寒い日は熱燗で おでん : おでん酒場 湯あみ

いつもは飛び込みで色んなお店にお邪魔しますが、今回のコチラのお店は「食べログ」を利用しての事前予約が取れたので可成り余裕のある訪問となりました
基本 自分は「お一人様」なんで大抵の所は予約が取れません
なので こう言う「お一人様」でも事前に予約が出来るお店は本当に助かります
特に「鍋物」の場合は決まって「予約は2名様から」と言うのが当たり前、コチラの様なお店は本当に珍しいですね
そう言う経緯もあって、今シーズン2度目の「外おでん」にやって来ました

17時00分 現着
開店時刻に予約を取って時間を合わせて来店
でも既に何組かの先客が居られましたから開店時刻前でも入店出来たみたいです
一階店奥のカウンター席に案内され まずは飲み物の注文
おでん食べに来たんだから合わせるのは勿論 日本酒それもやっぱり熱燗でしょう
ドリンクメニューの中から「燗OK」の物を選んでお願いしました
それから いつもの様にメニューや店内などを撮影し、お酒と突き出しが来たので楽しい時間の始まりです
(何度かに分けて注文してますが、此処では箇条書きにしてます)

『突き出し』
油揚げ・豚バラ肉・白菜・人参を炊き上げた物です
薄味で始めの一品としては好感が持てました

『大根・たまご・こんにゃく』
大きめに面取りされた大根、味は中まで染み染みで熱々でした
色濃いめのたまご、勿論中は固茹で 卵黄部分に おでん出汁を付けて食べると◎
こんにゃくは、至って普通でしたが、芥子を効かせて頂くとお酒が進みます

『イイダコ』
丸々一匹 刻み葱が添えて有りました
おでんのタコと言えば「マダコ」が一般的ですが、イイダコも部位毎に違う食感や雌なら卵も楽しめるのでお得でいいと思います

『菊菜』
茹で過ぎずにサッと温める程度で提供されてるんでしょう
色も鮮やかだし、シャキシャキの食感も心地いいです

『どて焼』
コチラは おでんでは無く一品物
よく煮込まれてて お肉はトロトロ、程良い味噌味で 蒟蒻も食べやすいサイズ
コレもお酒に良く合います

『豚軟骨・国産牛すじ』
コチラの二品は濃い味付け
そしてよく煮込まれてるのでホロホロです
でも おでんって感じでは無くて まんま煮込み料理でした
一品物ですね

『紅生姜天・チーズ天・桜エビ天』
全て自家製だそうです
練り物としての具材としては、紅生姜とチーズは良かったんですが、桜海老は素材の良さが無くなってて おでん向きでは無かったですね

『おでん屋のじゃがバター』
おでん出汁でしっかり煮込まれたジャガイモにバターを追い足し
勿論 相性はいいんで美味しかったです

『焼売』
おでん種としては定着しつつあるコチラの一品
個人的には辛子よりも黒胡椒でパンチを効かせた方がコチラのお出汁には合ってた様な気がします

『和牛肉吸い』
一品物扱いでしたが どっち付かずの味
初めから七味が掛かってたのもなんだかなぁって感じでした
お豆腐は木綿豆腐が使われてましたが、ボソボソとした食感で水っぽい味
ちょっと残念でした

『おでん屋のだし巻き』
だし巻き玉子を おでん出汁で温め直した感じの一品
だし巻き玉子自体がヤワヤワなので食感はトロトロ
葱と一緒に食べると食感の違いが際立って良かったです

『とうふ飯』
〆の一品はコチラ
おでん出汁の染みたご飯の上に濃いめの味付けがされた木綿豆腐、七味が掛かってて葱が添えて有ります
しっかり煮込まれてる木綿豆腐、味は しゅんでるし食感もいい、ご飯は やや硬めでしたが お豆腐の方に水分がしっかり有るんで一緒に食べるといい感じで美味しかったです

お酒はファーストオーダーの後は追加注文1回
初めは『特選 豪快 純米 辛口』
続いては『雪の茅舎 山廃純米』
どちらも一合だとは思うんですけど、その割には量が多かった様に思います
ちびちび呑んでたので これで充分足りました

コチラのお店では、鰹出汁をベースに塩麹で仕立てたお出汁と、醤油麹で仕立てたお出汁の2種類を食材に合わせて使い分けされてるそうですが、かなり両極端なんで、塩麹の方を「薄い」と感じたり、醤油麹の方を「濃い」と感じたりするかも知れません
あと、卓上に七味は常備されてるので、何品かには初めから掛かってる物が有りましたが、そこは客の自由にして欲しかったです
(自分の様に辛いのが嫌いな方も中には居られるはず)
滞在約90分で会計しようとしたところで、お店の方が「ラストオーダーのお時間ですが、ご注文有りますか？」と聞いて来られました
なので「お会計お願いします」と伝えてレジへ
突き出し合わせて17品、流石にお腹いっぱいで身体はポカポカ、おでんに熱燗 良かったです