サイモン64さんが投稿した蕎亭 はる(愛媛/伊予小松)の口コミ詳細

齋藤文蔵のレストランガイド

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蕎亭 はる壬生川/そば

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2008/10 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

最高の蕎麦屋

22才の頃から、出張先でいろいろな蕎麦を食べ歩いた。シンプルな料理ほど奥が深く、特にもりそばというのは旨いのとそうでないのの差がきわめて激しい食べ物だと思う。

東京で名店と呼ばれる蕎麦屋を味わってなるほどと思ったりしていたが、愛媛県でも「萩之茶屋」「あ庵」「花園」「庄助」「甲」「菊栄」などなど、様々なレベルの高い蕎麦が登場してきていた。

ある日「まちBBS」の「愛媛のそば屋」というスレを見ていて、「蕎亭はる」のことを知り訪問してみた。皆さん口々に「この店がおいしい、最高」と褒めそやしており、本当にそうなのだろうかと半信半疑で訪問してみたのだ。

そして私はそれが本当であることを知った。みずみずしく、そばつゆさえ邪魔だと感じるほどすばらしい香りと味を放ち、食べるとまるで血がきれいになっていくように感じる蕎麦に初めて出会った。そば湯も濃厚で、もう一杯上等の蕎麦を食ったような体験をさせてくれる。現時点で日本最高の蕎麦屋かも知れないとは言い過ぎか。

日本家屋の美点が全て活かされているようなお屋敷に、さりげなく高価っぽい調度品、素朴な接客と、この店の全てが素晴らしいと思う。

そしてこの店のさらにすごいところは、行くたびに前より旨くなったように感じさせてくれるところで、これは日々の研鑽が無いことには叶わないことだと思う。

~~~

2009.5.4 追記:

そしてその後も二週間に一回は再訪しており、2009年のGWも出来る限り足を運んでいる。(片道20kmの道を自転車で)

今回アップした写真はもりそばと、鴨南蛮。鴨南蛮は鴨汁蕎麦の変形と言うことで作ってくれるのだが、まずは太麺が出払ってると作れないのでその点要注意。

また、現在鳥インフルエンザの影響でフランス産の鴨が入手困難になっており、確保している在庫が切れるともう作れないと言うことなので、食べたい人は在庫限りと言うことを念頭に、店主に問い合わせられたし。

~~~

2010.11.20 追記

お店が有名になってくると、やはり色々な考えの人が出てくるもので、やれ酒を置けだの、人を雇えだの、大勢で押しかけるななんていうのはもってのほかだのという意見もあろうが、お店のありのままを味わえないものかなと残念だ。

  • 透明感を持って輝く麺の、もりそば

  • 「鴨の在庫限り」の鴨南蛮

2012/03/09 更新

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