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2位
1回
2016/10訪問 2016/12/05
芋派も納得 地産地消料理と特蒸泰明のマリアージュ 岡本屋旅館
別府・明礬温泉に宿泊しました。
庭園露天風呂は真っ白な湯の花で白濁しています。
別府湾を見下ろすお洒落な食事処です。
夕食のお供には豊後大野市の藤居醸造、麦焼酎・特蒸泰明をロックで飲みます。
どちらかというと今まで麦にはあまり食指が動きませんでしたが、これはいいですね。
自分の中で閉ざされていた麦焼酎の新たな幕開けのような予感がします。
姫島産車海老低温煮、佐伯産ムール貝地獄蒸し、熊本産辛子蓮根、マンゴー羊羹、地魚のオイル焼き、酢茗荷、ジュンサイゴマ豆腐、クラゲポン酢など小鹿田焼の美しい皿に盛られた酒が進む前菜の数々です。
関アジの姿造りをメインにサワラ、イサキ、スズキの豪華な造り盛り合わせです。
分厚くカットされた関アジは皮が美しく光り輝いています。
普通のアジ刺しとは異次元のレベルです。
厚く切ったスズキのコリコリ感、サワラのねっとり感、イサキのモチモチ感とそれぞれの味を楽しめます。
別府のカトレア醤油で食べました。
出汁と甘味があり刺身によく合います。
うまい、焼酎お代わり!
地熱の蒸気で蒸したタイの兜蒸しです。
明礬温泉の蒸気で蒸したタイはほんのり温泉の香りがします。
あらとは思えないほど身もたっぷり付いていて、食べごたえがあります。
ポン酢、もみじおろし、ネギで食べました。
和風冷麺です。
カボスの酸味と大葉の風味でさっぱりとツルツルっと食べられます。
天ぷらは太刀魚、シイタケ、しし唐です。
国産牛と錦雲豚のしゃぶしゃぶです。
国産牛も大分耶馬渓産のブランド豚・錦雲豚も柔らかくて口の中で溶ろけていきますが、肉質の旨味は十分感じられます。
国産牛はカボスポン酢で、錦雲豚はトマトポン酢で食べました。
食事です。
赤だしの具は佐賀関のクロメです。
クロメの磯の香りがたまりません。
デザートはもちろん岡本屋名物の元祖地獄蒸しプリンです。
明礬温泉の蒸気で蒸し上げたプリンは濃厚な味です。
朝食は明礬温泉の蒸気で蒸し上げた蒸籠蒸しがメインです。
熊本産もち豚とウインナー、紅鮭、野菜など蒸したての熱い所を胡麻ダレで食べます。
鍋の中は九重夢ポークのだんご汁です。
柚子胡椒で食べました。
大分県別府市明礬4組
3位
1回
2016/11訪問 2016/12/18
氷見市女良漁港の目の前にある宿に宿泊しました。
部屋からは富山湾の景色が広がります。
その日の朝獲れの魚を直接女良漁港の漁師さんから仕入れてる料理旅館です。
目の前の天然のいけす・富山湾で獲れたての魚を味わい尽くす究極の地産地消です。
個室の食事処での夕食です。
ビールで乾杯しましょう。
南蛮漬け、みぞれ煮、タコ酢、魚の珍味などビールのおつまみがずらりと並んでいます。
身がぎっしりと詰まった食べ応えのある紅ずわい蟹です。
足だけでなく胴の中にも身がぎっしりと詰まっています。
タコときゅうりの酢の物です。
白身魚の南蛮漬けです。
みぞれ煮と魚の珍味焼きです。
よねず(キジハタ)の姿造り、ヒラマサ、金目鯛刺身盛り合わせです。
すべてがキトキトで弾力があります。
アオリイカ刺身は二段重ねのボリュームです。
プリプリとした弾力と甘みがたまりません。
まさにイカの王様の味です。
生姜ポン酢でさっぱりと食べます。
ヒラメ刺身です。
少しだけですがエンガワもあります。
ヒラメらしい歯ごたえと白身のうまみがあります。
氷見ぶりの刺身です。
