YangWenliさんのマイ★ベストレストラン 2008

山陽の東須磨駅とＪＲの鷹取の中間くらいに、
小さなパン屋が開店。
下町の一角に、すこし小洒落た雰囲気のお店がぽつり。
店内の販売スペースはほんの一畳ほどと狭いです。
そこから、パンを作っているところがよく見えるようになっています。
当然パンの種類はそれほど多くありません。
ですが、菓子パン、惣菜パン、サンドイッチなど
定番のパンはそろっています。
食パンは少し小ぶりで、オーソドックスなハード系です。
食パンを使ったフレンチトーストは2種類で、
ココアフレンチはなかなかの逸材。
バゲットも素朴系で、食べ飽きない感じ。
クロワッサンはサクサクで、脂っこくないあっさり系。
たぶんバター控えめなんでしょう。
バターたっぷりのクロワッサンも大好きですが、
これもありだなと思わせる美味しさでした。
他のパンもそうなんですが、とにかく安い。
クロワッサンは120円！！
この小麦の高騰する時代に、安くて美味しいパンを提供してくれるお店は
すばらしい。
惣菜パンは、ピザ、ホットドック、パニーニなど
お昼にぴったりなメニューが充実。
カレーパンは焼きカレー。
あっさりですが、中身のキーマカレーはたっぷり。
三ノ宮の高級志向のお店というのとは、一線を画した
町のお手ごろなパン屋さんという、しっかりとしたコンセプトのある店だと思います。
ここは潰れないで欲しい。

もっちり系のパンで評判になっているという「かて」さんについに行ってみました。
本当に小さなパン屋さんで、うっかり歩いていると見逃してしまいます。
店舗自体は一畳もないんじゃないかというくらい小さいです。
女性らしい可愛らしい雰囲気です。
すぐ売切れてしまうという噂ですが、実際たくさんの種類のパンはありませんでした。（残念）
カンパーニュみたいな丸いレーズンパン。
かなりじっくり焼き上げているような説明書きがありましたが、
皮が分厚くて歯ごたえ十分。香ばしいし、粉の旨味もよく引き出されています。
パンの皮好きにはたまらない一品。
中の生地は噂どおりもちっとしていてすばらしい歯応えです。
イースト臭もなく、天然酵母でじっくり育て上げた生地なんだろうなと想像できます。
時間がたっても美味しくいただけるらしいとの説明もありました。
確かに、トースターで炙って食べるとまた新しい旨味。
その他、ソーセージパンは、小ぶりですが、これまた弾力のある生地に
なかなかジューシーなソーセージに、パン生地の中にマスタードたっぷり。
ソーセージの部分にマスタードを塗っていると、すべるんですよね。
そうではなく、生地の内側にマスタード層を作っているんですよ。
これはすごい工夫だ！！
オレンジチョコレートは、チョコたっぷりでしっとりしているのに、モチモチ食感はそのままという離れ業です。
穀という食事パンも、外と内の食感がやはりたまりません。
しっかりとした粉の味が生きているので、お酒にも合うし、サンドイッチ系にも合いそう。

やっと食パンをいただくことができました。
外皮の照りが素晴らしく、押してみれば弾力があります。
皮は食べたときには、なんともいえない歯応えと
ジューシーといってもいい香ばしい小麦の味が口いっぱいに広がります。
それでいて、中身はふわっともちっとしっとりで、
外と中の違いが魅力的です。
ただ、自分で切る場合はかなり難しいと言っておきましょう。
お店のお姉さんには、軽くトーストして無塩バターで食べてくださいと
アドバイスしていただきましたが、さすがのこだわりですね。
そのまま食べても十分美味しいのですが・・・

