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ラーメン康竜 那覇松山店
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
ラーメン康竜 那覇松山店（コウリュウ）
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン、餃子 |
| お問い合わせ |
098-860-7737 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
ゆいレール「県庁前駅」から徒歩5分 県庁前駅から255m |
| 営業時間 |
|
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 |
| サービス料・ チャージ |
なし |
席・設備
| 席数 |
12席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 近隣にコインパーキング |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| ホームページ | |
| お店のPR |
麺の太さ、細さや油の量などからトッピングまで！自分好みのラーメンにカスタマイズ！
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筆者は今では週に7日ラーメンを食べても飽きないほどの無類のラーメン好きなのだが、そんな私の原点となったのがこの康竜。
昔は新宿、秋葉原など都内にも多くの店舗を構える人気店で、一番好きなラーメンと公言し毎週通うほどであったのだが、10年前を機に忽然と姿を消し、那覇店の1店舗を残し本州から消えてしまった。
理由は他店舗にパクリだと訴えられ訴訟に敗れたなど諸説あるが当時中学生だった筆者にとっては、まるで8月から夏休みが消えてしまったほどの衝撃だった。
そんな康竜にいつか再訪しようと思い続けて10年、ついに夢を叶えてしまった。
関東に住む筆者にとって那覇は決して近くはない距離。
ちょうど親の転勤で遠くへ転校してしまった初恋の相手を10年ぶりに訪ねる感覚だった。
「はい、お待ち！」10年ぶりの再開に緊張とワクワクで滲む手汗ごと力強くレンゲを握りしめまずは一口。
おお、これは！！、、、まぁまぁ美味しい普通の細麺豚骨ラーメン、、！！だが、こんなものだっけか？
そのまま二口、三口と食べ進めていくがやはり一口目を超えることはなく普通に美味しい細麺豚骨ラーメン。
康竜という存在が、10年という長い年月で1杯のラーメンの枠を超越する何かとして神格化されてしまっていることは心のどこかで分かっていたものの、食べている間、腹が満たされると同時に何か大きなものを失っていくような感覚を味わっていた。
この1杯のクオリティは当時から変わっておらず元々10年間思い恋焦がれるほどの物ではなかったのかもしれない。でもね。私たちに何も言わずに遠くへ行ってしてしまったこと、最後まで想いを告げる前にお別れになってしまったこと。スープの味が口に広がるたびに、麺を啜るたびに、昔の思い出も蘇りまた消えていく。
どこからともなく溢れる涙。これでいいの。貴方のおかげでラーメンを好きになる喜びをしれたのだもの。これが私のケジメ。私大人になる。あの頃の私じゃあもうないのだから。
そんなことをブツブツと言いながら涙と一緒に出た鼻水を最後の麺ごと豪快に啜り「ご馳走様でした」と一言残し席を立った。
外に出ると皮肉なくらい雲ひとつない快晴。
店を出る時のBGMは心なしか山崎まさよし「one more time one more chance」が流れていたように感じた。そんなクソ暑いある夏の日。