小洒落た店内と料理とお酒は“カワイイ”好きの女子にウケそう♪ちょっと変わったお魚達の料理もいただけるオススメの魚介系イタリアン♪♪ : 欧風大衆酒場 クオーレ

キタで映画を観た後に梅田で軽く飲もうかなぁと思って『阪急東通』にやって来ました。どのお店に入ろうかなぁと思いながらぷらぷらしている時に目に止まったお店が、
「Ｃｕｏｒｅ」さん
でした。
こちらは魚介類をメインの食材にした料理達を楽しめるイタリアンのお店のようですね。
お店の場所は『阪急東通』のアーケードが切れた東端側の筋を北に上がって次の次の通りを西側に左折した直ぐの所にありました。
入店時間は１９時１０分。
この時点での先客な無し。
こちらのお店の席数は、カウンター席７席、四人テーブル２脚が有りました。
私はカウンター席に着席です。
じゃ、とりあえずドリンクからオーダーしましょう。こちらのお店では「フルーツカクテル」に力を入れていらっしゃるようだったのでモノは試しでオーダーしてみようかなぁとも思ったのですが、流石にイイ歳したおっさんが飲むには少し気恥ずかしく感じてしまって普通に
１．「ハイボール」￥５００
をお願いしました。
ドリンクとほぼ同時に
２．「チャージ（突き出し）」￥３００
突き出しも届きました。今日の突き出しは「生しらす」のサラダ？カルパッチョ？って感じですかね？生のしらすには多分オリーブオイル、ビネガー、塩、レモン汁って感じのソースがかかっています。結構サイズのデカイ生しらすです。白魚みたいなサイズがあります。って言うか白魚だったかも？店員さんが何の魚か説明してくれていましたが忘れちゃった。白魚のような気がしますが仮にここではしらすにしときましょう。しらすはぷりぷり＆ムチッとした食感の中に旨味と苦味が良い感じに混在しており美味しいです。ソースもビネガーやレモンの酸味が抑えられているのでしらすのような淡白な旨味を掻き消さないのも良いですねぇ。でも、ちゃんとソースの風味もヘンに出しゃばらない程度に残っておりしらすの旨味を更に上げてもいましたよ。これは気の利いた突き出しでしたね。
それじゃ、ドリンクも届いた事ですしフードもオーダーしましょう。本日は以下の三品をお願いしました。
３．「前菜盛合せ　５種」￥１，４８０
四角いガラスプレートに５種類のアンティパストがちょこっとずつ盛られているミストです。５種類のアンティパストの内容はは以下の通りでした。
（１）パテドカンパーニュ
小さいパテ２枚の上には粒マスタードソースが乗っかっています。パテは豚の肉々した感じは弱い方かな。レバーらしい感じも少し薄いような気がします。でも、アッサリしながらもパテらしい旨味はちゃんとあり、クセが強くない分比較的食べやすい方のパテに仕上がっていましたよ。
（２）カプレーゼ
よくあるカプレーゼってモッツァレラの一塊の上にスライスしたトマトが乗っかっているってイメージなんですが、このカプレーゼの見ためはちょっと違います。このカプレーゼは小さく綺麗に四角くカットした赤白二段になったもの２キレの上に少量のバシルソースとハート型にカットされたミニトマトがお洒落に乗っかっているプチケーキ見たいな見ためなんです。これは女の子ウケしそうな可愛い見ためですね。カプレーゼのトマトなんですが、これはトマトを単にカットしているものではなく裏漉ししてから少しだけゼリー状？っぽく固めたものなのかな？爽やかな酸味と少しの甘味も感じられます。チーズは乳っぽさの中にも少しの塩っ気と甘味を感じられるクリームチーズっぽい感じでした。モッツァレラではなかったのかも？見ためもそうですが味付けもデザート寄りだったので本当に女子ウケしそうなカプレーゼに仕上がっていましたよ。おっさんの私にはちょっと気恥ずかしさのあるカプレーゼでもありましたけどね（笑）。
（３）鯵の燻製
鯵のひらきのような見ための燻製。鯵自体は小鯵です。ソースとしてバルサミコ酢もかけられていますね。燻製感は少し弱めな方かな。口の中に入れた瞬間は塩気が少し強くて少し焦げっぽい鯵！って感じが強かったんですが、その感じが弱くなった後に少しだけ燻製感があるかなぁって感じだったでしょうか。この感じの燻製だと甘味と酸味のあるバルサミコ酢のソースはとてもよく合いますね。
（４）イベリコ豚の生ハム
生ハムらしい塩気の強さがあり、感触は少し固めな感じがしないでもないですが、熟成された肉らしい旨味が高い美味しい生ハムでしたよ。まあ、生ハムは間違いのないお酒のアテですよね。
（５）鰡（ボラ）の白子
鰡の卵巣はカラスミになるので食べた事がありますが、精巣である白子って初めて見ました。鰡の白子ってちょっと小ぶりなんですね。その白子にごく少量の小麦粉をまぶしてから軽くソテーしたものですね。白子らしい濃厚さはそれなりですが旨味は高いです。お酒にも丁度合う濃さだったかな。美味しいです。
４．「コバンザメのカルパッチョ」￥９６０
コバンザメって食べたことがなかったので興味本意で頼んでみました。まあ、確かに魚の種としてはスギに近いから美味しいのかもね。コバンザメの刺身が花びらのようにお皿全体に盛り付けられており、その中央にミニトマトがめしべのように綺麗に切りつけられて置かれて、カイワレ大根がおしべのように散らされていました。コバンザメの刺身は臭み等は全く無く寧ろ淡白ながらもジワッ～とくる優しい旨味がありますねぇ。身は柔らかいですが少し筋っぼい方かな。ソースはオリーブオイル、レモン汁、ビネガー、塩、胡椒って感じですが、決して強すぎない刺身の淡白な旨味を消さない丁度良い塩梅で、刺身の淡白さに合った味付けが良く、大変美味しくいただけましたよ。
５．「あさりとムール貝のアヒージョ」￥６８０
６．「手作りフォカッチャ（２個）」￥２００
浅蜊６個とムール貝５個が小型のスキレットに入って提供されてきました。浅蜊とムール貝はどちらも少し小粒な感じですね。オリーブオイルの量も少なめです。味付けの塩と胡椒の効きは普通ですが、みじん切りされたニンニクがかなりタップリ入っておりなかなかにパンチ力が強い感じですね。小ぶりの赤唐辛子も丸っと１本入っていましたが辛味は殆ど感じなかったです。全体のイメージとしては浅蜊よりもムール貝に合っている味付けだったかな。オプションで付けたフォカッチャはごく軽く表面を少しだけ焼かれていたので香ばしさもあります。固いバゲットよりも柔らかいフォカッチャの方がオイルを拭っていただくには具合が良くてイイですねぇ。
そんな感じで１時間チョイお店でノンビリと料理をいただいた後お店を後にしました。
料理はなかなかに美味しく、ノンビリと落ち着ける居心地の良いお店でしたね。お酒もフルーツカクテル推しだったり料理の見ためも可愛いらしいものが多かったので特に女性にウケそうなお店でした。そういう意味では女子会とかに向いている店なんじゃないかなぉ。また、普段あまり見かけないような変わったお魚の料理もいただけるのでお魚好きの人にもオススメ出来るお店でしたよ。