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夜の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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ラーメンは超クラシカルも、進化を止めない個性派
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熊本ラーメン
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自家製麺
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店内告知
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肥後っ子 大石家
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2010/11/03 更新
台風14号が関東に最接近した夜。「見えた!」と、くるくる光るパトランプを車内から見つけて笑う。
熊本ラーメンの店大石家の営業中のサインである。臨休に当たらなかった安堵感と、
他店ではなかなかお目にかかれない、『粋』なシステムを目の当たりにした喜びで、入店前から異様な高揚感。
午前中に訪れた吉村家の時とは、明らかに違う種類のものだ。
ここ大石家は、あの神の舌男・石神氏の著書にも殿堂入りしている名店。
にも関わらず、このお店の情報を目にする機会はほとんど無い。まさに、知る人ぞ知る店なんである。
今回案内してくれた同行者との出会いがなければ、訪れることも無かっただろうな。
そう思うとちょっと感慨深い。
看板メニューの熊本ラーメンを2つ注文。
還暦を過ぎた店主は、旧知である同行者を懐かしそうに迎えると、その後話が止まらない。
会話に夢中で、麺を茹で過ぎることすらあると聞いていただけに、ソワソワしながら完成を待つ。
熊本ラーメン(600円)
具沢山で豪華な一杯。これで600円。
ひと口目はニンニクオイルと胡麻油の香りが味覚を支配するが、
次第に上質な豚骨スープの味わいがジワリと効いてくる。美味い。
豚頭と水だけを10時間炊き込んで作るという、不純物ゼロのスープ。
今どきのラーメンではないし、インパクトも皆無。なのに不思議な中毒性があるのだ。
とろけるチーズがまた抜群に合うしね!
自家製という低加水の細麺。よかった、伸びてなかった。それどころか、むしろ茹で具合も完璧では。
パリッとした歯切れの良さと、もちもちした食感が同居する麺で、びっくりする程美味い。
シンプルな味付けのももチャーシューも絶品。低温調理でしっとり柔らか。
一見片手間に作っているようで、こだわりや計算されたバランスを感じるハイクオリティな一杯。
「チャンス!!大枚は支払って当店のラーメンの作り方を学びたい人」
佐野実氏あたりもやっていた受講生の募集。ここからも「ただならぬ」雰囲気を感じ取ることができる。
ちなみに料金は、ン十万円だそう(笑)
カオスへの入り口はこちら。
「味に集中できない雰囲気」たっぷりの空間でもあるのだけど、それも含めて味わい深いお店。
どこまで本気か謎だが、曰く、「店を続けるのはあと2、3年」とか。
ラーメンの経験をもっと積んだ後に再訪したいお店。ちゃんぽんもぜひ食べに来たいな。