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ダブルメインのスペシャルクリスマスディナー…
大阪 福島
「ミチノ•ル•トゥールビヨン」総集編
(ゴエミヨ3トック)
この秋、めでたく…第12回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞を受賞された、道野シェフ
今夜のコースはクリスマスメニューのみ…と聞いていた…
一人ぼっちで座る僕に…ちょっとスペシャルなクリスマスディナーが待っていた……
★帆立貝と苺のサラダ
瑞々しい野菜・苺の中に、一際目を引く帆立貝。
表面は しっかりとカリカリ…中心部は しっとりとレアな火入れ。
苺のソースをレアな部分につけ、「帆立にイチゴのソースかぁ〜」と微笑みながら口に含めば、甘酸っぱい香りを纏った帆立貝が…淡い甘味を漂わせながら舌と舞った…
フランスの香りがした…
道野シェフの店にやって来た…
そう…思った…
★イノシシのブレゼ
岩手 安比舞茸と舞茸のソース
これが僕用のスペシャルメニュー…その1らしい……
お隣のカップルの、クリスマスメニューとは明らかに違って、二皿目からドストレートが飛んできた……猪のブレゼ(蒸し煮)
クラシック大好き、ジビエ大好きな僕を、まるで挑発するように…
ソースは、初めていただく岩手の安比舞茸と、ブイヨンとポルト酒によるものらしい……
鼻を寄せれば、まず黒トリュフの香りが、柔らかく広がる……
猪は蒸されることによりアクを除かれ、その肉は旨味だけを漂わせる……
そして、その脂は舌にねっとりと肌よせながら…獰猛な猪とは思えぬ、品のある甘みをにじませた……
★フォアグラのソテー 洋梨のコンポート
フォアグラは道野シェフのスペシャリテではないか…と思っている。
その姿は とても美しく、その火入れは とても素晴らしい
厚めのフォアグラの綺麗な形を保ちながら、中身に柔らかく火を入れる。
プリンのカラメルみたいに見えるのは、赤ワインとコンポートを合わせたものだと聞いた。
甘美をまとったフォアグラは、ふんわりと舌に着地して、ぬるん…と舌を撫でる…
そして、妖しい色香を含んだ味を振りまきながら崩れていく…
その儚くも気だるいデカダンスが、比ぶべくもない…フォアグラの愛おしい魅力である…
★鰆(サワラ)のポワレ ソースデュグレレ
聞きなれないソースデュグレレを調べれば……白身魚などを、みじん切りにしたタマネギ・エシャロット・トマトなどと一緒に白ワインで煮たもの…らしい。
ソースデュグレレの、柔らかく爽やかな酸味が、サワラを包む
僕の地元、八幡浜で山のように取れるサワラが、フレンチシェフにかかれば、このような軽やかで優しい味となる
これを八幡浜の料理人に、食べさせてやりたい衝動に駆られた…
サワラの焼き物を見直したのは、「㐂川」の親父が予約を取ってくれた…京都祇園、先代の「川上」以来……
ふとオテル ド ヨシノ、手島シェフの口癖が頭に浮かんだ……「やっぱソースでしょ!」
★サウスダウン種・羊のソテー ソースロベール
メインはコレが来る!…と半ば確信に近いものがあった。
僕用のスペシャルメニューその2❣️
わざわざ札幌の「ラ・サンテ」まで、道野シェフが食べに行かれたという…サウスダウン種の羊のソテー。
フレンチで羊と言えば、フランス産の仔羊と思っていた……サウスダウン種という名前は聞いたこともなかった。
仔羊ではなく、6歳の羊と聞いて耳を疑った。
6歳にして、その肉は固さもなく、羊独特の臭みも全くない
多分この羊は公家の出である!…羊にしては品が良すぎる…
マスタードと玉葱、フォンドボーのソースロベールをまとわせて口に含めば……きめ細かく しっとりと濡れた肉に、ふんわりと歯が抱かれた…
やがて、噛むごとに彼女は一枚ずつヴェールを脱ぎ捨て、羊本来の味わいを柔らかく醸し出す……
そして粘膜にしなだれ、6歳の大人の色香を匂わせながら、静かに消えて行った……
かすかに…ほんの微かに…羊の残り香を漂わせながら……
★マダム特製クリスマスデセール
★レモンティー・小菓子
例によって、デセールは語らない。
ただ黙々と…ニヤニヤと…
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
猪と羊、ダブルメインの豪華なスペシャルディナーをいただいた。
大好物のフォアグラもあり、とても楽しく、嬉しいディナーだった。
先日、超仲良しの「マンジュ・トゥー」の谷シェフとタッグを組み、日替わりゲストを交えて行われた…SNSでのトークライブ。
道野シェフは、ジビエに執着しない理由を淡々と語った…
そして最後に「やれんのとちゃうよ。やろうと思えばできるんよ!」と念を押した
そして、それ以外にもフランス料理には、溢れるほどのバリエーションがあると匂わせた…
クラシック大好き、ジビエ大好きな僕を熟知する道野シェフは……今夜…「ほら!できるやろ?」と僕に、いたずらっぽく笑って見せたような気がした…
道野シェフ…渾身の「30周年記念コース」
9/5 大阪 福島「ミチノ・ル・トゥールビヨン」
今年1月、去年の1月と、1月の訪問が2度 続いていた…
少し季節を変えようか…と、9月に予約すると「30周年特別メニュー」という…道野シェフ渾身のコースが、僕を待っていた……
★地球〜ラパンと帆立貝のクネル ニンジンのムース
何よりも…クネルに興味津々!
