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2015年4月のディナー
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2015年4月のディナー
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2015年4月のディナー
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2015年4月のディナー
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2015年4月のディナー
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2015年4月のディナー
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ディナーコースの肉料理
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カキのポアレとカキのムース
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フォアグラとマンゴー
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ノドグロのポアレ カブのサフランソース
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軍鶏の黒米詰め
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エゾシカの赤ワインソース
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栗のスフレとバニラアイス
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マシュマロ、ヘーゼルナッツのクッキー、塩チョコ
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クリスマスは二人とも仕事なので、ちょっと早目のクリスマスディナーを予約しました。5年ぶりの訪問ですが、ちっとも変わっていない感じ。5年前に飲んだワインのことまで憶えていてくれました。
BGMはなく、ほぼ埋まっている客席の静かな会話が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。慣れない人は緊張するかもしれませんね。
当時は2つだったコースが3つに増えていて、新設(?)の12,000円コースを選びました。スペシャリテのジャガイモとイワシのテリーヌもお願いして入れてもらいました。ワインは05年のジュヴレシャンベルタンをチョイス。
最初に出たリエットは相変わらず美味しい。ただあまりにもパンチが効いているので少し残そうかなと思っていたところにパンが出てきたので、やっぱり全部いただいてしまいました。
ジャガイモとイワシは優しい味。イワシを色よく仕上げてしかも生臭さがないのは見事。周囲に巻いたベーコンがいいアクセントになっています。
カキのポアレは少し味が強かったものの、カキのムースと一緒に食べるとちょうどいい感じ。これもワインがすすみます。
フォアグラとマンゴーはマンゴーをソースにしてフォアグラを食べる感じ。焼いたマンゴーは甘みが強く、ほのかな酸味もあって、フォアグラの脂っぽさを緩和してくれます。こういう発想が出来るのはまだまだ脳みそが柔軟な証拠。ただ、しょっぱい→甘いと続いたので、少々胃がびっくりしてしまいました。
ノドグロはカリッと焼かれた皮が美味しい一品。すりおろしたカブがサフランに染まっていいソースになっています。和食で言う「みぞれ」のフレンチ版なのでしょうか。添えられたキャベツと焼いたカブもノドグロを引きたてるのに一役買っています。
軍鶏の黒米詰めは火の通し方がちょうどよく、黒米が抵抗なく食べられます。野菜もたくさん添えられているのでこれだけでひとつの完成した食事になります。
エゾシカの赤ワインソースは、シカ肉のいいところをそのまま出した感じなのに、臭みがまったくありません。もしかしたら低温調理なのでしょうか。赤ワインソースはかなり濃厚で本当に美味しい。フレンチはやっぱり、ちゃんとソースがあるのがいいですね。
ここまでで相当にお腹がいっぱいになりましたが、少し赤ワインが残っているので、チーズを2つ選んで追加しました。
デセールはお決まりのスフレ。この日は栗のスフレでした。少し甘すぎるかなと感じました。
コーヒーのおともはマシュマロとヘーゼルナッツのクッキーと塩チョコ。コーヒーを飲み終わったのは予約の時間から3時間半後でした。本当にお腹いっぱいです。
サービスは岡部さん以外はこなれていない感じでしたが、提供時の台詞を一生懸命覚えているのが健気でした。サービスマンになるのかコックさんになるのか道は分かれるところでしょうが、頑張ってほしいものです。
表参道へ向かう帰り道では、久しぶりの田代シェフの料理を楽しむことが出来ていいクリスマスディナーだったねとしみじみ頷き合いました。
2014年6月
3年半ぶりの訪問です。スタッフは代わっていましたが、田代シェフと岡部さんは元気そうで、ホッとしました。暑かったので思わずビールを注文してしまいましたが、注文した途端に、そういえばビールは置いていないんだったと思い出しました。気を取り直してスパークリングワインを注文。
乾杯してまもなく出てくるのがリエットとパン。リエットの塩加減がちょうどよくて、油もしつこくなく、パンにとても合います。懐石料理で最初にご飯がちょっぴり出るのも、イタリアンで最初にコペルトのパンがオリーブオイルとともに出てくるのも同じ意味合いなんでしょうね。お腹を空かしてやってきた人にちょっと落ち着いてもらうひと口です。最初が肝心。このリエットで店の評価が決まる場合もあるでしょう。決して気を抜かず、手を抜かず、渾身のひと口に仕上げているのがよくわかります。気合だとか根性だとかいう言葉はあまり好きではありませんが、田代シェフの並々ならぬ気合が伝わってくる一品です。
さて料理はどんどん進み、つられてワインも進んでいつも通り二人で二本のワインを空にしてしまいました。岡部さんがすすめてくれるワインはリーズナブルで美味しくて、言うことはありません。フランス万歳!
と言っても、チリワインや南半球のワインも好きです。世界のワインはみんなそれなりにちゃんとした味がするのですが、どうしても日本のワインだけが見劣りします。勝沼産のワインなど、値段だけは世界レベルですが、味はごつごつして飲めたものではありません。土壌なのか水なのか、兎に角、いまのままの造り方では、日本のワインは世界のレベルに達することはないでしょう。日本のワインメーカーを応援するつもりは少しもありませんが、このままいくといままで積み重ねてきたワイン作りのノウハウがすべて無駄になるのは間違いないところです。
日本のワインの話はさておき、フランスの21世紀のワインはいずれも力強い味がします。田代シェフの力強い料理にも十分対抗できる特徴も持っています。数年に一度のペースではあと何度この組み合わせをいただけるのかなと思うと、今日の食事を本当に大切にしたくなるのです。次は家内を連れてきます。ご馳走様でした。
2015年4月
幸運なことに去年に続いて1年以内に再訪できました。料理はカキやアスパラ、シャモなど。スペシャリテのジャガイモといわしのテリーヌは健在。ますます美味しくなっている気がします。ワインは2011年のブルゴーニュ。フルーティーで軽やかなワインもまた料理を引き立ててくれます。
岡部さんの動きもきびきびとしていてしかも丁寧。フレンドリーなのに礼儀正しいという微妙なラインの接客で、これはたぶん岡部さんにしかできない接客なんでしょうね。非常に勉強になりますが、誰にも真似はできません。
なんだかんだであっという間に4時間が経過して食事を終了しました。とても充実した幸せな4時間でした。今回も家内と一緒に来れず、知り合いのイタリアンのシェフと男同士でしたが、楽しく食事ができました。美味しい料理は話が弾みますね。
今日もご馳走様でした。