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日本ラーメンの原風景。原点回帰の一杯味わいたいなら、もうここでいいんじゃない？
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店舗基本情報
| 店名 |
らーめん やまと
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン |
| お問い合わせ |
0258-24-5890 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
押切駅から1,486m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席・設備
| 席数 |
9席 （カウンター7席、テーブル2席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 10台 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| オープン日 |
2020年9月20日 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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こんにちは、サラマンダーは2個までです。
濃厚、高塩分、複雑な旨味。
半熟卵、レアチャーシュー、オイル、ゆず。
鶏白湯、トマト、トリュフ、エスプーマ。
日本のラーメンは進化に進化を遂げ、
現在も、その潮流のなかで
ぐわんぐわんと変化し、
いっときたりとも同じ場所にはいない。
いかに、濃度のある旨味を抽出するか、
いかに、既存しない複雑な味わいを演出するか。
味もさることながら、
お客さんの好奇心を駆り立てるため、
そこに非日常を仕立て上げる。
ラーメン屋店主は、
料理人でありながら、
食というドラマのプロデューサーとして、
そこに物語をつくり、
隅の隅まで演出していく。
日本のラーメン界は、まるで、
未来を覗き見ることすら
求められているようだ。
そんな世界とは、
まったく異になるラーメン屋がある。
長岡市は、押切駅から徒歩24分。
らーめんやまとはそこにある。
年配の夫婦が切り盛りする店内は、
いたってシンプル。日常。
まさに、リアルな食の舞台だ。
しかし、無駄はない。
綺麗に整頓された店内には、
高く積まれた丼と2人のスタッフが待ち構える。
メニューは醤油と塩。
普通か大盛り。
あとは、チャーシュを増やすか、しないか。
潔いから、提供スピードもすこぶる早い。
麺茹でと盛り付けのコンビネーション。
2人は、阿吽の呼吸。
息つく暇もなく提供されるラーメンは
まさに熱々である。
すっと、スープを口に運ぶ。
広がるのは、
優しい具材の味わいだ。
なにか１つが尖っている味ではない。
動物、魚介、野菜。
きっと、バランスの中で共存している。
舌が麻痺を起こさない味だ。
そのスープを飲み干し終えて
まだ感動を覚える。
お客さんが見えるや
さっと、ドアを開けて待ち構えるご主人。
ホスピタリティなんて意識はきっとない。
無意識の仕事。
2人のスタッフが交わす掛け声も
ひときは大きく、小さな店に響く。
気持ちがいい。
ラーメンの最先端はどこへ向かっているのか。
どこか遠い場所なのだろうか。
わかりはしないが、
すべてがすべて、そこを目指す必要はないのかもしれない。