮したところがいいですね。言い忘れましたが、パンはバケットがお替り自由ですが、発酵バターと豚のリエットが大理石の小さなプレートに乗って出てきます。

メインは鮮魚のクレープ包みをいただきました。これも濃厚なフレンチの凝縮した味です。連れの頼んだウサギのローストは良いお味でした。「地魚とエビのクネル ポール・ボキューズ風」も伝統的な感じのお料理です。

オプションのチーズは少しいただきましたが、1種盛で400円、2種盛で900円というミシュランフレンチのお店とは思えぬびっくりリーズナブル価格でした。さて、びっくりするのは食事が終わってからのプレゼンテーション。シルバ-プレートに果物やら、卵やら小さな皿に乗って出てきます。なんとデザートのチョイスをしてもらうための素材のプレゼンテーションなのです。ひとつひとつ素材とそこからつくるデザートを丁寧に説明してくれるのです。私は日向夏のコンポートをいただきました。またこのあとの小菓子もプレゼンテーションがあってチョイスがあるというすごさです。

さて、良かった良かったというお話なのですが、ちょっと面白みに欠けたのがワインリスト。最近のお店は結構知らないワインを置いているお店が多いような気がするのですが、ここでは誰でも知っている有名なワインが並び、ちょっと普通すぎたかなと思いました。ここにも伝統だけでなく、現代的な部分があってもいいのになと思いました。ちょっと贅沢なリクエストかもしれませんが。
でも、このお値段でこれだけのフレンチが楽しめるというのとてもいいですね。薦められるままにチーズを頼んだり、少人数でフルボトルを入れたりしたので1万円を越えてしまいましたが、チョイスに気をつければ9000円程度で収まると思います。ランチに再訪したいお店です。


  • 入口のサイン
  • マンションの1Fの外観
  • 入口のメニュー 10歳以下はご遠慮の表記

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4位

おまかせ会席 銀座 (竹芝、浜松町、日の出 / 日本料理、しゃぶしゃぶ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999

2011/07訪問 2011/09/14

JR浜松町駅下車竹芝桟橋近く、ホテルアジュール竹芝3Fにある穴場の会席料理店

<2011年07月>
久しぶりにきたランチ。日替わり1200円と週替わり1500円。1200円は牛筋丼ですが、どう煮込んだかほろほろ柔らかくて美味しい。1500円の週替りはボリュームがたっぷり。内容を考えると手頃な感じです。ちょっと美味しいものを食べたいときに来ます。


<2011年03月>
アジュール竹芝3Fの日本料理店。前回は会席でしたが、今回は季節の鍋で利用しました。会席は7000円からみたいですが、鍋は3500円くらいからありました。3月の鍋は「ねぎま鍋」で、丁寧にとった出汁に、お刺身にするような新鮮な鮪を贅沢に使い、焼き色を付けた葱も最初しゃきしゃき、時間がたってとろとろになっているのも美味しかったです。以前利用した際は、日本酒がちょっと弱かったような気がしましたが、今回訪問した際は、今はやりの純米酒のラインナップが増えており、「醸し人九平次」と「獺祭」をいただきました。1合で1000円から1600円くらいだったでしょうか。グラスだと半額なのは手頃でいいですね。

実は例の地震の直前に利用しましたが、バタバタしてアップが遅くなってしまいました。すみません。


<2010年10月>
前回の訪問からほぼ半年。印象が良かったので久しぶりに訪問しました。昼は1200円からという手ごろなランチをやっているので、たまに利用するのですが、夜はなかなか利用する機会が少なくて、また来たいなと思っても半年以上も経っていました。
最近思うのですが、1回訪ねて良くても再訪問すると残念だったりすることが多々あるものです。また昼と夜では大違いというお店もあるので両方を利用しないとお店の実力はわからないものだと思うようになりました。


