名物「あのな・・・あのね・・・」で酒を呑む : 佐兵衛すし 本店

正宗屋で良い気分になったあと
腹ごなしにミナミの千日前からテクテク歩いて
やってきました新世界！！

いやぁ・・・千日前から新世界って・・・歩くと遠いわぁ（＾＾；

炎天下の中歩いたもんだから、めっちゃ喉乾いた！！
早く・・・喉を潤さないと・・・死んでしまう！！
こういうときは生ビールが一番！！

問題はどこでビールを呑むか・・・だ・・・

●大阪にある大衆寿司の激戦区

　　1ヶ月前に曾根崎のお寿司屋さん
　　亀すしさんのレビューのときに書きましたが
　　大阪には大衆寿司店が集まる激戦区が3か所ある

　　　　・日本一長い商店街として有名な「天神橋筋商店街」を有する「天満」
　　　　・大阪のランドマークタワーである「通天閣」がある「新世界」
　　　　・梅田（大阪）からも歩いてすぐにある「キタの歓楽街」である「曾根崎」

　　この新世界は大阪にある大衆寿司の激戦区の1つなんですよねぇ
　　まぁ・・・新世界のお寿司屋さんに来るために
　　ここまで歩いて来たんだけどねぇ（ｗｗｗ

　　ということで、今回は新世界の大衆寿司店レビューだぁ！！

　　そして今回私が選んだお店は新世界のジャンジャン横丁の入口にある
　　「佐兵衛すし 本店」さんでっす

●名物料理「あのな・・・あのね・・・」で呑む

　　とりあえずカウンター席に座り生ビール♪
　　ぷっはぁ！！
　　喉が渇いたときの冷たい生ビールはめちゃめちゃ美味しい

　　では、今回の寿司屋呑みの酒の肴たちをご案内しましょう

　　■あのね巻
　　　　佐兵衛すしさんに来たら名物料理である
　　　　「あのな巻」＆「あのね巻」を食べないとねぇ

　　　　今回は「あのね巻」にしてみた
　　　　2つの違いはこうだ！！

　　　　　　あのな巻 ＝ 上巻寿司のシャリ無し
　　　　　　あのね巻 ＝ あのな巻 ＋ 数の子

　　　　ちなみに具は

　　　　　　海老、穴子、椎茸、干瓢、厚焼き玉子、薄焼き玉子
　　　　　　高野豆腐、キュウリ、大葉、でんぶ、数の子

　　　　全部で11種類も入ってました
　　　　これが結構美味しいのよぉ
　　　　さすが名物料理
　　　　また、酒の肴にもなるのよねぇ

　　■鱧の落とし（鱧チリ）
　　　　関西の夏といえば、鱧でしょう！！
　　　　今回は大好きな「鱧の落とし」

　　　　鱧はちょっと骨切りが粗くて、骨が口の中で感じるけど
　　　　身はパサパサしてないし、水っぽくもない
　　　　鱧自体の質も、茹で加減もええ感じです
　　　　骨切り以外は及第点かなぁ

　　■くじらベーコン
　　　　これは・・・もう一歩かな・・・
　　　　ちょっと・・・いや・・・結構パサッとしてるんですよねぇ
　　　　そして身も硬い・・・
　　　　う～ん・・・ちょっと残念・・・かな・・・

　　■鯛のアラ炊き
　　　　めっちゃ脂が乗ってトロトロ
　　　　味付けは結構ガッツリと甘い系なんだけど
　　　　脂が乗った鯛アラには
　　　　甘みが強めの味付けも美味しいものです

