6回
2023/05 訪問
1周年記念オメデトー!
パッシオーネが1周年を迎えました。
昨年初めて食べた時、キッチントレーラで作っているとは思えないクオリティーの高さに驚きました。
そしてなんといっても店主ご夫妻の人柄で、この方達と知り合いになれたことが嬉しいのです。
公式SNSで1周年記念特別メニューを販売するという告知がありましたので、ピザ皿持参で訪れました。
特別メニューは「季節限定"旬アスパラPIZZA(アスパラの甘みとサルシッチャの塩気が相性抜群!最後に函館産クリームチーズが優しく包んでくれます)」と「イタリアンシェフ長時間こだわり仕込みの"豚肉の赤ワイン煮と自家製濃い味ルコラを載せた大人PIZZA "ペポーゾ"」の2種類です。
味はペポーゾの方が濃いので後にした方が良いというシェフの説明を受け、その通りにしました。
まずはアスパラですが、アスパラの柔らかさがまさに春を感じさせてくれますし、このアスパラとクリームチーズの相性が素晴らしいです。
そしてサルシッチャの塩味が絶妙で、サルシッチャだけでモレッティが10本ほど飲めそうです(笑)
ペポーゾは豚の頬肉の赤ワイン煮が結構はっきりした味わいで、まさしくワインが欲しくなる一品で、罠のようなピッツアです(笑)
キッチントレーラという限られたスペースで調理しなければならないハンデはありますが、創意工夫で美味しいものを提供するご夫妻。
今回も美味しいピッツアをありがとうございます。
2023/05/14 更新
2023/02 訪問
バレンタインデーはチョコだけではないのだ!
ここパッシオーネはウェブサイトはもちろん、3種類の公式SNSを開設しているほか、LINEも開設しています。
そのLINEで9日(木)に「おつまみ燻製スペシャルBOX」の案内が届きました。
これは来るバレンタインデーにちなんだもので、甘いものが苦手な方や酒好きの方向けのプレゼントにというものです。
実は今年の正月3日にピッツアを食べに行った際、燻製を試食させて頂いたのですが、とても美味しかったのでこれはチャンスとばかり即予約しました。
期間限定ということは、当然数も限定されるでしょうから、善は急げでさっさと予約です。
長沼町で美味しいスープカレーを食べた後、恵庭市内の岡本書店で時間を潰し、受け取り時刻より30分早く店を訪れました。
早く訪れましたが予約していたので箱詰めにされて準備してありました。
店主ご夫妻としばし歓談を楽しみましたが、私はこのふたりに会うのが楽しみなのです。
ふたりに見送られながら家路につき、【滝沢ワイナリー】から取り寄せたワインが1本残っているのでそれを取り出しました。
ワインは2017ピノノワールで、2018年に購入したものですから5年経過しています。
燻製はタコ、玉子、砂肝、チーズ、ナッツがあり、種類ごとにビニールパックされています。
ナッツ類は付属の木皿、その他は【ちいさなうつわやありすカフェ】で購入した皿に盛り付けました。
まずは玉子をパクリと頬張ると、
「おお、この燻製香とスモーキーな味わい、たまらんね!」
もう口に含んだ瞬間から鼻に香りが抜けます。
しかもほんのりではなくガツンとくるもので、玉子の色どおりの味と言っても良いほどです。
同じく砂肝もガッチリ燻製されていて、これは酒のつまみにもってこいです。
一方タコの燻製はそれほど強くはなく、タコそのものの美味しさが分かるもので、食材の特性に応じた燻製の度合いにしているのが素晴らしいです。
ナッツ類の燻製も程良いもので、ワインだったから良かったものの、シングルモルトウィスキーだったらグビグビ飲んでしまったかもしれません(笑)
そうそう、受け取ったのは11日(土)ですが、正午前に完売となりました。
チャンスは逃すな! です。
2023/02/14 更新
2022/07 訪問
ポルケッタも旨いのだ!
ピッツアはビールがなくても食べることはできますが、ポルケッタは絶対無理だと分かりきっています。
とは言いつつも、飲んでしまえば車中泊しなければなりませんし、料理の特性上持ち帰って再加熱してもさほど味は変わらないだろうという予想の元、新千歳空港シアターで映画を見た帰りに電話予約をして訪れました。
私が好きな店を訪れる時は、単に料理を求めるのではなくそれを作る人に会いに行くという感覚を持っています。
特に会話をするような関係ではなくても、料理人の顔を見ることで、「今日も元気で頑張っている」を実感出来るからです。
そしてここはしゃべり放題で、もう食べに行っているのかおしゃべりしに行っているのか分からなくなるほどなのです(笑)
男性シェフの話では、少しずつメニューを増やしたいそうで、自宅を拠点としつつ、移動販売で宣伝も兼ねる手法をとるそうです。
最近は食べログを見て訪れる客も増えたそうで、応援する私としても嬉しい限りです。
テント内のテーブルや椅子もグレードアップしましたし、向かいに公園もありますからピッツアは出来立てを食べて欲しいです。
それくらいここのピッツアは美味しいので、出来立てを食べるチャンスを逃して欲しくないのです。
さて自宅に戻り、レンジで温めてパクリと頬張ると、
「やっぱりビールが必要だ!」
これは美味しいです。
ポルケッタはイタリアの豚肉料理で、ローストされた豚肉の中に旨味がギュッと閉じ込められていて、それがドッカーンと広がるのではなく、じわりと広がるのです。
絶妙な塩加減とソースの旨味、もうパンがあったら箱の底をなで回して食べたいくらいです。
妻も大満足のポルケッタ。
夫婦水入らずです。
2022/07/24 更新
2022/07 訪問
こりゃ参った!
