おっちゃん、今までありがとう！30年間おつかれさまでした！！ : 梅田はがくれ 本店

最終日。

前回の訪問（投稿済）を最後にしようと思っていたけど、やっぱり行かないわけにはいきませんでした。

人生最後の「生じょうゆ定食」最高に美味しかったです。

おっちゃん、今まで本当にありがとう！

誰もが認める名店「梅田はがくれ」。30年間、本当にお疲れ様でした！

※閉店後、ホームページが更新されていました。
天谷夫妻からのメッセージ、皆さんもぜひ見てください。
http://www.hagakure.cc/

あの「梅田はがくれ」が閉店する。

遅ればせながらそれを知ったのは、9月の半ば。とある海外の街でスマホを見ていた時。

迷う事なく決めました。帰国したら「梅田はがくれ」に行く、あの愛嬌たっぷりのおっちゃんに会いに行くと。

そして、本日、それが叶いました。

開店前に行き、2時間くらいの待ちは覚悟して向かいました。想像以上の行列。

それでも「今日はシングルのみ」なので、300人くらいは食べれるとのことで、何とかその中に納まったので、このチャンスを逃すものかと並びました。

予定の2時間を過ぎ、結局、3時間40分ほど並びました。

「生（き）じょうゆ」か「かまたま」で迷ったけど、ボクがこのお店で最初に食べた、思い出の「かまたま」に。

今まで何度も食べたことあるけど、自分ではかき混ぜずに、おっちゃんにやってもらいました。

やっぱり、おっちゃんのうどんは最高に美味しかったです。

人生かけて美味しい料理を提供してくれている人たちに対して、「食べログ」で偉そうに点数付けてる素人の自分がちょっと恥ずかしく思えました。

おっちゃん、今までみんなに美味しいうどんを作ってくれて本当にありがとうございました！

平成元年に始まり、平成の終わりと共に閉店する「梅田はがくれ」をボクはずっと忘れません。

◆大阪が生んだうどんの名店「梅田はがくれ」
◆店長 天谷 雅之（あまや まさゆき） 氏
◆平成元年（1989年）に開店し、平成最後の年、平成30年（2018年）9月25日（火）をもって、行列の出来る人気店のまま閉店。

大阪のうどん屋さんの中では昔から好きだった「梅田はがくれ」さん。JR大阪駅近くにある「大阪駅前第3ビル」地下二階にある人気讃岐うどん店です。

そんな「梅田はがくれ」さんに久々に行ってきました。

日曜日はお休みですが、土曜や祝日も開いている（14:30くらいまで）ので、国内外の旅行者にも人気ですね。

お店の近くに行くと、人が並んでいるのですぐ分かります（余談ですが、第3ビル地下2階で行列ができるお店は、他に洋食の「ぶどう亭」さんなどがあります。大阪駅前ビル（第一から第四まであります）は建物は古いですが、美味しいお店揃いなのでオススメです。）。

頼んだのは「生（き）じょうゆ定食」（たまに、「なま」じょうゆ、と言ってる方がいるのでご注意ください（笑））。「生じょうゆうどん」に店主こだわりの具だくさんの炊き込みご飯が付きます。これは数に限りがあるので、早めに行くこと、もしくはあったら頼むことをお勧めします。うどんは女性でもペロリと食べれますので。

で、今回久々にこちらのレビューを書こうと思ったのですが、それはなぜかと言うと、僕にとって「以前ほど感動出来るうどんでは無くなってしまった」からです。

お店は変わりません。「生じょうゆ」や「ぶっかけ」、そして僕が好きな「かまたま」を筆頭にメニューも変わりません。「兄ちゃん、食べ方知ってるよな？（僕が「知ってる」、と答えても（笑））おっちゃんがやったるわ」と言う、サービス精神旺盛な店主も変わりません。うどんも「お刺身のような」艶々としたうどんです。

でも、今回「生じょうゆうどん」を食べた時に、何となく物足りなさを感じてしまいました。「あれ、これは自分の好きな「はがくれ」のうどんなのに」と思いました。

何が物足りないと思ったのか、それは「うどん（麺）の味」です。何だか「うどん（麺）に味が感じられない」のです。

こちらのお店で「讃岐うどん」に出会ってから、幾度も本場のうどん県に「うどん遠征」に行きました。

「食べログ」やその他口コミを参考に色々行きました。それらは「さすが、うどん県」と言えるものばかりでした。

出汁やトッピング（またお店の立地（笑））に特徴のあるお店が多いですが、それらの人気店は何よりもまず、「うどん（麺）」が確実に美味しいのです。香川県内で僕が最も感動した「谷川米穀店」なんて、まさにその「うどん（麺）」が美味しい、「うどん（麺）」を食べに行くお店です。

「はがくれ」の店主は昔と変わらずご自分の愛する「はがくれの讃岐うどん」を毎日毎日（定休日の日曜日を除く）真面目にお客さんに提供し続けています。初めてのお客さんには（初めてじゃなくても）優しく美味しいうどんの食べ方を教え続けてくれています。それには本当に頭が下がります。

でも今回は、ど素人ではありますが自分の感覚を大事にし、評価を少し下げさせていただきたいと思います。

でも、僕は今でも「はがくれ」の「生じょうゆ」「かまたま」、大好きですよ。

（2015年11月の投稿）
かなり久々の「梅田はがくれ」。ますます各地に美味しいうどん屋さんが生まれてきているこの時代。でも、まだまだ、看板店主・天谷さんの「梅田はがくれ」はご本人含めて元気です。久々の「生じょうゆ」最高でした！

（2010年7月の投稿）
「食べログ」が出来る前から超有名な大阪の讃岐うどん屋さん「梅田はがくれ」。食べログでもレビュー数がハンパ無い人気店。なので、今さらボクみたいな若輩者が紹介しなくてもいいのですが…（笑）

正直、名著「恐るべきさぬきうどん」を読んで香川のうどん屋さん巡りをする前までは、ここがボクにとっての「King of 讃岐うどん」「讃岐うどんの王様」でした（笑）。

「刺身のような」と評される、瑞々しくコシのあるうどん。それとマッチした生醤油、または生卵。本当に夢のようなうどん。

「2本つまんで、顔の高さまで引き上げて食べる」と説明してくれる天谷店長が、讃岐うどんの神様のように見えました。（今でも見えます。）

最近は同名のチェーン店だけでなく（フランチャイズ店だと思ってましたが、今は全く関係無いみたいです。）、今や同様の讃岐うどんのお店がありますが「大阪ナンバーワン」の座はまだまだ、この「梅田はがくれ」に十分資格があると思います。

そんなボクのお気に入りは「かまたま」と「生じょうゆ」。いくら食べても飽きません。

最近は讃岐うどんブームもあり、一気に香川県内に乗り込む方も多いみたいですが、大阪にも美味しい讃岐うどんのお店がありますので、まだ「梅田はがくれ」体験の無い方はぜひ一度！