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爪の先まで蟹ジェンヌ♡
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cocoro4040
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cocoro4040さんの他のお店の口コミ
店名 |
活け蟹と海栗 カニジェンヌ
|
---|---|
ジャンル | かに、海鮮、シーフード |
予約・ お問い合わせ |
06-6341-3077 |
予約可否 |
完全予約制 完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
JR東西線 北新地駅 徒歩4分 大江橋駅から273m |
営業時間 |
|
予算 |
¥40,000~¥49,999 ¥30,000~¥39,999 |
予算(口コミ集計) |
¥60,000~¥79,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
別途サービス料10%頂戴致します。 |
席数 |
12席 (個室3室 6名様以上はお電話にてお問い合わせ下さい) |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
子供可 お子様のご利用も大丈夫ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。 |
公式アカウント | |
オープン日 |
2017年4月3日 |
備考 |
◆ネット予約はインスタグラムの予約フォームより24時間受付しております◆ |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
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以前大変お世話になったドクターとご縁があってまたお会いすることができました
当時よく「カニが食べたい」と言っていた私の言葉を憶えていて下さって連れてきてくれたお店です
大江橋駅を地上へ上がると日本銀行のある川沿いに出ました
冬の始まりを予感させる冷たい風が首元に触ると 少し開いた襟元から私の身体をすり抜けてゆくのが分かる
脇を流れる川はどんよりとしたグレーで
微弱な電波が走った様に川面にさざ波が立っていた
ふと視線を上げると目の前を横切ってゆく高速道路橋の車はジオラマみたいな動きで 交錯するビルの隙間を縫う様に流れている
橋を渡り角のクラブ関西を曲がるとある北新地エリアに灰色のビルを見つけました
表の看板には蟹のマークがあるだけで店の名前が入っていません
不安になる心と裏腹に 狙い通りちょっぴり好奇心をくすぐるミステリアスな気持ちになる
向こうから来た先生の笑顔に大きく手を振った
エレベーターで4階に着くと
誰もいない店の前に立ち、インターフォンで来たことを知らせます
「お入りください」とロックが解除され
声に導かれるように中へ
扉が開くと薄暗い廊下が現れ 秘密のお部屋へと案内されます…
本日のお店、北新地「CRAB canni sienne」
とても楽しみにしていた蟹の宴の幕開けです
今日はどうぞよろしく
「Salon du Kuma3」という高級肉懐石料理専門店がありますが、そのお店と姉妹店とのこと
一日6組限定の特別な席となります
スポットライトが落ちる2人がけのゆったりしたテーブルのお部屋に通され
目の前には蟹を調理する大きなまな板が置かれています
これ程の贅沢な空間は訪れた客を驚かせこれ以上ない程の優越感を感じさせてくれることに間違いないでしょう
席に着くと早速生ビールで乾杯です
●白子の蕪蒸しこのわた餡掛けと一緒に
出された古伊万里のデミカッップには華麗な錦絵が描かれています
光があたる角度や、見る角度により金の光沢が変化し強大な存在感を感じる絢爛豪華で上品な器、ふんわりとした蕪蒸しに円やかな白子と希少性の高いこのわたが優しい
擦ったかぶらの下に白子がちょこんと入っていて お出汁の効いた金色の餡と絡めていただくと一品目に相応しいホッとするお味に仕上がっていました
●八寸
冬を思わせる華やかで楽しいお皿、
装飾がされ綿の花やドライフラワーの中にお料理が並べられています
○ラム芯の冷燻 モッツアレラとわさび
唯一のお肉、モッツアレラとわさびの取り合わせは斬新ですね
お肉がさっぱりといただけて口の中に余分なものを残しません
○グラタンコロッケバーガー
蟹マークの旗が立っています
ちっちゃなクリームコロッケバーガーは
ビジュアルも愛らしく会話も弾むメニューです
ちなみにこちら、お持ち帰り6個で¥3480だそうですよ
