レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2011/07訪問 2011/07/26
恥ずかしながらこのお店の存在を某TV番組にて知りました。身近なところにこんな隠れ家レストランがあるとはビックリです。
お店は阪急箕面線の終着、箕面駅の西側、バスロータリーとは逆の側になりますね。普段は行かない西側ですが、線路沿いに石橋方向へ歩いて床屋の角を曲がって少し入ったところの左側、コンクリートのシャープなマンション、ARK-T'sの中にあります。駅からは徒歩1~2分程度の近距離です。右側には立派なお屋敷があります。
マンションの入り口自体も花があったりして綺麗だったので、こちらがお店の入り口かと思いましたが、その手前の右側のドアのみがお店の外観、入り口でした。(汗) ドアの取っ手と呼び鈴の部分に小さく店名があります。通常はロックされていて入れません。横の呼び鈴を押して来店を知らせます。予約客のみ入店を許されます。この前を通っただけではこんなお店があるなんて全くわからないですね。入り口を入って階段を上がったところが本当のお店の入り口になります。
お店は和のテイストをふんだんに盛り込んだウルトラ・モダンな感じでお洒落ですね。この内装はデザイナーズマンション、ARK-T'sを設計した吉柳満氏によるものですね。壁を全面ガラス張りにしてよく手入れされた中庭やオブジェを楽しむ事が出来ます。晴れよりも雨や雪が似合いそうですね。これはもうデートや接待にも充分に使えるでしょう。
11年4月
夜のコースは3通りあり、単品の注文はできません。今回は4人で伺って、5800円のおまかせコースとしました。赤ワインを1本開け、それぞれにビールや焼酎などを各人何杯かいただいたので一人当たり9500円ほどになりました。
○水茄子
生の茄子をカットして、甘みのあるドレッシングがかかっています。果汁で付けた甘みです。酸味も若干あるので、これは食欲をそそってくれます。
○蕪とわかめの梅肉ソース和え
薄切りの蕪とわかめに梅肉ソースを和えたものです。鰹節のつぶつぶが旨味を添えます。これもシャクシャク食感と酸味が食欲をそそってくれますね。ますますおなかが減ってきました。
○海老と空豆のあんかけ
海老と空豆をつぶした豆腐で包んで鰹だしのあんをかけ、とろろ昆布を載せたものです。食感と取り合わせの妙ですね。
○お造り盛り合わせカルパッチョ風
ボタン海老をはじめ鯛、サーモン、鮪などに刻んだ水菜を添えてあります。酸味のドレッシングの他にジェノベーゼ・ソースで食べさせるところがフレンチ出身のシェフの技ですね。
○ホタテのステーキ
貝殻の幅が16cmはある卵も付いた大振りなホタテです。これは4年以上のものでしょう。調味はほとんど塩だけの様ですね。上に載っているのは角切りの蓮根です。ナイフとフォークと共に供されました。素材の美味さを堪能させていただきました。
○和牛ステーキ
見事にミディアムレアに火が通っていますね。サシが少なくて肉の美味さが堪能できます。これも塩胡椒のみ、素材の良さが活きています。
○ホタルイカのリゾット
ホタルイカが香ばしくて美味かったですね。これが一番良かったかな。炊き込みご飯にならずにフレンチのテイストが加わっているあたりにこのお店、シェフの心意気を感じますね。
○デザート
アイスクリームとプディングを重ねたものです。アイスクリームは卵黄を多めに使ってリッチな感じに仕上がっています。お誕生日の人が居ると伝えるとローソクを立ててくれました。
とにかくあの『どこでもドア』のような入り口をくぐった瞬間にトリップした感じですね。普段の自分を脱ぎ捨てて非日常に飛び込んだ感じです。このトリップ感はやはり女性に味わってもらいたいです。次回は女性と2人で伺いたいですね。
それとおトイレが竹を多用した内装で美しいです。思わず写真を3枚も撮ってしまいました。(汗)
11年7月
前回4月に行けなかった仲間のために再度訪れました。
今回は階段を上がる途中、看板猫(?)のクロに会えました。グダ~と寝そべっていたのでぬいぐるみかと思いましたが、触れると『ニャ~』ほんまもんの猫でビックリ。話しかけると『にゃ~』。愛想が良いです。(笑) 数日前にカンテグランデにてシロに会ったばかりなので比べてしまいます。シロはいつも知らんぷりですもんねぇ。(汗)
今回は6名、5800円のおまかせコースでいきましたが、ワインを開けてしまったため一人あたり9000円近くになってしまいました。
○トウモロコシの饅頭
一言で言うとコーン・ポタージュをゼラチンで固めた物です。冷製なので涼しいですね。
○前菜3種、 イチジクのワインゼリー寄せ、コリンキーの和え物、枝豆
イチジクとワイン、フランスパンにもある取り合わせですね。これも冷製で甘さとワインの風味が良いか。コリンキーは南瓜というより瓜、スライスでいただく風味は胡瓜に近いですね。
○ホタテのステーキ、カマンベール添え
上下に切り分けたホタテの間にカマンベール・チーズが挟んであります。取り合わせの妙というか、ちょっとチーズの風味が強かったかな。
○あられ衣の南瓜饅頭、ウコンのあんかけ
南瓜だけでなく烏賊か何かと合わせてありますね。揚げたあられの風味/食感も面白く、ウコンの風味がアクセントを添えます。
○お造り盛り合わせ、サウザンアイランド・ソースと水菜のサラダ風
甘エビ、シマアジ、タイの昆布締めとろろ昆布載せ、マグロの頬肉のステーキ、水菜。サウザンアイランド・ソースというのが洋食っぽいですが、意外と違和感なくいただけました。水菜のシャキシャキ感もいいですね。
○稚鮎の唐揚げ
このサイズくらいが一番食べやすいかな。独特のほろ苦さもあって夏の味ですね。
○和牛ステーキ
また何処産か聞くのを忘れました。脂が充分に載っています。個人的にはサシの少ない赤身が好きなんですが。
○シジミとシラスのリゾット、山椒の香仕立て
これが一番美味しかったかな。シジミ、シラス、山椒などいろんな風味が渾然一体となって鼻腔に広がります。前回のホタルイカのリゾットも良かったんですが、ここのシェフの得意料理なのかな。
○プディングのソルベ八ツ橋風味、チョコ・アイス添え
プディングには八ツ橋が入っているとかで確かにニッキの風味とモチモチ感がありました。どうやって合わせているんでしょうか?