北海道付近の寒い海でたくさん餌を食べて丸々と太ったぶりは日本海を南下の途中で能登半島の出っ張りに誘導されて、富山湾の中へと誘導されていきます。
そして氷見の定置網の中に入っていきます。
氷見で捕獲されたぶりは最高の脂を蓄えています。
最高にうまいぶりが氷見で食べられるのには能登半島が日本海に向かって飛び出してる地の利のおかげと言ってもいいでしょう。
のどぐろ塩焼きです。
錦織圭選手が凱旋帰国時の会見でのどぐろ食べたいと言ってからはずっと高騰しています。
白身のトロで塩焼きがうまい魚です。
身離れも良く食べやすい魚です。
富山湾の宝石・白エビの刺身です。
生の白エビは食べるのが惜しいくらい美しく輝いています。
かぶら蒸しです。
かぶらおろしで蒸した白身魚にべっ甲餡のとろみで温まります。
鰺の握りです。
皮が美しく光っています。
揚げたて熱々の白エビの天ぷらです。
食事です。
吸い物にも魚が入っています。
朝食も魚尽くしです。
黒鯛の刺身、夕食のアオリイカのげそと柿のサラダなど魚中心の朝食です。
自家製鰺のコブ〆です。
昆布のうまみのいっぱい吸った鰺は刺身以上の味がします。
カワハギの小鍋です。
玉ねぎの自然な甘味が利いています。
夕食の姿造りのよねずのあらの味噌汁です。
出汁のうまみを味わう味噌汁です。
定番のありきたりの朝食ではなく魚尽くしの朝食でした。
富山県氷見市中波209
4位
1回
2016/09訪問 2016/09/01
有馬温泉は宴会や付き合いでよく利用してますが、個人旅行では初めてです。
いつも幹事さん任せだったのでいざ個人旅行で行くとなるとどこにしようか迷いますね。
今回は料理と滞在時間の長さで欽山に決めました。
チェックイン13;00チェックアウト12:00と非常にゆっくりできるのも良かった点です。
夕食も朝食も部屋食なので楽チンです。
スタッフ教育も行き届いていて文句なしです。
夕食のお供のビールは銘柄の中からサッポロ黒を選びました。
彩りよく美しく盛られた前菜です。
氷の器に盛られた造りは中トロとスズキの洗いです。
スズキは白身のうまさをトロは脂のうまみを楽しみます。
松茸と鱧の鍋です。
鱧は祇園祭、天神祭りの頃が需要のピークを迎えますが、祭りが終わった後なら鱧の価格も落ち着いてきます。
名残の鱧と秋の味覚松茸がこの時期に出会って良い仕事をします。
松茸を鍋に落とすと室内は松茸の香りに包まれます。
鱧はしゃぶしゃぶ1往復させるとパッと花が開きます。
料理長特製の梅肉ソースで食べます。
鮎の塩焼きです。
小ぶりの鮎なので化粧塩が施されたひれを切り離して頭からがぶりとかぶりつきます。
生エシャロットはもろみ味噌で食べます。
蓼酢や生エシャロットの苦味、辛味はたいへん好きな味です。
黒毛和牛ロースのローストビーフです。
クレソンを巻いて摩り下ろしたホースラディッシュを溶いた特製ソースで食べます。
驚くほど柔らかくでジューシーでしっとりと仕上がったローストビーフです。
食事は旬のトウモロコシの炊き込みご飯です。
木の香りが爽やかな御櫃ごと運ばれてきます。
いつもは食べない事が多い香の物は塩味控え目で素材の味を生かしていたので食べられました。
デザートは杏仁豆腐と和三盆のジェラート、季節のフルーツが食べやすい大きさにカットされて彩を添えています。
夕食が終わると翌日分の浴衣と夜食のゼリーが運ばれます。
ゼリーは翌朝風呂上がりに食べました。
朝食の焼き魚は3種類から鮭を選びました。
予め8分目火が入ったものを網で焼いて完成させて食べます。
海苔は大きな海苔を直火で炙ってパリッとさせて一口大にして食べました。
玉子料理はいろいろ選べる中でやはりだし巻きを選びました。
朝食にイカ刺しは嬉しい一品です。