さて、今回は5250円の会席をいただきました。
内容は下記の通りです。結論から言って、悪くないと思います。むしろよくやっている方だと思います。

・先付 養老豆腐
→さっぱりした味でした。

・前菜 衣かつぎ、松葉串、巻海老八方煮、しめじと菊のお浸し、秋刀魚旨煮
→綺麗に盛られています。やはり会席は目で見て美しくないと。

・造り 三種盛り 紅葉鯛、本鮪、黒むつ
→この金額を考えたら良心的です。

・煮物 米茄子しぎ炊き
→前回も食べましたが、聞いてみたら名物という米茄子。出汁がしみて、とろとろに美味しい。

・揚物 きのこの落とし揚げ
→天麩羅が冷たいというレビューがあって警戒していたのですが、出てきたのは揚げたてでした。これが冷たかったら台無しですね。

・食事 松茸御飯
→ テーブルの上に小さな釜とミニコンロが出てきて、その場で炊いてくれました。松茸の香りが広がり、そのまま食べてもお出汁をかけて食べてもおいしい。

・デザート 富有柿、パンプキンジェラート
→ 柿が熟して美味しかった。

ちなみに、訪れた日は平日でしたが、窓際の席は一通り埋まっていましたが、それ以外の席はちらほらでした。まだまだ穴場だと思います。
私はいつもサービスが気になるのですが、こちらは着物を着た若い女性スタッフが主体で、誠実に対応されているところに好感がもてます。また季節が変われば再訪したいと思いました。

食べログで高評価のお店は誰が見ても文句なく有名で美味しい店か、これだけの内容がこんな値段で食べられるというお店が多いですが、こちらは後者のお店のようですね。


<2010年03月> 全面リニューアル後の訪問です。

浜松町駅北口から竹芝桟橋を目指して7~8分歩くと着くホテル「アジュール竹芝」3Fにある会席の店。まだ今月3日にリニューアルオープンしたばかり。以前は佐賀牛のしゃぶしゃぶをメインに10000円以上はした店でしたが、リニューアルと同時に随分安くしたそうです。

これだけ安いと居酒屋並で大丈夫かなと思ってしまったのですが、実際に出てくる料理はちゃんとしたものでした。チラシによれば椿山荘の伝統を受け継いだ料理とのことでしたが、もしそうなら倍の値段でもおかしくないのですね。こうした値段でやっているというのはこのご時世なのか相当の覚悟があるのでしょうか。

さて、このレストランは昨年来たときとは、インテリアも全く変わっていました。今風の和風のシンプルモダンスタイルですね。こげ茶と黒を基調にとてもシックな雰囲気になっていました。

会席はおまかせで、5250円と7350円とのこと。しゃぶしゃぶは以前のように佐賀牛ではなくなりましたが、これまた5250円と7350円に。昔に比べると3から4割は安くなった感じです。さらに今回は開業記念のチラシ(10%引)をもらっていたので、私が頼んだのは5250円の会席が4725円でした。連れは7350円だったので6615円だったと思います。

最初に苦手なものを聞かれましたが、特にないので、ありませんと応え、料理はスタートします。飲み物は私は薦められた梅酒で東京の「千代鶴」で525円、連れはサワーを頼みました。居酒屋でよくある感じでスクイーザーで生の柑橘を絞るのですが、ここでは何種類か、今回頼んだのは4種類の「クワトロサワー」945円、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、レモンを自分自身で絞ってサワーにするのだそうです。アイデアだと思いました。飲み物も以前はちょっと高いかなと思ったのですが、新しい値段は居酒屋並ですね。日本酒、焼酎、梅酒がそれぞれ6種類くらいでした。ビールは中ビンでアサヒとサッポロが630円でした。

お料理は7350円のものです。
(5250円は前菜とお造りがちょっと違って焼物や酢物がつかなかった)

◇先付 アスパラ豆腐 卵豆腐みたいななかに歯ごたえのあるアスパラが入って美味しい

◇前菜 三種貝のにこごり シャンパングラスに入っていて清涼感があり生姜の香り
     なんとかと蛍烏賊、丸い鮭の雛寿司、三月でひな祭りにちなんでの三色団子

◇お椀 海老シンジョウ 上品な味わい

◇造り 鮪と平目となんとか

◇煮物 米茄子の鴫炊き 熱々で美味しかった。なすがトロトロ

◇焼物 北海道の桜鱒 ほこほこしていました

◇酢物

◇揚物 盛り合わせ

◇食事 鯛釜飯 茶碗で軽く三杯はありました。お腹がいっぱいになります。

◇デザート 桜のプリンや苺など

上記は7350円ですが、私の食べた5250円でも十分に良かったと思います。今回はたまたま10%割引できましたが、まあ定価でもリーズナブルな範疇に入ると思います。会社の近所なのでまた再訪すると思います。月変りのメニューとのことですので、どう変わるのか楽しみです。