女性の方に喜んで頂けたのが良かったです。オッサンだけで来るお店ではないのは確かです。
2位
1回
2013/11訪問 2013/11/17
箕面市役所前の府道43号線を阪急箕面駅(北)へ向かって行くと「メガネのタナカ」の大きな赤い看板があります。これを目印に行くと判りやすいでしょう。
1Fに派手な印度料理のお店インドレストランバー ジャンバーラ 箕面店があります。そのお店の横の階段を上がった2Fがこの岸上さんです。
養殖もの、冷凍ものは使わないとか素材に関してはポリシーとこだわりを持った大将がお店を仕切っています。新鮮な季節のお魚や独自ルートで入手した野菜などの素材を食べさせてくれるお店ですが、その日の仕入れ具合を電話で確認してから行く方がベターでしょう。
13年11月
今回は呑み中心でアラカルト注文で伺いました。4人で行きましたが半数が呑めず、ハーフボトルのワインを注文するも結局は一人で呑む事になりました。(汗)
○穴子の白焼き
フワフワの食感が良かったですね。
○鰊の塩焼き
○鮭ハラスの燻製
いずれも美味かったです…としか言いようがないです。
13年4月
実に1年ぶりの訪店でした。なぜか?仲間が浮気をしたがるもので…(焦)
さて今回は席だけ予約してアラカルトで注文をしました。なので終了したものもチラホラありましたが、概ねいただけました。相変わらず素材のイイものを食べさせていただきましたが、特筆したいのは以下、
○浅蜊の酒蒸し
蛤と見まごうばかりの立派な浅蜊でしたね。粒も大きいが、中の身もギッシリと詰まっていて浅蜊の旨味を堪能させていただきました。
○鮪のお造り
赤身なのですが、トロの様にとろけて脂の旨味も感じましたね。こんな赤身があるんですね~
○北海道産 本柳葉魚
出回っている物の多くは、カラフトシシャモ(カペリン)ですが、ココでは希少な本柳葉魚いただきましたね。身の張り加減とか”代用品”とは違いますねぇ~
今年はもっとチョコチョコと伺いたいです。
12年4月
『ホタルイカの踊りが食べられます』との連絡を頂いたので伺ってきました。写真は以下です。
http://u.tabelog.com/000188175/diarydtl/69203/
さすがに光ってはいなかったですが、まだ脚が動いていましたね。踊りとはいえ、『中に菌がいて生は危険です』とのことだったので、30秒ほどしゃぶしゃぶしていただく。30秒間とはいえ中の味噌はほぼ生でジュワっと旨味を楽しめましたね。
他にはホタルイカの酢味噌和え、稚鮎の南蛮漬け、生の鳥貝などいただきました。ごちそうさまでした。
あ~そうそう、この4月からワインの提供も始めています。今回は山梨の白(アルガブランカ クラレーガ)と、同じく山梨の赤(アルガーノ モンテ)をいただきました。いずれも遜色なかったと思います。個人的にはカベルネ・ソーヴィニョンが好きなので次回はチリのテラノブレを試したいと思います。
ドリンクメニュー↓
http://r.tabelog.com/osaka/A2706/A270603/27034771/dtlmenu/#drink
12年2月
『熊鍋も出せます』とのお話を以前に伺っていたので、今回はそのツキノワグマをいただいてみました。
写真の掲載枚数が上限に達してしまったので、以下の日記にて公開します。
http://u.tabelog.com/000188175/diarydtl/64662/
見た目は脂身が多い感じですが、しゃぶしゃぶにしていただいてみると、あっさりと美味しくいただけましたね。
臭みとかクセとかもまったく無くて処理が良いお肉だと思いますね。臭みやクセが無くてもやはりジビエという野趣はしっかり感じます。
同時に出して頂いた鹿のお造り、稚鮎、ニシンのいずれも美味しかったですよ。
11年10月
大将と相談して、秋の戻り鱧の鍋でも…と楽しみにしていたのですが、どうも時季外れという思い込みが強いらしくて仕入れが難しいとの事できのこ鍋となりました。
普段はいただかないような珍しいきのこを各種用意して頂きました。ごちそうさま。
4月
今回はチョイ呑み会で寄せていただきました。
ほたるいかのコース(?)をいただく。内容は酢味噌和え、姿干し、沖漬け。
天ぷら盛り合わせでは、お茶と桜えびのかき揚げなど珍しいものをいただきました。春の香りがしましたね。
ほかには茶碗蒸し、じゃこチャーハンなどいただきました。
11月
ランチ時に初めて伺いました。ここでも食いしん坊の3人は、定食全4種を頼んでシェアするのでありました。(汗)
定食にはすべてコーヒー、紅茶、シャーベットのいずれかが付きます。ご飯はお代わり自由。日によって白ご飯か16穀米になるのだそうです。
日替わり定食…(1000円) このボリュームとクオリティで1000円はお得だと思いますね。週に一度はいただきたいです。日替わりなので、メインがお魚かお肉か…と、小鉢が変わるそうです。
お造り定食…(1500円)
天麩羅定食…(1500円)
和定食…(2000円)(11年1月で終了)
6月
今回は、お店の近くの川で蛍を見物した後に伺いました。
鰻の白焼き、徳島県海部川の鮎、マンボウの腸など出していただきました。
4月
お食事仲間の誕生会で使わせていただきました。鮪の酒盗、鶏鍋などいただきました。
鯛のテリーヌやケーキなど持ち込ませていただきました。ワガママを聞いて頂き、ありがとうございました。
お花見用に弁当を作って頂きました。いずれも薄味で素材のお味を楽しめました。
3月
行きたい!と言ってくれた知人を案内する。今回は天麩羅として珍しい天然の雁足、ふきのとう、極太のアスパラガス、そして一足早い筍料理、登り鰹などをいただきました。
1月
誕生パーティーで使わせて頂きました。幹事が奮発して鯛の姿造り舟盛りを注文してくれました。とろける様なお肉のすき焼き、出始めたばかりののれそれ、琵琶湖産のわかさぎなどいただきました。
呑み仲間の新年会で使わせて頂きました。一人4000円で河豚入りの海鮮鍋、天麩羅、お造りのコースを設定していただく。ヤガラの珍しいお造りなど美味しくいただきました。ありがとうございました。