ご飯はいろいろ選べる中で枝豆のお粥を選びました。
朝食は非の打ちどころがなく完璧でした。
兵庫県神戸市北区有馬町1302-4
5位
1回
2016/05訪問 2016/05/14
青森四大祭りを体験できるエンターテイメント型ホテル 星野リゾート 青森屋
この日の宿は青森屋です。
派手な団扇でお出迎えを受ける演出です。
受付横の古民家風のラウンジでスマートにチェックインします。
案内係の女性スタッフに館内を案内されながら部屋へと向かいます。
温泉は浮湯と元湯を2つの浴場があります。
無色透明のアルカリ単純泉ですがぬめりのあるトロッとした湯です。
浮湯はじゃわめぐ広場からすぐのところにあります。
元湯は22万坪ある広大な敷地の青森屋なので送迎バスに乗っていきます。
西館のエレベーターを降りると青森県の形をしたオブジェがありました。
流行りのデザーイナーズホテルようなシックな内装です。
西館の最上階の和洋室部屋は広さはまずまずで快適です。
部屋からの眺望ははるか三沢空港まで見渡せます。
囲炉裏ラウンジと呼ばれるラウンジでコーヒーが飲めます。
広いゆっくり寛げるパブリックスペースがあるのはありがたいです。
青森の祭りの飾りが施されたじゃわめぐ広場ではたくさんのイベントが行われ、祭りのような賑わいが常にあります。
こちらはじゃわめぐ広場中央に設けられた弘前ねぷたの飾りが祭りの雰囲気を盛り上げています。
夕食前にヨッテマレ酒場でシードルを飲んで喉を潤しました。
祭りの雰囲気を盛り上げてから夕食に臨みます。
夕食会場「みちのく祭りや」へは「ヨッテマレ酒場」横の通路を通って入っていきます。
夕食は青森の祭りが体験できるショーレストラン「みちのく祭りや」で食べました。
食事メニューはずっぱ飯と呼ばれる郷土料理の数々です。
お造り、鍬焼き、蒸篭蒸し、せんべい汁などで構成されています。
食事が終りかける頃ショーが始まります。
津軽三味線、南部民謡、青森四大祭りのお囃子に続いて後方にスタンバイしていたねぶたが動き出し、跳人が跳ね始めます。
観客も簡単なレクチャーを受けてにわか跳人になって跳ねます。
青森ねぶた祭りに関しては2年前青森駅横の「ねぶたのい家ワ・ラッセ」で予習して行ったのですが、実際に花笠をかぶって跳ねてみると演者の方のようにうまく跳ねられませんでした。
夕食のメニューです。
朝食は「のれそれ食堂」でバイキングの朝食です。
珍しい郷土料理の数々を味わえて堪能しました。
全体を通して温泉、郷土料理、祭りを存分に享受できるエンターテイメント性が高いホテルでした。
チェックアウトが12時だったので時間ギリギリまでのんびり楽しめました。
青森県三沢市古間木山56
6位
1回
2016/05訪問 2016/06/28
兵庫県香住町は松葉蟹で有名な所で146軒ものカニ料理の宿が犇めき合うカニの町です。
香住は冬の松葉蟹(ずわいカニ)で有名ですが、それに負けず劣らずなのが春秋の香住蟹(紅ずわいカニ)です。
松葉蟹の漁場が200m〜400mの海域なのに対し香住蟹が500m〜2500mの深海に生息しています。
香住蟹は深海ミネラル豊富な海洋深層水で育まれた蟹で、松葉蟹より甘みが強く瑞々しいのが特徴です。
そのため最近人気が出てきて香住漁港では今年の香住蟹は去年より2割ほど浜値も上昇しています。
6月〜8月まで禁漁になる前にシーズン最後の香住蟹を食べにやってきました。
こちらの宿は名前は民宿ですがゆったりとした大き目の部屋にはウォシュレットトイレや大型TVも完備されて、佐津温泉も引かれ温泉旅館となんの遜色もありません。
貸切温泉を楽しんだ後は個室のお食事処で夕食を食べました。
