移転オープンして広くなりました : パティスリー ルシェルシェ

2019.10

二ヶ月ほど休業していたようですが、このたび、旧店舗から450ｍ　徒歩6分東に離れたところに移転。

新店舗は、旧店舗より広々としていて、カウンターですがイートインスペースも設置され、前の店舗より使い勝手が良くなってるようです。
外観はモダンな感じで、一瞬、堀江じゃなしに銀座の店のような雰囲気。

訪問日は夕方でしたが、プティガトー数種類は残っていましたが、とりあえず焼き菓子4点購入。
まずは、ブラウニーを食べてみたが、パサつき感なく、チョコの凝縮感と口の中の深い風味の広がりが秀逸。　チョコの中から卵由来か程よい良質な甘みがほのかに広がり、素晴らしい出来。◎
今まで国内で食べたブラウニーの中でもかなり上位だと思う。

あとボンボンショコラ1種類食べてみた。塩ナントカ。名前忘れた。
表面のつややかさが特筆。　ボンボンショコラは表面の美しさは今一歩なのが散見されるが、こちらのぱピアノブラックにピカピカに光り美しい。　食べてみると、外側の固い層と内部の柔らかい層ともに、非常に深いチョコの風味が立ちのぼる。で、強めだが嫌み無い程度の塩味が引き締め、素晴らしい出来。◎　　外観も美しいので、贈答用にもそのまま使えそうな印象。
チョコの風味が素晴らしいが、ドモーリじゃなくて有機チョコとか言ってた。聞くと、最近は、ドモーリは相当高価だが、品質けっこうあるとかなんとか。フムフム。
なお、ハート型の赤いボンボンショコラ、食べてないけど見たらルビーみたいに深い赤色で宝石みたい。見た目だけで見とれてしまう品物だった。

接客は、旧店舗同様、相変わらずの非常に良い接客。

評価　★★★★☆　4.7
とりあえず2品食べたが、チョコ関係は、なかたに亭出身だけあって、さすがの出来。
店舗も広くなり雰囲気アップしたこともあり、旧店舗の★4.6よりアップさせております。

★訪問3

2011.9

●店舗は・・・・・
桜川の北側、汐見橋を渡ってすぐの、なにわ筋沿いにある関西スーパー隣の建物の北西角。
すぐ斜め前が日吉公園で、ベンチがそこそこありました。
駐車場は見忘れましたが、バイク、チャリンコは、店のドアの前が微妙に広く、そのスペースに置けるかと。

店内は中規模。イートインスペースは無し。
ショーケースは２区画、その上に焼き菓子２種類。
窓際に、プティフールセック７種類と、袋入りの焼き菓子ギフト600円。

店内は、木目と焦げ茶とベージュ基調の落ち着いた空間。
入り口奥に、厨房が見えます。厨房は、店舗横が大きなガラス面で、そこからも見えます。
オープンしたてなので、綺麗です。


●モノは・・・・
2011.9
イタリー　◎+
詳細はあやふやですが、たぶん、
ダックワーズ→キャラメルクリーム→チョコビスキュイ→ミルクチョコムース→イタリア系のチーズムース
最下部のダックワーズのザクザク感と、非常にガツンと来る強めアタックのキャラメルクリームのコンビネーションが極上。
上部のムースコンビも良い感じで、全体をサクッと食べると至福の味。
マルジョレーヌの再構築版な印象。
キャラメルのアタックが、ケモンテベロのエクレールキャラメルを想起させるので、
これに適性がある方は特にオススメ。（ただし、あそこまで人を選ぶ感じではない。）　超大当たり。

シュー　180円　◎-
焼き込み強めのシュー皮に、しっかりローストのアーモンド風味が絶妙に絡んでくる。　
シュー皮と、やや白めで粘度普通ぐらいクリームの相性抜群。


アールグレイ　◎-
プルーン→紅茶ムース→ミルクムース　
紅茶は、やや明るめのキャラ、プルーンの食感と、控えめの酸味が上手く受け止める感じ。　
個人的には、紅茶使用だったら、茶葉のザクザク感も混ぜるとか、ひとひねり欲しい気も。
あと、ブリュレ系は、なかたに亭の、単一層シンプルなのに凄いのが印象に残ってるが、
あそこまでのキレは感じず。　しかし、なかなかの品だと思います。


カヌレ　○+
ごく一般的なカヌレ。　卵の感じや、ラム酒がほのかに香る感じ、外側のパリッと感あって、
美味しいですが、カヌレは、ラヴィルリエ、ケモンテベロの方が私は深みを感じていいかなあ。
でも悪く無い品。


●接客は・・・・・
当初はヴァンドゥーズ３人。　日によって変動する様子。
非常に丁寧な接客。
そもそも、関西のハイレベル店は、ラヴィルリエ、ケモンテベロ、なかたに亭、ルシェルシェ、ボレロ、グランヴァニーユ、
タンドレス、グルニエドール、エス　などなど、どこも接客いいです。
東京と違って、（←神奈川とか埼玉はいいのに）関西は安心してケーキを買えると思います。

