肉の大きさが三割減で値段が三割増し : 本家 とらちゃん 法善寺横丁店

9月19日の木曜日『ホテルニューオータニ大阪』で大手ゼネコン主催の講演会が

あった。

この日のテーマは『武甲鉱山のセメント事業について』であった。

講演会は5時前から始まり約1時間ほどで終了した。

その後私は一人でタクシーに乗って難波まで移動した。

そして向かったお店は焼肉の『本家とらちゃん 法善寺横丁店』であった。

『本家とらちゃん 法善寺横丁店』は2018年8月2日の木曜日以来の訪問であった。

と言うか、8月25日で『本家とらちゃん 鶴橋駅前店』が閉店してしまった。

それで自然の流れで『法善寺横丁店』を選択しざるを得なくなった。

まあー、当たり前っちゃー当たり前だが。

この日のお供は所長と夕陽にガンちゃんであった。

所長と夕陽にガンちゃんとはお店の前に6時45分に待ち合わせをした。

私は6時30分頃に到着した。

所長と夕陽にガンちゃんは既にそこに立っていた。

流石であった。

Tちゃま倶楽部のメンバーは無茶苦茶真剣に時間厳守なのであった。

この日も暑い日であった。

暑いのに早い時間帯からほんまによー待ってくれたと感心するのであった。

一応予約は入れておいた。

そんな感じの焼肉の『本家とらちゃん 法善寺横丁店』

店内に入るといきなり女将さんがレジの中で立っていた。

その姿を見るなり俺は『お久しぶりです』と挨拶をした。

女将さんが『えらい、痩せはって』と言った。

俺が『毎日、糖質ダイエットをやってますから』と答えた。

そんな感じのちょっとした立ち話からこの日はスタートした。

店内はほぼ満席状態であった。

流石は『とらちゃん』だと思った。

女将さんが『3階の奥の個室を用意しています』と言ってくれた。

3階の奥の個室とは303号室の事で結構広々としたゆっくりと出来る個室である。

いつもこの個室を用意してくれる。

『法善寺横丁店』に来てもむっちゃ馴染み客である事を感じさせてくれる事に

素直に喜びを感じるのであった。

早速注文した。


注文したオーダー

特上塩タン×一人前

特選サーロインステーキ×二人前

特上骨付カルビ×一人前

特選ハラミ×一人前

並のロース×一人前

タンツラ塩にんにく味×一人前

特上ミノ×一人前

野菜サラダ×一皿

生ビール×飲めるだけ


我々が席に座るとTちゃま倶楽部専用の胡麻と葱の薬味と「とらちゃん」の秘伝の

タレが用意されていた。

Tちゃま倶楽部専用の薬味と『とらちゃん』秘伝のタレ

『鶴橋店』の店長がこの週から『法善寺横丁店』に来ている。

そんな関係でちゃんと胡麻と葱の薬味が用意されていた。

しかしいつもより少ない量であった。

先ずは『トップグロンEX』で乾杯をする事にした。

乾杯ー！！

引き続き生ビールで乾杯をした。

乾杯ー！！

上塩タン

『鶴橋店』の時と比べて厚みが薄い事は速攻で理解出来た。

結構薄いのでわりと早く焼き上がった。

薬味を付けて食べると流石は『とらちゃん』のタンだとむっちゃ安心する。

厚みの薄いタンでありながらしっかりと甘味と旨味を押し出して来る。

いきなりの美味しいビールのアテにこの日の疲れが一気に飛んで行くのを感じる。

絶品の味わいなのであった。

特選サーロインステーキ

鹿児島産黒毛和牛A-5の最高級のサーロインステーキであった。

見た目からサシが綺麗に入り込んでいるのが直ぐに理解出来る。

一目で美味しいステーキである事に納得の瞬間であった。

弱火でじゅっくりと焼く事で感動と驚きを沸き上がる甘味と旨味を味わえる。

これ程のサーロインは滅多にお目にかかれる事がないだろう。

研ぎ澄まされたこの感性からも宴の喜びを覚える特権を与えられた勇者の如く

一級品を頬張る優越感に浸かる事が出来る。

但し、このサーロインも『鶴橋店』の時と比べて薄い。

特上骨付カルビ

部位は『ともばら』である。

非常にキメの細かいサシが特徴的である。

他の部位とは一線を画す濃厚な甘味が特徴的である。

旨味に甘味が相まって最高に美味しいカルビを超越した演出に酔いしれる。

これ程のカルビはここでしか味わえない。

今まで『鶴橋店』では皿からはみ出していたカルビは皿の上でおとなしく

収まっているその様に腰が折れそうになった。

無茶苦茶美味しいけど。

特選ハラミ

ハラミを食べる人は実に多い。

