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この口コミは、アルセーヌ007さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数:4.0
2008/11 訪問
夜の点数:4.0
「たむら」、なかなか、良いと思います。フレンチと考えると、外れでしょう。
2008/11/06 更新
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2008.11に伺いました。
夜だったので、ちょっと道に迷って、キョロキョロしながら、地図を頼りに、たどり着きました。
ウナギの寝床と言うほどではないが、少し奥が広くなった造りで、そこにテーブル席4つ、
あとは入り口から続く、長いカウンター席です。予約入れてたので、テーブル席で落ち着いて食事しました。
このくらい、ゆったりとした空間があると、隣のお客さん達の話し声が気になりません。
我々が食事を始た後くらいから、少しずつ人が入ってきて、気が付くとカウンター席も一杯でした。
さて、料理ですが、私はグルメというわけではないので、とりあえず美味しい物であれば、何でもokなのです。
しかし、あっさりとした味付けが好みですから、バター・クリーム系は苦手です。胃もたれし易いのです。
ですからフレンチはあまりお店に行ってまで、食事をしようとは思っておりませんでした。
もっぱら、イタリア料理がメインで、しかも南の方、魚介類とオリーブオイルと、レモン、少しの塩の好きな人です。
その私から見ても、ここはフレンチというのは違うな思います。というか、フレンチイタリアン懐石とでもいいましょうか?軟弱な胃の持ち主ですから、このくらいのあっさりとした味付けと、フレンチイタリアン系の、ユルユルの味付けは絶品です。
昨年、南フランスへ行ったときにも、こんな感じの料理でした。つまり、素材重視の、あっさり系。
ああ、本場のフランスでも、かなりあっさり系が主流になりつつあるなーと。
そして、オリーブオイルに、レモンでしたね。フランス人も、健康志向なんだと感じましたが、正にそれに近いですね。そうそう、もちろん、ワインも。
シェフは素材に拘っておられるようで、特にカブのあっさりと揚げたものの上に、これまた、あっさりとしたユズのジュレのかかった、前菜のカブに感激です。何より、前菜だけで、6~7品というのは、すごい。
どなたかが書かれておりましたが、確かに器もとりどりで、綺麗ですね。かつモダン。
少量の前菜が、延々と続くと考えてください。その都度、良い素材をアレンジして、シェフの腕でまとめる。
まとまりにくいものもあるが、しかし、このユルユル系は結構好みです。これは味の好みが分かれますね。
なかなかメインに行かないので、そこまでにお酒がもたない。ワインを頼んでも、すぐに無くなってしまうので、ガマンしながら飲むつらさ、これはノンベーしか分かりませんね。十分吟味した下ごしらえと、その隠し味の旨さは、フレンチではなく、懐石ですね。そう言う話を、ホールの方にしたら、「そうなんです。一体ここはフレンチのお店かしらと、思いますよ?だって、朝からその下ごしらえですから・・・」というような話をされておりました。
さもありなん。
これだけ手が込んだ味はなかなか、出来ないですね。しかもコスパが高いと感じました。
このシェフが、もし京都でなく、首都圏でお店開いたら、きっとすごく人気のお店になりそうな気がします。
一体ここは、フレンチなの?と言う方がおられるようですが、その通り。
フレンチではなくて、フレンチイタリアンですね。でも胃もたれし易い日本人の私には、このくらいが丁度良い加減ではないかと思いますし、本場のフランスですら、コテコテの料理ではなくて、ちょっと違ってきている様な印象を受けた後だけに、なかなかお勧めできると思いました。
京都に行くたびに、寄せてもらいます。