当初はツーリングに行く予定でしたが、14:00から雨の予報が出ていましたので諦めました。
そこで、
「マリナーラを食べに行くぞ!」
「\(^O^)/」
地図で場所を確認すると、島松駅近くのセブンイレブンを起点とすれば、難なくたどり着ける場所でしたので、ナビも使用せずにレッツゴーです。
「そこの角を曲がって、ほーらあった!」
トレーラーがデーンと駐車しています。
昨日の今日ですから、手を振って見送った車が再び目の前に現れたわけです(笑)
「まさか昨日見た車がまた来るとは!」
神出鬼没な私達です。
早速マリナーラを注文しました。
トレーラーは自宅前の庭に駐車してあり、その横にはテントが設置してあるのでそこで食べることができます。
もちろん出来立てを食べるのが目的ですから、テントの中で待ちました。
そして出てきたマリナーラ。
これも昨日食べたマルゲリータと同じくとても綺麗です。
そのマリナーラをパクリと頬張ると、
「げげっ、こーりゃウマい!!」
ソースが抜群に美味しいのです。
このソースの特徴はしらすを使用していることで、ニンニクの風味にしらすの旨味が加わり、こんなに美味しいマリナーラを食べたのは初めてです。
このソースはイタリアンのシェフである男性が考案したもので、女性ピッツア職人との合体技なのです。
生地の美味しさの秘密は小麦粉のブレンドで、イタリア産7に対し、道産を3使うことによって、もっちり感を与えているそうです。
マルゲリータのチーズはいろいろ試してみて決定したそうで、個々の材料がいくら良いものを使用しても、バランスが悪ければ意味が無く、料理はバランスが大事だということ。
そして見た目で料理の善し悪しが分かるということなどを大切にしていて、それらを実践していることが分かりました。
女性ピッツア職人さんは、準備を周到にする性格だそうで、ウェブサイトもこの店を開業する前にスクールに通って技術を身につけ、自分で作ったそうです。
営業開始前に必ず1枚ピッツアを焼き、出来を確認して提供するそうですから誠実ですね。
いろいろこだわりはたくさんあるのですが、それを前面に出さず、さらりとやってのけるところが好きなのです。
これらは食後に話をしたことで分かったことですが、こうやって店の人と仲良くなれるのは楽しいです。
恵庭市内に真のナントカ協会認定の店もありますが、私は断然ここの方が好きですし、今まで食べたピッツアの中で一番好きです。
2022/07/11 更新
2022/07 訪問
キッチントレーラーですが、驚きの美味しさです!
kimumiyuさんの投稿で知りました。
この店はキッチントレーラーで、いわゆるキッチンカーですが、ユーザーの中にはキッチンカーの登録に疑問を抱いている方も居るでしょう。
店舗登録基準というのがありますが、全ての移動販売がダメだというわけではありません。
私は食べログの管理者ではないので、こうだと断言は出来ませんが、登録されているキッチンカーを片っ端から通報し、残った店舗、削除された店舗から移動販売の登録基準が概ね分かりました。
それは営業状態に規則性があるかどうかです。
この店は島松が拠点でそこでの営業がメインで、週末などに移動販売をします。
ところが恵庭あげぱんだのように、規則性がないと登録基準外になります。
ちなみに恵庭の間借りカレー店【出張カレー試】は曜日によって営業場所が決まっているので登録基準を満たしているのです。
さて前置きが長くなりました。
島松まで食べに行こうと考えましたが、出店スケジュールを見ると千歳フジボウルの駐車場で営業です。
駐車場ではこの店だけでなく、数店のキッチンカーが出店していて、ちょっとしたイベント会場になっています。
早速マリナーラを注文しようとしましたが、マリナーラは島松営業時のみの限定メニューだったのです。
「マリナーラを提供するということは、それなりに腕に自信があると思ったので」
「あります!」
ニッコリ答えた女性ピッツア職人さんの笑顔が素敵です。
そこでマルゲリータを注文し、呼び出しブザーを渡されて車の中で待っていると、ピコピコと呼び出し音が鳴りました。
当初から車の中で食べるつもりでしたので、ウェットティッシュなど準備済です。
パカッと箱を開けるとそこには見事なマルゲリータがありました。
もう見るだけで付け焼き刃で始めたものではないと分かるのです。
そのマルゲリータをパクリと頬張ると、
「おお~、うんめぇ~!」
キッチントレーラーで作られてことを忘れてしまいそうです。
まず生地が抜群に美味しいです。
