鶏塩上湯麺★こだわりの地元食材と調理技法『麺屋あごすけ』 : 麺屋あごすけ

先月TBSで放送された「ラーメン番付SHOW」を見ていました。ラーメン好きな夫は目をキラキラ輝かせています。なんと１位に麺屋あごすけさんです！新潟県民としては嬉しいね♪久しぶりに食べてみたいねと意気投合しました。お店に訪問したのはもう５年前のこと。県外から訪問でした。上越に遊びに来た時は食べ歩きをして夕方の部に並んだ記憶があります。人気店であることからかなり待ち時間がありました。頑張りました！
１位になって行ってみたいと思う私たちみたいに、きっと番組を見て足を運ぶ方も増えるでしょうから様子を見ることにしました。

たまたま食べログの投稿に目を通していると、「土日等は整理券システムになっている」と記載されていました。お店のSNSをチェックすると、マトカを導入されたようです。店舗の機械でQRコード付きの発券をし、そのQRコードをラインで読み取り登録するシステムになっています。呼び出し時間が近づくと通知があります。せっかくだからチャレンジすることにしました。

注文したもの
■鶏塩上湯麺②
■味付けたまご②
■チャーシュー増し②


器に麺とスープです。別皿に鶏むね肉コンフィ、鶏もも肉の炙ったチャーシュー、青菜とメンマが盛り付けられています。器は少し小ぶりな印象。麺線が綺麗です。鶏塩だけれど、スープが色づいています。まずはスープから。魚介（あご）の風味が凄い。スープが２層になっていて、下の方は鶏ハムや漢方等でとったスープ。同じ１杯なのに、スープが味変する感覚があります。麺は全粒粉入りです。前は中細の記憶、でも細めな感じがしました。この全粒粉、新潟県産「ゆきちから」を使ったもの。風味が豊かです。「ゆきちから」は製パンに使われることが多く、引きが強くもっちりした食感が特徴です。だしの核となるあごは佐渡と九州のものをブレンド。動物性の出汁には新潟県産養生鶏を使用。上越市安塚区にある雪室で３年熟成させた天日干しした塩を使用。シェフの培った技法とこだわった食材を使用した一杯です。また地元愛を感じます。
私たちは前半は麺とスープのみを楽しみ、途中から具材を丼に入れてみたりもしました。鶏むね肉のコンフィはとても柔らかくふんわりしています。鶏もも肉の炙り焼き（チャーシュー）はまるで焼き鳥のようです。香ばしくカリッとしています。ほんのり甘みもあり、ジューシーです。厚みがあるのでお肉感がありますね。青菜も色よくシャキッと感があります。メンマも程よい食感が残っていて味わいがあります。スープに添えられていた柚子の皮や三つ葉が良いアクセントになっていると思います。

味付け玉子とチャーシュー増しも追加しました。とろりとしていて円やかな玉子でした。チャーシュー増しは想定外でした。鶏塩上湯麺のチャーシューとコンフィでもかなり満足感があります。別注のものはまたまた想像よりも量も多く、種類も多いものでした。３種類です。１つは鶏もも肉の炙り焼き（チャーシュー）と同じものかも。そして豚肉のコンフィチャーシュー。最後にチャーシュー麺によくある厚みのある豚ばら肉のチャーシュー。それぞれ味わうことができるのは贅沢でした。


前回の記憶。私は旨塩湯麺をいただきました。鶏炙りチャーシューの黒胡椒なのかな？スープの上にのっていて、クセを強く感じたからか自分の好みとは少し違うように感じたみたいです。
今回はメニューが違いますが、別皿で提供されており、スープと麺をダイレクトに楽しんだり、好みに応じてトッピングを合わせてみたりとできます。今回いただいて感じたこと。何で前回は好みではなかったのだろうと不思議です。お店には他にも色々なメニューがあります。「こってり好きが満足できる最高のあっさりラーメン」と３時のヒロインのかなでさんが言っていましたね。あっさり好きも満足できるこってり感も感じるラーメンだと思いました。

整理券システムを導入したり、店員さんの対応が素敵だと思いました。テーブルごとにティッシュ箱や手指消毒液も設置しています。美味しいものを気持ち良くいただけると嬉しいよね。