だからその多くはハラミの味わいを知り尽くしている。

食べれば『これはハラミだ』と直ぐに分かる。

ところがこのハラミは全くハラミらしくない。

むしろ上か特上のロースを食べている気になるから不思議なのである。

これがハラミかと自分の舌を疑ってしまう程に最高に美味しい。

最高級のハラミがここで出会えるのであった。

しかしいつも喰っていた『鶴橋店』の特選ハラミよりもちょっと小さくて薄い。

並のロース

食べた瞬間に口の中で溶けてなくなってしまうぐらいに柔らかい。

食する者が大いに満足感が得られる絶品の逸品と言い切れる。

ただただ美味しくて柔らかい。

特級品の並のロースと断言出来る。

抜群の甘味と旨味が狭い世界の中で凝縮されているのを実感できる。

最高の並のロースなのであった。

しかしこれも『鶴橋店』の時と比べて薄い。

タンツラ塩にんにく味

大阪でタンツラを提供する焼肉店は少ない。

だからいつも聞かれる。

『タンツラってどこ』って。

どこってって。

ここは難波じゃーって言いたくなるが。

ジューシーな肉汁を湧き上げながら甘味と旨味を噴出する。

食べるとビールのアテとしては最高の逸品になる。

しかしながら美味しいのはほんまに美味しいが。

何となくいつものタンツラと何かが違う。

それはこの日のタンツラはそのまま。

いつものタンツラは塩ニンニクが効いた出汁が上からかけられている。

その違いがあるが。

でもこの日もタンツラも最高に美味しかった。

ちょっぴり薄いが。

特上ミノ

ホルモン独特の臭みが全くなかった。

食感はまさに美味しいモンゴイカ。

一噛み一噛み線維を感じならも直ぐに柔らかさと甘味を感じる。

これ程に美味しいミノは滅多に出会えないのであった。

しかしこれまた『鶴橋店』の時と比べてちょっと薄くて小さかった。

野菜サラダ

キューピーのドレッシングがかかった極々普通のサラダであった。

骨付カルビの筋を焼いて食べる事にした。

骨付カルビは筋まで綺麗に焼いて食べるのが通である。

そして最後の最後は……。

最後の最後まで大切に残しておいたサーロインを焼いた。

最後まで大切に寝かしていたサーロインはかなり熟成されている。

その為、サーロインがトロントロンになっていた。

これがほんまにえげつないほどに美味しいのであった。

あったかいコーン茶ではなくほうじ茶で乾杯をして〆る事にした。

乾杯ー！！

この温かいほうじ茶を飲むと満足感でホットするのであった。

最後に猛牛ポーズをする事にした。

猛牛ポーズ！！

そんな感じの焼肉の『本家とらちゃん 法善寺横丁店』であった。

ほんまに最高に美味しい『本家とらちゃん 法善寺横丁店』の話を翌日的屋の

たっちゃんにした。

実は俺の前に前の週の9月14日の土曜日に的屋のたっちゃんはゴルフ仲間3人で

『本家とらちゃん 法善寺横丁店』で俺と全く同じのメニューで美味しく焼肉を

食べていたのだった。

それで俺が『正直、鶴橋の方が肉は大きかったな。特に骨付きカルビなんかは

大きさが半分ぐらいになっていたな』と言った。

すると的屋のたっちゃんが『法善寺横丁店が一般的なんですよ。

今まで、鶴橋店では恵まれ過ぎたんです。

無茶苦茶優遇されていただけです。

法善寺横丁店は一般のお客さんレベルになっただけですよ。

これからは普通の一般のお客さんレベルのなると思えばいいと思います』と

言った。

なるほど……。

一般のお客レベルになった。

ただただそれだけなんやと納得した。

まあー、正直な感想としては、『とらちゃん』の肉質は大阪№1と言い切れる。

鶴橋店と比較して。

肉の大きさが三割減で値段が三割増しって感じだろうか。

値段と肉の大きさが……。

味わいは大阪№1だから『本家とらちゃん 法善寺横丁店』は今後も大いに

利用したいと真剣に思った。

10月の『とらちゃん 法善寺横丁店』の予約はもう完了している。

『本家とらちゃん 鶴橋店』はもう既に閉店して存在していない事をしっかると

ここで認識しなければならない。

これからは『本家とらちゃん 法善寺横丁店』でお世話になるのだから。

『肉の大きさが三割減で値段が三割増し』を了承しなければならないのである。


⇓『本家とらちゃん 法善寺横丁店』の動画です。


https://youtu.be/kMDwflkLcks