総評　10/10＝★★★★★
御品自体は、非常にハイレベルになってると思ってますし、信頼筋も、同様の意見。
接客も隙無く丁寧。　★5に格上げ。

大阪では、ラヴィルリエが人気で、休日中心に未だに行列が発生してますが、
（品揃え不足は、厨房人員増強にて、休日以外はおおよそ解消）
前にも書きましたが、この近辺の人だったら、別に遠路梅田まで行かずとも、
こちらで充分以上に満足できると思いますし、あちらより客が少ない分、
落ち着いて買い物できると思います。

ケモンテベロ同様、立地が微妙に大阪駅近辺から行きにくいのがネックですが、
市バスで安く行く方法もあるので、是非訪問してください。

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訪問2
前回はオープン翌日に訪問したが、知り合い情報より、品物のレベルが上がってるとの情報をキャッチ、
16時過ぎに訪問。　開店直後のドタバタは収まったが、某よーいドンで紹介されたルリジューズなるガトーは、
12時までに売り切れた模様。


ショコラバナーヌ　◎
ビスキュイ→ミルクチョコムース、内部にバナナ、クレーター部にキャラメルソース
ミルクチョコムースが、かなり旨いと思いました。　
（ただし、当然だが口溶けふわり系ムースじゃないから、そういうのしか認めない人は銀座か烏丸御池に行ってください。）
同じようなケーキを、洋菓子食べログ１位の店で食べたが、あちらはスッキリさわやかな明るいキャラに感じましたが、
こちらは、あちらよりチョコのコクとキャラメルソースのアタックを前に出して、腰が据わった感じ。
個人的には、どっちでもいいのではと思った。　大当たり。
上部凹みからソースが出てくるのは、関西だったら福知山まで行かないとお目にかかれないので、
半分に切ると上部の凹みからソースが流れ出るタイプ、関西在住で未体験の方は、是非お買い求めを。

なお、キャラメルソースの粘度が少し緩めなので、自転車やバイクで運ぶ人はご注意ください、
傾くとクレーターからソースが漏れ出します。。。


オペラ　　◎+
チョコビスキュイをコーヒーシロップにてアンビベ、、やや厚めのバタークリームとの積層構造。
トップは板チョコではなく、チョコソース。
シロップを多めに染みこませている、モンテベロやラヴィルリエ、ボレロ同様、現代的なオペラ。
オペラの原典系は、そうじゃないようだが、現代的オペラの方が印象強く旨いと（私は）思います。

各パーツのバランスが秀逸。コーヒーシロップは苦さと甘さを調和させた透明感感じるタイプに思いましたが、
風味はしっかり。　全体的に口溶けが良いオペラだが、緩さは感じず。超大当たり。
ともかく、関西でオペラなら、ガツンと系ならラヴィルリエ、バランス系ならケモンテベロかルシェルシェ、
大ぶり安価高品質ならボレロを食べておけば（超ツウな方以外は）満足できると思います。
※知り合い情報では、グランヴァニーユのオペラも旨いらしいが、私はまだ食べてません。

あと、接客も良好に感じた。
当日はマダム（で良かったかな？）とあと一人いらっしゃったが、
マダムの接客が、妙にこなれてて知識あるなあと思ったが、
（此の場に書くのは控えますが）なるほどなあ、と思った。

印象として、知り合い情報どおり、開店から２か月経って、品物も接客もかなり良くなった印象。
関西地区での良店は、ケモンテベロ、ラヴィルリエ、なかたに亭、ドゥブルベボレロ、ポッシュドレーブ、
タンドレス、グランヴァニーユ、エス、グルニエドール、ラペッシュ　とありますが、
（プランもいいけど、平日13時前にプチガトーがスッカラカンってのが気に入らない。。。。。）
此の店も、それらの店に追いついてる感じ。
あと何回か訪問して、印象が良ければ★５にしようかと思う。

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★訪問1

なかたに亭のスーシェフ様が独立したと聞きつけて、スッ飛んできました。


●モノは・・・・・
プライスカードには、サントノーレキャラメル451円がスペシャリテと書いていたが、
とりあえず、以下のを購入。持ち帰って食べようかと思ったが、
さっさと食べた方がいいと思い、謎の某所にて、さっさと食べた。

（価格は税込み）
モンブラン　441円　○+
「サクサクメレンゲに生クリーム、秋からの限定品」
ラヴィルリエとかカーヴァンソンのモンブラン系みたいな、カリカリサクサク系メレンゲ
→シャンティ→洋栗系ペースト→粉砂糖。

全体的に、まとまった印象。大きな欠点は無いが、ここが独自性アリ・ここが凄いってとこも感じず。
若干メレンゲが薄めで存在感薄め、他のパーツに負けてる気が。
でも、税込み441円だったら、他店比割安感はあると思います。小当たり。