今夜のカニフルコースのメニューはカニ刺身、魚介刺身、湯カニ、焼きカニ、甲羅焼き、カニ天ぷら、カニ鍋、カニ雑炊、デザートです。
風呂上がりにビールで喉を潤しているとカニ刺しが涼しげに来ました。
カニ刺身は食べやすいよう殻を剥いてあります。
足を持って上を向いて豪快にほうばるのが一番美味しい食べ方です。
ワサビだけ付ければ海水の塩味がいい具合に効いてるので十分です。
刺身盛り合わせです。
これで一人前です。
造り盛り合わせはとびうお、サザエ、甘えび、白いかです。
どれも鮮度が良くって弾力が凄くてピチピチコリコリです。
湯カニです。
酢に付けて食べるよりも焼いた甲羅の中に身を取り出してカニ味噌まみれにして食べるのがいつもの食べ方です。
甲羅を焼いていきます。
焼けたカニ味噌にカニの身を付けて食べます。
ん〜、カニ味噌の香ばしさとカニの身のうまみが合わさって極楽状態になりました。
焼きカニ用のカニです。
生でも食べられる瑞々しさ、鮮度の良さです。
脚を焦がさないよう焼いていきます。
身がパンパンに膨らんだら食べごろです。
この脚の長さや身がはちきれそうにパンパンに膨れるのが香住のカニです。
カニの天ぷらです。
またカニ刺身、湯カニ、焼きカニとは異なる食感が楽しめます。
次にカニ鍋です。
まずカニの身をすべて入れてカニから食べていきます。
野菜は食べられる分だけを入れます。
さすがにすべては食べられません。
雑炊を美味しく食べるために豆腐などお腹が膨れる物は残します。
食べてから雑炊へと移ります。
カニ雑炊は米の一粒一粒にまでカニエキスをたっぷり含んでいて、溶き玉子を入れてすぐに火を止めて蒸らします。
半熟卵でコーティングされた雑炊はお腹がいっぱいでも食べられます。
食後のデザートの女将さん手作りプリンです。
こちらの女将さんはお菓子作りが得意なのか部屋には手作りのマドレーヌがセッティングされていました。
朝食はテーブル一杯のおかずが並びます。
カニの味噌汁、カニグラタン、パン、コーヒーが出てきました。
カニの身とチーズが合わさって凄く美味しいカニグラタンです。
女将さん特製のパンまでは入らないので帰りの道中で食べることにしました。
兵庫県美方郡香美町香住区訓谷96
7位
1回
2016/06訪問 2016/06/17
湯の峰温泉に行ってきました。
今回のお目当ては熊野の岡田牧場で育てられた美熊野牛です。
美熊野牛は岡田牧場だけで育てられて岡田精肉店でのみ販売されている熊野地方のブランド牛です。
硫化水素の臭いが香るかけ流しの硫黄泉と美熊野牛に惹かれて湯の峰温泉へとやってきました。
こちらは美熊野牛の中でも希少部位のミスジです。
こちらは岡田牧場で育てられた美熊野牛のリブロースです。
宿は温泉街から少し離れた所にありました。
硫化水素の臭いが漂い、白い湯の花が舞う大好きな泉質をかけ流しで楽しむことができる露天風呂です。
38℃くらいの低温浴槽と41℃くらいの高温浴槽があり低温浴槽にはたいへん長く浸かって、至福な時間を時間を過ごすことができました。
2つある家族風呂は空いていればいつでも入ることができます。
またここの温泉は飲用にも適しています。
夕食のお供には地酒のやたがらす冷酒を選びました。
ここの料理はお手軽、満足、堪能と3つのコースがあります。
今回は堪能コースを選びました。
部屋で食べられるのはありがたいです。
和歌山らしく梅酒が食前酒に付いてきます。
ざる豆腐です。
モズクの酢の物と彩り豊かなカット野菜です。
温泉で炊いた栗や鴨ロースの前菜です。
里芋のスープです。
熱い所をいただきました。
造り盛り合わせです。