ナポリピッツアですから生地は薄いのですが、しっかりした焼き上がりです。
焼き加減も抜群で、ミミがふっくらしていてとても美味しいです。
トマトソースとチーズのバランスも素晴らしく、ピッツア職人の腕の良さが光ります。
車の中でマルゲリータを貪る夫婦(笑)
食べ終えて美味しかった旨を職人さんに伝えました。
まず美味しい料理を提供している店がたまたまキッチントレーラーだっただけだということ。
つまり方法の問題ではないということです。
料理は出来たてを食べるのが一番美味しいというのは分かりきっているので、それを目的に訪れたが見事に当たったということ。
私もちょっと熱を帯びてしまいましたが、
「そんなに喜んでくれて嬉しいです。今日はこれで帰ってもいいです!」
と女性ピッツア職人。
そんなに喜んでくれると私も嬉しいです。
私は嬉しいことはちゃんと言葉にして店の人に伝えることにしています。
食べログに投稿しても店の人に伝わるわけではありませんので。
次回は島松にマリナーラを食べ行くと伝えて店を後にしました。
大きく手を振って見送られました。
2022/07/10 更新
今シーズンの冬はドカ雪こそなかったものの、積雪量は多かった気がします。
遠出をする予定もないのでタイヤ交換を行いました。
「よっしゃ終わった。ピッツア食べに行くぞ!」
「わーい!」
昨年夏に電車で訪れて、モレッティーを飲みながらピッツアを食べる計画を立てましたが、福岡に帰省して戻ったものの、北海道らしからぬ猛暑に見舞われ、出かける気力を奪われたのでした(笑)
定位置である自宅前には公園があり、隅には雪が僅かに残っていますがほぼ雪はありません。
キッチントレーラーの中には店主ご夫妻がいて、11ヶ月ぶりにお目にかかりました。
まずはご挨拶をして、千歳アウトレットモールレラの中尾アルミ直営店で購入したピザ皿を差し出し(100円引き)、ナポリピッツアの定番であるマリナーラを注文しました。
2枚目は今が旬のアスパラを使用したアスパラビアンカにしようかと思いましたが、メニューボードを見て生ハムビアンカネーベが気になり、生ハムの在庫があるとのことなので注文しました。
雪は溶けたものの、まだ肌寒いのでテーブルや椅子は設置されていないので車の中で待ちました。
ご主人が車まで持ってきて下さり、持参した除菌ペーパーで手を拭いてパクリと頬張ると、
「いんや、旨いな~!」
しみじみ美味しいマリナーラです。
チーズを使用しないマリナーラはごまかしが利きません。
したがって腕に自信がないピッツア店はマリナーラを提供しませんし、マリナーラが美味しければ他のピッツアも美味しいと判断できます。
パスタであればペペロンチーノも同様です。
あっという間に食べ終えて、皿を持っていくと、
「えっ!? もう食べたんですか? 早っ!」
「夫婦揃って美味しいものをゆっくり食べることが出来ない性分なので」
ピッツア職人の奥様が笑います。
車の中で待っていると、再びご主人が持ってきてくれました。
料理というのは見た目で分かる部分があり、いかにも美味しそうです。
生ハムはそのあたりのスーパーやコンビニで販売されている、生肉の薄切りとは見た目から違います。
その生ハムが載ったピッツアをパクリと頬張ると、
「げげ! こーりゃ旨い!」
まず生ハム自体がものすごく美味しいことに加え、チーズとの相性が抜群です。
そのチーズはマルゲリータとは違い、この生ハムに合わせたものだからです。
この衝撃的な美味しさに唸りながらむさぼるように食べる夫婦です(笑)
生ハムの美味しさだけなら発寒の名店【オーノボーノ】でも味わうことが出来ますが、あちらはピザ生地と別々に生ハムサラダが提供されるのに対し、ここは調理された状態で提供されますので、ピッツアとしての完成度と美味しさは上です。
使用している生ハムは世界三大生ハムといわれるスペインのハモン セラーノでイタリアのプロシュート ディ パルマではありませんがその理由を教えていただきましたし、何よりそんなのどうでも良いと感じるほど美味しかったのです。
イタリア大好きご夫妻が、イタリアを感じてもらえるように創意工夫をしているわけで、
「そこを感じていただけて嬉しいです。何よりいつも熱々の状態で召し上がっていただいているので、職人として嬉しい限りです」
目を細めて喜んでくれる奥様を見ていると、こちらも嬉しくなります。
料理は出来たてが美味しいのは明らかで、キッチンカーとはいえ出来たてを食べる手段は簡単ですし、それを放棄する理由など有りません。
店主ご夫妻に見送られて店を後にしましたが、お腹も心も幸せです。