久々に大ヒットの醤油ラーメン : ラーメンの店 せせらぎ

三連休の初日の一人ランチはこちらのラーメン屋さんを訪問。最近色んなラーメン屋さんがどんどん増えていき、有難い反面どこのラーメン屋さんを選ぶか毎回本当に悩む。
そんな時何気にBMしていたこちらのお店の醤油ラーメンの写真が食指を直撃します。

これはもしかして久々かな…
ラオタの直感が騒ぎます。

場所は南森町。
いつもの様にポール入店を狙って開店直後に入店すると先客はおらずポールゲット。

入り口の券売機で購入したものはこちら、

醤油ラーメン味玉付き　1,000円
高菜ご飯　100円

店主はベタな言い方ですが、気さくで気軽に話しかけられそうな感じ。普段私はラーメンに食べる事に没頭し、自分から店主に話しかける事はないのですが、この店主は無性にこちらから声をかけたくなる。
何かそう言うものを持たれてますね。
とは言え別に会話があった訳ではないのですがね。（笑）

これで店主に威圧感があると二人きりだとピーンとした空気が張り詰めるのですが、緩やかな居心地良い空気が流れます。

しばらくして高菜ご飯と共に登場。

いやいやいや、これは美味そう！
こちらの店主は名店「麺や拓」さん出身。
麺や拓さん出身と言う事はすなわち「麺や輝」のDNAをお持ちと言う事。麺や輝と言えばご存知関西ラーメン界に魚介系豚骨白湯ラーメンを定着させた所謂「白湯」の神。
その神に敬意を表し本来ならメニューにある白湯ラーメンからオーダーすべきなのですが、敢えてこちらの醤油ラーメンをどうしても食べたくなった。

これはねえ…もう理屈じゃないんです。
元々ラーメン好きだったのですが、28歳ぐらいからラーメンに取り憑かれ30年間ひたすらラーメンを食い続けて来た男の意地ですわ。（笑）

醤油ラーメン、いただきます。

美味い！
これは美味い！
久々に大ヒット、やはり私の目に狂いはなかった。
伊達や酔狂でラーメン食って来た訳やないんですよ。
（伊達や酔狂やないか（笑））

技巧派レビュアーじゃないので細かい描写はしません。
まず醤油の濃さとコク・トロミバランスが絶妙。
見た目はちょっと濃い目に見えて実際濃口なんですが、塩辛さを感じず非常に円やかなんです。
しかしコクがあるのでインパクト抜群。
前述した様に適度なトロミがありこれが裏技と言うか凄い。隠し味に生姜を使われてるんでしょうか？若干新潟長岡ラーメンに似た風味も感じますがあくまでも隠し味程度に止めているのがこれまたニクい演出。

麺は中太ストレート。麺がまた美味いんですが、もう全体的に美味いラーメンとして自分の中では仕上がっているので、敢えて取り上げる気にはなりません。
本当に美味いものに出会った時、どこが美味いってないでしょ？　ただ「美味い」んです。
一目惚れした女性の「どこが好きなん？」って聞かれる様なもんです。（笑）

こうなるともうサイドメニューの高菜ご飯にも波及します。実際美味しい高菜を使われているのかも知れませんが、ラーメンの美味さの「火の粉」がかかってる美味さでしたよ。（笑）

もう無我夢中で食べて、店主との会話は無し。
何かでも店主が私の心の声を聞きたがっている模様。

いつも「ごちそうさまでした」しか言わない私ですが、
思わず「ごちそうさまでした！いやぁ、美味かったですわー！」と店主に叫ぶ様に言ってしまいました。

「有難うございます！」と店主は若干顔を赤らめて嬉しそうにされてました。思わず握手がしたくなった。（笑）

いやぁ…本当に久々に大ヒットの醤油ラーメンでした。

開店されてから4年ぐらい経たれているのでそこそこ安定されていると思いますが、もっとお客さんが入って良い店の様に感じました。

生意気に全国のラオタ諸氏に訴えたいのですが、冒頭で述べた様に今ラーメン屋さんが蔓延している中、インスタ映えしてるとか、巷で美味いラーメン屋と噂になっているとかだけでなく、ご自分の眼力で本当に美味いラーメン屋がどこにあるのか見極めていただきたいと言う事。
情報が有り余っている昨今、その情報過多がミスリードを生み、従来の個々の食指が失われつつあるのではと感じました。

久々に熱く語ってしまいましたよ…

いつもスマホでレビューしてるのですが、興奮してスマホのキーを「パンパンパン！」と叩きまくっていました。（笑）

最後にどうでも良い小ネタで終わらないといけないのが関西人の悲しいサガです。（笑）

ごちそうさまでした。