レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/12訪問 2014/12/25
かつての『ロオジエ』同様に、ビル建て替えのため一時閉店が決まっているグランメゾン。
クラシカルな料理で重厚な印象を持っていたが、素材の味わいを感じつつフレンチの技法を共存させている印象で、輪郭がくっきりして実に美味!
最後のスイーツラッシュは圧巻、アントルメから始まり、宝石箱も登場したりと、まさに百花繚乱!
リニューアル後のお店と、閉店期間中の現シェフの動向が気になります。
3位
1回
2014/10訪問 2014/12/25
リストランテの名店『アッカ』の跡地に居抜でオープンしたリストランテ。
どの料理も旨味が際立つ仕上がりで秀逸、旨い系で括れば『ICARO』の次に好きになりそう!
オーダーした料理にも依存するだろうけど、昼はトラットリアな印象で郷土料理コースなども置かれているようだが、夜はクリエイティブな料理が堪能できるそうです。
シェフはどちらの料理が得意なのか?ぜひ夜にも訪問して検証したいところです。
4位
1回
2014/12訪問 2014/12/23
フレンチの技法を使った旨い物屋というコンセプトの、西麻布にあるフレンチ。
確かに黒板メニューはフレンチ以外にもハンバーグや雑炊といった文字が書かれており、フレンチと洋食が融合したようなラインナップ。
ジビエシーズンのスペシャリテ、網獲りのコルヴェールは肉の濃厚な旨味もさることながら、それを凌駕するソースの旨味に悶絶!
ヒグマやイノシシも黒板に名を連ねており、ジビエの季節には外せないお店の一つです。
5位
1回
2014/12訪問 2014/12/25
『ペルゴラ』を新たなシェフに任せてオープンしたリストランテ。
シェフが織り成す料理はどれも綺麗かつ繊細な味わいのイタリアンで、素材の旨味をダイレクトに感じる皿々に溜息を漏らすばかり。
テーブルからは若干離れているものの、オープンキッチンだからこそできるシェフの動きを眺めつつ、次の料理の輪郭を鼻腔で感じられるのが楽しい。
初訪の方には若干分かりずらい立地ではあるが、洗練された料理は一食の価値有あり!
6位
1回
2014/03訪問 2014/12/25
数年の沈黙を経て銀座にリニューアルオープンした、日本を代表するグランメゾン。
シャンパンゴールドを基調とした店内はラグジュアリー感が格段にアップ、地下とはいえ吹き抜けなので非常に広々とした空間になってます。
新シェフになっても食材の力強さは変わらず、時流を汲んでかメナール氏がシェフだった時よりクラシカルなエッセンスを含んだ料理が並びました。
サイズは小さくなったとはいえ、ワゴンサービスの多幸感は変わりませんね!
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2009年訪問時
食に興味がある方には説明不要のグランメゾン、ロオジエ。
自身初となる三ツ星店の訪問にジャケットを羽織って気を引き締め、回転ドアを通って店内へ。
レセプションは白を貴重とした清潔感溢れる空間が広がっており、洗練された空気が漂ってます。
メインダイニングのある2階へはエレベーターもありましたが今回は螺旋階段を使用。
一段一段踏みしめる度に高まる期待が抑えられません。
2階に到着し、ギャルソンの丁寧な案内で予約席へ通される。
入り口からテーブルに座るまでの僅かな時間でも空間・インテリア・サービス等々、三ツ星の威厳をビシビシと肌で感じました。
料理を選択後はパンの登場ですが、今回は8種類から選択可能。
せっかくだから全種類制覇を目論んだものの、敢え無く5種類で撃沈・・・
意外とボリュームあるんですね~ちょっと甘く見すぎました。
バターはサフランをかけた無塩バターと塩をかけた有塩の2種類。
個人的にはミルクの味が強調された無塩バターがドンピシャで、パンをガツガツ食べてました。
さて、アミューズは「フォアグラロワイヤル トマトと梅とチェリーのソース」。
フォアグラは燻製したものを滑らかなペースト状にしており、まずは舌触りに感動。
燻した香りが舌にアクセントを与えつつもペーストに含んだ玉子が全体をまろやかに仕立て上げ、その後口内を支配するフォアグラの芳醇な風味が実に贅沢!
ソースは梅の「和」な酸味とケチャップに似たトマトが見事に調和しており、単調になりがちなムースにガッチリと印象を残してくれます。
添えられたカカオは以外にもメインと相性の良い苦味で舌の気分を変えるのに最適でした。
いや~最初からシェフの「心尽くし」を満喫です!