12月
仲間のお誕生会を行いました。ケーキも持ち込ませてもらって、楽しい一日でした。
猪鍋… 臭みもクセも無く美味しく頂けました。通常は味噌仕立てで臭みを消したりするのですが、その必要が無い美味しい猪でした。
干し明太子… 干物の香ばしさが加わった逸品でした。ただし、歯にくっつきます。
10月
秋の味覚を期待したのですが、こういうお店では季節が一足早いです。秋刀魚も生の物は終わりだそうです。
銀杏「久寿」… 蛤のような大粒です。独特のえぐみもなく、爽やかさと肉厚の食感が楽しめました。
天ぷら盛り合わせ… 箱豆、栗、きゅうりなど、珍しい食材とタネをいただきました。
海鮮鍋… 蛤を主体とした具材で、蛤は肉厚、海老もぷりぷりでした。後に雑炊でいただきました。
豚のはりはり鍋… 薄切り豚肉に水菜を巻いていただきました。後に煮麺でいただきました。
お造りも烏賊など本当に鮮度が良かったです。他には、とんぶり、帆立のステーキなどいろいろ出して頂きました。ごちそうさま。
8月
茹でた南京豆… 通常は炒っていただきますが、ここでは茹でたものを出してくれました。枝豆に近い食感が初めてで、南京豆の原点の味を堪能した感じです。
鱸のお造り… 前もって頼んでいた鱸です。おすすめの美味い食べ方を…とリクエストしました。川魚の様なクセがちょっとありますね。これが特徴ですね。
焼き松茸と土瓶蒸し… 8月だというのに、一足早い秋を堪能しました。
お造り盛り合わせ… さんまをいただきました。これも一足早い秋です。
鮎の塩焼き… 島根産の天然物です。頭から丸かじりしました。さわやかな苦みと香りが身上です。
お酒はゆず酒をいただきました。ゆずの果汁をそのままいただいているようなうまいお酒です。
そのほかには、湯葉のお造り、鱸の焼きカマ、天ぷら盛り合わせ、松茸ご飯などいただいて苦しくなるくらい満腹になりました。ごちそうさまでした。
7月
7月は鱧づくしでいただいてきました。
鱧の炙り、煮こごりと骨せんべい付き… ふんわりとした食感にうま味が凝縮されています。骨せんべいは懐かしい味がしました。
穴子の一夜干し… 穴子の別のうま味を発見した印象です。
岩牡蠣のお造り… 手の平大の立派な牡蠣でした。とろける様に美味かったです。
天然鰻の蒲焼き… 臭みやえぐみが無くて清々しいお味でした。
鱧のしゃぶしゃぶ… 具は玉ねぎだけのシンプルなお鍋ですが、出汁を鱧でとっていただいたため、すごく美味かったです。その後は雑炊ですね。来年の夏も是非いただきたいですね。
他には、鱧の天ぷら、お造り盛り合わせ、鯛の子の煮付けなどいただいて苦しいくらい満腹になりました。
3位
1回
2012/09訪問 2012/09/27
思い付きドライブの旅 西日本編 その2 高級感&洗練された牛もつ鍋 ~ 12年秋にも再訪2
11年9月
岡山の食堂かめっち。にてたまごかけごはんをいただいた後は高速を飛ばして博多に入る。岡山からだと、さすがに遠いですね。同店も連れの後輩から『食べログTOP1000に入ってるもつ鍋の店でっせ』とそそのかされ、レビュアーとしての取材魂がムクムクと膨張したのであります。(汗)
最初にカーナビに設定した所在地が旧店舗?のものだったらしく、少々回り道をしましたが何とか22時に到着、オーダーストップの22時半に間に合いました。最初は隣にある飲食店集合エリアが紛らわしくてそこかと思いましたが、塀で遮られた日赤通り側が同店です。全体に白塗りの店舗は旧家の蔵のようで高級感があります。一瞬いくらかかるのだろう、大丈夫かな?なんて思いにも捕らわれますが、大丈夫です。時間が遅かったためか若いカップルの客がほとんどでした。店内はほぼ満席、それだけリーズナブルで美味しいということなのでしょう。店内の照明はかなり暗いめでこれはデート利用を意識してなのか。
普段ならこの遅い時間には食べないのですが、再訪があるかどうかもわからないので敢えていただく。靴を脱いで下足箱に入れ、席に案内されたらいよいよ注文です。
○牛もつ鍋 みそ味 (1365円)
食べられる状態で出てきました。他にはしょう油味やしゃぶしゃぶ風でもいただけますが、人気のみそ味とします。みそというよりも何かクリーミーでマイルドな口当たり、にんにくの風味と豆乳の味も感じましたね。庶民のもつ鍋もここまで上品になるのか…と感慨ひとしおです。これで一人1365円なら安いと思いますね。
そして鍋をいただいた後は雑炊ですね。これも追加メニューになるので、卵○個、ご飯○人前と量を指定できます。2人で窺いましたが、ご飯1、卵2で注文してこれも厨房で作ってもらいました。出来上がった雑炊は真ん中に刻み浅葱がたっぷり載っており、米が出汁を充分に吸って、ウマ~~ ボリュームとしてはご飯1人前でも充分です。
○辛子明太子 (1000円)
柚の風味が付いており、これも上品な感じに仕上がっています。上にも柚の皮の干したものがトッピングされています。辛さもほどほどでこれもやはり上品さにやられた…って感じです。
実際に目の当たりにしましたが、リーズナブルな価格設定やオシャレで高級な雰囲気などデートや接待でも充分に使えると思いますね。もつ鍋をここまで『特別なもの』にした同店に拍手を送りたいです。
12年9月
出雲の羽根屋 本店で献上蕎麦をいただいた後は、日本海側を延々と走り続けて九州に入る。こちらには1年ぶりの再訪です。21時半ころでしたが、すんなりと案内して頂けました。
牛もつ鍋、辛子明太子は、相変わらず上品で美味かったですが、注文の際にお姉さんに勧められた『牛ほほ肉甘煮』(1050円)も絶品でしたね。笑顔で応対するお姉さんはお勧め上手でついつい注文してしまいましたが、ホロホロとほぐれるほどに煮込まれたほほ肉は良かったですよ。これで赤ワインの風味がしたらフレンチ・テイストになるのでしょうが、和食の域にとどめているところがいいのかな。ワイン煮込みも食べてみたいですね。
訪店の際にはこの『牛ほほ肉甘煮』も注文して頂きたいです。
4位
1回
2012/12訪問 2013/01/20