安心おやつ、と銘打っている新しいドーナッツ専門店。
流行のドーナッツ屋さんがまた一つ登場という感じですが、
場所が湊川の少し上のほうという辺境。
それがまた、下町のおやつ屋さんという感じで、
三ノ宮の高級スイーツと一線を画しています。
最もシンプルな、はらドーナッツは１個１００円とお手ごろ。
これなら子どもでも気軽に買えますね。
コンセプトはお母さんの味ということで、
素材は安全なものを手作りで、というドーナツです。
はらドーナッツはオカラ豆乳をたっぷり使用ということですが、
ほんのりとした甘みと、揚げたてのサクサクとした食感。
しかし油っこくない。
このあたりは、豆腐屋さんとしての揚げノウハウが生かされているのではと推察。
生地自体も、食べていくときにボロボロと崩れません。
冷めると味が落ちるかと思いきや、しっとりとした食感になって、
これでも美味い。
どうしてもflorestaと比べてしまいますが、こちらのほうがより素朴で、
いつでも食べることができる身近な味という感じで、こちらに軍配を
上げたい気分。

ヴェトナムに限らず、各国料理店というと少し敷居が高かったりします。
ランチがなかったり、けっこう高かったりと･･･。
しかし、ここはカフェの名のとおり気軽に利用できます。
ランチメニューもすごく充実して10種程度ありました。
フォーとチャーハンのセット（800円）をいただきました。
ベトナムのチャーハンとは珍しいかなと思いましたが、
至極普通のチャーハンでした。
（期待しすぎたのかもしれません）
フォーはあっさりして薄味派には絶妙な感じです。
あっさりだけど、ちゃんと骨から出汁をとったなという味で、
淡白な麺と合ってます。
さらに初心者向けにパクチーもあっさり目です。
ヴェトナム料理というとパクチー（コリアンダー・香菜）ですが、
苦手な人も多いはず。
私も大好きではありませんが、適度な量だったので美味しくいただけました。
さらにフォーには４種の香味油が付いていて、あっさりに飽きたとき
力を発揮してくれます。
その他のランチメニューも気になるところが多かったので
また行ってみたいところです。
２～３軒となりから場所移転したみたいですね。
前よりもこざっぱりした雰囲気になって、かなり入りやすくなったのではないでしょうか。

【追記】
冷たいうどんを食べようと思っていたのに、なぜか熱々のフォーを、
フーフー言いながら食べてしまいました。
暑い日に熱々の麺もいいですね。
生春巻きと、揚げ春巻きのセットにして正解でした。
ベトナムの揚げ春巻きは初めて食べましたが、
中国の春巻きとはまた違った美味しさです。
皮は小麦でなくて、米なので薄く、揚げてさっくりしてます。
揚げ物なのにわりとあっさり目というのがいいですね。

カレーセットをいただきました。
ベトナムカレーとはいかなるものだろうと、カレー好きとしては興味津々。
スープカレーのように、しゃぼしゃぼしてます。
あっさりして、スパイスもインドカレーなどと比べれば抑え目。
しかし、これはこれで美味しいです。

はじめて夜にうかがいました。
生春巻きやフォー以外にも美味しいメニューがたくさんあることが
よく分かりました。
中華料理とフレンチの融合という部分がよく感じられて、
ベトナム料理の魅力を堪能できました。
ベトナムの老酒に当たるお酒をいただきましたが、
少し甘めの紹興酒という感じでこれもなかなか美味しかったです。

県庁の手前という少し珍しい場所に、ぽつんとたたずむカレー屋さん。
雑誌の紹介などを見ていると、古い民家を改造したそうで、
お店の入り口を見る限りは、とてもカレー屋さんには見えません。
みみみ堂という名前も面白い。これもカレー屋さんとは思えない名前ですね。
中はウッディーな感じで、アンティークショップのような雰囲気です。
夜に伺ったのですが、夜メニューのカレーもランチタイムとあまり代わらない値段で
お得だなと感じました。
カレーは900円。4種類あります。
チキンカレーに、野菜のココナッツカレーに、ほうれん草キーマカレーに、本日のカレー。
本日のカレーがラム肉のカレーということで、羊好きとしてはこれを頼もうと考えていると、
なんと、カレーはハーフ＆ハーフが可能とのこと。
ラムと野菜カレーをチョイスしました。
野菜カレーは、ココナッツの甘みがまろやかさとクリーミーさを醸し出していました。
一方、ラムのカレーは、中辛との説明がありましたが、
確かにピリッと辛く、クローブの風味が効いていて、甘いカレーと辛いカレーを
ちょうど選択したことで、一粒で二度美味しい体験ができました。
ご飯のほうは、普通の白ご飯かと思いきや、何か違うものが混ざっているなと思って、
お店の人に尋ねると、押し麦だそうで、
これがご飯を適度にぱらっとさせ食感もアクセントになっていてカレーとの相性も抜群でした。
ご飯の皿にはジャガイモとナスの付けあわせが付いています。
さらに、ピクルスが別皿で付いています。これもなかなかカレーに合います。
単品メニューもいろいろそろっていました。
スパイシー春巻きとマサラワダで迷って、マサラワダ（450円）に。
これは、豆をつぶして焼いたものだそうだ。
トマト系のソースを付けていただく。
揚げ物でないので、脂っこくなく、さっくりした食感は、
サモサとはまた違った魅力があります。
食後には、デザートにマンゴームースが付いていました。
これも本格的で旨味でした。
カレーだけで900円で、デザート付き。お得でしかも美味しい。
いい所を見つけさせてもらいました。