そうそう、接客は若い女性中心で、洗練はされていませんが、嫌味のない素直なサービスで好感が持てます。やっぱり私はコワイ接客が苦手です。こうした女性を揃えているはホテルらしくていいですね。

  • 昼1200円のランチ 牛筋丼 ほろほろ柔らかくて美味しい
  • 牛筋丼のアップ
  • 1500円のランチ

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5位

ラ・マティエール (神楽坂、牛込神楽坂、江戸川橋 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2010/04訪問 2010/04/24

神楽坂の人気フレンチの美味しいプリフィクス 濃厚なデザートもグッド

地下鉄東西線神楽坂駅徒歩2分、音楽の友社ビルの小路を入った先にある超人気のフレンチです。駅徒歩2分といいつつ、インターネットのマップで確認していたつもりでしたが、入る小路を間違えてぐるぐる回ってしまいました。

入ると鞄やコートを預かってくれます。サービスをちゃんとしようというお店のスタンスが心地よく感じられます。全体に木目の白木と白いしっくい風の壁のナチュラルな雰囲気のお店です。照明が明るいのも今風でいいかもしれません。暗くてほのかにローソクの明かりみたいなところとは真逆の雰囲気です。そうしたところがカジュアル感があって好感が持てました。客層は40-60代の大人が中心ですね。年配のカップルあり、中年女性のグループありみたいな感じです。

接客は背広を着たマネージャー風のかたと若い方2人、調理はシェフともう一人の合計5人くらいで切り盛りをしていました。席は20席くらいで、聞くと毎日満席みたいなので、相当忙しい感じです。そのせいか料理の出るタイミングが結構空くように感じました。今回は会社の仲間とゆっくりお酒を飲みながらだったので気にはなりませんでしたが。

メニューはひととおり、食前酒をいただきながら、ゆったりとメニューの説明をスタッフから伺いますが、感心したのはシズル感あふれる説明で料理の魅力をお伝えすること。芸術的ともいえます。そのせいか逆に料理を持ってくるときは説明はありませんでした。前段で詳しい説明をしているからいりませんものね。おもしろい発見です。

メニューはコースがプリフイックスでA:4725円、B:6800円、C8400円の3コース。Aはオードブルとメインとデザート、Bはオードブルとメイン2つとデザート、Cはお任せコースです。サービス料は10%です。こうした値段の設定が人気店の由縁でもありますね。

ドリンクはグラスワインが赤・白735円と1050円、グラスシャンパンは1260円でした。私は、食前にグラスシャンパン、そのあと普通にグラスの白と赤をいただきました。ハーフワインは4000円台からあり赤白4種類くらい、フルボトルワインも4000円台からで、平均的な価格帯で6000円から8000円程度で、びっくりするほどの高いワインはありません。料理の値段と合わせているようですね。

さて、びっくりしたのは、オードブルでお願いしたオランダ産ホワイトアスパラガスですが、普通のアスパラガスの4~5倍の太さがあります。それを調理の前に私たちの前に持ってきて、このアスパラガスを今から茹で上げますとプレゼンテーションをしてくれたこと。魚や肉では、これからこちらを焼かせていただきます、というプレゼンテーションは良くありますが、野菜でやられたのは初めての経験でした。

料理は素材の持ち味を引き出す調理法で熱いものは熱く提供され、魚などは口の中が火傷しそうなほどのアツアツです。またポーションが全体に多いのが特徴みたいで、ホワイトアスパラガスは普通の店なら1本でも十分なところを3本も出てきます。食べ切れなくて連れに食べてもらった牛タンは1つでも大きいのに、なんと二つもついてくるという感じです。1人前ですが1.5~1.8人前はあるように思いました。太刀魚はほろほろに柔らかく、あつあつでとても美味しいとおもいました。

