全部がお気に入り : ラスティカ

すっかり、予定の決まらないここのところ休日。
ご近所ママチャリ巡りがいいところでしたが、
久々にプチ遠出をと気になっていた岸和田にある蜻蛉池公園に季節を探しに行くことにします。
なんば駅からすいている南海電車に揺られ岸和田駅で下車。
ここからはバスに乗り換えて30分ほど。
乗換え前にうどんやさんでランチを食べて、軽く散策した後に路線バスに揺られ、
ちょっと手前のバス停でおりて、ちょっと寄り道CAFEタイム。
さ、行きますか。
ここからは歩いて向かうのですがと、30分ほどの山道を越え。
到着してからも思った以上に広々とした敷地内を、季節の花をめでながらの散策。
その風景はちょっとしたリゾート気分を味わえる風景。
咲き誇るバラやあじさいを見ながら散策を終え、さてベースキャンプへ戻ろう。

帰りはちょっと旅の〆に以前から気になっていたこちらによって行こうと、
再び30分弱の道のりを歩いて向かう。

ようやく大きな街道が見えてきたかと思えば、
道路の向かいに見える植物がうっそうと生い茂る平屋の建物が見えてきました。
ここだ。
その様子が辺りの田園風景とはまたちょっと雰囲気の違うオシャレ感。
小さな入り口を入ると、温かいやや暗いトーンの照明に、
雑貨、テーブルセットなど温かで、洒落た感じが醸し出ている静かな空間。
入り口でこのお店の雰囲気にピッタリの美しい店員さんがあと17:00で閉店ですが、いいですか？と
声をかけてくれる。
いいですよと言いつつ時計を見れば、もう16:00を過ぎています。
いづれにせよ、十分です。
先にメニューを決め、支払ってから席に行くシステムのよう。
なんとなく急いで決めなきゃというプレッシャーから、
ゆっくりとメニューを見ることもできず、パット目に入った、
シフォンケーキとホットコーヒーのエチオピアをオーダーしお支払い。
アルコール消毒をして席へ向かいます。
ドライフラワーが吊り下げられたシンプルな空間の奥のテーブル席には先客が2組。
そっちがいいかなとも思いましたが、手前の壁に向かったカウンター席に座る。

この日の振り返りや帰りのバスの時間を見ながらしばし待つ。
しかしこの、オシャレでとにかく静かな空間が、旅の終わりにぴったりで心地いい。
お水と共に水差しが運ばれてきましたが、こちらもまた可愛らしい。
きっと凄くこだわりがあるんだろうな・・・
そのセンスもまた、自分好み。

しばらくして木製のお盆にセットされたドリンクとシフォンケーキが運ばれてきました。
すべてが可愛らしく、美味しそうな上、先ほど感じたこだわり、いや世界観が出ています。
ということで、シフォンケーキ、生クリームや舞っているナッツ？なども
間違いなく美味しいであろうことが一目で想像のつくビジュアル。

水を一口に含んだ後、シフォンケーキをいただきます。
フォークをいれるとなんとも言えない弾力感と柔らかさ。
いただけば、ふわっと感としっとり感のバランスが良く、味もまたしかり。
生クリームの舌触りと甘さ、シフォンケーキとナッツ？の食感の歯ごたえの違い、
いやアクセントが面白く口の中がとにかく楽しい。
そしてコーヒーを。
これがまた、スッキリ感と酸味がとにかくいい。
このレベルの味、久々に飲んだなぁ。
おかわりしたいくらいです。
そして双方のバランスもとてもいい。

半分食べ終えたところで、待っている間に目にした入り口のレジ下の冷蔵庫にある、
スコーン？ビスケット？みたいなのが気になり追加で食べたくなります。
しかし時間も時間、もしもお土産にできるなら買って帰ろ。
そんなことを思いながら、再びいただきます。

もうちょっと早く到着できればな・・・
急ぎ目とはいえ、旅の終わりにゆったりとした贅沢な時間を味わう。
いや~いい一日だった。

先客達が店を去ったので、さ、こちらも出ましょう。
既に閉店準備を着々とすすめている様子だったのですが、
帰りしなに入り口で聞いてみると、ありがたいことにOKとのこと。
3種ありましたがナッツ入りを1個購入し、普段はまず、話しかけることなどないのに、
コーヒーとケーキの美味しさに思わずそのことをついつい伝えしたら、
厨房にいた可愛らしい女子店員さんが、エチオピアのアイスコーヒーホットより
さらにサッパリと薫り高く美味しいと教えてくれました。
また来よう・・・
何とかこの辺ネタを探して、再訪を決意。

素晴らしい一日になったなと気分よく、3個先のバス停までぶらぶらと歩いたのでした。

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