ふわっとした優しい食感…
口に含み、ゆっくりと慎重に押しつぶしていけば…うさぎとホタテの、澄み切ったジュのような味が滲み出た……でも この上品な味わいは、何かが加わっているような?…
ホタテよりもウサギを少しだけ強く感じた…極めて透明度の高い味わいの中で……
★オマールとムール貝 ピキーリョのガスパチョ(スペイン風 冷製スープ)
贅沢な食材を少しずつ散りばめ、トマトの柔らかな酸味・甘味を、ピキーリョ(スペインの唐辛子)が引き締めている
モンサンミシェルのムール貝とスープ、フェンネル(ウイキョウ)を一緒に口に運んだ時、心地よい洒落たハーモニーを感じ…思わず微笑んだ……
スペイン風のスープに、フランスの香りの風がそよいだ……
★幸福豚ホホ肉と 紅茶 アニスで戻したプルーンのテリーヌ
ル・シュクレクールのパンドゥミのフレンチトースト
鹿児島は「ふくどめ小牧場」の幸福豚のテリーヌ。
傍らには、僕の大好きな北新地のパン屋さん「シュクレクール」のパンドゥミのフレンチトーストが添えてある。
豚のホホ肉って初めてかなぁ?
一口目は小さく切って その味を確かめ、あとは2回に分けて大きく頬張った…
豚の値打ちは…脂だと思っている!
脂まみれで ヌルッと しつこそうに見えて、脂の嫌味は全く感じさせない…
極めて上質な脂が、プルーンの爽やかな甘さを伴い、ふんわりと舌を包み 脳を弛緩させてゆく……
テリーヌが喉元を入ろうとする頃、ソムリエおススメの、ブルゴーニュのマルサネを含めば…ワインは脂を甘く溶かし、脂の旨さは、ワインの品位を一段と押し上げた。
このマリアージュがフレンチの醍醐味である。
「ああ 美味い…」と思わず目を閉じ のけぞれば……マルサネの ふくよかな香りが、幸福豚の頰を優しく撫でていた……
★金目鯛のコンフィと 野菜のグレック
瞬間コンフィと…いうのだそうな……
コンフィが低温の油でじっくり調理するのに対し、瞬間コンフィは高温の油で短い時間で調理するのだという……
……加えて 今回、道野シェフが僕のために、特別な一皿にしていただいていた。
その皿には、金目鯛の堂々のカマが乗っていたのだ。
魚好きには たまらない部位である…
引き締まった弾力と、たっぷりと乗った脂の旨味と、ギリギリのいやらしさと 妖しさを併せ持ち……あらゆる角度から 僕の官能を刺激してゆく……
★梨とアワビのリゾット バジルのアイスクリーム
メインディッシュの前の お口直しの一皿は、不思議な一皿だった…
「ん? リゾットの上にアイスクリーム?」と、首を傾げ一口含むと、バジルの濃厚な香りと味が押し寄せた。
「あ!これは 混ぜ混ぜするんや」と…アワビと梨と一緒に混ぜて食べると、バランスは絶妙…
コメよりもアワビと梨の方が圧倒的に多く…食べ終わればスッキリと 爽やかさに包まれた……
それは、イタリアで愛されてきたリゾットとは 二味ほど違う…フランスが香る 不思議の国のリゾットだった……
★ピジョン・ジロール・フォアグラのタルト
ランド産ピジョンとフォアグラは、カリッとした食感とクリーミーな味わいが絶妙にマッチしたタルト……キッシュ ロレーヌに乗せられて現れた。