江坂は東急ハンズ/東急インからまっすぐ西へ200mほど進んだあたりにお店はあります。隣には豊。、すぐ近くにはボッチ デ ビッラもありますし、車道を挟んで向こう側にはザ・トイズキッチン・リブリエもありますし、いろいろと目移りするエリアではありますね。このお店にはずっと伺いたいと思っていてようやく叶いました。
お店の外観はレース・カーのタイヤが置いてあったりとレストランという雰囲気とはほど遠いですね。店内もオープンキッチンに素っ気ないテーブルと椅子、床はコンクリート地のままであり、キッチンカウンターもコンクリートブロックを積んだままであり、カー・レース・グッズがディスプレイしてあったりとユニークと言えばユニークです。どなたかが仰っていた様に学生食堂という感じも否定できませんね。
何度も伺っておりますが、迷いのない豪快かつ繊細なお料理が楽しめますね。
●2012年12月
今回もお食事仲間を計12人(!)引き連れて伺いました。土曜日でしたが他には2名と6名のグループが居ただけで静かでしたね。今回も3000円のパーティーコースにフリードリンク1500円です。
○カンパチのカルパッチョ
○ポークのテリーヌ、ピクルス添え
定番ですね。
○牡蠣のムニエル、きのことナッツ添え
火の通り方が絶妙で、ナッツの食感のアクセントというか取り合わせが面白かったですね。これは良かったですね。
○トリッパとポテトのトマトソース
定番ですね。底にマッシュド・ポテトがあって、これで味覚をリセットしながらいただけますね。
○きのこと栗のフェトチーネ
栗というのが新鮮でしたね。栗の食感と甘みの不意打ちが良かったかな。
○サーモンとラタトゥイユのパイ包み焼き
パイと言っても1層だけで、最初はキッチン・ペーパーかと思いましたね。そこへクラムチャウダーのソースをかけて戴くわけですが、取り合わせの妙というか流石!という逸品でした。今回のコースでこれがちょっと群を抜いてるかな。
○肩ロースのポワレ
お肉の下にあるのは、刻んだブロッコリーに潰した豆ですね。はじめはマッシュド・ポテトかと思いましたが、豆というのが面白かったです。ソースもそれだけで味わってみましたが、ん~よくわかりませんでした。(焦)
○パンペルデュとバニラのグラス、キンカンのグラッセを添えて
パンペルデュ…要するに一種のフレンチトーストですね。焼きたてで暖かかったです。栗の粒が入っていてアクセントになっていました。その暖かいものの上にバニラ・アイスが載せてあります。
お店のwebサイトのメニューでは更新されていませんが、3000円のコースでもデザートを提供してくれるそうです。ラッキー!
やはりここは季節ごとに伺いたいなぁと思いましたね。これだけいただいてコースが3000円!というのは安いと思います。
●2012年2月
新しく出会った方々をご案内しました。今回も3000円のコースです。いつもながら野菜をたっぷり使ってくれているところが嬉しいですね。このコースだとデザートが無いはずなんですがサービスしていただいたのでしょうか?特に確認はしませんでしたけどね。
○フルーツ・トマトとサラミ、岩塩を添えて
○生のようで生でないホタテのマリネ
薄切りにした貝柱の上に雲丹が載っています。オレンジのソースにハーブの風味が良いです。
○ポークのテリーヌ、いろいろピクルスとカレー・マスタードを添えて
これも最初はサラダに見えましたが、中にテリーヌと角切りにした酢漬けの野菜がコロコロとあります。お皿の縁にあるカレー・マスタードとともにいただくと絶妙で、酢の風味が食欲を掻き立ててくれますね。ピクルスは従来の物の他にブロッコリや蓮根などいろいろな素材がありました。
○きびなごと菜の花のアラビアータ、ガーリック・ソースを添えて
これも春の食材の取り合わせの妙ですね。きびなごと菜の花をピリ辛のトマトソースでまとめて、お皿の縁のガーリック・ソースが引き立て役になっています。これもガーリック・ソースが絶妙ですね。
○砂肝クロワッサン
前回は『砂肝のブレゼ焼きクロワッサンを添えて』と表しましたが、今回ははっきりと『砂肝クロワッサン』と聞いたのでそう書きます。
砂肝というと歯ごたえが特徴ですが、柔らかく煮込まれていましたね。
○鯛と蛤のラグー
写真ではわかりにくいですが中央に鯛の切り身があります。ほとんど塩味だけで素材の風味が活きていましたね。鯛と蛤をブロッコリとトマトが支えています。
○三枚肉の照り焼き・ワイン煮込み
これも逸品でした。三枚肉(ポークのバラ肉)を照り焼きにして、それを赤ワインで煮込んであります。見た目は中華っぽい感じでしたが、甘辛いワイン・ソースはシチューっぽい風味でフレンチの仕事でしたね。付け合わせのキャベツの生クリーム煮が、これもまた取り合わせの妙でした。
○パンドショコラとマンゴーのソルバ
前述の通りサービスしてくれた感が否めません。マンゴーにしては酸味が強くてレモン汁を使っているのかも知れません。それでもマンゴーをそのまま頂いているような素材を活かしている感じがしましたね。
●2011年9月
お店に伺うのは1年半ぶり、今回は結果的に女性4人と私という構成。(汗) 『女子会+引率』みたいになってしまった。いえ、楽しかったですよ。いつもながらの豪快かつ繊細ぶりを堪能する。
3000円のコースとフリードリンクにする。
○鶏レバーのパテ
レバーの臭みもなく旨味を楽しめました。
○クレソンのサラダ
○砂肝のブレゼ焼きクロワッサンを添えて
クロワッサンがパイの様になっていましたね。取り合わせの妙か。
○イワシのマリネ、サラダ風
頭から丸ごと頂きました。目刺しの様な風味がして良かったですよ。
○ムール貝のラグー、カレー風味
解禁されたばかりとの事でしたが、ちょっと身がやせてたかな。
○ハムときのこ・水菜のパスタ、ラグー仕立て
○鶏のグリル、たっぷり野菜を添えて
●2010年3月
今回はまた別の6名のお食事会で伺いました。2月は今ひとつ腑に落ちなかったのでリトライです。今回も3000円のコースでパスタか魚料理が選べるとのことだったので、今日のお魚は何か聞いてから決めようとしたら、シェフからお酒を何呑まれるかで決めます…とのこと。さすが。そうそう、そういう especially 感が欲しいんですよ。それでおまかせで魚料理を選択し、パスタは別に注文する事にしました。