勝浦産マグロの赤身とトロ、ブリ、和歌山産太刀魚、サーモンです。
太刀魚は皮付きのままで皮目が炙って香ばしく仕上がっています。
紀伊山地の山の中とはいえ海まですぐなので海の幸も豊富です。
馬刺しです。
甘めのタレにおろしにんにくを溶かしていただきました。
翌日の臭いを気にすることなく食べました。
紀州備長炭で香ばしく焼かれた鮎です。
子持ちの鮎は卵でお腹がパンパンに膨らんでいます。
キノコクリームグラタンパイ包みです。
洋風料理をうまく間に挟んでいます。
このあと美熊野牛のミスジとリブロースを堪能して食事となりました。
デザートのパンナコッタです。
吉野葛で程良い柔らかさに固められプルンプルンの食感でした。
朝食は硫黄の温泉で炊いた温泉粥が絶品です。
硫化水素臭がぷんと香るおかゆがおいしすぎました。
和歌山県田辺市本宮町下湯川427
8位
1回
2016/05訪問 2016/06/04
家族の誕生日で宿泊しました。
車寄せに車を滑らせるとスタッフに迎えられ、明治・大正時代を代表する建築家、辰野金吾の設計による桃山御殿風檜造りの本館の重厚な雰囲気の中でチェックインします。
本館は随所に創業時のマントルピースが残り、絵画を設えるなど迎賓館時代のクラシックな優雅さが漂います。
新館の宿泊棟は吉野地方の建築様式吉野建てで中庭を囲むように緑いっぱいの客室です。
本館からは少し離れていますが不便さは感じません。
夕食・朝食共にメインレストラン三笠でいただきました。
天井が高くて重厚かつ華麗な空間が広がります。
まずは赤ワインで乾杯してディナーが始まります。
ノルウェーサーモンと海の幸のサラダ仕立て、ポタージュスープ、スズキのポワレ、奈良産郷ポークロース肉ステーキのコースです。
アルコールは高めの価格設定です。
朝食も同じレストラン三笠です。
夜の重厚な雰囲気とはまた違い周囲の緑が朝日に明るく照らされています。
和定食と洋定食があったので洋定食を選びました。
トマトジュース、サラダ、グラノーラ、プレーンオムレツ、ソーセージ、ホットケーキ、コーヒーの洋定食です。
奈良県奈良市高畑町1096
9位
1回
2016/05訪問 2016/05/13
来さまい大畑桜ロードは国道279号線沿いに1400本の桜並木が圧巻です。
とうとうやってきました本州最北端の地・大間崎です。
自宅からの走行距離は1400kmです。
津軽海峡の向こうに北海道が見えます。
今夜の宿は本州最北の硫黄温泉・下風呂温泉・ニュー下風呂です。
白く濁った硫黄温泉が掛け流されています。
目の前の津軽海峡を見ながら、温泉に浸かり旅の疲れを癒しました。
夕食は部屋にお膳が運ばれます。
目の前に広がる津軽海峡と北海道の景色を見ながら夕食です。
ビールで喉を潤します。
タコの粕漬けです。
津軽海峡で獲れたタコを酒粕で漬けたビールが進む珍味です。
見ただけでは何かわかりませんでした。
鮟鱇の友和えです。
鮟鱇の身と肝を茹でて、すり鉢で肝を擦って味噌、酒で伸ばし、一口大にカットした鮟鱇の身を和えた青森の郷土料理です。
造りは鮭、鯛、海老です。
海鮮の出汁をたっぷり吸った野菜も海鮮もうまい海鮮鍋です。
アワビ、ホタテを豪快に焼き上げる陶板焼です。
アワビの肝まで美味しくいただきました。
茶碗蒸しです。
まあ普通の茶碗蒸しです。
〆はウニ丼です。
熱いご飯の上に大葉ごと乗っけてウ二丼で〆ました。
豪華な〆となりました。
大きな切り身が入った潮汁です。
デザートはリンゴのゼリーです。
朝食はいか刺し、貝味噌焼き、いかの塩辛、昆布など地元食材が並びます。
すぐ目の前にある活いか備蓄センター直送のいか刺しの美味しさは今思い出してもよだれがが出るくらいです。