ソースは、鳩のレバーと血とバターでモンテしたポルト酒ソース。
もう〜絶対好きやわ..コレ…(^.^)
最初の一口、お肉だけを頬張れば、ピジョンのカリッとした皮目が香った。
そして、ジロール茸・鳩モモ肉のコンフィを潜ませたキッシュロレーヌと共に頬張った時……
ピジョンとジロール茸etc.の、ややワイルドでありながら…甘旨い不思議なカオスが、舌に喉に…脳に押し寄せた……
クリーミーなキッシュが舌を包み、噛めばポルト酒ソースを纏ったピジョン・フォアグラが そのジュを吐き出しながら微笑んでいる……そして確かなタルトの食感が、時折僕の正気を呼び覚ます……
僕は その迷宮のようなカオスに、戸惑いながら…酔いしれていた……
最後にもう一つ付け加えるならば、僕はこのカオスの中で、あるモノが思い浮かんでしまった。
ふわふわの生地といただくカリカリの豚……そう、大阪のソウルフード「お好み焼き」が浮かんでしまったのだ。
お好み焼きは、豚玉に始まり…豚玉に終わる。
道野シェフのお怒りを覚悟で書くならば…この一皿は僕にとって、ふわっとクリーミーな至高の豚玉…否、至高の「ピジョン&フォアグラ玉」やも知れぬ …(^^;;
★アールグレイのクワハーダ
★巨峰とクリームチーズのアイスクリーム
★ハーブティー
料理を皿の片隅に乗せたって、シャレてるわけでも何でもない……
中身が伴わなければ、ただの茶番である。
訪問の数を重ねるごとに、この店には 独特の洒落の効いた皿がある……そういう想いを強くしている。
歯に衣着せぬ物言いながら 人望が厚く、浪花節が大好きな初老のシェフの一皿は……
何故か僕にとっては……
時に とてもウィットに富み、フレンチのエスプリを感じさせる…貴重な一皿なのである……
円熟期のフレンチの鬼才の調べ……
1/9 大阪 福島「ミチノ・ル・トゥールビヨン」
昨年も年の始めのフレンチは、こちらだった。
自分自身が62歳となった今、数少ない歳上のシェフである。
昨年「料理人という生き方」という…味わい深い本を出版されて、年末のクリスマスには大ブレイクしたと聞いている。
十日戎の代わりに、御利益のありそうな懐かしいお顔を拝みに来た…
今日もランチという名の、最高のディナーを……
★カリフラワーのポタージュ
★洋梨 ブルーチーズ 生ハム クレープ包み
洋梨の甘酸っぱい味と香りが…鼻に抜けた…
生ハムとブルーチーズにしては柔らかな塩気を、やはり淡い淡い甘さのクレープが包む……
何気ない素材の組み合わせが、爽やかで不思議なハーモニーを奏でる…好きです…コレ!
★金目鯛のコンフィ オニオンチャツネ
最近買われた美しい皿が出された……
金目鯛を一眼見て、腹身より兜の方に興味が湧いた…少しナイフを入れ、後は手づかみでいただいた。
複雑な味が絡む…魚のジビエみたいなものを感じ、血が騒ぐ……
★富山県氷見産のヒラマサ マッシュルームとアンチョビ
厚みのあるヒラマサにナイフを入れれば、綺麗な淡いピンク色の断面が現れた。
しっとりとしたヒラマサに、アンチョビとマッシュルームの、しっかりめのソースが絡む…パンで拭ってもピッタリ!