今回もデザートを別注文とし、最初にシャンパン、ワインを赤、白、白とを計4本も開けてしまったので、一人当たり8000円近くになってしまいました。(汗)
○サーモンとグレープフルーツのマリネ… グレープフルーツの酸味でサーモンをいただくという主旨ですが、ちょっと甘みが強かったかな?アイデアはいいですね。金箔が乗っていました。
○人参のスープ… 動物性の物は使っていないとかで、野菜の甘みだけの逸品です。味を見ながら、添えてあるエダムチーズとサワークリームで調整して下さいとのことです。体に優しいお味です。
○トリッパとポテトのトマトソース… トリッパが柔らかく処理してありました。そのあたりが技ですね。その下にマッシュド・ポテトが敷いてありました。
○サーモンのブレゼ、ゴルゴンゾーラ・ソース… 野菜の下にはドンとサーモンの片身がありました。骨や皮なども処理してあって、丁寧な仕事です。さらりとしたゴルゴンゾーラ・ソースなので、それほどしつこさもなく控えめに香るゴルゴンゾーラがサーモンの風味を活かせていたと思います。ワインを頼んだので、それに合わせていただいたのでしょう。シェフに感謝です。
○ほたるいかと菜の花、新子のパスタ… これが今回のメニューで一番衝撃でした。ザ・トイズキッチン・リブリエでいただいた『鱧のパスタ』以来の逸品でした。春の食材を無造作に合わせた様でいてちゃんと計算されていますね。全体に香ばしくて海の幸、山の幸のハーモニーと言うか一言で言うと「美味い!」 もうちょっと新子が大きければパーフェクトでした。
○デザートは6種類あったのを、1つづつ注文し、ちょっとずつ皆でシェアすることに。いずれも遜色なく充分に美味しく頂きましたが、ハッとするような印象を期待したいです。それが『especially』なのですよ。
●2010年2月
今回は10名のお食事会で一人3000円のおまかせコース(デザートなし)+飲み放題1500円で伺いました。
全部で7品を出していただいて、いずれも遜色なく充分に美味しくいただいたのですが、何か especially 感というものがなかったですね。他に2組の客が居ましたが、基本的なメニューは我々と同じだったようです。当日、直前まで北摂会の屋台イベントで一仕事されていたシェフ一人が奮闘されていたので致し方なかったのかも知れません。今回は「これは…」という印象が残念ながら無かったですね。
デザート無しのコースだったので、私と数人はそのまま残って追加でデザートをいただきました。
使用済みの取り皿はその都度率先して下げて新しいものと換えてくれたりと、気配りはしていただけました。最後はオーナー自らも見送って頂きました。
今回はなんだかタイミングの悪さを感じます。シェフ(お店)の力量を充分に感じられなかった印象ですね。再度伺って楽しめたらと思いますね。 あと、今回は人数が多かったので、お会計の事も考えて飲み放題としたのですが、デキャンタ・ワインを頼むとグラスがテイスティング・グラスでした。他のグループは大きなグラスを使っているのにね。この差別はちょっと悲しいというか寂しいですね。飲み放題用には『その程度のワインです』ってわざわざ言っているかの様ですよ。もっと誇りを持って欲しいのです。
北摂を元気にしたいオーナーシェフの会
http://hokusetu.sakura.ne.jp/
●2011年2月
前後して申し訳ないです。
『北摂を元気にしたいオーナーシェフの会』のシェフたちによる屋台イベント、『北摂一のこだわり屋台』に出店されていましたので、いただいてきました。北摂シェフ21店のお料理を一挙に堪能できるチャンスですね。
なお、この屋台イベントの様子は以下のコミュで紹介しています。
http://c.tabelog.com/hokusetsuichi/
●白インゲンとソーセージ ミートボールのラグー スムール(クスクス)添え ¥500
★なぜか常に列が短かったです。私の大好きなお店ですし、お料理もソーセージの食感とか美味しかったのにね。
来年の屋台も楽しみです。
5位
1回
2011/09訪問 2011/10/01
9月の定例お食事会として5名でうかがいました。数日前の思いつきドライブの旅で胃腸もちょっと弱っておりましたが、(汗) もちろん行きます。順番からいうと次は中華だなぁとお店をリサーチしていてお粥がウリの同店を発見しました。
お店は御堂筋線東三国駅の南西側、ラブリッフシェ コイズミから南へ細い通り3本目の商店街の中になりますね。この商店街、人通りはそれほど多くはないですが何か活気を感じましたね。静かで暖かくて良い雰囲気ですよ。
中華と言いながら外観はどこか和食っぽいですね。店内も和風居酒屋っぽいです。ここでシェフ一人とスタッフが男女1名づつで奮闘されています。4人掛けテーブル2つとカウンターだけですが、テーブル一つはすでに塞がっており、カウンターも徐々に埋まっていきました。人気店ですね。私達はテーブル一つを占拠、一人は補助椅子を追加して席に着きました。今回はアラカルトとし、先付けと前菜を除くと14種!食いしん坊は今日もガッツリいただいてしまいました。おかげで一人7600円ほどにもなってしまいました。
○先付け - 搾菜
○前菜5種盛り合わせ
ブナピーと牡蠣油の炒め物、蒸し鶏、秋刀魚の黒酢煮、モロッコいんげんと干し海老の炒め物、ミニトマトの杏露酒漬け
予約の時に先に前菜盛り合わせをご用意させて頂きますということでお願いしておりました。ちょっとづつというところが食欲をそそります。秋刀魚は中までしっかりと味が染みており、骨までサクサクと食べれましたね。
○和歌山県産子持ち鮎のカリカリ揚げ ホット葱ソース (本日のお勧め)
通常は4人前らしいのですが、5人分で調整してもらいました。以下ずっと5人分で続きます。
これもサクサクとした食感が良く、腹の子も美味かったですね。頭からかぶりつきましたが香りも良く、鮎のこういう食べ方もいいですね。
○もち米焼売
