サラダバーは外せない : ステーキ宮 長岡店

　栃木県民のソウルフード、ステーキ宮。ステーキといったら宮、特に個性的な「宮のたれ」は各家庭に常備されている商品です。

　これが新潟、しかも長岡で食べられる安心感。１年に１、２回、思い出して食べたくなります。あんまり頻繁じゃなく、１年に１、２回というのが「宮」なんですよねー。

　今回は宮ランチ、１８０グラムのステーキとサラダバーを頼みました。併せて約２５００円。ランチタイムはスープバーが無料でつき、ごはんとたれはお代わりできるので、これで十分。

　サラダバーは生野菜だけでなくポテサラなどもあって品数も多く、ドレッシングも豊富なので食べ飽きません。しかも上質。生野菜の中でも豆類がなかなかうまい。ステーキ宮に来たらサラダバーは外せません。

　さて、ウエルダンで焼かれた肉には酸味が強めのたれがかかって、さっぱりと食べられます。

　うん、でも、初めて栃木で食べた時の感動はなくなったなぁ。なんだろう。肉そのもののおいしさをたれでごまかされているような感じ。う～ん、宮に行くというと楽しくて仕方なかったのに、それが半減したような感じ。昔は肉だっていうだけでうれしかったからかなぁ。

　「久しぶりー」と声をかけたくなるお店です。宇都宮在住時代から何度お世話になったか分からない、我が家の食卓のような存在。長岡にもあったのがうれしくて、「行くところに困ったら宮に行けばいい」という心のよりどころになっていました。

　で、１年以上ぶりですね、お邪魔したのは。ありがたいのはランチの営業時間が１６時までなので、たいていの日にこられることです。しかも味は実証済み。どんなものにも宮の特製ドレッシングをかければ、宮ステーキの味になるのも心強い。

　本日は、平日限定のおすすめランチの中から、切り落としステーキ（８０グラム）と自家製ハンバーグランチ（税込み１５９０円）をいただきました。

　まず、席に着くと、ロボットが水を持ってきてくれます。子どもたち、喜ぶだろうなぁ。ランチにはスープバーがつくので、ナイロン手袋をしてポタージュをとってきました。これはそれなりの味。

　で、ロボットではなくスタッフが料理を運んで来てくれました。熱々の鉄板の上でジュージュー泣いています。さらに熱々のパレットの上に、次に食べる肉を置いてさらに熱します。その間にハンバーグにフォークを刺すと、ジュワーっと肉汁があふれ、ふわふわに柔らかい肉が口の中で崩れます。ちょっと酸味があるドレッシング味がついた大根おろしがうまい。

　ステーキも柔らかくてジューシー。それとちょっと焦げめがついて少しカリッと硬くなった細いナポリタンがいいんです。

　ご飯も硬めに炊かれているし、何度食べても、また来たくなります。

　通算６年住んだ宇都宮が発祥のステーキチェーン店「宮」。高級ステーキ店には行けないけれど、家で食べる肉とは違って本格的なステーキをがっつり、しかも比較的安価に食べたいと思うときに選択肢のトップに来るお店です。

　栃木県内だけでなく関東一円に出店しているのは知っていたけれど、日本海側の地にまで出ていたとは。ステーキ宮の看板を見るとホッとします。コメダ珈琲みたいな存在です。

　広いテーブルに一人で座って、「平日限定おすすめランチ」の中から「切り落としステーキ＆自家製ハンバーグランチ」（税込み１３９０円）を注文。さらにサラダバー（４３０円）を付けました。

　サラダは豆類やパスタ類、葉物、ポテサラなど多種多様な具材がそろっているので、メインを控えめにして置いてサラダをたっぷりとりたい人にもってこいです。ご飯やスープはランチ時間帯はみんなが利用できるので、ドリンクバーはつけませんでした。

　サラダとポタージュスープをいただいているうちに、熱々の鉄板に載ったメインが出てきました。宮おきまりの「宮ソースをおかけしていいですか？」とお店の方が聞いてくれるので、「はい」と答え、ジューワーっという音を立てながら肉に染みこむのを待ちます。

　切り落としステーキ、ジューシーに焼けています。ハンバーグは粗めに挽いてあります。宮ソース、最強。

　サラダとメイン料理とスープでもうお腹いっぱい。

　懐かしい味でした。