★鱈の白子とジャガイモのパンケーキ
とろけるように舌を誘惑する、白子の火入れが素晴らしい……
薄く添えられたパンケーキの淡い甘味・風味が、色香溢れる白子に上品さを添えている…
★ヒラメのポワレ ブールブラン キャビア
鮨屋が使うような、活かしのヒラメだという……
極めてオーソドックスな白ワインバターソース……キャビアの塩分が味を引き締めている。
★木苺と白ワインのシャーベット
★昆布締めにした 鹿肉のソテー
メインはシェフの本の最後のページに出ていた料理だった。コレが来る!…そんな予感がしていた。僕もページを折って印を付けていた…興味深い料理だった。
珍しく多い魚の皿が、クラシックを奏でていたのに対し、メインは見事にモダンジャズ…モダンジビエを突きつけて来た。
ソムリエに「ハマグリの出汁で煮たキャベツを、乗せて食べた方が美味しいですよ!」と教わったが、僕は鹿肉そのものの味を知りたくて、いろいろと頭をひねりながらいただいた。
昆布締めすることにより旨味成分を増やし、あたかも熟成肉のような風味・旨味を醸し出そうというものである。
ただ、悲しいことに僕は今まで、塾成牛は数々食べて来たが、熟成鹿を食べたことがない。
結論を出すのは、まだ少し早いような気がした……
シェフも本の中で「この料理はこれまでの集大成であり、スタート地点です。」と結んでいる。
★ショコラオランジュ ラムレーズンアイスクリームとサフランソース
★紅茶&小菓子
最後にシェフが出てこられて、楽しいお話を伺った。
実は、シェフの本の74pには「鮎の塩焼きに勝る鮎のフランス料理に出会いたい。」という僕の意見が載せられている。
この素人の素朴な疑問に、シェフが どう反応したか?
できれば本をお買い上げいただき、是非この後の展開も お読みいただきたい…(^o^)
この人の料理は、時としてサラリとかわし、油断しているとグサっと心に踏み込んでくる……
それがとても面白く、楽しみにしているつもりだ……と結べば……
ま〜た、怒られるかなぁ〜〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
1/18 「ミチノ・ル・トゥールビヨン」
12時きっかりに到着。
今回もランチという名の、ディナーを予約している。
今日は、ソムリエも初めて見るという皿が3皿だという…チョット興奮!(^^)
★スモークサーモンと能登野菜のゼリー寄せ
能登野菜の滑らかでスッキリとした甘さ…サーモンが しっとりとまろやかに深い。
★トリュフのガトーセック・下仁田ネギのアイスクリーム(新作)
ガトーセックにナイフを入れ、少し開いた瞬間…トリュフの香りが花開いた。
この瞬間がこの皿の命のような…下仁田ネギが じんわりと甘い。
★白子のジャガイモパンケーキ・タラの芽 ふきのとうのフリット(新作)
これもパンケーキの甘い香りが鼻をくすぐる。
白子のコクのある旨味・パンケーキの柔らかな甘み・タラの芽の苦味のハーモニー…チョットびっくりして、複雑で面白くて美味しくて…これがシェフの真骨頂やもしれぬ。
★蜂蜜でマリネしたフォアグラ・カリフラワーのピューレ(新作)
シェフのスペシャリテ!
カリフラワーのピューレに乗せて、甘くないチョコレートで仕上げた新作のソースだそうな…
フォアグラ王子の僕にドンピシャ!
焼き目が香ばしく、甘さは ふんわりとして しつこさはない。柔らかな中にクルミの食感がいい。
今日のが初バージョンならば、来るたびに違うバージョンで食べたい…(^ν^)
★ブロッコリーのグラタンとスズキのポアレ・ローストしたエシャロットのソース
スズキの表面は香ばしく、身は ぷっくりと膨らんでいる。艶っぽくも危うい…老練な火入れである
ニュージーランドのソービニヨンブランが、とっても爽やか……
★網捕り鴨のロースト・オリーブのソース
肉を傷つけぬよう網で捕ったという新潟の鴨は、しっとりと柔らかな中に、生ける肉の弾力・艶を感じる。
オリーブのソースは、微かな酸味を感じさせながらも、まったりと足を絡める。
鴨はその中に 確かな野性の香りを秘めて、僕自身の野性・獣を呼び覚ます…これこそがジビエ!陶酔の奈落へと落ちてゆく…
★金柑のコンポートと月餅
★ハーブティー・小菓子
道野シェフは、確か 僕より2つ年上。
新しいもん好きのマスコミは、こういうヘンコな老兵(失礼!)を 取り上げたがらない…関西ミシュランも、お若いモダンフレンチのシェフがお好きである…調査員はコッテリした、大阪の面食いオバハンだろうか??(¬_¬)
僕は名店は、店主が高齢で、油断しているといなくなってしまうかも知れぬ店?から…訪れることにしている…(^^;
すきやばし次郎・みかわ是山居・入船・先代の㐂川 のおやっさんも しかり……
こちらのシェフも、大好きなイトウ釣りに夢中になって、うっかり 溺れてしまうかもしれない前に(またまた失礼!)……あと何度も、行っておかなくてはならぬ!(*^^*)
