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おじょお (女性) 認証済
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1回
夜の点数：4.0
2011/11 訪問
甲子園口本通り商店街で、居酒屋でない丁寧な和食。
西宮の甲子園口という場所が居心地よくって、家族ごと住み着いてもう１０数年になるのですが。JR甲子園口の南側に位置するこの「甲子園口商店街」、筋が２本あり「本通り」「すずらん通り」という名前で、地域の人から愛されています。基本的に専門店、「牛肉屋」「鶏肉屋」「呉服屋」「婦人服」「美容院」などが軒を連ねる中、ご他聞にもれず世代交代が進み、高齢化が進んで一度は廃れかかった商店街でしたが、このところ、どんどんと新しい世代、主に飲食店が新規出店のラッシュで、何かと賑わいが戻ってきている様子。今や、商店街にありがちな「居酒屋」さんしかない…という状態から抜け出して、大人が十分楽しめる、選択肢のある町並みになりつつある様子なんです。本格的なフレンチ・イタリアンの「ビストロ」から、深夜営業の「カフェ」、「フランス菓子」のお店から、「パン」などなど。その中で、今ひとつぱっとしなかった、「居酒屋」もしくは「和ダイニング」みたいな、なんちゃって、の「料理人さんじゃない人が作る料理」のお店しかなかった「和」のジャンルに、ぽつんと参入された、新店さん。外れには『和桜』さんという素敵なお店もあるのですが…如何せん、そちらはメニューにお値段がないという、甲子園口界隈のお店にしてはいささか強気で、ちょっと家族や友達同士気軽に、とはいいかねたり(^-^；お隣には甲子園口の名物お好み焼き店『てんてこ』さの緑の看板が出ているので、この界隈をご存知な方なら、すぐにどのあたりか分かるかも。この界隈のお店、どこも揃って「うなぎの寝床」といった様子で、間口が狭いんです…だから、知らなければ同じような店構えで、見逃してしまうかも。（気付かないか、もしくはお隣と一続きと勘違いしてしまう可能性アリ。）がらがらと引き戸を開けると、いきなりL字のカウンターがお出迎え。まさにL字のように、手前右手に少しお席、奥へと延びるカウンターが。入り口のから覗くと、カウンターだけのお店のようにしか見えませんが、実は奥には座敷の個室もあるよう。これからの忘年会シーズンや、小さなお子様連れの方には、座敷の個室は嬉しいですね。私はおとなしく、カウンターへ。白木ではなく、どっしりとした焦げ茶で統一されている木の内装に、カウンターの上には数種類の大鉢に入れられたお惣菜が、いい感じ。カウンターの中には中堅どころ？といったお年頃の店主と、若いアルバイトさんらしき方たち。これが、いかにもバイトのお若いお兄さん方だと、途端にちょこっと不安になるんですが…（ごめんなさい、でも今までの甲子園口の「和食」ジャンルって、だいたいそんな感じ。）きりっとした店主の雰囲気と、きっちりしたスタッフさんの対応に、「お。アタリかも！」って。お絞りをいただいて、「本日のオススメ」「通常メニュー」をいただいて。お料理はお造りをはじめとしたお魚のメニューが多いようですが、中には「コロッケ」や「ポテトサラダ」なんていうメニューも。お魚には「○○産まぐろ」や「○○産牡蠣」なんていう魅力的な名前もありますが、お子様にも食べやすいような、幅広いメニューのラインナップは、印象でいうと「小料理屋」さんと「居酒屋」さんの間くらい、堅苦しくない雰囲気。初めに出てきた３点盛りの「お通し」がまず、「たこのやわらか煮」「ぬた」「高野豆腐煮つけ」、どれもお出汁のいい香りがして、煮付けの「甘味」が、好み。煮つけって、「甘味」「辛味」のバランスが、お店によって、料理人さんによって、地方によって、感覚が違うので…ここがしっかり合うと、とっても嬉しい。