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夜の点数:4.6
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.6
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|CP 4.6
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|酒・ドリンク 4.6
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昼の点数:4.6
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¥5,000~¥5,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.6
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|CP 4.6
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|酒・ドリンク 4.6
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.6
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| CP4.6
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| 酒・ドリンク4.6 ]
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.6
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| CP4.6
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| 酒・ドリンク4.6 ]
草喰 なかひがし
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鯉の付け焼き
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お正月の八寸
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夜は暗い
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2009/01/17 更新
久しぶりのなかひがし、夜に来るのは3年ぶりくらいだろうか?
この辺りは市内でもトップ3に入る醜悪な観光地、しかし日が落ちれば本来の暗さと静けさが戻ってくる・・・この「闇」が重要なんですよ、どうでもいいけど学生の時分は近所のライブハウスで夜な夜な大騒ぎしたなぁ・・・。
まずは御正月の名残といえる先付け、野趣あふれる八寸、
クラクラするほど楽しく、そして美しい。
小さな壺には蕗と蒟蒻の和え物と土筆。
一の段には、
なますの結び/唐墨を酒粕で包んで炙ったもの/赤蕪のお漬け物で鯖と柿をくるんだもの/黒豆
二の段には
林檎で鹿肉を挟んで炙ったもの/くわいの醍醐まぶし/キンカン/ブロッコリーの雪仕立て/いさだの炊いたん/牡蛎の煎り煮
三の段には
堀川牛蒡の上に百合祢のおこわ、蟹餡がけ
雪に埋もれた御重を開けてみたら・・・というシーンか?
すでにこれだけで大満足。
強く心惹かれたのは二の段の「いさだ」、ゴリとは違う魚だそうな,この「いさだ」は琵琶湖で捕れたもの、そういえばモロコの炊いたんにチョッロッと混ざってる時がある・・・。
白味噌のお雑煮仕立て、栃餅と若竹
炙った栃餅をお餅に見立てた白味噌のお雑煮、田芹が散らしてあった。
鯉の漬け焼きは香ばしい鱗と実山椒を添えて。
寒鯉の漬け焼き、この滋味あふれるお味は説明不可ですな。
ここで急遽御飯の土鍋から煮えばなの御飯が一口だけサーヴィスされる。
「お米が御飯に変わる瞬間」だそうな・・・アルデンテの御飯(お米?)の美味しい事!!!
オッチャン!・・・ツボを心得とるなぁ・・・この後キチンと蒸されてなかひがしの御飯は完成していく。
一汐した寒ぶりのお刺身、辛み豆腐と葱で
白菜でくるんだ目鯛とくもこ豆腐のお椀
なんだか冬の味、
鯖の馴れすし
鯖の馴れずしというのは初めて食べた!
ほぼチーズ、やっぱし市内の人の食べモンとはちゃうな!
こういうのは「京都の山の食べモン」、このお店が洛中の人から今ひとつ「受け」が悪いのもよー分かる。
猪肉と蕪と海老芋、菜の花の炊き合わせ
モロコの塩焼き
お待ちかねは・・・そりゃモロコやわいな!
炭火でフックラと焼けたモロコはワタの風味よりもシルクのような舌触りの身が格別!。
杓子菜とお揚げのたいたん
お葱の味噌炒め・・・これはお酒が残ってるのを見て。
御飯、目刺し、納豆(もちろん僕はお断り、おからに変えてもらった)、お漬け物
御飯はホンマに美味しいねぇ、御飯一粒一粒の存在感がちゃう!
橙のゼリーと苺に酒粕のシャーベット
チョットコーヒー(行けば分かる)と金平糖
驚きと関心の連続であっという間の3時間・・・お腹も気持ちも大満足。
「摘草料理」、やはりこれは古くから伝わる京料理というものとは違うように思う、
洛中の淡くボヤッとした料理に対して強い存在感と輪郭がクッキリしている。
そして世界で唯一の料理、表面的な猿真似は出来ても本質は絶対的に複写不可!!このプラチナシートを確保するしかないな。(僕の知る限りアロマフレスカ、龍虎鳳より遙かに難易度が高いが)
もうエエ!というほど注目されていながら決して手を広げない姿勢は高く評価したい。
老舗が次々と東京進出して「京都の店」で無くなっていく中で、いずれ「京都の店」として残るのは(実は)京都の店というにはあまりにも周辺的すぎるなかひがしやったりして・・・、
いや既に摘草料理の店が京都の筆頭に挙げられる時点で「京料理」は空洞化してしまってるのかも知れません。
・・・ま、しかし素晴らしいお店です。
評価を★5.0から★4.5に改めました。
他の★5.0の店と比べ、究極的には僕の好みとは相容れない料理だと感じたから。
決して具体的なマイナス要因があったわけではありません、あくまでも好みの問題。
評価は下げても心から愛してます・・・中東さんじゃなくて、「料理」を!ね。
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これが純粋な京料理なのかと聞かれると?である、祇園あたりの京料理とは随分違う。
僕の母(骨のズイまで京女)などは気に入らないらしい、自分が子供の頃(戦時中)食物が無くてイヤイヤ食べされられたものばかり出てくるからだそうだ。
うちの母親だけではなく古くからの京都の人にはあまり評判が良くないらしい・・・多分同じ理由だろう。
京都人としては客の大半が東京からの観光客だというのがちょっとナンだがこのお店の爆発的人気は東京から火がついたようだ。
今ではぜんぜん予約が取れない・・・「激しい人」は予約が取れたら京都旅行をするらしい、
まぁ気持ちは分からんでもない。