『貝汁』いが餅さんの日記

盛り場徘徊記   

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 呉市中通の小料理屋「魚菜や」
おばあさんの女将さんが一人で切り盛りしているので10時過ぎれば閉めてしまう。

 その10時過ぎに友人と暖簾を潜ると既に片付け始めている。
「まだいいですかぁ。」
「まだお客さんが残っているからいいよ。」

 と女将さんがおっしゃる。
一元客だったら断られたかもしれないね。

 宝剣の辛口純米を冷酒でもらい、おでんを2,3個つまむ。
すると女将さんが
「貝汁があるけど、いります?」
とおっしゃる。

 この店の貝汁こそは知る人ぞ知る名物で、昔は「おでん」の提灯ならず「貝汁」の提灯を揚げていたくらいなのです。

 しかし最近はいいアサリが中々手に入らないとのことで、ほとんど見たことはありません。
このチャンスは逃せません。

 「ぜひ」とお願いする。
しばらくして出て来たアサリの味噌汁。 通称貝汁。

 味噌汁用のお椀というよりも、ほとんど丼の大きさです。
一口啜る。

 「あぁ~・・・」 う、うまい・・・
ハラワタに染み渡る・・・ これほどウマい味噌汁は久しぶりだ。

 「魚菜やの貝汁」さすがに名物の名に恥じぬ味だ。
それにしてもドデカイぶりんぶりんしたアサリがえらいたくさん入っている。

 おでんの皿に積み上がった貝殻を数えたら23個あった。
大サービスですね(^^;) オレのことが好きなのかな? だって隣の友人より明らかに多い(笑)

 それにしても味噌がうまいなあ。
女将さんに「いったいどこの味噌を使っているんですか?」

 と聞いて教えてもらったのがこちら
「伊予のみそ」
愛媛県の味噌だそうだ。

翌日さっそく市内の大型スーパーに行ってみた。

 あった!
即購入したのは言うまでもない(^^;)
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