首里城近くで琉球宮廷料理に舌鼓♪ : 赤田風

１泊２日の弾丸 沖縄那覇旅行。

初日であるこの日は、フライト大幅遅れで、予定もあえなく変更となり、、、
「とらや」で遅めのランチをとり、県庁前のホテルにチェックイン。
その後、友人に紹介された「グラナート」で、ギフト用のワインを購入し、それから首里城を見物してから、こちらにお邪魔しました。

居酒屋で沖縄料理をいただくのもなんとなく寂しい感じもしたので、ここはがっつりひとりで楽しめそうなお店をと思い、マイレビュアー様が訪問していらっしゃったこちらをセレクトしました。


-----【場所、店内等】-----
ゆいレール「首里」から徒歩10分程の住宅街に位置します。
想像以上になかなか静かな住宅街で、そこにポツンと現われる感じ。
行きは、首里城から徒歩で行ったので、随分遠回りしてしまい、途中心が折れそうになりましたが、駅から直接お邪魔すると、比較的分かりやすくスムーズに到着できると思います。

店内は、”広めの お家のダインニングスペース” といった感じ。
テーブル席が手前にあり、奥には3畳ほどの座敷があります。
今回、ゆっくりほっこりしたかったので、ひとりではありましたが、奥の座敷を使わせていただきました。

沖縄の音楽というと、BIGIN、かりゆし58、HY といったイメージや「ハイサイおじさん」のメロディーが勝手に頭をよぎっていたのですが、、、
こちらの店内では、歌詞がない、いわゆるフュージョン系で、かつ、浪曲のような少しばかり単調なメロディーの沖縄三線のBGMが始終流れています。
そこに、少し暗めのオレンジ色のライティング。
う～ん、確かにほっこりするかもしれませんが、ちょっと目も疲れるし、気分もなんか上がらない感じ？ (笑)
でも、きっと、これが伝統ある琉球民謡なんでしょうね、きっと。


-----【いただいたもの　7,800円のコース】-----

①ポーポー
「包包」と本来は表記するようです。
小麦粉を伸ばした外皮に包まれた 肉味噌。皮はもちもちしていて食感がとっても楽しいです。
肉味噌は生姜のような味も感じられて思った以上に美味しい。

②中味 お吸い物
これまで何度となく沖縄には足を運んでいるものの、「中味汁」って、実は初体験のわたし。
ちょっとドキドキしての初体験です(笑)
「えぇーーーー、めっちゃ鰹出汁がきいてる！」
想像とはまったく別の食べ物ですね、良い意味で裏切られました(笑)
こんなにスッキリした吸い物だったとは！
「中味」＝「豚モツ」ということですが、臭みは当然何ら一切なく、おそらくはとても丁寧に下処理をされていらっしゃる結果のなせるお味なんでしょうね♪

③紅芋 のアンダギー
紅芋をすりつぶしたものを揚げてあるようですが、これがまたけっこーホクホクとした食感。
一般的なサーターアンダギーって、比較的固い印象があったのですが、こちらは甘さも控えめで食べやすかったです。

④盛り合わせ（ミヌタル、ゴーヤ梅酢漬け、田芋唐揚げ）
メニュー表に記載されている『ミヌタル』は、黒ごまを豚ロースに塗布したもの。
真っ黒な物体に一瞬、ギョッとしたものの、ロースなので脂身がなくすっきりとした味わいで、黒ごまもコクがあるものの、すぅーっと舌を通っていく感じで食べやすいですね。
ちなみに、ゴーヤの梅酢漬けは、なにげに酸味と苦味がゼツミョーで美味！
お口直しとしてもなかなかGoodです！
なお、田芋の素揚げは、ちょっと口の中の水分がもっていかれる感じがあるかな、、、

⑤盛り合わせ（こういか、まぐろ 昆布巻、人参の揚げ蒲鉾、からし菜の蒸し蒲鉾、半熟玉子）
お味の方は、他のものと違って見た目通りの感がありますが、今回いただいたお料理の中でも、最も食べやすいお味が揃ったお盆だったように思います。

⑥豆腐よう
わたしも過去、幾度となく、『豆腐よう』なるものは口にしてきていましたが、今回ほど、”濃いっ！”と感じたことはありません。
とにかく、濃厚です。
口にいれた瞬間、ぐわーーーーーっと、酒粕麹を思わせる重みのあるテクスチャーが襲ってくる感じ。
本来なら泡盛とチビチビいきたいところなのかもしれませんね。

⑦昆布イリチー
昆布がとっても極細で口にいれた瞬間、上品で細やかな歯ごたえを楽しめます。
ただ、味がかなり薄めのせいか、食感を楽しむということにフォーカスされちゃいます。

⑧ドゥルワカシー
ドゥルワカシー自体は、過去何度も口にしたことがあって、個人的にも好きな沖縄料理のひとつだったのですが。
こちらは、豚肉かな、けっこー肉肉しさがあるタイプで初めての感覚。
けっこーパンチのあるワイルドなドゥルワカシーになります。

⑨ミミガー
沖縄料理で定番と思っていたミミガー。
コリコリした食感がすごい繊細。
ちなみに、ピーナッツソース和えなのですが、かなりの強い酸味が印象的でした。

⑩ラフティー　　⑪じゅーしー
ラフティは、ちょっと脂身多めなことに加えて、パサっとしたテクスチャーが口の中で水分をもっていく感じがあります。
また、一緒にお出しいただいた「じゅーしー」。
こちらは、脂身感はほとんどないものの、かなり薄味仕様になっています。
ラフティー、じゅーしー とも、いわゆる「沖縄郷土料理」の定番というイメージを持ってはいるのですが、定番の郷土料理がゆえに、ご家庭、お店によっても、その仕上がり、味が種々様々なんでしょうね。
こちらも特長があるといえば特長がある二品だと思います。

⑫デザート　
メロン


当初、「タイ宮廷料理＝一般的にタイ料理として楽しんでいる内容とさほど変わらない」という考えと同じような感覚で、お店にお邪魔しました。
でも、普段口にする「沖縄料理」と、今回いただいた「琉球宮廷料理」はやっぱり別物でしたね、、、
お素材自体は、さほど変わらないかもしれませんが、ビジュアルといい、お味といい、これまでいただいた「沖縄料理」との違い･･･、表現はしづらいのですが異なるお料理だったように思います。

でも、首里城を久しぶりに見て、その近くでこうして「琉球宮廷料理」を初体験し、、、
また一層、沖縄が好きになりました。


くわっちーさまー（あってます？）
ごちそうさまでした。


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おひとり女子度　♥♥♥♡♡
再訪したい度　　★★★☆☆
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