○栗と生ウニのブランマンジェ
こちらはじめていただく取り合わせ栗のすり身が生ウニと合って新鮮なお味
栗独特の甘みが広がり雲丹のジュレと絡み合いとても美味しい
○半熟卵とズワイガニ、キャビア
本ずわい蟹と半熟卵のピクルス」
可愛いケータリングの様な一品で
ズワイガニの存在は分かりにくいですが
細工が細かく自宅でもマネしたくなる様な可愛いお料理
○金時草、白キクラゲお浸し
コリコリとした食感でお酒の間に楽しめる控えめな味付けのすっきりとしたお浸しです
こちらからはシャルドネの白ワインが合うとのことでお願いしました
●松葉ガニのフルコース
お待ちかねの真打ち登場です
担当の料理人が現れ本日水揚げされた紙のタグがついた鳥取の松葉ガニが桶に入って目の前に出されました
無駄のない華麗な手さばきであっという間にそれぞれのパーツに分かれて行きます
間近で見るプロの手際の良さについ見惚れてしまう程
ライブ感も楽しめるエンターテイメント性の高さは 素材に自信があるからできる大胆な演出です
○お刺身
かにみそポン酢でいただきます
太く透き通る身は花が咲いて美しく
ねっとりととろけて甘みが口の中いっぱいに広がり夢心地にさせる美味しさ
蟹そのものの本来の味を楽しむことができます
○紹興酒漬けのお刺身
こちらは紹興酒に漬け込まれていた脚の部分
香りとコクがプラスされたカンジャンケジャンの様な甘みと香りを楽しみます
一緒に冷酒で黒龍をいただきます
徳利に埋まっている蟹が 砂から顔を出している様で愛らしくて楽しい
○炭火焼
炭火をおこし目の前で丁寧に程よい焼き加減で出されます
身は柔らかく繊維を感じながら最大限に引き出された甘味を堪能できる一品です
○爪下腕のしゃぶしゃぶ
爪下の関節にあたる腕の部分が軽く湯がかれレア状態で出されます
お塩をほんの少しつけて楽しみます
○爪のボイル
この爪のボイルはとても美味しくて大変気に入った部位です
私は気に入りすぎて行儀が悪いくらいにお箸で穿ってしまいました
甘みが濃く繊維が柔らかく縦にほぐれる感じ…
先生のも横取りしたいくらい気に入ってしまいました
○味噌しゃぶ
横目で気にしていた甲羅の中の味噌がグツグツと煮立っています
ゆっくり蟹味噌を染み込ませた二本の脚が出され
そのまま口に含み奥から歯で絞る様に筋を残して引き抜く
蟹身に染み込んだ味噌のコクと旨味は極上の贅沢 悶絶したのはいうまでもないでしょう
○シウマイ
小さな蒸籠に入ったイクラの彩りも可愛いシウマイ、侮ることなかれ 蟹の存在感が際立って
これが本当の蟹シュウマイ、一般的ものに慣れすぎていてひとくち食べたら違いは歴然
こちらもお持ち帰りできるそうですよ
○蟹味噌リゾット+宮城県の雲丹
米1対蟹2 のリゾットにオプションで雲丹を入れていただきました
そんなに入れなくていいのにと思うほどたっぷりと乗せてくださるから 凄すぎてもう笑ってしまいます
ほぼ蟹と味噌、ほんの少しのライスがちらついているだけ
この比率が存在することに驚きを隠せません
凄いお料理があったものです
とにかく素晴らしい
○青森県産のもずく酢
口直しのもずく酢は芸術的な器でコリコリと歯ごたえのある口の中をスッキリさせてくれる箸休めでした
○海老ヌードル
陶器にほんの少し濃厚な海老だしのヌードルが出されました
これは海老なんですね
厚みのある小さな陶器に入った海老味噌の濃いお出汁と固めに茹でられたストレート麺
3口程の量でツルツルとコク深いスープとともに美味しくいただきました
○カレーライス
ほんの少しでもいただきたかったのでご飯の量を減らしてお願いしました
蟹の繊維が感じられる思ったよりもさっぱり目のカレーです
食べたいだけ出してくれるということですよ
●ほうじ茶
ピスタチオとアイス
練乳の甘みが分かるピスタチオの青い香りがさっぱりとして細かくクラッシュした歯ごたえがアクセントになっています
●暖かいデザート
季節のフルーツのお酒のコンポートカスタードクリーム
暖かいカスタードに お酒の香り強めの大人のデザートになっています
最後に…
これ程の迫力のある蟹料理をいただいたのは初めてです
ラグジュアリーにして遊び心のある芸術的なビジュアルに思わず心を奪われてしまいました
蟹の仕入れはもちろん、素材と向き合い最大限に美味しさを引き出すための調理法、器、サービスなどすべてに表れているように感じます
コース仕立てで出てくる蟹料理は、季節の移ろいを感じられる最高級の器たちがお料理に華を添えます
室内にいながらにしてまるで食材の育った場所の風の香りや波の音が聞こえてくるかのようです
蟹の食べ方の概念が変ってしまうほどの衝撃と世界に発信できるファッショナブルな日本の蟹料理のお店といえるのではないでしょうか
心ゆくまで蟹を堪能させていただきました
幸せいっぱい ごちそうさまです