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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
薬庵
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
|
予約・ お問い合わせ |
0745-48-6810 |
| 予約可否 |
予約可 蕎麦の取り置き可能 電話にて |
| 住所 | |
| 交通手段 |
電車：近鉄 当麻寺 徒歩 １５分 当麻寺駅から805m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥5,000～￥5,999 ￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 席数 |
22席 （座敷 ４ｘ３ 大テーブル10人ｘ１） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 近隣に有料駐車場あり【詳細は交通手段をご覧ください】 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| オープン日 |
2012年4月 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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近鉄南大阪線・当麻寺から徒歩で約15分ほど、名刹「當麻寺」の仁王門の手前にある蕎麦店です。當麻寺の参拝を終えたら丁度このお店のオープン時間…ていうか、ここのオープンに合わせて参拝したのが正直なところです。
引き戸を開けて店内へ入ると、風雅な庵を思わせる和の空間が広がります。正面には天然木の大テーブル席で10席ほど、左側には3卓の小上がりになっていて全22席。洒脱な調度や器類が配置され、やや薄暗い照明や緩やかなクラシック音楽のBGMと相俟って、実に落ち着いた雰囲気を醸しています。
ここは以前、「仁王門・稜」という蕎麦の有名店で、奈良県に住んでいた時にはよく訪れていたところ。久しぶりに訪れてみようと思って食べログ検索してみたらお店の名前が変わっていました。
なんでも、ご主人がお亡くなりになって、弟子筋の方が調度類も含めて居抜きで引き継いでいるとのこと。なのでこの上質な空間も全くそのままの状態。これはうれしいですね。
メニューは蕎麦と蕎麦を使用した一品、甘味、お酒といった実にシンプルなラインナップ。蕎麦は、蕎麦の内側のみを挽いた「せいろ」と、蕎麦の実を皮ごと挽いた「田舎」の2種類。一品は多少変化しているが、ツートップの蕎麦は「仁王門・稜」の時と同様です。
本来、「田舎」が好みなんだが、店主のおすすめは「せいろ」とのことなので、お勧めにしたがって「せいろ」の普通盛り（1,000円）と、新潟の辛口、越の鶴（1,000円）をお願いすることにしました。すぐに片口に入った越の鶴を出していただきました。きりっとした味わいはこれから出てくる蕎麦の繊細な風味を邪魔しない。
頃合いを見計らって「せいろ」がやってきました。やや青みがかった細身の蕎麦。長野県産信濃一号と茨城県産常陸秋蕎麦のブレンドとのことです。
蕎麦。麺は極細でやや短め。見た目では艶のないザラっとした質感です。まずはそのままで一口。コシはそんなに強くないが、蕎麦の風味とほんのりと甘苦い味わいがある。実に蕎麦らしい味わいです。
今度は汁をつけて…「返し」のコクと鰹の風味の強い「剛」なそば汁は、風味の強い蕎麦との相性は抜群です。これは実に美味いな。BGMに流れるフォーレの「パヴァーヌ」を聴きながら、蕎麦を少しずつ、慈しみながら口に運んでいると、実に幸福な気持ちになります。脳内にはα波が出てるに違いない。
最後に蕎麦湯。旧店の「仁王門・稜」で蕎麦湯に出会ったのが蕎麦湯こそワタシの蕎麦行脚の原点。このお店でもポタージュのような風味豊かな蕎麦湯は健在です。
今は亡き旧店の「へんこ」なご主人とは違い、腰の低い若い店主は癒し系の雰囲気。「へんこ」な店主が醸す緊張感のある雰囲気も悪くはなかったが、今度は安心してゆったり蕎麦を堪能できる…今度は新蕎麦の時期に訪れたいですね。
今回、この食べログへの投稿で1,000件の到達となりました。応援してくださった方々に感謝を申し上げます。
これからは新規投稿のペースを緩めて、じっくりと本質的なレビューに努めたいと思います。
今後も今までと同様、どうぞご贔屓に！