4/12 大阪「ミチノ・ル・トゥールビヨン」
シェフの道野さんは、僕より2歳年上。関西フレンチ界の大御所とも称される。
豊中で長年営業されていたのは知っていた。
極めて独創的・前衛的なフレンチで一世を風靡していた…当時の僕には とても理解できないだろうと思ったし、面倒臭がりの僕にとって 豊中は遠かった。
まあ 今でも自信はないが、先月 大阪で買った本「いっとかなあかん店、大阪」にも掲載されていたし…やはり死ぬまでに一度は行っとかな…という訳で、遅ればせながら覚悟を決めた。
本日のメニューは、超お値打ちという 一昨日の杉本シェフとのコラボディナーと ほぼ同じ内容……ワインもペアリングでいただいた。
★カサゴを使った 小さなブイヤベース
いきなり しっかりとした味わいのブイヤベース。最初から濃いめの味で攻めて来られた…と思ったが、これはクラシック派の杉本シェフの作品だったそうな……
★下関のウネクジラ・ハコベのヴィシソワーズ・サラダ仕立て
なるほど!クジラ料理 発祥の地、大阪のフレンチらしい……小さい頃は貴重なタンパク源だった…久しぶりの懐かしくも濃厚な味。
緑が鮮やかに美しい……
★クニサキオイスター・白アスパラのピューレと牡蠣のジュレ
かのヤンマーが養殖しているという…大分は国東半島の牡蠣。「R」がつかない月に牡蠣が出てくるのが、牡蠣好きには嬉しい。
牡蠣・ピューレ・ジュレのバランスが絶妙…好っきやなぁ〜(^ν^)
★千葉 器械根サザエ・よもぎとサザエの肝のマヨネーズ
これも初めての食材。とんでもない大きなサザエらしい…繊細な火入れでプルンとした食感。キンメ・筍も添えられ、ポトフ仕立てでいただく…スープが優しく旨味を増幅している。途中で食べるタラの芽のフリットのパリパリの食感が、いいアクセント!
肝のマヨネーズの苦味に、熟成した甘口の白ワインがピッタリと寄り添う。
★舌平目のボンファム
これもまたクラシックな一皿。濃いめのソースを吸ったジロール茸の淡い甘みを、舌平目に載せていただいた。
★京都産 窒息合鴨のドディーヌ・オレンジ風味の赤ワインソース
フォアグラなどを肉で巻き込み 丸々と太った合鴨を、丸々と太った僕が食べる……これぞ、ドディーヌの極め付けではないか……などと訳の分からぬことを、1人でニヤニヤ考えながら食べていた。
ソースは鉄板のオレンジ風味…不味いわけがない…大好きな赤ワインは やっぱりオカワリ! もう1杯、僕の好きなボルドー系の重厚なワインを飲んでみたかった。
★タヒチ産タヒチ種のヴァニラアイス
★お花のマカロン(奥様の作品)
もうコースも終わろうかとする頃、道野シェフが出てこられ、いろいろとお話を伺い、楽しく話が弾んだ。
意外なことに、僕のFBを見て傾向と対策を考えられたそうな……それで クラシック系なんだ〜と吹き出しそうになった (๑˃̵ᴗ˂̵)
イノベーティブの某有名レストランに、否定的な見解なのも一緒だった…我が同意を得たりと チョット安心しながら、その口調が可笑しかった。
我が人生を振り返れば…バブルが弾けた頃からドン底を見たのも一緒。まだまだ現役続行、止まってたまるかい!と考えているのも……
道野さん、今回 僕の記憶に残った一皿は、以外と思われるかも知れませんが、春を感じたサザエの一皿でした。「コイツ、何も分かってへん奴やな〜」と思われるかも知れませんが(^^;;……苦味をアクセントに 素朴な優しさで包んだ、道野さんらしい一皿だと感じて…僕は好きでした。
料理は人だと思いますし、その料理人を食べに行くものだ…と思っております。
今日 僕は、道野さんというシェフを、少しだけ かじらせていただいた気がします。いろんなシェフに慕われるお人柄も、垣間見た気がいたします。
お話したように、残りの人生 いろんな店を巡ってみたいと思っておりますので、次はいつになるかは分かりません……が、次回は 是非、道野シェフのドストレート・豪速球をお願いしたいと思っております……
傾向と対策の成果が出て、思う壺!…「意外とチョロい奴やなぁ〜」と思っておいででは??……(*^^*)
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清家一郎
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店名 |
ミチノ・ル・トゥールビヨン
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受賞・選出歴 |
フレンチ 百名店 2021 選出店
食べログ フレンチ WEST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | フレンチ |
予約・ お問い合わせ |