豚骨もあるみたいだし、正油らーめんもあるのですね。なかなか人気店なので…、並ぶのは避けたいけれど、食べたいな♪

美味しかったです。ご馳走様でした。

2019年５月に伺いました。


この日は上越へ。夫がBMしていた麺屋あごすけさんにも伺いたかったので夜の部に訪問することにしました。17：30開店ですが、16：45頃に到着です。既に皆さん待機されています。こちらのお店では入口からかなり座れるスペースがあるのですね。待ち席用のベンチが長いです。そして外ではなく、中部屋のようなスペース（屋根のある）なので暑さや寒さを幾分凌ぎやすいのかも知れません。
そしてまだ開店前にも関わらず、店員さんが冷たいお茶を紙コップに入れて配ってくださいました。（同時にメニュー表もお持ちになって、事前にオーダーを取る方式のようです。）この日は真夏日だったのでこの冷たいお茶で癒されました。私たちはかなり後ろの方でしたが、１巡目で入店することができました。まだ５月ということで暑さに身体が順応していない為、ちょっとバテ気味でした。しかし広い店内は冷房がしっかり効いていて涼しかったです！清潔感溢れる店内はラーメン屋さんらしからぬ雰囲気です。木目調で寛ぎやすいです。オーダーしたものが配膳されるまで30分くらいはかかりました。しかし外で待つのではなく、座席での待ち時間でしたので気になりませんでした。


注文したもの
■旨塩鶏麺　　￥850
■上越貝祭り　￥1,000


私は旨塩鶏麺、夫は上越貝祭りをいただきました。ちなみにこの上越貝祭りは期間限定のラーメンです。期間限定であり、夜限定のメニューです。また数量限定です。そしてこの上越貝祭りは大盛りは扱っていないようです。


■上越貝祭り：ほぼ貝だけの出汁です。なごみ豚のモモ肉のチャーシューと山椒を効かせた貝のしぐれ煮と筍をトッピングされています。春をイメージした一杯です。

■旨塩鶏麺：２種類の鶏肉チャーシューが載った塩ラーメンです。麵屋あごすけさんの秘公式ブログのあごすけの攻略法を拝読したら「初めて来た方は迷わず旨塩麺（塩らーめん）にしてください」とアドバイスがありました。２種類の鶏チャーシューと白髪葱（くるりんと斜め切りっぽくて食感も楽しめます）、小葱等のトッピングです。新潟の佐渡島産の焼きあごのだ出汁が加えられた清湯スープです。


中細のストレート麺です。断面はちょっと平たい感じなのかも。つるりと喉越しの良さがあり、歯切れが良いです。和蕎麦の雰囲気がある麺だと思いました。どことなくへぎそばに似ていると感じたのだけれど、私だけかな。それほどラーメンを食している方ではありませんが、特徴のある麺で初めて出会う感じがしました。

スープは旨塩鶏麺はワイルドな風味です。塩（味の）ラーメンなのですが、色がついています。上越貝祭りは滋味深い風味のものでした。旨塩鶏麺のスープは表面は香味油が輝きます。スープを飲んでみると意外と雑味がなく、野性味が旨味と感じます。但し数口飲んでみると２種類の鶏チャーシューのうちの炙りチャーシューの黒胡椒の風味がスープ全体に広がってしまって、スープの風味を楽しめませんでした。

旨塩鶏麺のチャーシューは鶏のモモ肉とムネ肉の２種類。ムネ肉のものは低温調理でレアっぽいハム状になっています。モモ肉は厚みのあるゴロンとした形のものを軽く炙ってあります。しっかり噛みごたえのあるチャーシューとしっとりしたチャーシューで「鶏」を堪能できます。但し、先ほども触れましたが炙りチャーシューの黒胡椒が個人的には多いように思いました。黒胡椒の刺激的な香りは食欲をそそります。先日訪問したラーメン屋さんでも黒胡椒が必要以上に使用されていて残念に感じることがありました。黒胡椒は旨味を増して味を引き締める効果があると思います。存在感が強い為汁物のラーメンで使われる場合はキモチ足りないくらいの方が個人的には全体の味わいに馴染むと思いました。炙りチャーシューはラーメンの具としてではなく、単品のおかずだと美味しく感じるものだと思います。とってもスパイシーでお肉を食べている感じが良いですね。焼きあごの出汁に鶏のスープ、チャーシューも噛みごたえがあり、全体的に野性味のあるラーメンです。人の好みによってはありなのかも知れません。スープを楽しめなくてちょっと残念でした。

夫が注文した上越貝祭りも不思議な魅力溢れるラーメンでした。少しスープをいただいてみると個人的にはこちらのスープの方が好みでした。夫も旨塩鶏麺の方の味見をすると胡椒が強いねと言っていました。メンマではなく、風味ある筍の食感があります。生ハムのような豚モモ肉のチャーシューは夫のお気に入りでした。滋味深い貝のスープの中にピリッと山椒の効いた浅利のしぐれ煮が良い意味でアクセントになっています。結び三つ葉も飾られています。麺を食べすすめていくと、なんとお米（雑炊）が顔を出します。夫は何となく麹の香りがしたよと言っていました。１度食しただけでは分かりませんね。


この日は上越へ。夫が麺屋あごすけさんのラーメンも食べたいということで1日上越で散策を楽しみました。かなり特徴がありますね。２人で注文したラーメンを見比べると同じお店で提供しているラーメンでも個性が違い、なかなか面白いです。メニューも多いので飽きのこないラーメン屋さんかも知れません。


美味しかったです！ご馳走様でした。