このあと、他にも大鉢の「お惣菜」「煮つけ」などをいただいて、名物らしき、土鍋で炊いた「炊き込みご飯」をいただきます。この日は「鳥めし」でしたが、これがちょっと濃い目のお味で、お出汁をしっかりと吸って、ごはんがとっても美味しい♪もちろんお茶碗でいただいたのですが、このままおむすびにしてしまいたかったくらい。〆の「お味噌汁」もいただいて…でも、どうしても気になっていた「鯖棒寿司」が…諦めきれず…ひと皿￥６００。個数は４個だそうで。ごはんの後に、そんなにごはんは無理（>_<）！ダメもとで「半分できませんか…！？」とお願いしてみたところ、気分よく引き受けてくださって。こういうの、嬉しいですね。で、出てきた「鯖棒寿司」は、見た目は少し小ぶり、ころんとしているのだけれど、断面を眺めると、、びっくりするくらい、その半分が、「鯖」なのっ！！なんていうんでしょうか、寿司飯の上に鯖が乗ってるんじゃなくって、無理やりぎゅうーっ。と折り曲げられた鯖ちゃんの間に、ごはんが仕込まてるくらいの。少し浅めに〆られた鯖は、脂がたっぷり乗っていて、ねっとり感じるくらいに、甘くって。美味しいーーーっ（≧_≦）！！！ここんちの「鯖棒寿司」、もちろん季節柄もあるんでしょうが、美味しいです、とっても。「別腹」覚悟で頼んでみて、正解。あんまり美味しくって嬉しかったので、家族へのお土産に１本、持ち帰りさせていただくことに。大鉢の並ぶカウンターがいい感じで、どのお料理も丁寧。大人の満足出来る、甲子園口の和食屋さん。季節のものがきっちりといただけて、それでいてお値段は甲子園口価格。そんなにお高くはないので、このあたりで居酒屋さんばかりしか行っていない学生さんとかお若い方たちに、たまにはデートとかで使って欲しいなぁ、と思うところ。私はほんとご近所さんなので、次回は「鯖棒寿司」と日本酒とだけででも、行ってみるつもり。（そんな、わざわざ遠くから、とはいいませんが。）ご近所さんなら、ぜひぜひ一度どうぞ（^-^）！
2011/12/05 更新
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西宮の甲子園口という場所が居心地よくって、家族ごと住み着いて
もう１０数年になるのですが。
JR甲子園口の南側に位置するこの「甲子園口商店街」、筋が２本あり
「本通り」「すずらん通り」という名前で、地域の人から愛されています。
基本的に専門店、「牛肉屋」「鶏肉屋」「呉服屋」「婦人服」「美容院」などが
軒を連ねる中、ご他聞にもれず世代交代が進み、高齢化が進んで
一度は廃れかかった商店街でしたが、このところ、どんどんと新しい世代、
主に飲食店が新規出店のラッシュで、何かと賑わいが戻ってきている様子。
今や、商店街にありがちな「居酒屋」さんしかない…という状態から抜け出して、
大人が十分楽しめる、選択肢のある町並みになりつつある様子なんです。
本格的なフレンチ・イタリアンの「ビストロ」から、深夜営業の「カフェ」、
「フランス菓子」のお店から、「パン」などなど。
その中で、今ひとつぱっとしなかった、「居酒屋」もしくは「和ダイニング」みたいな、
なんちゃって、の「料理人さんじゃない人が作る料理」のお店しかなかった
「和」のジャンルに、ぽつんと参入された、新店さん。
外れには『和桜』さんという素敵なお店もあるのですが…
如何せん、そちらはメニューにお値段がないという、甲子園口界隈のお店にしては
いささか強気で、ちょっと家族や友達同士気軽に、とはいいかねたり(^-^；
お隣には甲子園口の名物お好み焼き店『てんてこ』さの緑の看板が出ているので、
この界隈をご存知な方なら、すぐにどのあたりか分かるかも。
この界隈のお店、どこも揃って「うなぎの寝床」といった様子で、間口が狭いんです…
だから、知らなければ同じような店構えで、見逃してしまうかも。
（気付かないか、もしくはお隣と一続きと勘違いしてしまう可能性アリ。）