●お酒は剣菱も置いてあるのねぇ

　　生ビールの後
　　最初は冷酒（白鶴 生貯蔵酒）を呑んでたんですが
　　隣に座ってた常連らしきおじさんが
　　コップ酒で剣菱を呑み始めた

　　ほへぇ・・・そんなのもあったのねぇ

　　ってことで2杯目から
　　白鶴から剣菱に変更♪

　　冷の剣菱は、どっしりした飲み口
　　まさに日本酒！！
　　「おやじ酒」って感じがする

　　でも、こういう大衆寿司屋で呑むと
　　これが美味しいんだぁ　　

●シャリがめっちゃ柔らかい

　　そろそろ、お腹も一杯なので
　　最後に軽くお寿司を摘まんで終わりにしたい

　　■炙りバッテラ
　　　　名前通り炙ったバッテラ（ｗｗｗ
　　　　酢〆した鯖は炙ると美味しいよねぇ

　　■シーチキン
　　　　普通ならお店のメニューにあっても絶対オーダーしないシーチキン　　　　
　　　　横に座ってたお店の常連カップルが注文してたんです
　　　　心の中で・・・シーチキンって回転寿司みたいやなぁ
　　　　って思ってたら、目の前で驚く光景が！！

　　　　板前さん・・・ネタケースからマグロを取り出し・・・刻む・・・
　　　　そしてお湯を沸かした鍋に放り込む
　　　　なにぃ！！

　　　　　　もめん「シーチキンって・・・手作りなんですか？」
　　　　　　板前さん「そうそう！！」

　　　　　　もめん「ツナじゃなくてシーチキン？」
　　　　　　板前さん「そうシーチキン」

　　　　　　常連男「美味しいですよ」
　　　　　　もめん「じゃあ・・・私も１つ下さい」

　　　　粗く刻んだマグロを茹でたものに
　　　　たっぷりのマヨネーズ＆ごま油
　　　　そしてレタスと一緒に巻いてある

　　　　口に入れるとめっちゃごま油の香り
　　　　マヨネーズがめっちゃマイルド
　　　　うん・・・自家製のツナ・・・じゃなくシーチキン
　　　　なかなかイイ！！
　　　　　※シーチキンって・・・某企業の商品名だと思うんだけどね

　　■イワシ
　　　　ここまででかなりお腹は一杯だったけど
　　　　折角だから「にぎり」も一つぐらいは食べておこうかなぁ
　　　　ってことで、ネタケースにあった美味しそうだったイワシちゃん

　　　　普通のお寿司屋さんは、「にぎり」は1皿2個付けですが
　　　　新世界のお寿司屋さんでは1皿3個付けが基本なんですねぇ
　　　　そして醤油も、壺にに入ったのを自分で刷毛で塗るんですねぇ

　　　　イワシはめっちゃ柔らかく
　　　　口に入れるとトロトロで融ける♪

●最後に

　　お酒は生ビール、冷酒1本、剣菱4杯で
　　お会計は4000円台

　　うん・・・さすが大衆酒寿司店
　　安い！！
　　たぶん・・・30分ぐらいでサクッと呑んで食べる程度だと
　　2000円ぐらいじゃないですかねぇ

　　安い居酒屋感覚で利用できるところが
　　さすが大阪を代表する激安寿司屋が集まる新世界のお店って感じ

　　また、ここは店員さんや板前さんがめっちゃアットホームで優しいのだ
　　これは、正宗屋さんも同じだったけど
　　大衆店で良い店っていうのは、安いだけでなく、どこもやっぱり人が良いのが特徴かな
　　今回も色々と気さくに話かけてくれて、なかなか楽しい時間を過ごすことができた

　　ただ・・・シャリがねぇ
　　とっても柔らかく、水分が多くて重いのよねぇ

　　このシャリは典型的な昔からある大阪のお寿司屋さんのシャリなんですよねぇ
　　実は私はこのシャリが苦手なんですよねぇ　　　　
　　おそらく他府県の人が食べたらビックリするんじゃないかなぁ
　　これは大阪が押し寿司文化だからなんですよねぇ
　　ギュッと圧力をかけて押す「押し寿司」なら
　　この柔らかいシャリも悪くはないんだけどねぇ
　　「にぎり」や「巻き」には、このシャリは合わないと思う

　　そういう意味でも、大阪らしいお店って感じですかね
　　
　　まぁ・・・ここは・・・お寿司を食べるより
　　アテで呑む方が私は良いかな

　　皆様も「あのな」または「あのね」で1杯いかがですか？（ｗｗｗ
　　ごちそうさまでした