いか刺したっぷり2段に渡って入っていて最高の朝ごはんでした。
ウ二丼といか刺し、そして白い硫黄温泉はここまで来て良かったと思える温泉でした。
青森県下北郡風間浦村下風呂字下風呂67-2
10位
1回
2016/05訪問 2016/05/16
前回の青森旅行の帰り道でも利用しました。
川渡温泉の高東旅館です。
ここで硫化水素臭がする緑褐色に濁った極上の温泉に浸かって、ゆっくり睡眠を摂ってから翌朝帰宅します。
朝宿を出発したら、その日の夜には帰宅できるので重宝してます。
大浴場と家族風呂があり、家族風呂は空いていればいつでも入れます。
建物は新しくキレイで清掃が行き届いていて湯治宿とは思えない居心地の良さです。
元々自炊メインの湯治宿ですが、
・素泊まり
・松花堂弁当付
・ご飯、味噌汁付
の3パターンの宿泊プランから選べます。
今回はご飯と味噌汁付プランを選びました。
ご飯は高東旅館で耕作された宿自慢の「ひとめぼれ」です。
炊き立てのご飯の味はそれ自体が美味しく、簡単なおかずを持ち込めば極上のディナーになります。
夕食と朝食時にご飯と味噌汁が配膳されます。
食材やアルコールの持ち込みが自由なのでむつ市のマエダで購入した桃川生貯蔵酒ゴールドを夕食のお供にしました。
築館ヨークベニマルで購入した青森産イカ刺しやイカウニなども美味しくいただきました。
宿に着いてお茶を入れるのにまず炊事場でお湯を沸かすことからしなければいけなかったり、アメニティは付きませんが、その分格安で宿泊できます。
GWでも極上の温泉と極上のご飯が付いて5000円でお釣りがくるCPの良さです。
健康娯楽室という簡単なトレーニングマシーンのある部屋ではマシーンとfreewi-fiも使えます。
宮城県大崎市鳴子温泉字築沢23-1
和歌山を本拠地にニット編み機の世界シェア60%以上を誇る世界的企業「島精機製作所」が経営を手掛けたプティホテルです。
スーパーブランド、トップブランドの世界ではそのシェアはさらに上昇します。
そのSHIMASEIKIが某社の保養施設を買い取ってリノベーションを施してオーベルジュとしてオープンしました。
駐車場に車を滑り込ませるとスタッフが待機していてスムーズにラウンジに案内されます。
フロントを通り抜けラウンジでチェックインします。
ドリンクはコーヒー、川添紅茶、ロイヤルミルクティー、ジュースから好きな飲み物をどうぞと薦められます。
白浜町川添地区で栽培された和紅茶・川添紅茶を選びました。
15時のチェックインから12時のチェックアウトまでラウンジのドリンクはすべてfreeになっています。
ドリンクのお供に小菓子がご自由にどうぞと薦められます。
桜ヨーグルトムース、ライスプディング、フィナンシェ、備長炭クッキー、デコポンなどが置いてあります。
10室ある部屋はすべてオーシャンビューです。
保養所時代の2部屋をリノベーションして1部屋にしたので、眺めのテラスと寛げる和室とベッドルームから構成される和洋室となっています。
南国らしいソファーに腰掛けると高台から眺望は素晴らしく白浜の風景が一望に見渡せます。
なお冷蔵庫の中の飲み物はすべてfreeで提供されます。
コーヒーが飲みたくなったらいつでもラウンジに行けば素晴らしいコーヒーが味わえますが、部屋で寛いだまま美味しいコーヒーが飲みたいゲストのためコーヒーメーカーもスタンバイしています。
部屋で飲むコーヒーも十分満足のいくクオリティです。
白浜温泉にはみゆき2号、生絹湯、鉱湯2号、垣谷湯などの源泉が引かれています。
ここでは露天風呂と室内浴槽の2つがあります。
どちらも白浜・行幸(みゆき)源泉を引いていてかけ流しで利用しています。