がらがらと引き戸を開けると、いきなりL字のカウンターがお出迎え。
まさにL字のように、手前右手に少しお席、奥へと延びるカウンターが。
入り口のから覗くと、カウンターだけのお店のようにしか見えませんが、実は奥には
座敷の個室もあるよう。
これからの忘年会シーズンや、小さなお子様連れの方には、座敷の個室は嬉しいですね。
私はおとなしく、カウンターへ。
白木ではなく、どっしりとした焦げ茶で統一されている木の内装に、
カウンターの上には数種類の大鉢に入れられたお惣菜が、いい感じ。
カウンターの中には中堅どころ？といったお年頃の店主と、若いアルバイトさんらしき方たち。
これが、いかにもバイトのお若いお兄さん方だと、途端にちょこっと不安になるんですが…
（ごめんなさい、でも今までの甲子園口の「和食」ジャンルって、だいたいそんな感じ。）
きりっとした店主の雰囲気と、きっちりしたスタッフさんの対応に、「お。アタリかも！」って。
お絞りをいただいて、「本日のオススメ」「通常メニュー」をいただいて。
お料理はお造りをはじめとしたお魚のメニューが多いようですが、中には
「コロッケ」や「ポテトサラダ」なんていうメニューも。
お魚には「○○産まぐろ」や「○○産牡蠣」なんていう魅力的な名前もありますが、
お子様にも食べやすいような、幅広いメニューのラインナップは、印象でいうと
「小料理屋」さんと「居酒屋」さんの間くらい、堅苦しくない雰囲気。
初めに出てきた３点盛りの「お通し」がまず、「たこのやわらか煮」「ぬた」「高野豆腐煮つけ」、
どれもお出汁のいい香りがして、煮付けの「甘味」が、好み。
煮つけって、「甘味」「辛味」のバランスが、お店によって、料理人さんによって、
地方によって、感覚が違うので…ここがしっかり合うと、とっても嬉しい。
このあと、他にも大鉢の「お惣菜」「煮つけ」などをいただいて、名物らしき、
土鍋で炊いた「炊き込みご飯」をいただきます。
この日は「鳥めし」でしたが、これがちょっと濃い目のお味で、お出汁をしっかりと吸って、
ごはんがとっても美味しい♪
もちろんお茶碗でいただいたのですが、このままおむすびにしてしまいたかったくらい。
〆の「お味噌汁」もいただいて…
でも、どうしても気になっていた「鯖棒寿司」が…諦めきれず…
ひと皿￥６００。
個数は４個だそうで。
ごはんの後に、そんなにごはんは無理（>_<）！
ダメもとで「半分できませんか…！？」とお願いしてみたところ、気分よく引き受けてくださって。
こういうの、嬉しいですね。
で、出てきた「鯖棒寿司」は、見た目は少し小ぶり、ころんとしているのだけれど、
断面を眺めると、、びっくりするくらい、その半分が、「鯖」なのっ！！
なんていうんでしょうか、寿司飯の上に鯖が乗ってるんじゃなくって、
無理やりぎゅうーっ。と折り曲げられた鯖ちゃんの間に、ごはんが仕込まてるくらいの。
少し浅めに〆られた鯖は、脂がたっぷり乗っていて、ねっとり感じるくらいに、甘くって。
美味しいーーーっ（≧_≦）！！！
ここんちの「鯖棒寿司」、もちろん季節柄もあるんでしょうが、美味しいです、とっても。
「別腹」覚悟で頼んでみて、正解。
あんまり美味しくって嬉しかったので、家族へのお土産に１本、持ち帰りさせていただくことに。
大鉢の並ぶカウンターがいい感じで、どのお料理も丁寧。
大人の満足出来る、甲子園口の和食屋さん。
季節のものがきっちりといただけて、それでいてお値段は甲子園口価格。
そんなにお高くはないので、このあたりで居酒屋さんばかりしか行っていない
学生さんとかお若い方たちに、たまにはデートとかで使って欲しいなぁ、と思うところ。
私はほんとご近所さんなので、次回は「鯖棒寿司」と日本酒とだけででも、行ってみるつもり。
（そんな、わざわざ遠くから、とはいいませんが。）ご近所さんなら、ぜひぜひ一度どうぞ（^-^）！