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おじょお (女性) 認証済
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1回
夜の点数：4.0
2011/05 訪問
福島の「聖天商店街」で、個性的なおそば屋さん。
福島の「売っても占い」『聖天商店街』の中には、素敵なお店がいっぱい。最近は雑誌などで「エリア」や「通り」での特集が多いけれど、この辺りも「福島エリア」じゃなくって、「聖天商店街」わくだけで、じゅうぶんに特集が組めそうなくらいの充実度。フレンチやさまざまなジャンルの和食、居酒屋さんやカフェ。その中で、今やすっかり角地で存在感たっぷりなのがこちら『そば切り からに』さん。商店街の中ほどあたり、角地の通りに面した二面がガラスの引き戸になっており、外から落ち着いた様子の中の具合がうかがえます。ガラス戸は自由に開けられるようになっているので、このくらいの季節だと開けたままで、自然の風が吹き込んできて気持ちがいい。入るとびっくりなくらい、「オープンキッチン」！？…陶芸か何かの工房とでもいうのか。少し低い目のテーブル、店内は木の造り。遮るものがほとんどなく、広々と見える店内は、今すぐに「ろくろ」か何かが出てきても、おかしくないくらいな雰囲気。天井の極彩色のアートや、所々に飾られたものたちのかもし出す雰囲気がそう感じさせるのかも。中央に大きなテーブルがしつらえてあり、そこの好きな部分に自由にお席をとり、自然に相席になっていくか。あとは２人席の、小さな丸テーブルにお席をとるか。もしくはガス台のある真後ろのテーブルにするか。ちなみにこのガス台の後ろのテーブル、４人掛けくらいのスペースはあるのですが、ガス台と反対側の一面にしか座れません…何故なら、ガス台側のテーブル席は、実はテーブル下の部分が冷蔵庫スペースになってるから！びっくりするくらいにフラットで、ほんの一部、作業されるスペースに衝立のような仕切りはしてありますが、そばを茹でる場面も、アテを火にかける場面も、みーんな見えてしまう、ある意味「隠し事の出来ない」環境。ここで、おおよそスタイルは「そば職人」さんに見えないご主人がお一人で、調理から接客からこなしておられます。品数は少ないながらも、￥１００～という、厳選された肴の数々。それと、ぐい呑み１杯からいける、こだわりの日本酒と。おそばももちろんですが、お蕎麦屋さんの雰囲気を楽しみつつ、まったり１杯、という方にはたまらない環境。そうそう…何故かお蕎麦屋さんに限っては、お昼間から「きゅっと１杯」が許されてしまうような気がする、っていう、そんなラインナップ。（あれ？私だけではない…はず（^-^； ）おそばを待つ間に、「しょうがの天ぷら」「山うにとうふ」などをちょこちょことつまみながら、「出汁巻き」とおそばを待ちながら、しばしまったり。ところで「しょうが天ぷら」って、関西以外ではなかなかメニューにないって、本当かしら！？ふと思い出したりしているうちに、「出汁巻き」が。どこでもだいたい、夜にしかオーダー出来ないメニューなので、夜にお蕎麦屋さんにお邪魔したときには、絶対にお願いしないと気がすまなくって。こちらの「出汁巻き」は、ふかふか、ふるふる。他のお店のものよりも、お出汁の配分が多いみたいで、焼きあがったものをお皿に乗せて運んでくる間にも、お皿にはじゅわりとお出汁が染み出てくるくらいの出来。もちろんお箸で切ると、さらにお出汁がにじみ出て、ふんわりと口でとけます♪お出汁の香りが広がって、しあわせー。そうこうしているうちに、おそばが。前述のとおり、厨房が丸見えなので、おそばをゆでて、冷水で締める様子など、お席から眺められて、手元に運ばれてくるまでの間、どきどきです。「鴨汁」とともに、「荒挽きのおそば」「細切りのおそば」をいただきます。「荒挽き」のものはつぶつぶ感が残り、ざらつきとともにしっかりとした味わい。ただ、けっこうぶつぶつ切れているのが少し食べにくい。「細切り」のものは、少し淡い緑色がかっており、こちらはしっかりもっちりとした腰があって、するり、と喉越しがいいですね。２種類の葱の入った、野性味ある香りのしっかりとした「鴨汁」、焼いた葱の風味と、上質な鴨の味わいと、しっかりとしたお出汁が美味しい！ここにあわせるならやっぱり「荒挽き」なのだけれど、そのままいただくのであれば「細切り」がつるりとしなやかで、美味しいかな。さいごに「そば湯」をいただいて、「鴨汁」と「そばつゆ」と、それぞれ割って美味しく飲み干して帰りました。おひとりでお忙しいこともあるのでしょう、口数少ない店主さんだったけれど、丁寧にお送りいただいて帰りました。品数はすくないけれど、厳選された一品と、美味しい日本酒。それに〆にはおそばと、ゆっくりまったり、「ひとり飲み」にもいいお店かもしれません。
2011/05/13 更新