カウンター席にはいつも本が置いてあるんですが、このチョイスが面白いです。
先日、見たものは世界のお弁当だったかな。
その日はチキンカレーとキーマカレーをいただきました。
それぞれ個性的でハーフ＆ハーフにしたときでも、中途半端にならず
２倍どころか３倍楽しめるいい組み合わせにしたと自画自賛です。
キーマカレーのほうには温泉卵をトッピング。
お勧めとのことでしたが、その通りぴったりでした。
デザートのパンナコッタはお酒が効いていてこれも大人の味。
手抜きなしのリッチなカレー屋さんです。

栄町のSourceさんの２階にできた新しい中国料理店。
店名にカフェと入っているように、軽めな感じ。
ランチタイムは14:30までで、その後は17:30までがカフェタイムみたいです。
（当然その後はディナータイム）
日替わりランチをいただきました。
その日のメニューは、細切り肉と春雨のうま辛炒め。
甘辛の肉野菜炒めといった感じで、素朴な家庭料理風。
春雨に味がしみこんでいて、ご飯が進みます。
また揚げた春雨が食感のアクセントになっていい感じ。
全体的に私好みの薄味でした。
これにサラダと小菜（蒸し鶏でした）とスープがついて、
ご飯はおかわり自由だそうです。
そして、最後にデザートが付きます。
その日は杏仁豆腐。手抜きでなく杏仁の味がしっかりして
さらに食感はとろとろ。
なんとこれで800円。サービス満点でお得なんだ、と関心しました。
ちなみに、注文する前にお茶をポットでサービスしてもらえます。
普段飲まない風味でしたので、後で尋ねてみると、白菊茶だそうです。
ジャスミン茶よりやさしい味で、お昼にはちょうどいい感じでした。
食器も白で統一しており、箸も割り箸ではありません。
お洒落なカフェな雰囲気も心得た、カジュアルな中華です。
ちなみに外の見えるカウンター席もあるので、一人でも利用しやすいです。

再訪しました。値上げしているかと思いきや、ランチ800円は死守しています。
頑張ってくれていてうれしいですね。
今回はプーアル茶でした。毎日、変えているんでしょうか。
飲みやすいプーアルで、これも料理に合ってます。
日替わりランチでなく、あんかけ焼きそばをチョイス。
固焼きそばでなく、柔らかいほうです。
麺をこんがりと焼いてくれているので、パリッと固焼きそば風の感じも出してます。
デザートのバナナムース（だったかな）まで堪能しました。