風呂上がりの休憩室には最新の全自動マッサージ機が3台セットされています。
もちろんfreeで使用できます。
夕食の時間になるとレストランへ行きます。
白良浜に刻々と沈んでいく夕日、レストランからの眺望はたいへん美しくディナータイムを盛り上げます。
ディナーのお供にマチュード・ブルーリィー・ピノ・ノワール(900円)を選びました。
アルコール類は比較的リーズナブルな価格設定となっています。
グッリシーニとスモークサーモンロールのアミューズです。
本マグロのマリネです。
ねっとりとした赤身の部分ですが香草類とサバイヨンソースでさっぱりといただきました。
若鶏のガランティーヌと山菜のフリットです。
ファルスには香辛料で味付けした仔牛ののどぼとけです。
若鶏と仔牛のどぼとけの食感の違いを楽しみました。
山菜はタラの芽、こごみで爽やかな苦みと共にいただきした。
パンは2種類、バターを添えて提供されます。
伊勢海老のビスクです。
伊勢海老はレアな火の通し加減でプリっプリの食感で、口の中で弾けます。
伊勢海老のうまみがたっぷり詰まった濃厚なビスクにたっぷりと浸して、伊勢海老のうまみを残すことなく堪能しました。
紀州梅真鯛のポワレ、春キャベツとハマグリのソースです。
紀州梅真鯛は串本の海で南高梅エキスで養殖された天然物にも負けない品質を誇り、釣果に左右されず年間を通して安定的に供給される鯛です。
昔の養殖鯛のようないやな脂もなくむしろ上品なうまみがありました。
豊富な餌に恵まれ、激しい潮流にもまれた加太の真鯛なら文句なしに刺身で食べるところですが、火を通すのならコスト的にもこれで十分です。
春らしい爽やかなソースでいただきました。
口直しはザクロのソルベです。
和牛ヒレ肉のサルティンボッカです。
和牛ヒレをサルティンボッカに使うとはなんとも贅沢な使い方です。
カマンベールチーズのカナッペです。
日本のカマンベールチーズは熟成が進行しないようパックに詰められてる物が多いです。
フランスで一般的に食べられるような熟成が進んだカマンベールチーズが好きなんですが、日本で本場の味で出すにはまだまだハードルが高いように思われます。
熟成カマンベールは好きな人は一度食べると病みつきになる美味しさなんですが、慣れないと臭豆腐と同じくらい拒否反応を示します。
デザートは苺のモンブラン、ヨーグルトアイスクリームです。
苺のモンブランは初めて食べましたが凄くおいしかったです。
食後のドリンクはレモン&ジンジャーの川添紅茶を選びました。
朝食は和定食です。
お品書きによると
〈小鉢〉自家製豆腐煮昆布、
〈お造り〉朝〆地魚、
〈八寸〉紀州なんば焼、もろきゅうり、サツマイモレモン煮、佃煮昆布、金山寺味噌、南高焼梅、
〈焼物〉サワラ西京焼き
〈焚き合わせ〉季節野菜の焚き合わせ
〈温物〉出汁巻き玉子
〈食事〉白飯、茶粥、香の物、味噌汁
〈果物〉盛り合わせ
と素晴らしいお品書きが付いてます。
たっぷりとだしに漬かった熱々焼きたての出し巻き玉子です。
出汁のお風呂に浸かっています。
だし巻き好きにはたまらないビジュアルです。
自家製豆腐です。
ミルで砕いた岩塩を振りかけ、オリーブオイルを垂らしていただきました。
とってもお洒落な食べ方を教えていただきました。
土鍋で炊いた温泉粥です。
みゆき2号源泉は塩の湯なので自然の塩味が効いています。
食後のデザートはフレッシュフルーツです。
チェックアウトの12時までゆったりとした時間を過ごすことができました。
世界を相手に戦ってきた和歌山のエジソンと呼ばれるオーナーのシマイズムを随所に感じることができました。
和歌山県西牟婁郡白浜町2998-10