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日本酒あり
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福島の「売っても占い」『聖天商店街』の中には、素敵なお店がいっぱい。
最近は雑誌などで「エリア」や「通り」での特集が多いけれど、
この辺りも「福島エリア」じゃなくって、「聖天商店街」わくだけで、
じゅうぶんに特集が組めそうなくらいの充実度。
フレンチやさまざまなジャンルの和食、居酒屋さんやカフェ。
その中で、今やすっかり角地で存在感たっぷりなのがこちら『そば切り からに』さん。
商店街の中ほどあたり、角地の通りに面した二面がガラスの引き戸になっており、
外から落ち着いた様子の中の具合がうかがえます。
ガラス戸は自由に開けられるようになっているので、このくらいの季節だと
開けたままで、自然の風が吹き込んできて気持ちがいい。
入るとびっくりなくらい、「オープンキッチン」！？
…陶芸か何かの工房とでもいうのか。
少し低い目のテーブル、店内は木の造り。
遮るものがほとんどなく、広々と見える店内は、今すぐに「ろくろ」か何かが出てきても、
おかしくないくらいな雰囲気。
天井の極彩色のアートや、所々に飾られたものたちのかもし出す雰囲気がそう感じさせるのかも。
中央に大きなテーブルがしつらえてあり、そこの好きな部分に自由にお席をとり、
自然に相席になっていくか。
あとは２人席の、小さな丸テーブルにお席をとるか。
もしくはガス台のある真後ろのテーブルにするか。
ちなみにこのガス台の後ろのテーブル、４人掛けくらいのスペースはあるのですが、
ガス台と反対側の一面にしか座れません…
何故なら、ガス台側のテーブル席は、実はテーブル下の部分が冷蔵庫スペースになってるから！
びっくりするくらいにフラットで、ほんの一部、作業されるスペースに衝立のような
仕切りはしてありますが、そばを茹でる場面も、アテを火にかける場面も、
みーんな見えてしまう、ある意味「隠し事の出来ない」環境。
ここで、おおよそスタイルは「そば職人」さんに見えないご主人がお一人で、
調理から接客からこなしておられます。
品数は少ないながらも、￥１００～という、厳選された肴の数々。
それと、ぐい呑み１杯からいける、こだわりの日本酒と。
おそばももちろんですが、お蕎麦屋さんの雰囲気を楽しみつつ、まったり１杯、
という方にはたまらない環境。
そうそう…何故かお蕎麦屋さんに限っては、お昼間から「きゅっと１杯」が
許されてしまうような気がする、っていう、そんなラインナップ。
（あれ？私だけではない…はず（^-^； ）
おそばを待つ間に、「しょうがの天ぷら」「山うにとうふ」などをちょこちょこと
つまみながら、「出汁巻き」とおそばを待ちながら、しばしまったり。
ところで「しょうが天ぷら」って、関西以外ではなかなかメニューにないって、本当かしら！？
ふと思い出したりしているうちに、「出汁巻き」が。
どこでもだいたい、夜にしかオーダー出来ないメニューなので、夜にお蕎麦屋さんに
お邪魔したときには、絶対にお願いしないと気がすまなくって。
こちらの「出汁巻き」は、ふかふか、ふるふる。
他のお店のものよりも、お出汁の配分が多いみたいで、焼きあがったものを
お皿に乗せて運んでくる間にも、お皿にはじゅわりとお出汁が染み出てくるくらいの出来。
もちろんお箸で切ると、さらにお出汁がにじみ出て、ふんわりと口でとけます♪
お出汁の香りが広がって、しあわせー。
そうこうしているうちに、おそばが。
前述のとおり、厨房が丸見えなので、おそばをゆでて、冷水で締める様子など、
お席から眺められて、手元に運ばれてくるまでの間、どきどきです。
「鴨汁」とともに、「荒挽きのおそば」「細切りのおそば」をいただきます。
「荒挽き」のものはつぶつぶ感が残り、ざらつきとともにしっかりとした味わい。
ただ、けっこうぶつぶつ切れているのが少し食べにくい。
「細切り」のものは、少し淡い緑色がかっており、こちらはしっかりもっちりとした
腰があって、するり、と喉越しがいいですね。
２種類の葱の入った、野性味ある香りのしっかりとした「鴨汁」、
焼いた葱の風味と、上質な鴨の味わいと、しっかりとしたお出汁が美味しい！
ここにあわせるならやっぱり「荒挽き」なのだけれど、そのままいただくのであれば
「細切り」がつるりとしなやかで、美味しいかな。
さいごに「そば湯」をいただいて、「鴨汁」と「そばつゆ」と、それぞれ割って
美味しく飲み干して帰りました。
おひとりでお忙しいこともあるのでしょう、口数少ない店主さんだったけれど、
丁寧にお送りいただいて帰りました。
品数はすくないけれど、厳選された一品と、美味しい日本酒。
それに〆にはおそばと、ゆっくりまったり、「ひとり飲み」にもいいお店かもしれません。