不思議な店名と、店頭の不思議な看板が気になってため一度行ってみようと
思っていたインドカレー屋さんです。
メインストリートから離れたところにあるんですが、
たまたま開店当初に発見してしまったもので、いつか行ってみようと思っていました。
ヒンホイのようなゆるい雰囲気を想像していましたが、
店内は意外と、小洒落たカフェのような感じで、落ち着いています。
椅子には可愛らしいクッションが置いてあったりと女性的なセンスは
デートなんかにも使えそうな感じですね。
ランチはカレーとビリヤニがあります。
ビリヤニにも惹かれましたが、まずはカレーから。
カレーは肉or野菜の2種類。
日によってカレーメニューは変化するみたいです。
その日は茄子のキーマカレーでした。
大皿にターメリックライス、それと別皿にカレーは上品に盛り付けられています。
それと、サラダに食後のチャイ付きで800円と、なかなか納得のお値段。
キーマカレーは、揚げナスを上に乗せてある形で、茄子の甘みと香ばしさが生きています。
カレーのほうは辛さ控えめのマイルドな感じですが、スパイスはしっかり効いています。
また、カレーの上に散らしてあった香菜（こういうと中華料理みたいだが、パクチーと言うのも変だし、コリアンダーの葉っぱというのも変な感じなのでこうした）
が、よいアクセントになっていました。
ひき肉のトロッとしたソースという点で、上質の麻婆豆腐に匹敵するものがあります。
食後のチャイは、砂糖を入れたほうがスパイスの味が引き立つとのお店の人の
アドバイスをいただいたので、そうしてみました。
普段、あまり砂糖も入れずに飲んでいることのほうが多かったのですが、
砂糖を入れると、確かに風味がよくなった感がありました。
カレー好きとしては大満足のお店でした。
茶屋ということで、カフェメニューも結構充実しているみたいで、
インドのスイーツも豊富にあるみたいです。
おやつの時間にも来てみたいです。

元町は県庁近くの奥まった路地にひっそりとカレー屋さんが。
建物の２階なうえに、場所もわかりにくいところです。
お店はまったり、ゆっくりできそうなカフェのような雰囲気。
ランチのカレーは３種類でした。
チキンと野菜と本日のカレーからチョイス。
旬のお野菜カレー（800円）を選択。
具材はズッキーニにオクラ、葱（玉葱とは別に）、人参など・・・
よく煮込まれているし、意外な具もカレーにマッチしています。
カレーの上にはカレーリーフなんかがかけてあったりして、
スパイシーな部分も力が入っています。
日本人がインドカレーを日本的テイストで作りました、という感じ。
私の家で作るカレーのコンセプトに近い感じで好印象。
ご飯のほうは、普通のライスと玄米から選べ、玄米は＋50円。
当然玄米を選びました。これがカレーに合います。
玄米のボソッとした食感が、カレーソースとぴったりで、
よくあるベタベタした米とカレーをあわせたいやな感じがありません。
ちなみにサラダ付きで、サラダは和風で、豆腐と胡麻ダレ風味のドレッシングでした。
食後にチャイをいただきました。
ランチと一緒に注文するとチャイはなんと50円！！
安い。
しかし、しっかり煮出していて、しっかり味のチャイです。
ホットもアイスもOK。
あと、ここの面白いところは、モーニングメニューが充溢していることでしょう。
チャパティやチャイなどで朝食というのもよさそうです。
一度、モーニングも試してみたいです。

元町と神戸の間（いわゆるモダン寺の向かい）にこの秋登場した
三ノ宮界隈では初めてのベーグル専門店です。
まだ、開店したてで品数も少ないし、お店の人も慣れていませんが
味は本格派のベーグルです。
当然シンプルなベーグルから、チョコやシナモンアップルなどの甘いものや
チーズのたっぷり乗った惣菜系のものまで、ベーグルの種類は結構あります。
ベーグル自体はもちっと感が強すぎることなく、綺麗に焼き上げてあり
外のパリッとした感じがよく出ており食べやすい美味さが魅力です。
これからの成長に期待したいお店です。

ランチタイムもディナータイムも行列をよく見かけます。
なかなか食べる機会が無かったため、今回やっと初体験。
メニューも古典的な町の洋食屋さんというものがずらり。
クリームコロッケ定食を注文。
ボリュームのあるご飯に味噌汁、メインもボリュームたっぷり。
クリームコロッケは中身のトロッとした感じと衣の香ばしさの対比が
まさに教科書的な美味しさです。
ベシャメルの滑らかさがすばらしくて、ボリュームのある定食なのに
ペロッと平らげてしまいました。
次から次へと客が入れ替わっていく忙しさなのに、
料理は手抜きなしと感じられるところが人気の秘訣なんだなと感心しました。
カウンター席があれば、一人でも並ぼうかなと思うんですが、無いんですね。
少し残念です。