雰囲気良いですね : 善三郎

とある仕事の帰り道。

いつものごとく、寄り道可能なルートに良さそうなお店はないかと？カーナビを叩きながらウネウネと会社に戻る道すがら、こんなところに蕎麦屋さん？と、気になる存在を見つけて、立ち寄ろうとしました。

通常であれば絶対通らないような道・・・エーイと迷い込みます。・・・初めてで、結構手前から細い道に入りました・・・大変狭い道です。狭くて対向車が来たらどーしようと言うような道幅を恐る恐る車を進めていくと、こちらのお店が現れました。

スゥッゲェー

これが最初に感じた印象です。

人によってどう感じるかはワカりませんが、私はこういう外観は好物です。

食べるものも、おいしいさの基準はどこも同じで判断します。なので、立ち食い蕎麦もこういう雰囲気重視の蕎麦も同じ基準で判断します。もう少し、ターゲットの客層を考慮して評価するのも良いのかもしれないですが、一個人が感じる一定の基準というのもおもしろいかなと思いますので、そのままの思ったままを書かせていただきます。そのように参考にされたらと思います。

と、話がそれましたがそういうことで、気になり記憶にとどめたお店だったのです。

行こう行こうと思いながらも、胃袋は一個しかなく外食・貰い物を料理したりと処理するペースは決まっているため、なかなか行けませんでした。

とある本日、ようやく伺える予定となりました。

で、改めてお店に行く準備をしていたのですが、ふと頭をよぎったのが・・・

（何時に行こうか？）→（あの外観の好きなお客さんは結構いるのではないか？）→（蕎麦好き＋古き家で食べられる＝結構年齢高めのお客さんが集まる！）→（朝が早いのでは？）→（これは早めに行かねば！！）

と、イソイソと家を出たのでありました。

ナビに頼っていってみると、比較的分かりやすい道なのかもしれないです。新津バイパスを新潟市内より新津方面に向かい、磐越自動車道を越えないで一番手前の信号を左折し後は何とか看板の案内通りでたどり着けるのではと思います。気分的には真っ直ぐ突き当たって右左って感じです。

お店に到着したのは１１時１５分ぐらいだったかと思います。先客は一組でした。よかった・・・

ですが、注文を通したあたりから特に１１時半頃から一気にお客さんがきます。年齢は高めです。

結構リピーターのお客さんが多いためか、あちらこちらで「ご無沙汰です」とか「いつもありがとうございます。イツモのでよいですか？」とかの声があがっていました。

お店は広く空間を取っています。４人用テーブルが大広間にドンドンドンと置いてある感じです。１０テーブルあったか？ぐらいです。お店の駐車場が一杯ならば、お店では待ちがでているぐらいかと思います。休日は早めに伺うのが良いと思います。

メニューはそんなに無く、温かい蕎麦も用意されていますが、おすすめは冷たい蕎麦と案内されます。肴は無かったように思います。蕎麦と天ぷら盛り合わせとお酒にしました。

お酒は先に持ってきてもらいました。サービスでつまみが付きました。これがないお店が多いですね。真の酒飲みではないのでどうしてもつまみが必要なので、お酒だけトンと置かれても困りますよねー。蕎麦を揚げたものとか何でもいいので、提供してくれるお店はうれしいです。

ただ、喫煙可は微妙です。嫌煙者に蕎麦の香りを楽しむ・・・とか多そうで、トラブらないでしょうか？

蕎麦は田舎蕎麦かと思います。黒くはないのですが、太さが不揃いで色々な食感が楽しめます。逆に細い繊細な蕎麦が好みな方には気に入ってもらえるか心配です。

汁は蕎麦猪口に半分程度で、非常に少ないです。出汁？惜しみですか・・・

その汁ですが、最近特に色々なお蕎麦屋さんで食べてきた中で感じることなのですが、比較的物足りなく感じます。私の好みが新潟で食べられるお店の汁と合わないだけなのかもしれませんが、別に東京贔屓ではないのですが、東京でいただいた蕎麦屋の汁はキリッとしていて好みでした。なんか甘めでボンヤリとした汁に感じます。ジャブジャブ付ける蕎麦汁なのかも知れないですけど・・・。

わさびは本物をと言いたいところですが、無理なお願いでしょうか？別料金でも良いので欲しいところです。

天ぷらの盛り合わせは非常に満足しました。値段以上のボリュームかと思います。

総じて、満足できる物でした。サービスの奥様たちが活気があり、良いのですがどうしてもバタバタとするのが・・・待っているお客さんもいるので・・・ワカるのですが、少し残念でした。

あと、会計がどうするのかちょっと迷いましたね。テーブルで精算出来そうでしたが、案内がなかったので席を立ってから精算しました。

相手にも寄りますが、こんな場所のお店を知っていると旦那の株が上がったりしないかな？

下がり気味の方で（いやそうでない方も、もちろん！）未訪の方は伺ってみてはいかがでしょうか？