焼売の外側に餅米がまぶしてあります。何か具材や風味が凝縮されている感じがしましたね。通常4個のところを5個にしていただきました。
○朝引き地鶏の手羽先ピリ辛唐揚げ
手羽先となってはいますが、人で言うと腕に当たる部分ですね。これもやはり中華寄り、○○フライドチキンとは別物です。あたりまえか。
○名物湖州辣油と鶏とXO醤粥
濃い味で舌が慣らされる前にいただいておこうということで、ラインナップの中で一番食べたいものとしてこれにする。粥は米粒が充分にこなれており、優しい食感の中の旨味が◎。お粥の付け合わせとして揚げ餅と三つ葉が付きます。
○香港やきそば
堅焼きそばの一種ですね。揚げそばでもなく独特の食感が楽しい逸品でした。
○海老の変わり揚げ
一種の揚げ餃子ですが、たっぷり海老の具材がうれしいです。
○黒酢酢豚
甘藷の小口切りがちょっと面白かったですね。酸味もマイルドで庶民ぽくなっていなかったところが良かったかな。
○赤鬼麻婆豆腐
注文する際に『タラの白子があるんですが入れましょうか?』と聞かれ、思わず『入れてください!』とのやりとりがありました。
山椒の香りが香ばしくて充分に美味しかったですが、白子を入れた理由を見つけられず…(汗)
○浦村カキと板春雨の腐乳煮 (本日のお勧め)
次第にこのお店の真骨頂が現れてきた感じです。腐乳の香りは特に感じませんでしたが、コクに繋がったのではないでしょうか。カキもふんわりとしていて春雨と青梗菜の取り合わせの妙が楽しめます。
○フレッシュトマトの丸ごと蒸し金華ハム上湯かけ (本日のお勧め)
これも芸術っぽさを感じさせる逸品です。サックリと裂けるトマトに金華ハムの旨味の出たあんが絡んで…至福の逸品ですね。
○芝海老のチリソース煮卵とじ
チリソースに卵が絡んでいてこれも美味いですね~ プリプリ海老とサクサク揚げ餅の食感の対比がいいです。
○上海ガニみそあんかけチャーハン (本日のお勧め)
写真では米が写っていませんが、美味しくないわけがないでしょう?という逸品。思い返すと塩加減が絶妙でしたね。
○冬瓜と干し貝の粥 (本日のお粥)
締めにお粥を、ということで注文します。貝は干すと美味しくなるんですよね~
○ピータンと鶏粥
ピータンはさすがに独特の風味がありますね。ま、これは変わり種ということで。
お粥は基本があって、それにトッピングをして風味を付けるという方法ですね。種類を提供しようとするとそうならざるを得ないんでしょうが、出汁で最初から炊いたらもっと別のお味が楽しめるのではないかなぁと考えてました。
お酒は黄酒、白酒など中国酒が充実しています。黄酒である紹興酒は5年10年と各種あります。やはり古いものの方が熟成されていてマイルドです。グラスでも呑めますが、デキャンタもあるので複数人ではこれがありがたいです。
白酒の洋河大曲(55度)や金六福(38度)も試してみましたが、これも口当たりがマイルドでウオッカより呑みやすい感じです。
いろいろいただいて最後の締めでお粥2品を注文したときは『お腹は大丈夫ですか』と気遣っていただいたのが良かったです。
あおりいかと野菜の炒め物など他にもいただきたいものがあったのですが、さすがにギブアップでした。また伺ってほかのものをいただきたいですね。
ずば抜けたものは感じなかったですがちょっと贅沢したいときなどは利用して欲しいですね。
6位
1回
2011/05訪問 2011/05/28
5月のお食事定例会の会場として伺いました。手軽に気軽にフレンチが楽しめるお店が多い江坂としてはなかなか激戦だと思いますね。ザ・トイズキッチン・リブリエ、オ・ガラージュは訪店済み、1年前にオープンしたトゥルヌッソルも気になりましたが、まずはこちらに伺ってみる。広芝町交差点の南東角、交差点を挟んで東急ハンズの対角を新御堂筋沿いに南へ50mほど進んだところにあるオーク江坂ビル正面の凹んだところにあります。知らないと通り過ぎてしまうかな?
店内ですが、オシャレ感はあまり感じませんでしたが、アットホームな雰囲気で落ち着けると思います。ここへ7名で伺いました。今夜の客は我々だけなのかな?今回は5月生まれの方が居たのでバースデー・ケーキ(2500円)も頼みました。食いしん坊集団であり、(汗)単品もいろいろ注文する事を見越して3800円のディナーコースAとしました。そして予想通り、ワガママも言ってワインも赤白1本ずつ開けてしまったので、一人当たり7000円を超えました。
○前菜- タスマニア・サーモンの燻製とイベリコの生ハムのサラダ仕立て
サーモンは燻製香が充分にして美味しかったですね。同じく燻製香がする生ハムとの組み合わせは当然違和感が無いですね。静岡産のフルーツトマトも甘さ充分でした。食欲を掻き立ててくれる一皿です。ますますお腹が空きましたね。
○前菜- ヴィシソワーズ
カクテル・グラスで供されました。冷たすぎず丁度良かったかな。ただちょっと味が薄かったかな。前菜という位置づけなので、それでいいのかもしれませんが…
○魚料理- 魚介と大阪トマトのパイ包み焼き ~シャンパンビネガーのソース~
中の具材はオマール海老と帆立です。食感や風味の取り合わせの妙というか美味いですよ。
○肉料理- シャロレー仔牛の蒸し焼きとフォアグラのソテー
このお値段のコースで牛肉やフォアグラを出してくれるとはCPがいいですね。輪切りの茄子の上にお肉が乗っています。お肉とフォアグラを一緒にいただくといいですね。
後で知りましたが、シャロレー種の仔牛肉は幻と言われているんですね。
○デザート盛り合わせ- あまおう苺のレアチーズケーキ、抹茶・チョコレートのレアチーズケーキ、日向夏とクリームチーズのガトー、ブルーベリーのガトー、メロン、平野農場のサクランボ
プレーンと苺のレアチーズケーキが人数分無かったです。というかいろいろ盛っていただいたのでこういう形になったのでしょう。写真は3~4人前です。2種類のガトーも含めて、いずれも甘すぎず美味しかったですね。3層のレアチーズケーキは取り合わせの妙というか面白かったです。あと地産のサクランボですが、さすがに山形の佐藤錦のような派手さや豪華さは無くて小粒ですが、風味は負けていないと思いますよ。
