継続の味、蓄積の味 : 太洋軒

外観からすると、とっても長く営業されているのではと思います。違います？違うとタイトルにまで影響しちゃいます・・・

沼垂地区の飲食店を考えたとき、２トップ？かなと思うお店は「鳳苑」と、こちらのお店が私には挙げることができます。「せかい鮨」さんはちょっとね・・・一度は行くかもですけど・・・

私は小心者ですがドキドキするのが結局好きなんだと思います。だから、怪しくていけないよーと思っているお店ほどよく観察しているような気がします。

本日のドキドキ体験のお店は、こちらになります。なかなか立派な？店構えです。私はギリギリ行けるかな？と言う外観です。

駐車場は不明です。隣にあるのが駐車場かな？と思いましたが、「旅館松月」の案内もありましたので、微妙ですね・・・今日は徒歩なので問題ないです。

とは言え、私にはやっぱり入るのにためらいが出るお店です。とは言え、「代わりのお店は無いでしょ？時間も無いでしょ？仕事でしょ？」と、午後の仕事に間に合わせるためには、オロオロとしてられません。ガラガラ・・・

店内すぐカウンターがあります。チッチャイお店です。カウンター４席とテーブル席２卓と小上がりに１卓のお店です。

ラーメン５００円。塩ラーメンも５００円。

小カレーとのセットなんかもありました。

塩ラーメンを注文。よくわかりませんが、ワンタンとワンタンメンがありましたが、「ワンタンメン」と頼んでいる方に「ウチのは、麺が入ってないよ」と言っていましたが、違いが何であるかはよくわかりませんでした。

最初おばちゃまがいましたが、注文後すぐにご主人が出前から帰ってきたのですが、ご主人に注文通していたので、出前中はおじさまが帰ってくるまで待つ可能性があるかもです。

さくりと、ラーメンが到着です。非常にクリアーなスープにコリコリメンマやほうれん草、色っぽいチャーシューが二切れ。そのどれもが、良い感じで乗っています。

スープは見た目のままの澄んだうまさです。今新しいお店が出来て、食べてみたらこの味ではウケないかもしれません。現代はもっとインパクトのある味でないと駄目かな？と思います。

が、長年営業されている（と思われる）お店が、こういった味で提供すると、「そうそうコレコレ」と思わずニンマリする味ではないかと思います。

コリコリのメンマは癖もなく、良い食感です。麺とのテクスチャーの違いが楽しいです。固めに絞った茹でほうれん草は、コリコリのメンマとやわらかな麺の中間の固さに葉物の風味をほんのりまとわせつつ、スープをたくさん含んで口に良い風味のスープを運ぶ役割ですね。

特筆はチャーシューでした。やわらかく、風味高く良いバランスだと思います。やさしい味のスープに飽きたら、ちょいと齧りつつ先に進む・・・そんな感じでパク・ツル・ズーっと一気に食べ進めてしまいます。

麺は細麺で、後半ややダレテきますが、細麺なので仕方が無いところですね。

是非今後も残ってほしい味のお店です。今のご主人が引退すると、この味はどこに行くのか・・・食事後の温まった体の中を、少しひんやりする憂いを持って午後の仕事に向かいました・・・

ラーメンが好きな方は、一度お試ししてみても良いお店だと思いました。どうでしょうか？


太洋軒
再訪

勝手に思い込んでいたのですが、メニューが少ないと思っていました。
普通にメニューはありました。

改めて再訪。美味しかった記憶は正しかったのか？当時は入りにくいと思っていた外観もどうなんだ？と言う事で訪問。


今の経験値では問題無し。一度行ったお店だしノータイムで入れます。

カウンターは４席。テーブルは２卓。テーブル席と同じ高さの小上がりが１つ。

カウンター背中側の壁に貼り出されたメニューは結構豊富。

連休明けの温かい日。お店は湿気なども手伝って良い感じに蒸し蒸しです。
ラーメンにしようと思ったのですが、何故かタンメンにしてしまいました。

五目も有りましたが、あんかけでは無いと思い注文。
卓上にはブラックペッパー・ラー油・醤油・七味・胡椒もう１つ。ソース。

連携して具材とラーメンとお二人で作り最後に合体だった気がします。


到着。オーソドックスなイメージのタンメン。濁ったやや色のついたスープ。野菜類は適度にくったりとなっています。麺は細麺。
細麺で有名なお店より麺は美味しいと私は思います。

とは言え、伸びちゃうので天地返しで麺をスープからやや離します。おか上げ状態の麺をスープに崩し浸しながらいただきます。

やっぱ好きだわ。飛び抜けた印象は正直無かったのですが、今回は濃く感じたスープも麺の旨さが（ゆで加減なのかな・・・？）おいしく食べ進めることが出来ました。

今度こそ醤油味を食べよう。