唯一無二のソースの「ボンバーガー」＠針中野 : ボンハンバーガー 東住吉店

近鉄南大阪線・針中野駅から東方向、湯里東の交差点から今里筋を南に少し進んだところにあるハンバーガーショップです。あべの橋から住道矢田行きのバスで湯里二丁目BSが近いかな。ある意味、地域の有名店に久々の訪問です。

久しぶりに来てみると、「チェーン本部」とか「加盟店募集中」とふざけたことを書いてた看板が更新され、なんか綺麗になっとりました。

恐る恐る中に入ると、いつもなら「いらっしゃーい！どう？元気ィ！！」っといきなりカマしてくる名物オヤジが無言で厨房に向かっている。すぐに気づいて「ごめんなー！ちょっと待ってくれる？」

どうやらテイクアウトの注文が殺到していて。あまりの忙しさに注文を聞く余裕も無さそう。店内はボックス席とテーブル席の20席足らず。席に腰掛けてしばらく待っていたら、ようやく注文を聞いてくれました。

メニューは「ハンバーガー」（300円・W600円）、「ボンバーガー」（420円・W750円）、「チーズバーガー」（320円・W680円）、「ボンチーズバーガー」（440円・W850円）。

他にチキン（420円）やエビ・フィッシュ・ベーコン（各440円）、甘口（450円）、ハム（470円）の各種ハンバーガー。

さらに各種ホットサンドがあるほか、フライドポテトやチキンナゲット、コーヒー、コーラ、オレンジジュースといった、ハンバーガーショップで必須のサイドメニューも用意されています。

今回は贅沢に「ボンバーガー」をＷで注文。それとともに名物の「オレンジジュース」（M270円）もお願いしました。支払いは1,020円。以前よりだいぶ値段が上がっているが、諸物価高騰の折柄、仕方ないですね。

そのうちに「できたよー！熱いでー」っと呼ばれたので取りに行き、席でいただきます。ボンバーガーのＷはビッグマックみたく2枚のパティーでバンズが3層になっています。

包み紙を持つと確かに熱々。淡い紅色のソースがたっぷりはみ出していますね。かぶりついてみると、トマトの酸味にチーズのコクとまろやかさが合わさり、ふわふわのバンズと相俟って、優しい風合いに仕上がっています。

パティの肉感とほんのり甘酸っぱいソースのバランスが絶妙。え！こんなに旨かったのか…よく考えてみると、いつも店主に茶々入れられてじっくり味わえてなかったな。

ところが今回は、店主が忙しすぎてパワーダウン。そのため真剣にハンバーガーに向き合うことができ、ここのハンバーガーの旨さを初めて認識できたのです。

オレンジジュースは国産のミカンの缶詰を凍らして保存し、提供するときにクラッシュしているとのこと。国産ミカンのもつ強力な甘さと、冷凍することによるシャリシャリ感がにより、実に爽やかな味わい。これは必飲です。

食べ終わった頃、ようやく手の空いてきた例の名物オヤジがいろいろ話しかけてくる…適当に相づちを入れているとまたもや新規のお客さん。その隙を見て退散しました。

名物オヤジのキャラが濃すぎて印象が薄くなりがちだが、ボンバーガーは本気で旨い。特にソースは唯一無二の味わいです。お店が忙しそうな時を見計らってまた訪問するとしよう。

近鉄南大阪線・針中野駅から東方向、湯里東の交差点から今里筋を南に少し進んだところにあるハンバーガーショップです。あべの橋から住道矢田行きのバスで湯里二丁目BSが近いかな？噂のお店に今回初訪問です。

いささか色褪せた黄色とオレンジ色の看板にはイメージキャラクターらしきお姐ちゃんのイラストとともに、「チェーン本部」「加盟店募集中」との記載がある。そう、ここは「ボンハンバーガー」の総本山なんですね。といっても「チェーン支部」や「加盟店」の存在は寡聞にして存じませんが…

お店に入ると20席足らずのテーブル席があり、奥が注文カウンターとなっている。カウンター内には初老のご主人がひとりだけ。「いらっしゃーい！どう？元気ィ！！」っいきなりカマされました。聞いてはいたけどユニークな店主です。

メニュー表には主力と思しきハンバーガー（260円）、ボンバーガー（370円）、チーズバーガー（290円）、ボンチーズバーガー（400円）。他にハムバーガー（450円）、フィッシュバーガー（380円）、エビバーガー（400円）などヴァリエーションも豊富。

ハンバーガー以外にも各種ホットサンドがあるほか、フライドポテトやチキンナゲット、コーヒー、コーラ、オレンジジュースといった、ハンバーガーショップで必須のサイドメニューも用意されています。

「ハンバーガー」と「ボンバーガー」はどう違うのはよく判らないが、おそらくモスバーガーにおける「ハンバーガー」と「モスバーガー」と同じような位置づけだろうと思い、「ボンバーガー」を注文、それとともに評判の「オレンジジュース」（230円）もお願いしました。

作ってもらうのを待つ間、店内を観察。ハンバーガーショップらしいカジュアルで明るい造作だが、かなり年季が入っている様子。雑誌が置いてあったり、テーブルや椅子が不揃いなところなど、大手チェーン店ではあり得ないようなゆる～い雰囲気です。面白いのは、ゴミ箱にビニールテープで「ゴミ入レ」と表示している…ここは工事現場か！

そのうちにボンバーガーとオレンジジュースが運ばれてきました。ボンバーガーは「モス」みたく紙の袋に入れられています。オレンジジュースもプラスティックの容器で。ファストフード店っぽいですね。

ボンバーガーは「モス」みたくたっぷりのソースがはみ出しているが、色は淡い紅色です。かぶりついてみると、パティの主張は穏やかがだ、ソースがほんのり甘酸っぱく、全体のバランスを整えているよう。トマトの酸味にマヨネーズのまろやかさが合わさり、ふわふわのバンズと相俟って、優しい風合いに仕上がっています。ただ、いささかチープな感も無きにしも非ず。

オレンジジュースは国産のミカンの缶詰を使っているそうで、おそらくこれを凍らして保存し、提供するときにクラッシュしているのでしょう。国産ミカンのもつ強力な甘さと、冷凍することによるシャリシャリ感がにより、実に爽やかな味わい。ハンバーガーとの相性もいいですね。

このボンバーガーとオレンジジュースの味を推敲しようとしたものの、食べ始めてすぐに店主からいろいろ話しかけられてその気を削がれる…こんなこと、◯クドでは決してありませんね。

いろいろ突っ込みどころもあるが、店主のキャラクターと、親しみやすいハンバーガーの味…この地で長く営業できている理由がわかるような気がします。ますます他のハンバーガーを試してみたくなってきました。

今、吉野家などの1号店をめぐるいわゆる「聖地巡礼」がブームになっているが、そんな方々に是非「ボンハンバーガー」チェーンの1号店たるこの聖地を訪ねてほしいもんです。楽しいと思いますよ。