○赤ワイン- レ・タンヌ オーガニック・ワイン
酸味が強くないもの、と連れが注文して出して頂きました。2009年は当たり年でした、これはフルーティで…と説明をしてくれました。2009年はそうでしたね。辛すぎずバランスが良くて呑みやすかったですが、個人的には軽く感じましたね。もう少しどっしりしたものが好みですね。
単品として、
○自家製ハム、クリームチーズ添え
吹田産新玉ネギのオニオン・グラタンスープを注文しようとしたのですが、すでに終了、代わりに出して頂いたものです。ハムというよりはロースト・ポークという感じか。肉の風味が楽しめましたね。
○泉州水なすと牛肉のグラタン
デミグラスソースの中に茄子と牛肉が入っています。何かホッとするお味でした。
○デンマーク産 クリームチーズ
メニューには無かったのですが、自家製ハムの付け合わせの美味しさに感激した連れの姐さんが注文してしまいました。(汗) 牛乳の風味が充分にして美味しかったですね。すっかり気に入ってしまったその姐さんは、200g分を500円で譲ってもらってました。
○パンの中に入ったシチュー
ハード系ブール・パンをくりぬいた中にクリームシチューが入っています。具材は帆立、鱸、オマール海老です。これも家庭的でありながら基礎のしっかりしたお味が楽しめました。
○シャラン産 鴨のロティ
フランスから取り寄せたという鴨です。メニューもここまで進むと『美味しかった!』という印象しかないですね~(中汗)
○バースデー・ケーキ
誕生月のメンバーのために用意していただきました。プレーンとあまおう苺のレアチーズケーキとスポンジを3層にしたフルーツケーキです。しかし… コースのデザートでいただいたものの焼き直しじゃないですか? シェフお一人で大変だとは思いますが、ここでも違った味を出して欲しかったですね。そういう意味ではちょっとガッカリかな。
シェフはおとなしい方で、どこか自信なさげに見えましたね。遠慮せずにもっと堂々としてくれていてもいいですよ。
この日は平日だったためか、客は我々だけでしたね。平日だとこんなものなのかな? 事実上の貸し切り状態で賑やかにいただけたのはいいのですが、経営としては大丈夫かなと余計なお世話として心配してしまいます。こういうお店は無くなってほしくないですからね。
江坂でフレンチというと前述の2店が圧倒的に人気ですが、こちらももっと評価されてもいいと思いますね。このレビューを読んでいただいた方々にも訪店して応援してやって欲しいと思います。
7位
1回
2011/03訪問 2011/04/11
仲間内で『あそこは美味しい!』と常々話題になっていたのですが機会に恵まれず、やっと訪れる事が出来ました。ネットで検索しても具体的な情報は得られず、私個人にとっては謎に包まれたお店でした。そこへドキドキ感を伴って7名での訪店です。
阪急宝塚線、曽根駅の西南西方向、曽根駅の南西側にある豊中第一中学に沿って南方向へ歩き、車道に突き当たったらそこを西向きに行くと大きなHONDAのお店が見えてきます。その向かいに馬山があります。駅から徒歩で7分前後でしょうか。周りに前述のHONDA以外に目立つものはなく、駅からも半端に離れているので意外と目につきにくくて孤立している感じです。
電話で予約する際に『何かご希望はありますか?』と聞かれたので、サンゲタン、豚足、生ダコ、と言ったのですが、言い方が悪かったのか雑談レベルになってしまっていた様です。我々のために用意されていたのはサンゲタンだけで、豚足は早々に売り切れてしまって今回は食べられず。予約するときは、はっきりと明確に『**を予約お願いします!』と伝える事をおすすめします。
人数と料理などの希望を伝えてお任せするのがベターでしょう。料理のお値段やボリュームを考えると4人以上で行ってシェアしながらいただいた方がいろいろなお料理を楽しめると思います。今回はお酒も含めて一人4700円でした。
お店そのものは元スナックだったとかで、カウンターもあるのですが、それとわかるデザインですね。内装も白と黒を使ったシャープな感じで、韓国料理との関連とかあまりこだわりが無いようです。トイレには見事な花束がありましたけどね。
ひとつ気になったのは、やはり照明です。カウンター席は白熱球なのに、テーブル席は蛍光灯でした。できれば白熱球(色)の照明に統一していただければもっと良くなると思いますね。
私たちが訪れたときはカウンター席に2名のみでしたが、テーブル席はすべて予約済み、知る人ぞ知る人気店です。私たちも席についていよいよいただきます。
○前菜各種
韓国風ハンバーグ、どんぐりの流しもの、ナムル盛り合わせ、大根と海苔の和え物、センマイと茹でキャベツの和え物、さつま芋の蜂蜜煮、ごまめと青唐
どんぐりの流しものが珍しかったです。写真の左にある蒟蒻のようなものです。前菜としては充分すぎる種類とボリュームです。
○キムチ盛り合わせ
ちょっと遅れて出てきましたが、前菜の一つです。充分に美味しかったです。白菜のものは後で辛さがガッとやってきました。(汗)
○海鮮チヂミ
タコや韮などたっぷり入っています。表面はカリカリで香ばしくて美味い! しっかりと厚みがあって、食べ応えがあります。
○マッコリ
丼の様な器で供されました。酸味があるので酒粕の風味の飲むヨーグルトの様でした。飲みやすくて美味しかったですよ。
○生ダコのお造り (手長イイダコ)
生け簀に泳いでいたものを素早く捌いてちぎった板海苔と胡麻、胡麻油、で供されました。まだ動いていました。口に吸い付きます。
○烏賊のお造り
これも生け簀に泳いでいたものを素早く造ってもらいました。やはり鮮度は抜群、身が透けています。わさびで供されましたが、烏賊はおろし生姜の方が美味しいと思いますよ。
○ナッチジョンゴル (タコ鍋)
牛肉も入っていますが、メインはタコです。調理手順やお味から判断すると、タコの入ったプルコギと言えるでしょう。後で辛さがやって来ますし、やっぱり美味いです。ママさんが造ってくれました。その後の雑炊も韓国的旨味が凝縮されていてこれもまた美味い。是非とも食べていただきたいです。
○サンゲタン (絶品!)