あとは好みの問題もあり、またたまたまのチョイスの問題もありますが、全体にすっぱい系の味付けだったので、ちょっと飽きが来てしまったこと。でも美味しいですよ。

さて、デザートはフレンチらしいデザートで、クリームまったり濃厚系です。特にチョコレートのテリーヌは超濃厚な味わいでした。

是非また来たいお店です。最後にマネージャーさんが店を出たところで店主が挨拶をしますというので、外に出たら、キッチンの大きな窓が開いて、シェフが有難うございましたと挨拶をしていただけました。思わぬところが開いてシェフが出てきたのでびっくりしました。優しそうな感じのシェフで好感が持てました。


  • テーブルセット 絵皿はビルロイボッホ
  • メニュー1
  • メニュー2

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6位

和食処彩 (茅野市その他 / 日本料理、しゃぶしゃぶ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2010/08訪問 2010/08/21

信州・車山高原スカイパークホテルの秀逸な会席料理

家族旅行で訪れた車山高原スカイパークホテルの会席レストラン。ホテルだったので洋食の雰囲気が強く、実はあまり期待していなかったのですが、ここはびっくり。超おすすめのレストランです。

宿泊は朝食付だけで予約していたのですが、ホテルの係りのひとに夏休み中は混むので、早めに予約したほうがいいと言われ、ホテルに向かう途中の霧ヶ峰から電話をして予約をしました。事前にパンフレットをみていると3900円くらいからメニューがあるのですが、夏休み中はグレードがいいのしかやっていないとのことで、一番安い5500円のコースをお願いしました。まあ、この時期、観光地ですから、まあそんなものかなあと思いつつ、この時点でも全く期待していなく、温泉旅館みたいな料理が出てくるのかと思っていました。

ところが、ところがです。

実際にレストランに来てみると、雰囲気は良い感じです。関西料理の伝統と現代的な感覚をあわせた会席料理でした。料理的には東京でいえば恵比寿や神楽坂あたりの小洒落た会席店を彷彿させます。料理はいずれも手が込んでいて、味わいは複雑かつ繊細。普通の料理を普通に出すのではなくて、ひとひねり、半ひねりがしてある。手作り感覚あふれる料理は相当手間がかかっています。また食材も信州のどこそこのものを、ひとつひとつ説明してくれて、またお米にも相当こだわっているとのこと。

それだけでなく、1500円くらいの洋食系のお子様ランチみたいなのもあるのですが、素晴らしいのは2310円のお子様セット。子供向なのに、前菜、大人に出しても恥ずかしくないお造り、焼き物、鱧の吸い物、さらにしゃぶしゃぶが鍋でついてきて、食事を〆、その後のデザートは長さが40~50センチはあろうかという長い洋皿にフルーツ、ホテルメイドのケーキ、プリンが付いてきました。食事の量とデザートのあまりの凄いボリュームに、ホテルのひとに、思わず「残す子供はいるんですか?」と聞いたら、みなさん食べるとのこと。世の中子供騙しの料理は数ありますが、ここまで誠実につくっている子供セットはみたことがありません。これはコストパフォーマンス星5つですね。

お酒は乾杯に地ビールのオラホビールをいただき、次は日本酒です。これものなかなかいい地酒のラインナップでした。種類の多いのも良いのですが、良かったのは利き酒セット。1200円のセットと1700円の純米大吟醸セットがあり、後者をチョイスしました。「純米大吟醸・真澄・山花」「明鏡止水・勢起・袋吊り」「純米大吟醸・御湖鶴」の3つがなんと70ccづつ。お酒は好きなのですが弱いので連れと半分に分けてもらいましたが、美味しかったこと。

サービスもホテルらしく安定しており、会席で5500円という値段は良心的というよりも、内容から考えると安すぎるかもしれません。お酒もよく、安心しておすすめできるお店です。

  • 鰻ざく アップ
  • 車山の額
  • 純米大吟醸利き酒セットが1700円

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7位

びすとろ UOKIN (新橋、汐留、内幸町 / ビストロ、居酒屋、バル)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/10訪問 2011/10/29

新橋の超人気立食ビストロ 予約困難・入店困難店

<2011年10月>
新橋駅から徒歩6分ほど、ホテルサンルート新橋の近所にある立ち飲みビストロの超人気店。今回は平日をはずしての訪問。でも流石に断られはしませんでしたが、ほとんど埋まっています。さて、毎回頼んでしまうのはパテドカンパーニュ。五反田の系列店もありますが、やはりこちらの方が美味しいと感じてしまいます。

