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「葛」って何者？と思いながら食べましたが、山の恵みを感じる優しいお味でした。
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さすらいの食べ職人
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さすらいの食べ職人さんの他のお店の口コミ
店舗情報（詳細）
店舗基本情報
| 店名 |
吉野本葛 天極堂 奈良本店（よしのほんくず てんぎょくどう）
|
|---|---|
| ジャンル | 郷土料理、和菓子、カフェ |
|
予約・ お問い合わせ |
050-5868-3062 |
| 予約可否 |
予約可 1404円以上のセットメニューをお選びのお客様は、お席のご予約ができます。3月〜12月はお席のみのご予約は承っておりません。 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
近鉄奈良駅から徒歩約10分。 近鉄奈良駅から740m |
| 営業時間 |
|
| 予算 |
￥1,000～￥1,999 ￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX） 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
チャージ料なし |
席・設備
| 席数 |
54席 |
|---|---|
| 個室 |
有 （8人可） ※お座敷をご利用のお客様はご予約が必要です。 |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 近隣に6台分 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい |
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
1996年11月 |
| 電話番号 |
0742-27-5011 |
| 備考 |
※お座敷をご利用のお客様はご予約が必要です。 |
| 関連店舗情報 | 吉野本葛 天極堂の店舗一覧を見る |
| 初投稿者 |
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奈良市の国道３６９号線沿いにある葛料理を扱う料理店です。
すぐ近くには観光名所の東大寺があるほか、斜め向かいには奈良県庁や奈良県警察本部などの官庁街もあり、交通量も多い場所といえます。
奈良での所用の途中、奈良の郷土料理を食べたいと思い、柿の葉寿司以外には、葛餅しか奈良名物としか思い浮かばなかったので、有名店らしきこちらのお店を訪問しました。
店の外観は、黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、店内に入ると、入口付近は販売スペースで、縦長ながらもガラス張りで広々としており、窓近くのテーブル席に着席しました。
本来、葛餅を食べれば、それでいいかなと思っていましたが、さすがに、それだけでは物足りないと思い、今回は、スープと香の物、それに葛餅のついた、葛とじごはん（１２６０円）を注文しました。
５分ほどすると、浅めの皿に盛られた葛とじごはんに、スープ、香の物がお盆に運ばれてきました。
メインの葛とじごはんは、見た目は具材にとじた卵に、玉ねぎ、ニンジンなどがあんかけ状に入っており、親子丼や雑炊のようにみえます。
実際に口にしてみても、出汁の甘さも感じられ、それこそ、雑炊を食べているようで優しい味がします。
ただ、正直なところ、「葛」としての味というのは、この食べ物ではわかりませんでした。
スープについては、ワカメスープのような味ですが、中の具材に「葛きり」が入っていました。
はじめて「葛きり」というものを口にしていましたが、太さはところてんくらいにあり、食感は春雨にも似たような感じで、スープの味とよくからんでいるように思いました。
香の物は奈良漬けの甘い味で、これらを食べたなかでちょうど腹八分目くらいといったところです。
その後、デザートとして葛餅が運ばれてきましたが、意外に量としてはボリューミーでした。
きな粉に黒蜜がかけられており、見た目はわらび餅に似ていると感じました。
ただ、出来たてだからかもしれませんが、わらび餅と比べると、箸ですぐに切ることができる柔らかさがあり、口に入れると、きな粉と黒蜜と一緒にすぐにとろけるような感覚でした。
口の中でなめらかなので、ボリューミーながらも次々に口することができ、意外にあっという間に食べきることが出来ました。
メニュー全体を食べ終えて、ちょうどお腹一杯になりましたが、味としてはしつこさはなく、優しさが全体的に表れているように感じました。
「葛」というものが、そもそもどんなものかさえ分からずにいましたが、奈良の雰囲気に合う食材なのかなと思いました。
お店の雰囲気も落ち着いており、吉野まで行けずとも、奈良に仕事や観光途中に訪れた際には十分満足できるものだと思います。