続いてオードブルの「キャロットのフラン リヴェーシュの香り ハーブ風味の山羊チーズと共に」がサーブされる。
フランということで玉子料理がアミューズと被ったかな?と思いましたが、こちらは変化を楽しむ一皿でした。
口に入れるとリヴェーシュの香りがブワッと鼻腔をつき、その後も幾つかのハーブの風味がかわるがわる鼻腔を刺激し、その度に「おおっ」とこっそり感動してました。
中に散りばめられた細かいキャロットも単調な歯応えにアクセントを与えてます。
山羊チーズのババロアも独特の風味が上品で実に美味。
特に端にチョコンと添えられたバルサミコが非常に重厚かつフルーティーで絶品すぎる味わい!
あんな感動的なバルサミコがあるとはな~、何使ってるか聞けばよかった。
スープは「ホワイトアスパラのスープとパセリのフラン」。
ホワイトアスパラの上品な甘みは安定した味わいですね~今年はもう最後になるかと思い、惜別の思いでじっくりと堪能。
浮かべたムースには久々の再開となる黒トリュフが詰まっており、贅沢すぎる香りにウットリ。
スプーンを沈めると弾力のある何かに触れ、掬い上げるとスプーンにはグリーンアスパラのゼリー。
白と緑のコントラストもさることながら、上品さと青々しさのハーモニーも素晴らしい!
あえてスープを独立して組み込んでる理由が分かりました。
メインはヴィアンドをチョイスし「仔羊肉のコンフィ 旬の野菜添え ソース・ジュ・トランシェ」。
仔羊といえば鮮やかなピンク色に火入れされたジューシーな旨みが頭をよぎりますが、コンフィをいただくのは初めて。
身が締まった子羊が口の中でホロホロとほどけていく様は感動的だし、ギュッと噛み締めると溢れ出す旨みはジュと絡み合って至福の一言!
オニオンのソースに絡めると旨みが飛躍的に上昇、もう堪りません!
低温でじっくりコンフィすることでクセが消えてるんでしょう、味わいだけを残す技術にただただ感服するばかり。
ガルニチュールも色鮮やかで目を楽しませつつ、マリネによって得られた爽快感ある酸味が実に美味しかったです。
アヴァンデセールは「カシスのゼリーとミント風味の桃のシャーベット」。
桃とカシスの異なる甘みにミントで爽快感をプラスしたこちらは今の季節にピッタリ!
ジメジメ感を一掃させる味わいに気分がすっきりとフレッシュされました。
グランデセールは「ヴァニラパルフェとアプリコットのミルフィーユ 抹茶とパッションフルーツ/ミントのソース」。
まずはほおずきに似たパッションフルーツをナイフで一突き。
トロトロとこぼれる酸味を纏わせていただきましょう。
バニラ香る甘みとフルーティーなアプリコットにミルフィーユのパリッと軽やかな歯応えが心地よい。
パッションフルーツと上品な抹茶との相性もバツグンで最後まで美味しくいただきました。
その後は名物となるワゴンデセール。
パン同様に最初は全種類制覇を目論んでましたが、この頃にはお腹がすっかり大満足状態。
自分の体と相談し、程々の量に落ち着きました。
どれも美味しく、優雅なティータイムを満喫。
次回はデセール時点で腹八分未満にしとこうっと。
こちらの店は歴史も長いのでクラシックな料理を想像していましたが、良い意味で期待を裏切られました。
ジャック・ボリー氏の料理を味わったことがない僕にとって、ブルーノ・メナール氏が供する「ネオクラシック」こそがロオジエの味なのだ、と舌に深く刻み込まれました。
サービスも料理同様で、「三ツ星グランメゾン」という看板ながら客との距離は非常に近く、緊張した心をほぐしてくださったおかげで隅々までロオジエを体感することが出来ました。
ラ・バリックやBacarの居心地良い接遇も源流を体感することで納得いきます。
回転ドアを通り店から出た時には気分は幸せで一杯でした。
グランメゾンに対する敷居もグッと下がったので、次の目標は「一人グランメゾン」かな(笑)
7位
1回
2014/10訪問 2014/12/21
8位
1回
『レフェルヴェソンス』の姉妹店としてCOREDO室町2にオープンしたこちら。
商業施設に入り、週休無のお店だからと軽視していたが、いざ食べてみると訪問が遅れたことに後悔、日本全国から集められた食材を活かした料理のクオリティは驚嘆!
北欧風で肩肘張らないスタイルなのもリラックスして普段使いしやすいですね。
フレンチかと尋ねられると即答しかねるが、並のフレンチを遥かに凌駕する皿々に魅了され、2014年オープン組ではベストなフレンチです。