まだ、全メニューを制覇した訳ではないのですが、いつも頼むものが同じ傾向になってきたみたいで、写真を整理していると同じ料理が並んでいるのは偏りなんでしょう。カルパッチョもついつい頼んでしまいます。やはり魚金さんだから刺身には力をいれているんですね。

ワインが安くて、いろいろ楽しめるのがいいですね。ほとんど若飲み系の軽いものが多いですが、訪れるたびに新発見があっておもしろいものです。願わくは、もうちょっと入りやすければいいのですが・・・


<2010年5月>
前回良い印象だったので、再訪しようとなんどかチャレンジしたのですが、満席で3回入店できず、今回はヒマな(はずの)月曜日に予約をしようとしたら、満席と言われ、立ちでもいいからと18:00という早めに訪問し、なんとか入店できた次第です。

こちらのレビューの日付を見ても週に2本~3本も更新され、以前私が書いたはずの1月のレビューも奥深くに埋もれている状態です。いまや新橋の予約困難・入店困難店として伝説になりかかっているお店なのですね。

さて、お店につくと月曜日の18:00台にも関わらず既に満席です。こちらに来ようと思ったら、普通の時間にフリーでは絶対に入店できないものと思った方がいいです。

今回は
・パテドカンパーニュ > トースト大のコンビーフみたいな
・3種類魚のカルパッチョ > 超でっかい大皿にずらっと魚が
・カレイの煮付け > フランス料理の味です
・つぶ貝のブルゴーニュ風 > 熱々
・魚介のパエリア > 普通サイズにもかかわらず量が多い
・魚介のワイン蒸し

味にぶれがなく美味しくいただけました。

ワインもいろいろ頼んで3人で一人3500円くらい。立ち席は疲れますが、一度は来て見たい店です。お客さんは男女40代くらいの、いわば食べログ世代が多いみたいですね。若いひとも年配の方もいないお店です。

混まなければ何度でも来たいお店だけに残念です。教えたくない店ですが、すごいでしょ、と教えたくもなるお店です。


<2010年1月>
スゴイ店です。これはもうびっくりしました。ホテルサンルート新橋近く、知る人ぞ知るという立地にもかかわらず、ひっきりなしにお客さんがやってくるというもうバケモノのような店です。今回はその店に入れず、この寒い冬の夜に外で立ち飲みを2時間もやってしまうという馬鹿をやってしまいました。

にもかかわらず、この店はスゴイ。寒いのに疲れるのに、文句も言わずに2時間もいてしまったのです。なお、文句をいうお客さんは多分この店の外観を見ただけで帰ってしまうと思うので、この店に集うのは心優しいお客さんしかいないという訳です。

前置きが長いですが、ひとことで言えば「良い店」です。料理はかの鮮魚で有名な居酒屋「魚金」さんがやっているだけに、なかなか良いと思います。カテゴリーが「フレンチ」になっていますが、「フレンチ立ち飲み居酒屋」と書けば誤解はないと思います。

今回いただいたお料理はパンとマーガリンが突き出しに出て、名物のパテドカンパーニュがなんと480円にも関わらずビッグサイズ。さらに牡蠣の殻焼きは5個もついて490円。つぶ貝のブルギニヨン(メニューにはエスカルゴと書いていますが)が580円、2人で頼んで多すぎて大失敗だったポトフは大鍋に鶏の手羽先が6個も入って780円という恐るべきコストパフォーマンス。もちろん素直に美味しかったです。

ワインは随分ありますが、他店ではなかなか見ないようなカジュアルな価格設定、スパークリングワインが590円、普通のグラスワインが490円から、フルボトルで3000円台と、二人で来ても飲み食いで2500円から3500円で済みます。また、疲れるので長居ができないはずなのですが、我々がいた2時間の間、帰るお客さんがほとんどいなくて、「中の席が空いたらご案内しますね」とスタッフのお姉さんに優しく言われたにも関わらず、中の席はついに空きませんでした。