いよいよ待望のサンゲタンです。1人前づつに鶏をほぐして供していただきました。写真ではあまり美味しそうに見えませんが(失礼)、あっさりしているのに強さがあるというか何というか、とにかく美味い! 他にはナツメや栗なども入っています。鍋に残っていた粥状の米も丼に盛って出してくれました。これもまた是非食べていただきたいですね。
このサンゲタンは予約が必要ですが、急ぎの場合は2時間前までに連絡すれば対応していただけるそうな。
○のり巻
巻き寿司に見えますが、酢飯を使っていないので『海苔巻き』ですね。中に入っているのは揚げ天、たくあん、厚揚げ、かに蒲鉾、錦糸卵、きゅうり、そぼろ肉。いろいろな具材が入っています。それら具材のハーモニーというか楽しめます。
韓国人姉妹と妹さんの旦那さんで店を切り盛りしておられます。美味しいお料理をいただいて、気さくなママさん(妹)に接すると、たびたび伺って応援したいという感慨が沸いてきます。次回は是非とも豚足ほかいただけなかったものが食べたいです。
是非とも伺って『マシッソヨ!』を連発して欲しいです。
あと、スイーツが無いので、韓国スイーツを置いてくれると嬉しいです。
8位
1回
2011/01訪問 2011/02/04
千里中央から新御堂筋沿いに北へ1.5kmほど行った問屋街、箕面船場の中にあります。近くにはSSOKやスーパー、パチンコ店などがあり、それなりに人通りがあります。ほかにはグラッツェ ミッレ 箕面店, やrfm+Ferdinand kitchen、Lei can ting、BUFF STOCK YARD、マザームーンカフェ 千里店などのお店があり、いずれもオシャレな店舗ばかりなので気になるエリアです。
こちらは新御堂筋の向こう側にあるノイカフェ 千里本店の姉妹店になります。夕方近い時間帯だったので、カフェとして利用させて頂く。店内はカジュアルな雰囲気があって小綺麗で、それでいながら安っぽさもなくなかなか良いです。エリアごとに椅子やテーブルを変えるなど結果的には抑えたトーンでありながらカラフルなお店になっています。お店のお姉さんも笑顔で対応していただけました。デート利用にはもってこいですね。
私はカフェ・ラテを、連れ2人はケーキセットを注文する。ケーキセットはいくつかある飲み物とケーキから選択できます。
○カフェ・ラテ (580円)
カプチーノのようなイラストを描いてサービスされました。充分に及第点と言うところか。
○ケーキセット (750円)
チョコレート・ケーキ
ショート・ケーキ
ケーキも横からいただきました。いずれも手作り感のある感触で、そういう意味では好感が持てました。
飲食よりもお店そのものを楽しむ場所って感じですね。
9位
1回
2011/01訪問 2011/01/17
本町第3弾。みなりで『鍋活』パーティーを行うとのことだったので、本町のお土産としてこのお店でパンを買う。
お店は本町通りから南へ入ってすぐ、本町駅と堺筋本町駅のちょうど真ん中にありますね。どちらの駅から歩いても3つ目の通りにあります。この近くには北京老舗、Sagra Marble * tre、カランドリエ、パティスリー アンジェラ 本町店などビジネス街とは思えない名店が揃っています。
店内に入ると緩いJ字型にカウンターがあって、いろいろなパンが載っています。そのカウンターに沿って進んでいくと最後にレジカウンターがあり、精算できるようになっています。さらにその奥がイートインのスペースになっています。カウンターのすぐ内側は厨房になっていてパンが作られていく様子をつぶさに目の当たりにできます。パンは乾燥防止のためでしょう、ラップで包まれたものもあります。
閉店1時間前(18時ころ)に入店しましたが、次々と客が来店します。(ほとんど女性) カウンターの上にはまだ半分ほどの面積をパンが占めていましたので、その中からいくつか買ってみました。
○オレンジ・エピ… 190円
甘みがあって、オレンジの香りが強いです。この香りの強さは皮も使っているのでしょう。歯ごたえ充分です。
○パン・オ・フィグ… 380円
ずっしりと重いです。中はイチジクとクルミがぎっしり詰まっていて食べ応えは充分です。生地は酸味があって典型的なライ麦と天然酵母のパンですね。イチジクも酸味があって、何か手を加えている様です。表面の皮がすごく固くて本場のフランスパンっぽいです。
○クグロフ… 210円
アルザス地方の伝統菓子ですね。こちらのものはチーズの香りがします。そこにレーズンがアクセントを添えます。クグロフは初めていただきましたが、ケーキの原型の様に感じました。
いずれも日本的な感じが無くて本場ヨーロッパの雰囲気を感じましたね。個人的にはかなりポイントが高いです。
10位
1回
2011/03訪問 2011/03/12
八尾に住む知人宅を訪問した際にお土産としていただきました。本社である桃林堂 陌草園は、もう少し離れたところ、近鉄高安駅の方にありますね。こちらJR八尾店の方は駅から徒歩約3分の渋川神社の境内にあるようです。
和菓子を扱って80年以上の老舗ですが、おみやげとしては小鯛焼(こたいやき)が人気のようですね。今回は詰め合わせとして以下をいただきました。お値段はお店のサイトで調べました。CPはそのお値段からの判断です。
○もなか大坂 (158円) 丹波大納言粒餡と、少しきつめに焼き上げた最中皮の香ばしさを楽しめます。(お店サイトより)
食べやすい墨型です。中は大粒の餡がぎっしり詰まっていますね。そのつぶつぶの感触がウレシイ! 甘さもすごく控えめで、皮のサックリ感と相まってすごく上品に仕上がっています。食べやすい形状もいいですね。緑茶が欲しくなります。
○華山饅 (137円) 泰嶺山脈中にある五岳の一峰の「華山」が名前の由来で、腰高に焼き上げた漉し餡の饅頭です。(お店サイトより)
漉し餡が品を格上げしていますね。皮も薄すぎずちょうど良く、また小振りな一口サイズも嬉しいです。一般的なお饅頭より軽やかな上品さを醸し出しています。
近鉄八尾駅の西武八尾店にもお店はありますので、八尾を訪れた際にはお土産として買って頂きたいと思いますね。
よねたろうのマイ★ベストレストラン2011にお越し頂き、ありがとうございます。
今年の前半は、ご近所のパン屋さんをひたすら巡りました。やはり北摂にはパンの名店が多いな、と実感しましたね。
毎年の事ながらランキングはレストラン、カフェ、スイーツ、パン屋さんが必ず入るようにしています。
特筆したいのは1位の『美環房』さん。超隠れ家のお店であり、レビューの数も少なくてまだまだ穴場的な感じが濃厚なので、是非とも伺って欲しいです。コース〆のリゾットは絶品です。
そして6位のSans-Souciさん。こちらもレビューの数がまだまだ少ないですが、コースのCPは抜群に良いと思いますよ。
いつもお世話になっている岸上さん。こちらは懇意にさせて頂いているので今後の期待も込めて今回も2位とさせていただきました。
この1年はスイーツ系のお店が少なかったかなと思いますね。もうちょっと回らねば。