カウンター席の特権！シェフのデモンストレーションが楽しい★ラ・バッロッタ : ラ・バッロッタ

食通の人達も絶賛している事や食べ歩きが好きな夫のお気に入りのお店だったので、気になっていました。
以前からの憧れだった「ラ・バッロッタ」さんのイタリアンを食べる事ができました。

どなたも共通して「予約が取りにくいお店」とおっしゃっていましたが、私が問い合わせた時はラッキーな事に、
日曜日に電話して、その週の平日の休みの日に予約を取る事ができました＼(^o^)／

当日、カウンター席に案内されたので、オーブンキッチンで
シェフが調理中の様子を観ながらお食事をしました。

料理が好きならば、調理のデモンストレーションを見ながら、
「次は何を作ってるんかな～？」「〇〇かな？」などと
推理をするのも、ラ・バッロッタさんでの楽しみ方でもあります。

店内が禁煙なので、香りを楽しみながら、お料理や飲み物を味わう事もできます。

ラ・バッロッタさんは、苦手な食材や当日の体調に合わせたメニューを
オーダー時にヒアリングされるので、好き嫌いがある方、アレルギーをお持ちの方でも、
相談にのってくださいます。
一例を申し上げますと、お隣のグループの男性は、「マンゴーが体に合わない」と申し出ていました。
その光景があったので安心した私は、口内炎ができていた事と苦手な食材を伝える事ができました。

一品一品、手間暇をかけて、１グループごとに違う料理を提供されます。
それぞれの事情に基づいたメニューを即席で考案し作ってくださるのが、他のお店とは違うイイ所だと思います。
しかも、どのお料理も「ハズレ」がなかったのも、素晴らしいです！
星山シェフの観察力と臨機応変さと引き出しの多さに感動してしまいました(*^ω^*)

★おまかせランチ　２８８０円

【Stuzzichino】～トマトといちごとの冷たいスープ　フォアグラとプラムの赤ワイン煮のブルスケッタ～

プラムの甘酸っぱさとフォアグラの脂のこってりとした味わいと相性が抜群です。
トマトといちごのスープで、お口の中が爽やかになります。

【Antipasto】～フランス産　ブルターニュ州　アルゴアポークのハム、トンテーナを添えて～

「トンナート」＝ツナソースです。
日本の身近な食材に例えると、シーチキンの高級版みたいなものです。
珍しい食材のアルゴアポークをお口に入れた途端に肉汁が出てくるほどジューシーな感じがたまらな～い！
余ったトンナートをフォカッチャに塗って食べても美味しかったです。

【Primopiatto】～トロフィエ（リグーリア州のパスタ）ハリイカと菜の花のサレマ～

これまた珍しいパスタ麺の登場です。
「トロフィエ」＝イタリア産　リグーリア州のショートパスタです。
パスタの形がトロフィーに似ている事が麺の名前の由来との事です。
もちもちのパスタ麺ですが、口内炎ができている私にとって、好都合な長さでした。
緑色のソースは、菜の花の色でした。
苦味が少ないけれど、青々としたフレッシュさがGOODでした。
余った菜の花のソースも、フォカッチャに塗って食べましたが、こちらもかなりおいしかったです。

【Secondopiatto】～フランス産　鴨胸肉のアッロースト　オレンジカンディータと生姜ソース～

ほんのり甘くてジューシーな鴨の肉汁が一口入れただけで、風味の豊かさがお口の中に広がりました。
オレンジと生姜のソースは、洗練された大人の甘い酸味で、鴨との相性も抜群でした。
このソースは私好みでした。
ちなみに、カトラリーがお肉が切りやすい「ラギオールナイフ」だったので、快適に食べる事ができました。

【Dolce】～パンナコッタ　ブラットオレンジとそのソルベ～

プルプルっとしたパンナコッタは、ブラッドオレンジの柔らかい酸味がほどよいアクセントになり、
甘さ控えめのドルチェで、夫も私も大満足でした。

【coffee】
基本的にあまり珈琲を食後にオーダーしないけれど、夫に勧められて飲んでみたら
苦味と酸味のバランスがよく、ミルクをたっぷり入れても甘すぎず、珈琲本来の美味しさでした。
ラ・バッロッタさんの珈琲は、胃腸に負担を感じることなく、味わえました。

★ミネラルウォーター

メニューには、「ミネラルウォーター　ガス入り・ガスなし」としか書いていなかったので詳細を訪ねると、
これまで食べ歩いたお店では見た事がなかった、「Ferrarelle」(フェッラレッレ)がでてきました！

こちらは、ナポリ郊外のリアルド村が採水地である天然微炭酸水です。
死火山ロッカモンフィーナ系の地層をじっくりとくぐった天然水で、
約10年、自然ろ過プロセスの中で炭酸を含む良質な水との事でした。
柔らかいガスの泡はのどごしが良く、お食事との相性が良いミネラルウォーターでした。
リーゼルのグラスという事もあり、口当たりがとてもよかったですよ＾＾
お水の違いも分かるソムリエさんがいるって素晴らしいですね♪

★接　客

事前に申し出た事もあって、ホールの女性が快く、
当日食べたメニューの名前をメッセージカードに書いてくださいました(^○^)
おかげで、こうして、メニューの詳細を記録する事ができました。

また、ハイカウンターの椅子での食事は、足が不安定になり、落ち着かなくて苦手ですが、
ラ・バッロッタさんの場合は、足をかけるバーの高さがちょうどよかったので安心感がありました。
今回は落ち着いて食事をする事ができました。

お会計が済んでお店を出る時、シェフはドアの外に出て、漬物屋さんのエプロン姿で見送ってくれました。
「イタリアンなのになぜ漬物屋さんのエプロンをはめているの？」と聞くと
「近所のお店の宣伝も兼ねてエプロンをしている」との事でした。
カジュアルだけどおもてなしの心を何から何にまで込めているのが伝わってきました。

「さすが 名店!最後の最後まで手を抜かず、恐れ入りました~!(^^)!」って
心の中でつぶやきながらお店を後にしました。
初めて行きましたが、一気にファンになりました。

★ラ・バッロッタの事をもっと知りたい方は、下のＵＲＬをクリックするとお楽しみいただけます。
http://town.zaq.ne.jp/report/yx84cuuvxmguoxewynvj?newcomp=0