接客についてはフレンドリーで、このクラスの店としては文句ありません。丁度良いくらいだと思います。雰囲気よし、コストパフォーマンス良し、気の置けない友人や彼氏彼女を連れてくるにはいい店でしょう。オススメです。家族利用や接待利用は考えないほうがよいと思います。なお、店内には若干椅子席があるそうですが、聞いているとほとんど予約のお客さんみたいなので、「要予約」と考えたほうがよろしいかと思います。

  • お気に入りのパテドカンパーニュ
  • カルパッチョ
  • 蒸し野菜

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8位

ボノミー (五反田、大崎広小路、大崎 / ビストロ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2011/10訪問 2011/10/30

五反田の人気急上昇のフレンチ きれいで美味しくてお値打ち

<2011年10月>
山手線五反田駅近くの人気のビストロ。どんどん人気が出て、その日に電話をしても断られるときも出てきました。そのうち予約困難店になってしまうんでしょうね。上質なワインが手ごろな値段で、また本格的なフレンチがちょっと高級な居酒屋プライスでいただけるお店です。

グラスワインで700円から900円、スパークリングワインで800円、オードブルはいろいろ好きに選べる野菜の4種盛が1200円。気軽に美味しいワインを楽しめるお店です。

バゲットが200円、バゲット+じゃがいもののグラタンが400円。美味しいので何度もおかわりをしてしまいましたが、こういうお客が続くと、将来値上がりしてしまうのではと危惧してしまいました。

デザートに力が入っているのはいいですね。いつも5~7種類ほど。いずれも丁寧に作りこまれた感じがします。ひと知れずであればいいなと思うお店のひとつです。(そういいながらも食べログに書いてしまうのは矛盾ですが・・・)


<2010年10月>
JR五反田駅から徒歩5分ほど、新しいビルの1Fにあるフレンチ。7月にオープンして、8月に注目、9月中旬で人気に火がつき、10月にはBEST5000店から、あれよあれよという間に月末にはBEST500店に入るという人気急上昇店です。

さて、このお店の秘密は、内容が良いだけではなく、こんなにいいものを出すのに超良心的な価格設定です。ホントは食べログの標準どおりに仕上りを4000円台で済ませるつもりだったのですが、連れが調子にのり2000円高い6000円台となってしまいまいました。しかし、内容を考えるととてもお安いと思います。普通なら10000円にはなるはずです。

外観・内装は写真を見ての通りですが、今風のシックなこげ茶色のシンプルモダン系のインテリアはともかく、壁に架かっているフランスの有名畑の地図はオーナーのこだわりを感じます。ワインに対する思い入れは2cmはあるかのような分厚いワインリストにも現れています。確かに高いワインは普通に48000円くらいになっているのですが、エントリークラスは3000円台後半から5000円以下のワインがずらりと並んでいます。

グラスワインは700円と1000円で4種ほど、スパークリングワインはグリュエグランドノワールブリュット(USA:NM)700円、シャンパンはカティエブリュット1200円とお値ごろです。

しかしびっくりしたのはグラスです。デパートで3000円以上はするリーデルのグラスを惜しげもなく使用し、水のグラスでさえも2000円以下では買えない代物です。高級店ではともかく、平均単価4000円のお店のすることではありません。相当にドリンクに対するこだわりが深いものだと思いました。

シルバーは定番の小林工業所ラッキーウッドでした。シルバーレストが麻布十番のカラペディパドバと同じだったのにはびっくりしました。人気店はこうしたものも一緒なのですね。グラスとシルバーにこだわったせいもあるかもしれませんですが、皿は一般的なメーカー品でした。

さて、肝心のお料理はほとんど全て既製品は使わず手作り感にあふれたものです。どちらかと言えば奇をてらわず、クラシカルに作ったお料理のように思えました。何料理かわからないものではなく、確かにフランス料理をいただいているのだなとの充実感があります。
いただいた、尾長鯛のポワレ1700円、国産牛ほほ肉の赤ワイン煮込み2000円はまさにそんな感じのお料理です。料理はあつあつ皿も熱々という基本をきちんと実行しています。