プランスノワール　500円　◎-
「トンカ豆を使用したチョコレートのムース」
チョコビスキュイ→ミルクチョコムース・その中央にミルクチョコソース少々、外側チョコグラサージュ。
どうしても、なかたに亭　が脳裏に浮かんでしまうが、味は申し分ないのですが、開店直後故か、
ビスキュイが微妙に瑞々しさ少なめで荒い気が・・・・と思ったら、
中央のミルクチョコソースと合わさったらちょうどいい塩梅で不意を突かれた。
で、上部の飾りが、微妙に青っぽい風味があってチョコと合ってる。
オープンしたての割には、なかなかのレベルの品。　さすが、なかたに亭系と言った感じか。
500円ですが、税抜きだったら約480円なので、他店比でもそんなに高くなく、中当たり。

ピティビエ　◎-　320円
フィユタージュの内側にクレームダマンド。
模様くっきり、しかも、背部の模様もくっきり。素晴らしく印象的な造形。
全体に、バターの味と香りが支配。
クレームダマンドも、洋酒や杏仁の香りは感じなかったので、これらが苦手な方でも大丈夫かと。
ただ、逆に言えば、個人的には、もう少しクセや複雑さがあってもいいかなあと思いましたが、
それでも、しっかりした食感と造形が印象的で、中当たり。

ほか、焼き菓子４種類ぐらい買いましたが、また後日。

※留意事項
保冷剤は１時間まで　と言われたので、１時間までに食べるか、保冷袋を持参するかしてください。


・焼き菓子
シャテニエ　◎-　210円
「マロングラッセが入ったケーキ」
とがった甘みは皆無、全体しっとりした中に、マロンの風味が非常にバランス良く活かされてる。
食感の変化的にはどうかなあと思ったが、洋酒の効き少なめで、お子様にはかなり受けがいいのでは？
中当たり。

フィナンシェ　フランボワーズ　210円　　◎-
「フランボワーズの酸味とバニラビーンズ入り」
正方形の形。エッジが凜とした佇まい。
中心にフランボワーズ。
フィナンシェ部分は、かなりしっとり、空気感は程々だが、バニラの風味、
優しい甘みが、かなり印象的。　
もうちょい、フランボワーズ中心の種の感触があったらカンペキかなあと思った。　中当たり。

ガレットブルトンヌ　168円　◎-
「バターたっぷりのクッキー」
空気感適度、程よい固さ。ホロっとした食感。
外側と内側の焼きは、そんなに変わらない印象で、食感の変化はあまり感じないが、
ラム酒と、内部から出てくる甘みのバランスは一流レベル。
もうちょっと外側の焼きが剛直な方がいいような気もするが、オープンしたての時期にしては、
かなりハイレベル。　中当たり。


※なかたに亭の焼き菓子はレベル高いのだが、やはりこちらも、レベル高い印象が。
ただし、洋酒の効きでドンと来るタイプではないのでご留意を。


なお、オープンしたて故に、購入した方？には、袋入り焼き菓子オマケ配布中。
（いつまで配布か聞いてないので、貰えなくても文句言わないように）
接客は、なかなか丁寧でした。


★購入してない品の参考情報
ショコラ　バナーヌ　451円
「チョコレートのムースにバナナフランベ　キャラメルソースが出てきます」
この形、どっかで見たような、と思った方は・・・・（以下省略(・∀・；)
ともかく、未食なので味は分かりませんが、上部凹みからソースが出てくるのは、
レストラン以外では関西だったら福知山まで行かないとお目にかかれないので、
上部の凹みからソースが流れ出るタイプ、関西在住で未体験の方は、是非お買い求めを。

サントノーレキャラメル　451円
「当店のスペシャリテ。オレンジ風味のキャラメルクリームで仕上げました」
なかたに亭のサントノーレは、剛直なまでの飴掛け、ビターなアタックが強烈で、
私はかなり好きなものの、好みが分かれそうな印象持ってますが、
こちらの品は、どうでしょうか。


総評　9/10＝★★★★☆
開店２日目のレベルにしたら、なかなかだったので、ちょっとビックリ。
オープン一ヶ月以内の比較だったら、相当上位な印象。
お値段も、表記税込みなので高く見えるが、5％引いてみると、
他店と変わりないか、若干割安な印象です。
評価は、★4.5でもいい気がしたが、もうちょい様子見たいので、★4+スタートと言うことで。
３ヶ月後ぐらいに、どんな感じになってるか楽しみです。

→1/30　焼き菓子の感触が良かったので、★4.5に変更。

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★大阪駅から、このあたりに200円で行く方法
ここの近くの、あみだ池筋沿いには、大阪駅前と結ぶ市バスが30分に一本ぐらい走っている。
あまり知られてないが、市バスのバス停を降りてから90分以内に、次のバスの目的地で降りれば、
次のバスは無料で乗れる。
（ただし、ICカード、磁気カード使うか、バス乗り継ぎ券を受け取る必要あり）
http://www.kotsu.city.osaka.jp/eigyou/price/noritugi_1.html

これを利用すれば、大阪駅から200円だけで、このあたりまで訪問し大阪駅に戻れる。
節約派の方は、バスを使ってみてください。