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シリーズ部活「オコノミークラス症候群™️」
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外が乾燥している季節なのでまず喉の渇きを癒す
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白子豆腐。こってりさらり。
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豆腐の類は田の字に箸を入れるのが作法……と、大昔、テレビで圓楽師匠（初代）が言ってた
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そしてこうなる。ヌル・カン。
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お刺身盛り合わせ。手前からクロックワイズに天然縞鯵、真鯛、佐渡にし貝、栄螺、マハタ、アオリイカ、南蛮いび。中央３点はこはだきうり、赤身、中トロ。妙齢♀は赤身の鮮烈さに瞠目。
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あじ。こちらは通常、煮切りを掃いてくれる仕事だが、わたくしのみ「おしたじなし」でお願いした。
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こはだ。
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アカ・カイ。
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はまぐりはちゃんと漬け込み。煮詰めも濃厚。いいねえ。ナマでも茹ででもない独特の食感と味わいに中年♂と妙齢♀はビックリ。こういう光景にﾋﾋｼﾞｼﾞｰは目がない、はは。
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魚菜（うをさい）巻き。こちら考案の一品。
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#食べログ的に撮るとこうなる。
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アナ・キウ。炙らず軽く蒸しあげるのがこちらの仕事。
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おつゆは南蛮いびのアタマ。
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ポンイツ・オーヴ・パーチェス・アドヴァタイミング。
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こんぬつわ。
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ムササビヒンソー
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
鮨大越
|
|---|---|
| ジャンル | 寿司 |
|
予約・ お問い合わせ |
0256-32-3150 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
東三条駅から1,241m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥10,000～￥14,999 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） 電子マネー不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 焼酎あり、日本酒にこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| サービス | テイクアウト |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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初老♂、中年♂、妙齢♀の三人による月一部活。
今回は住宅地の中に忽然と現れる「知る人ぞ知る」
……というには界隈であまりにも有名なおすし屋さん。
中年♂が
「席とサシモリだけ予約しておきました、あとは初老♂流でいきましょう」
おすしの食い方に流儀も作法もなかろうが、前回の部活「銀八寿し」の巻で
「青い魚とイカばかり注文すると、いっけん通っぽく見えるが実は高いものをほぼとらないので結果勘定が廉い」
とやったわたくしの「絵図」をなにか粋なモノとありがたくも勘違いしてくれてのモノイイらしい。
仄聞したところ、こちらは界隈、又、遠方からの著名人もしばしば足を運ぶ高級店で、凝ったつまみやオマカセのコース、ムニュ・デギュスタシオンを能くするハズ。
そんなところで果たしてオコノミークラス症候群™️ を受けてくれるのかしら？ と怪しみつつ、オクスフォード・シャツにコットン・ニット・カーディガン、その上からシェラデザイン社謹製60/40クロス元祖マウンテンパーカを羽織り、往年のニュートラ（死語 クズレみたいな「地元でのおでかけちょい綺麗め」装束に身を包み、夕方になると摂氏10度を切り始めた街をトボトボ歩き、店に至る。
店構えはけっこうオープンなつくり。
道沿いに大きく窓が切られてい、いわゆるおすし屋によくある「潜水艦の中」的な閉塞感はない。
壁には来訪済み著名人たちのシャシン或いは/及び色紙が多数。
本鮪と南マグロは天然云々の張り紙。
なるほどそういうお店なのね、と、思いカウンタ端の席に腰を下ろし、他メンバーを待ちつつビアで始める。
突き出しの「白子豆腐」を出しながら、落ち着いた雰囲気の親方
「刺身盛りは聞いておりますが」
「そのあとは好きに頼んでもいいですか？ 」
「ええ、コースでもお好みでも、どちらでもどうぞ」
「ありがとうございます。では、他のものたちが揃いましたらよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
これで親方との呼吸は合う。
いいじゃんこちら、と思いながらグラスを傾けているうち、メンバーが揃い、まずはサシモリ。
地のものを中心に、自慢のマグロも少々。箸で摘んだ途端に鮮度の宜しさ、目利きがわかるというやつで、各々旨し旨しと突いているうち、ビアは瞬く間に「蒸発」してしまい、燗酒にシフト。
そしておすし。
「俺の定石」で背中の青いさかな、〆たもの、煮たものなどを中心にぱくぱくとやり、当店名物だという魚菜巻きなる裏巻き、そしてあなごきゅうりで沙汰止み。
たねの旨さを前面に出す仕事だからか、すしめしの味付けは控えめ。
わたくしは遠慮したがこちらの定法「煮切りを掃いて」の方がバランスよい
……かもしれない。
（他の二人は「煮切り付き」で食べて、大いに満足した様子）
食べ終わり、南蛮いびのアタマ入りお汁。総じて良好。善き哉。
タイヤ屋の星つきで、酒肴やコースで有名だからイマドキはやりの
「全員同時スタート二時間おきまりで酒とお料理ずんどこ満艦飾」
な店かと思いこんでたけど、こちらの親方、実は古い東京流、いわゆる江戸前の方がお得意なんじゃないかなあ、とぼんやり思いながら上を向くと、親方と目が合い
「ありがとうございました、今日みたいにおすしは好きなものをめしやがってもらった方が気持ちいいですね」
と、ひとこと。
あ゛、やっぱりそーだったのね、と、大いに納得し勘定を済ませ、タクシーを呼んでもらい、さあ強い酒飲みに行くぜと三人は、界隈唯一にして随一の料飲街「本寺小路」を目指さない、事もない。
尚、具体的な御菜の詳細は、別掲のシャシンないし、シャシンのコメント欄に当たって頂きたい。