良心的なのはバゲットがお代り自由で200円、じゃがいものグラタンもお代り自由で400円、前菜の野菜がひとつ400円なのですが、4つ盛り合わせで1200円という価格です。ちょっと安すぎるぐらいの価格がこの時代ちょうどいいのかもしれませんが、質と内容を考えるとおそろくべき価格破壊です。また、特筆すべきはデザート。お値段は安いのですが、どれもしっかりと作られたもので、調理人の真心のようなものを感じました。

とてもおすすめできるお店です。ただし人気が相当出てきましたので、予約困難店にならないことを祈ります。


  • 看板
  • 豚のテリーヌ
  • オードブルの盛り合わせ

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9位

ラ・プロヴァンス (竹芝、浜松町、日の出 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥3,000~¥3,999

2010/11訪問 2010/12/23

浜松町・インターコンチネンタルホテル東京ベイの南仏風ランチはお値打ち

<2010年11月>
浜松町徒歩10分ほど、ゆりかもめ竹芝駅に近いホテルインターコンチネンタル東京ベイのフレンチ。前回お昼にいただいたフレンチが美味しかったのでまた訪問してしまいました。今回訪れたときは結構お客さんが入っていました。でもやっぱり平日の昼からフレンチを食べるのは相当余裕のありそうなお客さんしかいませんね。

今回のオーダーは前回同様シノン(3465円)ですが、メニューを見るとお肉は子羊で決まっていますが、オードブル・魚とも「本日の」との表記で変わるようです。この日いただいたオードブルはサーモンのマリネほか美しく盛り付けられた前菜が宝石のように並びます。パンは2種類で無塩バターと有塩バターを混ぜ合わせてホイップしたバターでいただきます。メインのお魚は太刀魚でした。バルサミコで味をつけたとの説明にきつさが頭をよぎってちょっと警戒してしまいましたが、出てきた味はほのかに上品なお味で魚の上に載った柑橘とかすかな甘さを感じて、一言ではいいにくい複雑な味です。個人的にはフレンチフレンチしたクラシカルな味の方がすきなのですが、こちらは現代的な味だと思います。もちろん悪くありません。メインの料理は夜のアラカルトなら単品で3000円近くを取れるかもしれません。デザートも手作り感覚あふれ、チーズケーキや(多分)手作りアイスクリームなどボリューム感あふれるものです。デザートワゴンもあるようですが、普通に出てきたものだけでも十分満足できました。

シルバーは定番のホテルクリストフル、グラスはリーデル、プレートはネーム入りのノリタケと本物で提供。サービスもホテルなのでちゃんとしています。あまり便利とはいえないこの場所ですが、これだけお客さんが入っているのはこの質が評価されていることなのでしょう。3465円の激安フレンチという感じです。


<2010年07月>
インターコンチネンタルホテル東京ベイの1Fにある南仏レストラン。竹芝桟橋の隣にあり、浜松町駅から約10分ほど歩いたところにあるホテルレストラン。プロヴァンスという名前からもわかるように、南仏の香りが楽しめるフランス料理がいただけます。

海岸にあるホテルですが、このレストランはロビーフロアにあって、残念ながら海は見えません。折角の立地なのにもったいないですね。しかし雰囲気はかなり高級な感じでランチに来るにはちょっと恐れ多い感じが漂います。他のお客さんは外人客の接待風、いかにもお金持ちの御婦人で、普通のサラリーマンやOLは皆無です。

さて、この日のランチはクイックでビジネス対応のシノン(3465円)を注文しました。そのほか昼なのに数千円から1万円近いメニューもあります。シノンは本日のアミューズに、パン、前菜にスープ、メインは肉と魚のチョイスで白身魚、デザートはブランマンジェにコーヒー・紅茶に小菓子です。

コーヒー・紅茶が凄いのはいずれもオーガニックで、フレバリーティーは8種類くらいから選べます。コーヒーもオーガニックコーヒーにエスプレッソ・カプチーノが選べます。隣のテーブルはもっと上のコースみたいでデザートワゴンが出てきて、好きに選べるとのこと。シノンからだと500円アップでつけられるとのこと。いいですね。

ただしメニューにはクイックで45分でと書いてありましたが、これだけの品数だと倍の90分は見たほうがいいですね。45分だと超お急ぎで折角のご馳走がもったいない気がします。

  • オードブル サーモン
  • 魚 太刀魚
  • 肉 子羊

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