050-5596-6389 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR環状線福島駅 徒歩5分 福島駅から316m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) QRコード決済可 (楽天ペイ、au PAY) |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T7120901029177 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
2023年6月1日よりサービス料を撤廃いたします。 |
席数 |
20席 |
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個室 |
無 半個室あり(最大6名) |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキング多数あり |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
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料理 | 野菜料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
お子様は中学生以上でお願いしております。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2009年8月 |
電話番号 |
06-6451-6566 |
備考 | |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
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10/19「ミチノ・ル・トゥールビヨン」
(ゴエミヨ3トック)
昨年12月も、千里山の料亭「柏屋」の翌日のフレンチは…この店だった。
11月は、33周年のイベントも開催されるらしい…
デセール担当のマダムも、長い長い…スーパーカブ日本一周旅行から、無事帰還されているはずである……
★帆立貝とセップ茸
根セロリのピューレ
帆立を覆うように…香りのいいセップ茸(ポルチーニ茸)
瑞々しい根セロリは、サイコロ状にカットされた。
柔らかく火を入れた帆立が、淡〜く甘い…
★秋鮭のソースヴィエルジュ
(フヌイユとオリーブオイルのソース)
とても心安らぐ一皿だった……
普段は経験することのない、ウイキョウ(フェンネル)の清々しい香り。
ソース・ヴィエルジュは食べる野菜のソースとも呼ばれるそうな…
香気溢れるウイキョウは、茎も種も使われているのだろうか……秋鮭も たっぷり盛られたイクラも、柔らかなウイキョウの香りに身を委ねている…
とても調和の取れた、道野シェフらしい一皿。
パリの香りがした…と言うべきか?
★鮑と大根のコンソメゼリー
コンソメは鱧からとったものらしい…鮑に負けぬようにか?やや強めの味わい…
時折 肝のインパクトのある味にハッとする…
ひんやりとした全体の味わいは、次のフォアグラへの序章としての位置づけやも知れぬ…
★フォアグラ
メニューには、シンプルに「フォアグラ」
フォアグラのソテー、ビオレソリエス(黒いちじく)添え、ポルトソース……かな?
フォアグラは、甘い果実との相性がいい…
最初の一切れはそのままで……あとはいちじくと一緒にいただいた。
フォアグラの妖しさを…いちじくが優しく包む。
たまりませんなぁ〜
もう少しフォアグラのボリュームが欲しい……と言えば、怒られるだろうなぁ〜
★鮮魚のポワレ
ゴボウのキャラメリゼとセレベスと舞茸
今日の鮮魚はホーボー
舞茸は軽くハラハラと……牛蒡の旨味は凝縮感を感じさせる。
セレベスという里芋の、ムッチリとした食感!
カリッと焼かれた、ほうぼうの皮目が香り高く…ソースを拭うパンまで香ばしい……
★瀬戸赤鶏の塩麹煮込み
メインは瀬戸赤鶏…オリーブ飼料も与えられるため、オリーブ地鶏とも称される。
ソースは、お米のソースだという…
柔らかな塩味の塩麹煮込みを、なお柔らかく包むような…お米のソース。
味を加えるのではなく、味を整えているような……こういうソースもあるのか…と…
ソースと相まって…瀬戸赤鶏はしっとりと、滑らかな旨味を醸し出す……
★フロマージュ
クロタン ド シャヴィニヨールとキャロットラペ
★デセール
中津川産 栗の渋皮煮
奈良産の柿と生姜のコンフィ
例によって、フロマージュ・デセールは何も語らず……
ただニヤニヤと…楽しむのみ…
食事が終わる頃、いつものように道野シェフも顔を見せていただき、しばし懇談。
半年間のスーパーカブ日本一周ツアーから帰られたマダムも、すこぶる元気そうな顔を見せていただいた…
マダムのデセールがあってこそ、道野シェフのコースは完成する……
多分、間違いない…